とある日の放課後。 授業が終わって気付いたら5時半だった俺が、廊下を一人むなしく歩いていると、 「どすこ〜い!!!どすこ〜い!!!!!!どすこ〜い!!!!!!!!!」 と、景気の良い掛け声が聞こえてきた。 すもう部か…。 俺はそう思った。 しかし別にすもうなんかには興味は無いので、そのまま下駄箱へと向かおうとした時。 実に興味ぶかい言葉が聞こえてきた。 「おお七瀬。今日はいつになく気合が入ってるなぁ」 浩平「(なっ!なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!)」 動揺を隠しきれない俺。 素早くすもう部の前まで走っていって身をかがめる。 再び声が聞こえた。 「ええ部長。ちょっと今日はクラスでむかつく事があったので………」 間違い無い。七瀬だ。まさか本当にスカウトをうけてすもう部に入るとは…… それより、むかつく事とは何だ?広瀬の事か??? 部長「男か?」 七瀬「はい。そいつ私の髪を勝手に切ったり、引っ張ったりする酷い奴で…ああムカツク!!!!!!」 ズドォン!!!ズドォン!!!!!! 髪を勝手に切ったり、引っ張ったりする酷い奴……誰だ?思いつかん。 部長「ほう…お前にそんな事をするとは……そいつはなんて奴だ」 七瀬「折原浩平っていうんです。ほら、部長にあたしの事紹介した…」 浩平「(おっ!俺かああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!)」 部室の前で驚く俺。 まさか俺が七瀬に憎まれていたとは…全然気付かなかった。 そのとき、少し動いた俺の足が部室の扉を直撃した。 ドゴッ! 浩平「(しっ、しまったああ!!!!)」 逃げようにも足が痛くて逃げられない。 キィッ!と扉が開いて七瀬が顔を出した。 俺と目が合う。 浩平「よう、七瀬。こんな所で会うなんて奇遇だな」 七瀬「………」 俺は平然と言ったが七瀬は何も言わなかった。 しばし沈黙。 その後、七瀬が口を開く。 七瀬「折原…あたしの練習道具になってくれない???」 顔は笑ってない。 浩平「嫌だ」 即答だ。 七瀬「そう!なってくれるの!!!ありがと〜〜」 浩平「待て!!!誰がそんなこと言った!!!!」 そんな言葉が怒りにもえたぎった七瀬に通じるわけもなく俺は部室に引き込まれるのだった。 その間。 俺は心の中で(みさお…お兄ちゃんもそろそろ逝くかもな…お前の所に………) そう思っていた。 次の日の朝。 長森「浩平〜〜〜何処に居るの〜〜〜〜〜」 長森がこの世界に帰って来るかどうかも分からない浩平を探していた。 時刻は8時10分だった。 結局浩平はその日は学校に来なかった。 長森「七瀬さん。浩平知らない???家にも居ないんだけど…」 七瀬「さぁ。知らないけど。…あいつの事だから多分ごみ箱の中にでも隠れているんじゃないの?」 長森「まさかぁ〜。いくら浩平でもそんな事しないよ〜」 七瀬「そう……かも…ね」 ーーーーーー後書きーーーーーーー どうも〜。本間ゆーじです。 これが2回目の後書きになります〜〜。 う〜ん…意外に早くできた…てなわけで…この作品を書いての感想。 つまんないかも(笑)。 まぁ、そんな作品ですが、見て少しでも楽しんでいただければ幸いです。 それじゃ……。http://www.geocities.co.jp/Playtown/9618/