永遠紀行 6 投稿者: はにゃまろ
<第6話> 忘却者の夢

ゆらゆらゆら・・・
ゆらゆらゆら・・・

幸せだった。
ぼくは幸せだった。
ずっとこのままでいたかった。
そこはぼくの一番お気に入りの場所だったんだ。
ぼくだけの・・・

ゆらゆらゆら・・・



学校の教室。
いつもと違って緊張気味のクラスメイトたち。
今日は授業参観の日なんだ。
教室の後ろでは、みんなのお父さんやお母さんがぼく達の様子をうかがっている。
なんか関係ないのにこっちまで緊張しちゃうよ。
まったくいい迷惑だなあ。
長森のところは珍しくお父さんが来ている。
授業参観ってたいていはお母さんが来るものなんだ。
だからお父さんが来ているところはすっごく目立つ。
長森のやつなんかもうかっちんこっちんだ。
あんなんじゃ先生に当てらてもまともに答えられそうにないや。
やっぱりお父さんにいい所を見せたいのかな。
・・・あいつ、今日はお父さんと一緒に帰るんだろうな。
・・・
ガラッ
突然、後ろの扉が開いた。
誰かの親が遅れて来たようだ。
ぼくはそっと後ろを見た。
・・・由起子さんだった。
振り返ったぼくを見て照れくさそうに手をふる。
こんな時、普通はどんな反応をするんだろう。
照れくさくって、そしてちょっぴり嬉しいんじゃないだろうか?。
でも、その時のぼくは・・・なぜか、悲しかったんだ。
ガタンッ
ぼくは席を立ち教室から走り出た。
突然の事にみんな呆然としていた。
由起子さんも、びっくりしていた・・・。
悲しかった。
ただ、ただ悲しかった。
がむしゃらに走って、気が付くとぼくはそこにいた。
あの日、ぼくが泣いていたあの空き地。
その場所でぼくはまた泣いていた。
自分が何故悲しいのか分からなかった。
涙だけはあの日のようにとめどもなく流れた。
ぼくは何が悲しいのかな?。



ゆらゆらゆら・・・

それは、春の陽射しの中でまどろむような、
冬、コタツの中でうつらうつらするような、
そんな幸せなひとときだったんだ。

ゆらゆらゆら・・・



学校の教室。
いつもと違って緊張気味のクラスメイトたち。
今日は授業参観の日なんだ。
教室の後ろでは、みんなのお父さんやお母さんがぼく達の様子をうかがっている。
なんだかぼくも緊張気味だ。
もしも先生に当てられちゃったら、うまく答えられそうにないや。
ちらっと後ろを見る。
まだ来てない、どうしたのかな?。
早く来ないかなあ。
でも、ちょっと照れくさいな。
ガラッ
突然、後ろの扉が開いた。
誰かの親が遅れて来たようだ。
ぼくはそっと後ろを見た。
・・・それは、ぼくだった。
ぶかぶかのスーツを着ていた。
首にはネクタイが不器用に巻き付けられている。
足の下には空き缶。
顔には油性マジックで書いた髭。
それは奇妙な格好だった。
悲しいぐらいに滑稽だった。
教室に入ったぼくは、きょろきょろと誰かを探している。
そしてぼくは、振り返ったぼくを見て照れくさそうに手をふった。
誰だろう・・・。
ぼくは誰に向かって手をふっているんだろう?。
涙がこぼれた。



ゆらゆらゆら・・・

そこは幸せな場所だった。
あったかくって、おっきくって、なんだか懐かしい匂いがする・・・。
ずっとこうしていたいんだけど、気持ちよくっていつのまにか寝ちゃうんだ。
気が付くといつも布団の中だった。
でも、ぼくは覚えているんだ。
あったかい、お父さんの背中を・・・。
ぼくは・・・覚えている。
ぼくは・・・。

ゆらゆらゆら・・・
ゆらゆらゆら・・・

突然、お父さんの背中がちっちゃくなった。
ふらふらしててなんだか危なっかしいお父さんだなあ。
でも、そこは相変わらずあったかくて居心地のいい場所だった。
だって、そこはお父さんの背中だったんだ。
小さなお父さんの背中・・・。

