らぶらぶラブラブLOVE☆LETTER♪ 投稿者: まてつや
七瀬の場合その1

『あこがれの七瀬先輩へ(ハート)
先輩のこと一目見たときから完全に惚れてしまいました。
あなたの全てが好きです。素敵です。
そんな素敵な先輩にはきっと素敵な恋人もいるんでしょうね。
でも、打ち明けずにいられなかった。
恋人になって欲しい。とは言いません。
でも、せめて……せめて、わたしだけのおねえさまになってください(ハート)』

「だから〜〜〜、わたしはレ○じゃないんだってばぁ〜〜〜!!(滝涙)」



七瀬の場合その2

ついに、中崎君があこがれの七瀬さんにラブレターなる物を書いた。

『七瀬さん。僕はあなたのことを想うと胸が張り裂けそうで、夜も眠れません。
日々の生活(くらし)の合間に、ふと気がつくと……
あなたのことを考えています。
七瀬さんは、僕にとって高嶺の花。
この想いも。本当はひっそりと胸の奥に秘めておく予定でした。
でも、もう自制を超えて、あなたへの想いがあふれてとまりません。
あなたが好きです。あなたの全てが好きです。
おねがいします。どうか、僕の変人になってください!!』

「だ・れ・が変人よ!!だ・れ・がぁ〜〜〜〜〜!!!」(棒読み)

乙女斬りぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!

ずばっ!ざく!!ぐさっ!!!

哀れ……哀れすぎるぞ、中崎!!(涙)

『恋』と『変』の字を間違えると痛いぞ!!(経験者談)



茜の場合その1

ついに、南君が茜あてにラブレターを書いたぞ!
「俺の想いの全てをこの手紙に……」
南君はこっそり茜のゲタ箱に手紙を入れて置いた。


茜が学校帰りにゲタ箱を開ける。
すると……

パラッ……

南君の手紙が舞い落ちる。

(よし、気づいてくれた)
こっそりそれを見ていた南は心の中でガッツポーズをとった。

茜はその手紙を拾い上げ……捨てた(ぉぃ)

(ああああああああぁぁぁああああああああ)
南君、天から地獄へ……



茜の場合その2

あの後……、なんとか茜に手紙を渡すことに成功した南の元に茜から返事の手紙が届いた。
(おおおお、ついに俺にも春がぁ……)
南君は意気揚揚とその手紙を見た。


真っ白な紙の隅に、一言こう書いてあった。

『わたしを愛していない人には、横の文章は見えません』

その文の横に文字は見えなかった。
「……おおお、俺には見えるぞ〜〜〜。愛しい愛しい南君。わたしもあなたのことを考えると夜も……」(錯乱中)

「バカあんた?」
その光景を見ていた、自分の姉に冷笑された。

南君は涙を流しながら、そのまま硬直していた(泣)



みさきの場合

「川名さん、ずっと前からあなたのことが好きでした。僕のあなたに対する思いの全てを書いたこれを受け取ってください!」
男はさっさとそれを渡すと風のように消えていった。

「あう〜〜〜、わたしにどう読め。っていうんだよ〜〜〜」
途方にくれるみさきの前に1人の少年が現れた。
「ああ、浩平君。ちょうどいいところに……悪いけどこれ読んで〜」
「え、ああいいけど。なになに、『愛する川名みさきさんへ、僕はずっと前から君のことが好きで・・・・・・』」
「あれ?どうして途中で口ごもっちゃうの、浩平君?」
「先輩、世の中には知らない方が幸せ。ということもあるんだよ」
「え〜、でも気になるよ〜。なんて書いてあるの〜?」
「先輩。悪いことは言わない。断ったほうがいいぞ」
そう言うと、浩平はどこかへ行ってしまった……。


「あれ?みさき、どうしたの?」
「あ、雪ちゃん。ちょうどいいところに……わたしにこの手紙読んで聞かせて〜」
「うん、いいけど」
深山さんは手紙に目を通し始める……。
「あ、これラブレターじゃないの〜」
「内容がわからないと断るにも断れないよ〜」
「え〜……っと、…………(かぁぁぁ)…………(ぼぅん)」
「どうしたの、雪ちゃん?」
「わぁぁぁ〜〜〜〜、わたしの口からはこんな言葉言えないわ〜〜〜」(真っ赤)
深山は脱兎のごとくその場から逃げ去った。

「ううう、一体なんて書いてあるんだよ〜?」

それは作者の口からですら言えない(爆×72ヒットコンボ)


椎名華穂(公認おめでとう)さんの場合

『ふふり……、あなたはこの3日間、藤井勇気さんのために愛妻弁当を作って、さらに耳掃除もしてあげないと不幸が訪れるでしょう』

「ちょっと、藤井さん?」
「はい」
「こ・れ・は?」
「華穂さん、読んでくれましたか?僕のラブレター!!」
「不幸な手紙と変わらないじゃないですか〜〜〜(怒)」

藤井さんはヨーヨーの餌食になったらしい(笑)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき
勇気ちゃんと吉田さんなら、わたしがこんなものを書く前に書くものがあるのを知っているだろう……。でもね、みんなのSSがわたしに書く気力を与えるのさ。

今回のネタはなんかいろいろ借りてます。
藤井さん勝手に登場させてすみません。
乙女斬り……つかわせてもらってます。

まあ、茜っちSS第2弾のためのインターミッションということで(笑)


それでは、また。

追伸・うぃるゆ〜さんのチェンジシリーズはやっぱり最強だ!!!