今日は12月24日。クリスマスだ。 俺はみさき先輩と一緒に、クリスマスの『雰囲気』を味わおうとしていた……のだが、 現在の状況はまったくと言っても良いほどクリスマスっぽくはなかった。 部屋の真ん中にぽつんと立った1本のろうそく。 そしてそれを取り囲む謎の人影2つ。 駄目だ。どうしてもクリスマスっぽくならない…。これじゃまるで怪しい宗教団体だ。 「浩平君…今誰かがこの教室を覗いたら、2人でクリスマスを過ごしているって思ってくれるかな?」 みさき先輩が言った。 「それは…絶対に無理だと思う……」 断言できる。もしそんなことを思う奴がいたら、俺はそいつの頭を疑ってしまうだろう。 そんな事を考えていたとき、いきなりドアがガラガラッ!と開いた。 「!?」 驚く俺とみさき先輩。俺はすぐさまドアの方を見た。 そこには髭が立っていた。 「んあ〜。折原ぁ。こんな所で女の子とクリスマスパーチィはいかんぞ〜。パーチィは」 パーティの間違いだろ…。髭。 「んあ〜。そういった事は家でするもんだぞ〜。七面鳥も用意してだな〜」 呆気にとられる俺達を気にした様子もなく、髭は教師として『一応』言わなければならない台詞を口にして教室を出ていった。髭は大らかな教育をする奴なのだ。 「2人でクリスマスを過ごしているって思ってくれる人…いたね。浩平君♪」 嬉しそうに言うみさき先輩。 しかし俺は… 「髭…お前の目は本当に節穴か…」 そう呟く事しか出来なかった。 ----------------後書き----------------------- なんとなくネタがたまっていたので書いたものです…これ。 ふっ。見事に短く、手抜きな文だな。 「そうそう。手抜きしまくりだよ〜〜」 本間「そ…その声は!川名みさき!」 みさき「フルネームで言わないでよ〜」 本間「そうはいってもなぁ…。じゃあみさき先輩」 みさき「そのまんまだよ。それに私は本間さんの先輩じゃないよ〜」 本間「気にしない。このままでいく」 みさき「ううっ・・・ひどいよ…」 次回予告! 本間「『これもまた日常…になる?(3)』!…と言いたい所だがその前にまた別のSS書くと思う」 みさき「ぜんぜんできてないもんね〜『これもまた日常…になる?(3)』」 本間「そんなことはないぞ!一応…一応……考えてあるさ(小声)」 みさき「ほんとかなぁ」 つ〜わけで次回は別のSS書きます。『これもまた日常…になる?(3)』はまた今度! では今回はこの辺で…さよなら…。http://www.geocities.co.jp/Playtown/9618/