GTO・レッスン2 投稿者: まてつや
「やばい、初日から遅れちまった〜〜」
今日から、例の問題のクラスを受け持つことになった浩平は
自宅から1500メートルのマラソンをすることになった。
「くそ〜〜〜、これじゃ高校時代と変わらない……」
高校時代と違うところは横に長森瑞佳がいないことか……

浩平が全速力ダッシュで、曲がり角にさしかかったとき、事件は起こった。

ずど〜〜〜〜ん!!!

「きゃ〜〜〜〜〜……」

衝突音と、女の子の悲鳴……
「ぐあ……これじゃ、まるで俺が悪いみたいじゃないか……」
浩平に見事に体当たりを極められて倒れていた少女はガバ!と顔を上げ、
「どう見ても、あんたの方が悪いんでしょ。殺す気かぁ〜〜〜〜〜!!」
「それだけ怒鳴り返せる元気があるなら、死なないよ……
 じゃ、俺は急いでるから……」
「あたしだって、急いでるのよ! 助けなさいよ!!」

1、助ける。
2、無視して学校に急ぐ。

「うん、2だな」(即答)
「待てぃ! 1を選んでよ、1を!!」
「おお、俺にしか見えないはずの選択肢が、何故わかる!?」
「って、こんなこと言ってる場合じゃないわ! 遅刻する!!」
少女はなんとか立ち上がり、走ろうとするが、どこか痛めたのか、またその場でくずれる。
「くそ〜〜、おまえが足手まといで、遅刻してしまう」
「誰のせいよ! 誰の!!」
「そんなことはいい、どこの学校だ? 見なれない制服だけど……」
「……公立むはむは高校だけど」
嫌な名前の高校である。
「ん〜〜、転校生か、何かか?
 まあ、行き先は同じみたいだな、それなら話は早い」
「行き先が……同じ?」
「ああ、今日から2−Bの担任になる、折原だ」




ざわざわ……ざわざわ……
「今日から来る担任に……わたしは今朝あったの……真希」
「……ふん、またあたしらを抑えようとする嫌な先公なんだろうな……」
「それが……なんかいつもと違うみたい……。
 なんかアイツ教師って感じじゃなかったのよね。
 まだ、あたしたちと同じ、高校生って感じがした」

ダンッ!!

留美がそう言うと、真希は机を思い切り叩き、留美をにらむ……
「ななぴ〜、アンタ。教師(アイツら)を信じてるのかい!?
 何が、『いつもと、違う』よ!!
 アイツら教師は、あたしたちのことなんて人間として扱ってないんだよ!!
 自分のいいなりにならない生徒には、何やら手を使って、
 親とか呼び出して、『退学させるぞ!』とか言いやがるんだ、畜生」
「……真希……あたしは、そんなつもりで……」

言ったんじゃないの……と続くはずだった……が

ガラガラガラ〜〜〜!!

「よ〜〜、遅れて悪いな〜〜〜。なんてな、少しは授業さぼれて嬉しいだろ?」
入ってきた若い男の第一声がそれだった。

「まあ、席につけよ〜〜。大丈夫だよ、いきなり授業なんてことはしないからさ」

ざわざわ……ざわざわ……

男は黒板に白チョークでデカイ字で『GTO』と書いた。

「俺が……このクラスを受け持つことになった……
 担任の『グレートティーチャー折原』だ!!!」


「ななぴ〜、あたしはあんなヤツ、絶対信じないからね」
「真希……わかってるわよ……」


(続く)

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あとがき
まあ、たいしておもしろい話でもないんで、さっさと2話を仕上げました。
予定より進まないのがツライな〜〜
葉子「いつものことです」

ぐさぁぁぁぁ!!

くぅ、葉子さん。ヒロイン大戦に参加決定したよ〜。

葉子「人を脅しておいてですか?」

かはぁぁぁ(吐血)

ま、まあ。さっさと書かないと無意味にみんなを待たせることになるから
葉子「だったら、参加しなければ良かったんじゃないですか?」

ざくぅぅぅぅ(さらに吐血)

ううう、さっさと3話でも考えますぅ。

葉子「それでいいんです」

(原作は無視して書く可能性の方が高いですぅぅ&汗)