ゆらゆらゆら・・・
ゆらゆらゆら・・・



ゆさ、ゆさ、ゆさ
「もう、こうへい。朝だってばー」
・・・朝?。
・・・
「ほらー、起きてよー」
何か、夢を見ていた。
夢を・・・。
ゆさ、ゆさ、ゆさ
「うーん、後3カウントまってくれ」
「どうしよー、あんな事言ってるよ」
「おっけー、スリー、ツー、ワン、ぜろおっ」
ぼふっ
ぐあっ、腹部に重い衝撃が・・・。お、おれは負けんぞ。
「うう、今の一撃でもう立ち上がる事は不可能だ。あ、後は頼む、がくっ」
「わーっ、だめだよ。いいかげんに起きてよー」
ゆさ、ゆさ、ゆさ
「ぐー、ぐー、ぐうー」
「はうー、ぜんぜん起きてくれないよお」
「じゃあ、次は鼻つまんでみよっか」
「それもやってみたんだけど、だめだったよお」
「もうっ、この人相当なねぼすけだね」
「私に、任せてください」
「うん・・・お願いするね」
なんか今朝はさわがしいな。
なにか忘れてる気がするが・・・。
もうちょっと寝よ。
・・・
・・・
むにゅ
ん、唇に妙な感触が。
なんだ?。
俺は薄目を開けた。
誰かの目が見えた。
吸い込まれそうなほど綺麗な優しい瞳だった。
少し潤んでいる。
俺はこの目をどこかで・・・
「目は・・・覚めましたか?」
ぽたりと冷たいものが頬に落ちてきた。
「こういうのは・・・普通、立場が逆ですよ」
震える声。潤んだ瞳。
どちらも俺はよく知っていた。
「あかね?」
俺はおそるおそる尋ねた。
「本当に、茜なのか?」
茜の瞳から涙があふれた。
「あなたは、折原浩平ですよね」
一言一言、噛み締めるようにつぶやく。
「私は、里村茜です」
抱きしめた。
俺は、茜を抱きしめていた。
髪の毛の香り、やわらかい体、その温もり。
全部、茜だった。
「ほんとに、茜だ」
「浩平」
茜が熱くつぶやいた。
「茜」
腕に力を込める。
言葉にならない想いを伝えるように、ただ抱きしめていた。
強く、強く抱きしめていた。
もう、二度と離れないように。
「これからは、ずっとずっと一緒だからな」
「浩平・・・約束ですよ」
潤んだ瞳が俺を見つめている。
「茜・・・」
俺は茜の顔に自分の顔を近付けていった。


