詩子の想い 投稿者:まてつや

1月の下旬のある日……
わたしは雨も降っていないののに、傘を持って家を出た……
理由は……わからない、
でも、別に何故だろうという疑問を持たなかった……

行き先は決まっている……
茜の通っている学校だ……
今日も折原に
「なんで、ここにくるんだよ!」って、言われちゃうな……
でも、そんなの決まっている、茜のためだ……
学校なんかよりも、ずっと、大切で、心配なわたしの幼なじみ……

幼なじみのあの子の異変に気付いたのはいつ頃だったか
最近のあの子は元気がない。
わたしは気になって、ここへ通い続けている……。

茜と話して、元気づけてあげようと思った……
あの子の痛みや悩みをわかろうとおもった……
親友のわたしに相談して欲しいと思った……

あの子と話していて気づいたこと
茜の中には、わたしの中にはいない存在がある……
時々、つらそうな顔をするのだ
わたしがその存在がわからないために……

いや、わからないというのは適切ではないかも知れない
彼女はウソなんか、絶対つかない……
わたしがなにかをわすれているのだ……
わたしにとって、茜にとって大切なことを……

ある、空き地に出る……
わたしは、雨の日になると茜がここでひたすらたたずんでいるのを知っている。
そして、そんなあの子に気付いているもう1人の人物がいる……

……折原浩平……

茜と同じクラスの男の子で、変なヤツだ……
でも、ずっとあの子のことを想ってくれている……
あの子は、折原といるときは、何か嬉しそうなのだ……
どうかは、しらないが……
茜のことを心配してくれている……





……急に雨が降ってきた……





学校につく、まだ茜は学校に来ていないらしい……
あの子、遅刻とか欠席とかあんまりしないんだけど……


折原に茜の他に仲が良かった幼なじみがいないかを聞かれた……

……知らない……
……というか、欠落しているのだ……

帰ろうと下駄箱にいたが……帰る気になれなかった……
ふと、廊下から何かが走ってくる……


……折原だ……


彼が急いで、どこかへ行こうとしているのがわかった……


……急に降り始めた雨……
……何故か現れない茜……

結論は、すぐにでる……あの空き地だ……
「よくわからないけど……、茜のためなんでしょ?」
わたしはそう言って、折原に傘を手渡した……


幼なじみのわたしでも
あの子を救ってあげられなかった……
あの子を救えるのは、わたしじゃなくて……
あなたなんだ……折原……

茜を救えるのは、あなたしかいないんだ……


折原……お願いっ…
茜を……助けてあげて……
あなたなら……できる……はずだから……

もう1度、昔の茜に戻って欲しいから
茜のことが……大好きだから……






あとがき
うう、どもまてつやです。
みなさまカラオケの感想ありがとねー。
ちょっと時間がないので……
感想は今日はかけないです……
何せ今、授業中なのだよ(をい)

では、授業にもどりますんで
ではでは……