わたしのすきなひと 投稿者: 睦月周

 ・・・わたしのすきなもの。

 ハンバーガー。
 すごくおいしいから。
 目のまえにたくさんあると、しあわせ。
 食べきれなくても、しあわせ。
 みんなでいっしょに食べると、もっとしあわせ。

 あとは、みゅ〜。
 ・・・・・・。
 ・・・・・・。


 ・・・わたしのすきないろ。

 あお。
 空の、あお。
 しろい雲もすき。
 夜はきらい。
 雨も、きらい。


 ・・・わたしのすきなうた。

 なまえは、わすれた。
 でも、よくうたってた。
 みゅ〜も、いっしょにうたってた。
 このうたのことかんがえると、みゅ〜を思いだす。
 だから、かんがえない。


 ・・・わたしのすきなこと。

 おひるね。
 ぽかぽかおひさまのしたで、ごろごろ。
 すごく、すき。
 でも、だれかにだっこされてねむるのもすき。
 さいきん、わかった。
 おかあさんも、すきになれた。


 ・・・わたしのすきなひと。

 あのひと。
 みゅ〜がいなくなってから、ずっとそばにいてくれたひと。
 ハンバーガーを、たくさんくれたひと。
 だっこして、いっしょにねむってくれたひと。
 あの日、とつぜんどこかへいっちゃったひと。

 だから、まってる。

 春がきたら、いっしょにおひるねしたいから。
 夏がきたら、いっしょにあおい空をみたいから。
 秋がきたら、いっしょにけんぱしたいから。
 冬がきたら、だっこしてあっためてほしいから。

 だから、ずっとまってる。

 
 浩平。

 
 ──わたしのすきなひと。


 
============================

 4人目です。繭です。
 すごく難産でした。
 繭の一人称って、すごく難しい。
 イメージが壊れていないか、心配です。

 ・・・繭より、「椎名」の方が通りがいいでしょうか?

============================

 以下、感想です。

「だいすきなひとへのてがみ」 折笠美冬様
 脱帽です。
 も〜これ以上の繭のSSなんて・・・(笑)
 うあ〜降参。

「君について」 ごしょ様
 あう、ちょっとかぶっちゃいましたか?
 やっぱSSでは先輩が一番人気ですかね?

「Another ONE from Akane」 せらふぃむ様
 もう呑気に幼なじみ萌え〜とはいってられない内容ですね(笑)
 このSSの中の「わたし」は、茜ではないですよね?
 というか茜が作り出した「ちびみずか」のような存在なんでしょうか?
 ちょうど浩平がそうしたような・・・?
 う〜んまだよく分かりません・・・難解・・・。

「Another ONE from・・・」 せらふぃむ様
 これまた難解・・・。
 行間に挿入される4段下げの文はちびみずかの台詞なんでしょうか?
 蛹がいつまでも蛹のままでいられないように、どんなに心地よい関係でも
いつか終わりはくる。永遠はない、ということですか。
 ふたりが恋人としていつか羽化するためにそれは必要な痛みなのかもしれません。
 幼なじみのパラドクスとはそういうものと僕は受け取りましたが・・・。
 頓珍漢な解釈でしたらすみません。

「転々ト転ガル」 時の影様
 いいです、こういう雰囲気。
 なんかこういうバッドエンド本当にありそうですよね。
 全ては自分の意識と無意識の中で永遠に廻るメビウスの輪のような。

「不安」 セリス様
 誰でも自分の「存在」に疑問を持つ時期ってあるものです。
 自分が自分だと認識することは、簡単なようですごく難しいことなのかもしれません。
 それにしても乙男って・・・(笑) おつお?

「彼の背中は・・・」 紅月夢様
 うがっ、あの名シーンが・・・・!
 ラーメンで汚したあなたの罪は重い〜(笑)

 今回はここまでです〜。

 レスです!

@せらふぃむさん
>…という事は、澪だと『人魚姫』かな?
うがっ、読まれてる〜、ニアピン賞!
くそ〜ちょっとコンセプト変えよう・・・(笑)

 では長々とどうもでした〜。