「うわー。ねえ、どうしよう?」
「もうちょっと見てようよ。もっと凄い事になるから」
「すごい事ってなーに?」
「うーん、まあ見てなさいって」
「うー、わかんないよお。でも、こうへい一発で起きたね」
「きっとスケベなのよ」
・・・なんだ?。
「じゃあ私の胸がぼいんぼいんだったらこうへい起きたかな?」
「絶対に起きたと思うよ」
「そうなんだあ。よーし、とっくんしよー」
「茜、がんばってね」
なんだとおーーー!。
俺は茜と一緒に跳ね起きた。
「茜、俺はまだ寝ぼけているようだ。幻覚が見える」
「浩平・・・」
「おまけに幻聴もサービスされているようだ」
「浩平」
「取り敢えずこの部屋からでよう。まずは顔を洗うか」
「浩平、本物ですよ」
「大丈夫だ。顔を洗ってすっきり目が覚めればこんなものは」
「茜、気にせずに続きをしていいよ」
「むー、私はなんだかいや。あんまり見たくないよ」
気のせい、気のせいだ。
「今日はきっといい天気だぞお」
カシャー
俺は閉まっていたカーテンを開けた。
おお、太陽の光がまぶしい。
「いい天気だね。茜、後で散歩に行こうよ」
「こうへい、もったいないからおふとん干すよ」
俺はあきらめた。
「まだ、なんだな」
「はい」
茜が頷く。
まだ帰れてなかったのか。
でも、茜は本物だった。
俺が作りだした虚像なんかじゃないはずだ。
それに邪魔なのが一匹増えてる。
「茜、なんかお腹空いたね。台所どこかな?」
「あー、私もおなかへったよ。こうへい、なんかちょーだい」
はあー。
「ここはどこなんだ?」
俺はみずかに尋ねた。
「永遠の世界だよ」
「・・・終わらなかったのか」
あの世界は確かに終わったはずだ。
俺が終わらせたはずだった。
「終わったのはこうへいが昔望んだ世界だよ」
「じゃあ、ここはなんだ?」
「ここはこうへいが帰りたかった世界だよ。日常がある世界。でも不完全になっちゃったよ。
だっていくらそっくりでも、元の世界の複製は元の世界じゃないもん」
複製・・・。
気が付くと舌がからからになっていた。
「じゃあ・・・茜も、複製、なのか?」
確かに本物だと思ったのに。
「うーん、この二人は後から来たからたぶん本物だと思うよ」
茜が俺の手を握った。
「浩平、私は私です」
茜の手を感じる。
「茜・・・俺も、俺だよな」
「浩平」
「俺は、茜が創った俺じゃないよな」
「私は・・・浩平の所に帰りたいと願いました。本物の浩平の所に」
「そうか」
「私は本当の浩平だと思います・・・」
そうだ、俺は本当の俺だよな。
「でも、最後にそれを決めるのは自分自身ですよ」
俺・・・。
俺の記憶・・・。
俺は確かに俺だった。
欠けた部分も含めて・・・俺だった。
「茜・・・俺は確かに折原浩平だ。でも、ずっと前から、茜と出会う前から本当の俺じゃ
なかったんだ」
あの日から・・・。
「記憶が欠けている。だから、本当の俺はどこにもいないんだ」
「浩平・・・」
「俺は、茜みたいに覚えておく事ができなかったんだ。だから失ったものがわからなくて、
それを探す事も、待つ事もできなかった。俺には泣く事しかできなかったんだ。そして、
いつのまにか忘れた事を忘れていた。・・・冷たい男だよな」
「浩平は冷たい人なんかじゃありません!。・・・ぶっきらぼうで無神経で頑固者だけど、でも
温かい人です。私は、それをよく知っています。それに浩平は失ったことを覚えていました。
だからきっとその人の事も思い出せると思います」
思い出せる。茜が言うと本当にできる気がする。
茜がいるから、俺は強くなれるんだ。
「すまん、茜。なんかこっちが励まされてばっかりだな」
「そんな事はありません。浩平といると私も強くなれます」
そう言って茜は微笑んだ。


さて、これからどうするかだが・・・。
「茜♪」
ぐあっ。
詩子が菓子パンを山ほど抱えて戻ってきやがった。
「冷蔵庫はからっぽだったけど、戸棚に菓子パンがあったよ」
こ、こいつはー。
ドサドサドサ
俺の机の上に菓子パンをぶちまける。
「あんまりたいしたもの置いてないね、この家」
「こうへい、アンパンとってよお」
だめだ、こいつがいると調子が狂ってしまう。
「はぁ。なんだか俺も腹が減ってきた。そう言えばずっと食べてなかったからな。
茜、なんか食べるか?」
「私はジャムパンでいいです」
なんだか場がイッキに和んでしまった。
うーん、まあいいか。


「それで詩子がいるのか」
「本人はそう言っています。昔の詩子だから浩平のことを知らないそうです」
「でも行動は全然変わってないぞ」
「詩子は誰にでもこうですから」
「茜、なんかひどいこと言ってない?」
俺達は一息ついてこれまでの事を話していた。
茜が入れてくれた紅茶で菓子パンを食べる。
同じティーパックでも茜が入れると違うな。
「それで、茜はその幼馴染に会わなくていいのか?」
「詩子は浩平も一緒に連れて行くと言っています」
「もちろん折原くんも一緒に来るよね」
茜の幼馴染か・・・。
「茜自身はどうなんだ?」
俺はそれが一番気になった。
「私は・・・浩平と一緒に会いたいです」
「そうか・・・。そうだな、俺もそいつには一言、言ってやりたいからな」
「そうですか」
茜の顔が明るくなる。
まあ、確かに昔の男に会うのはちょっと気が引けるが、一発殴ってやりたいしな。
それに、いつまでも茜を縛り付けられたままにしておきたくない。
「じゃあ、次は俺の方の話だな」
うーむ、しかし少し話しづらい。
「まず、こいつなんだが・・・」
「それはもう聞きました」
「へ?」
「浩平が寝てる間に、全部長森さんから聞きましたよ」
俺はおそらくマヌケな顔で、アンパンをぱくついてるみずかを見た。
にこにこしてやがる。
なんだかこいつ、長森っぽくなってきてないか。
もしかして、俺の意識が反映されているのか?。
確かにあんなままじゃなんだが。
「それで、なんて言ってたんだ?」
「私のファーストキスを奪ったくせに、もう、きみなんか必要ないって言われたと言っていました」
ぐはああっ。
「ひっどーい。極悪人だね」
「私もうおよめに行けないよお」
「・・・浩平、本当ですか」
「ご、誤解だぞ、茜。おれはこの世界が必要ないって言っただけだ。それに、ファーストキスは
奪ったんじゃなくて奪われたんだぞ。向こうが勝手にだな」
「そうなんですか」
声が硬い・・・。
「茜〜」
「冗談です」
はは、なんか目が笑ってない気がするが。
「そ、それでどうやったらここから帰れるんだ」
俺はみずかに尋ねた。
「私にもわかんないよ。だって聞いてないもん」
聞いてない?。
「誰にだ?」
「えっと・・・言っちゃいけなかった」
「詩子は知っているんですか?」
「んー、私も聞いてないよ」
「詩子、誰にですか?」
「ごめんね、名前知らないのよ」


とりあえず腹はふくれたので、この後どうするかをベッドに寝転がって考えていた。
結局みずかと詩子からはあれ以上なにも聞き出せなかった。
みずかはともかく、詩子があれだけ茜に問い詰められてもなにも言わないんだからこれ以上は
聞くだけ無駄だろう。この世界には誰がいるんだろう。茜の幼馴染がいるなら、どこかに俺が覚
えていない誰かもいるんじゃないだろうか。もしそうなら俺は会いに行くのか?。
「エッチな本とかあるかな?」
「エッチな本ってなーに?」
いったいどうすればここから帰れるんだろう。
みずかが言っていた奴に聞けばわかるのか?。
そして・・・。
「女の人の裸が載ってる本だよ」
「こうへいのスケベ〜」
こいつら一体なんなんだっ。
デリカシーないのか?。
「ベッドの下なんか定番だよね」
「クローゼットの中にあるかなあ?」
「おまえら勝手に人の部屋を荒らすなっ!」
「浩平。本、持っているんですか?」
「あ、いやその、なあ。・・・茜、そもそも男と言うものはだな」
「本棚の裏とか怪しいよね」
「机の引出しは〜」
「あっ、勝手に開けるなっ」
「うわー、ごちゃごちゃだよ。こうへい、これなに?」
「あのなあ・・・それは栓抜きだ」
なんかもう疲れた。
「こうへい、これは?」
「南京錠だな」
「じゃあ、これはなに?」
「それは・・・」
カメレオンのおもちゃだ。
こんなものあったか?。
「わー、転がすと舌がペロペロなるよ」
ころころころ
カメレオンの舌が出たり入ったりする。
ころころころ
出たり、入ったり。
ころころころ
「どうしたんですか」
茜が心配そうに尋ねた。
「何がだ?」
「・・・泣いてます」
頬をなにかが伝った。
涙が、出ていた。
「俺は・・・」
カメレオンをみずかから受け取る。
ころころころ
あの日の事。
ころころころ
ぼくは泣いていたんだ。
ころころころ
「これは・・・昔、俺があげたものだ」
「誰にですか?」
俺は黙って首をふる。
・・・わからなかった。
「わからないんだ。だから、消えた人だと思う」
「・・・消えた人」
「病院のベッドはからっぽだったんだ。誰もいなくて、その真ん中にこれがあった。
ベッドはまだ温かくて、ついさっきまで誰かがいたんだ。ほんの数分前まで・・・。
それなのに、俺は間に合わなかった」
涙が次から次へとあふれ出た。
・・・
一生懸命歩いたけど、空き缶が邪魔でうまく歩けなかったんだ。
一番大切な人が消えようとしている時に、ぼくは廊下で転んでいたんだ。
・・・なんて滑稽なんだろう。
もっと、もっと練習しておけばよかった。
ネクタイもうまく結べなかったんだ。
髭も変てこだった。
ぶかぶかのスーツだったんだ。
だから・・・ダメだったのかな?。
でも、ぼくはがんばったんだ。
立派なお父さんに成ろうって、みんなに自慢できる立派なお父さんに成ろうって。
精一杯背伸びをして、成れないものに成ろうともがいて・・・。
がんばったんだ。
・・・
成れなかった。
俺は成れなかった。
だからあんなにも悲しかったんだ。
だからずっと泣いていたんだ。
絶対にお父さんの代わりに成るって、約束したのに・・・。
俺は、最後までお父さんに成れなかった。
ころころころ
カメレオンの舌が出たり入ったりする。
「俺は誰のお父さんに成りたかったんだろうな」
茜が黙って俺の手を握ってくれた。



ゆらゆらゆら・・・

背中に温もりを感じていた。
首に回された小さな手のひら。
うー、ちっとも重くなんかないぞ。
すーすー
耳元で寝息が聞こえる。
ちぇっ、まったくお気楽な奴だなあ。
はあ、家までまだまだある。
ぼくはもうへとへとで、文句ばっかり言っていた。
でも、ほんとはうれしかったんだ。
なんだか少しだけお父さんになれた気がしたんだ。
ほんの少しだけ・・・

ゆらゆらゆら・・・
ゆらゆらゆら・・・


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はにゃまろ「みなさん、こんばんわ。まずはONE一周年おめでと〜。もう一年も経つんですね。
なにはともあれめでたいめでたい。さて、この話もやっと第6話です」
詩子「また延びたね」
ちびみずか「いいかげんだよ」
はにゃまろ「話自体も延びました。6話、当初の予定の半分までしか進んでません」
詩子「ねえ、ちょっと雰囲気変わってない?」
ちびみずか「お気楽な感じのとこがあるよ」
はにゃまろ「あまり暗すぎるのもなんなんで、ちょっと明るくしました」
詩子「私達を利用しないでほしいね」
ちびみずか「でも私は前の性格より好きー」
はにゃまろ「明るすぎると思った方、すべて詩子さんのおかげですので」
詩子「えー。私の所為なの?」
ちびみずか「そういう役なんだよ」
はにゃまろ「そういう役です。シリアスすぎるの苦手です」
詩子「納得できないなあ」
ちびみずか「それで、次回は?」
はにゃまろ「次回はやっぱりお・か・し戦記の次です」
詩子「また一ヶ月後なの〜」
ちびみずか「ひどいよお」
はにゃまろ「どんなにがんばっても1週間じゃ書けないの、って言うか2週間も危うい」
詩子「だから睡眠時間を2時間削れって、ねえ」
ちびみずか「半死にでがんばろうねって言ったのにー」
はにゃまろ「無理でした。会社で居眠りしちゃった。マジやば」
詩子「根性なしだね」
ちびみずか「はあ、軟弱だよ」
はにゃまろ「読んでくださってるみなさん、リーフ図書館のペースが丁度いいかと思いますので
次から読み飛ばして下さい。気になる人はリーフ図書館を待とう。じゃないと話、たぶん通じま
せん」
詩子「あらすじは?」
ちびみずか「あらすじないの?」
はにゃまろ「あらすじ書いてみたんだけど・・・見るに耐えんかった。恥ずかしかったあ。
簡単に書くとすっげー恥ずかしい話ですね、これ。ごめんなさい、さすがに雰囲気ぶち壊し
なもんで付けられませんでした」
詩子「あらすじもまともに書けないの」
ちびみずか「あのね、私・・・が多いと思うよ」
はにゃまろ「ぐはあ、未熟だから・・・に頼らないとうまく書けないんだよ〜」
詩子「うわー、本当に多いね」
ちびみずか「次回は少し減らそうよ」
はにゃまろ「が、がんばりますので。これ以上つっこまれるとやばいので、それでは〜」