お・か・し戦記3 投稿者: はにゃまろ
<注意>
この世界はアンパ○マンっぽい世界です。
そんな世界にみさき先輩がいます。
・・・どうしよう。

<キャスト>
カツカレー私兵団団長:川名みさき
カツカレー私兵団副団長:深山雪見
カツカレー私兵団の団員達:カツカレー
山葉堂帝国皇女ワッフルフル:里村茜(ちょっとだけ)
パタポ王国筆頭執事バナナクレープの通称バナ爺:住井護(後書きのみ)
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その国は平和だった。
長く続いた戦争はすでに遠い過去のものとなり、人々は平和な日常を当たり前のものと思うように
なっていた。そう、いつもそこにある、失われることのないものと。
しかし、いつの世にも平和を快く思わない者は存在する。
胸に野望を秘めし者、心に深き傷を負った者、戦を生業とする者。
紡がれたそれらの意図は複雑に絡み合い、再び歴史を織り成していく。
すでに時の歯車は次なる戦いの歴史を刻み始めていた。


≪お・か・し戦記3 突撃!カツカレー団腹ぺこ放浪記≫

こけこっこーーー。
東の空が明るみ始めました。
夜が明け、今日もお菓子の国の平和な一日が始まろうとしています。
今日もいい天気、絶好のぴくにっく日和になりそうです。
おやおや、どうやら気の早い人達がすでにぴくにっくを始めているようですね。
少しのぞいてみましょうか。

「お腹へったよー」
「・・・」
「雪ちゃん、お腹がぺったんこだよー。このままじゃ背中とお腹がくっついちゃうよ」
「あんたねえ、あんだけ食っといて・・・それはないんじゃない?」
「あれだけじゃぜんぜん足りないよお。腹ぺこだよ」
「はあ。なんだか、だんだん食べる量が増えてる気がするわ」
「育ち盛りだからかな?」
「いったいどんだけ育つもりなのよ。栄養はどこに行ったの。栄養は!」
「きっと誰も見てない所でがんばってるんだよ。いい話だよね」
「はあ、三代続いた傭兵団もみさきの代でおしまいね」
「雪ちゃん、どんなにつらい時でもあきらめちゃだめだよ。がんばればきっと道はひらけると思うよ」
「あのねえ、あんたが元凶なのよ。わかってるの?。がんばって食べる量半分にしてくれる?」
「ええー、それとこれとは話が別だよお」
「だったら少しはがまんしなさい!。雇われるたんびに味方に兵糧攻めかました事、忘れたとは言わせ
ないわよ」
「ごめんね、雪ちゃん。でもね、あれはわざとじゃないんだよ」
「だから余計に始末が悪いのよ。おかげでどっこも雇ってくれなくなっちゃったじゃないのよ」
「みんな心がせまいよね」
「給料払うから相手側に雇われてくれ、なんて言われるようじゃ傭兵団としておしまいだわ」
「まったくもう、なんでそんな事言うんだろうね。ぷんぷん」
「だから、あんたが片っ端から食料食い潰した所為でしょーが!」
ぐりぐりぐり
「痛いよー。雪ちゃん、許してよー」
「はあ、あんたの噂がここまで届いてなきゃいいんだけど。こんな平和な国で仕事なんか見つかるかしら」
どうやら旅のカツカレーな傭兵団だったようです。団長はハラヘリヘリハラのようですね。
大丈夫なんでしょうか?

次の日の朝です。
「副団長、やはりどこにも見当たりません」
「そう。・・・これで5人目だわ」
「雪ちゃん、またいなくなっちゃったの?」
「はあ、なんでみんな一言も言わずに出てっちゃうのよ」
「不思議だよね。どうしてかな?」
「昨日までは、それらしい素振りは無かったって言うし、いったい何が原因なのかしら?」
「ご飯が足りないことかな?」
「はあぁ。もしかしたら、みさきに捕って食われたのかもしれないわね」
「副団長、それはいくらなんでも言い過ぎだと思いますが・・・」
「うん、実はそうなんだよ。夜中になるとお夜食がほしくなるよね」
・・・
ずささささっ!
さすがは傭兵です。一瞬の間をおいて、みんなみさき団長のそばからいなくなってしまいました。
「冗談だよー」
みんな警戒しています。
「みんな逃げないでよお」
「みさき、ほんとーに冗談でしょうね」
副団長が木陰から半分だけ顔を出して尋ねました。
「雪ちゃん、もしかして警戒してる?」
「あんたが言うと冗談に聞こえないのよ」
「うー、ひどいよ。あんまりだよー」

さて、もう夕方です。
「副団長、カツカレー5号が見つかりました」
「本当!」
「はい。近くの森で倒れているのを、山菜狩りをしていた調達班が発見いたしました」
「それで今はどこに?」
「はい、衰弱がひどく医務用の天幕内で寝ています」
「みさき、ちょっと行ってくるわ」
「雪ちゃん、あんまりいじめちゃだめだよ」
「わかってるわよ」

-医務用天幕内-
天幕内では救護班のカツカレー達が退屈そうにしています。隅の方ではカツカレー5号が寂しそうに
寝ています。顔色が真っ青ですが大丈夫なんでしょうか?
「入るわよ」
「あっ、副団長。ちょうど治療が終わったところです。どうぞお入りください」
「どう、大丈夫そう?」
「はい、さっき新しいカツカレーを補給しました。しばらくは絶対安静ですがもう大丈夫でしょう」
「そう、ありがとう。悪いけどちょっと席を外してくれる?」
「は、はい。すぐに出て行きます」
救護班はあわただしく天幕から出て行きました。
「副団長・・・」
「・・・どうして黙って出ていったの。私達傭兵はかたっくるしい決まりが嫌でこんな生活してるのよ。
戦うのがいやになった者は引き留めない。これがこの傭兵団のルールよ」
「・・・俺、戦うのが嫌になったんじゃないんです」
「そりゃあまあ、最近賃金払ってないし食事も少ないけど、でも」
「確かに賃金3ヶ月ほど貰ってないし食事もぜんぜん足りませんけど、それとは違うんです!」
「じゃあ、どうして・・・」
「聞いてくれますか?」
「・・・話してみて」

あれは昨日の夜の事です。
俺はその日、食料馬車の見張り番でした。
それで仮眠を取っていたんです。
もちろん食料馬車には頑丈な鍵がかかっていたし、少しの気配でもすぐに起きる準備は出来てました。
夜も更けてきた頃、俺は人の気配を感じて目を覚ましたんです。
どうやら食料庫を荒らしにきたようでしたが、鍵が頑丈でどうにもならなかったのでしょう。
諦めきれない様子で辺りに何か無いか探していました。
俺が物陰から覗いてみるとやっぱりみさき団長でした。
(やれやれ、しょうがないなあ。フランスパンの一本でも渡しておくか)
と思って俺が声をかけようとした時・・・。
その音が聞こえてきたんです。
ぐきゅるるー。
ぐきゅるるるー。
それと同時にみさき団長がゆっくりと辺りを見回しました。
俺はその時ふいに、この前聞いた会話を思い出しました。
『あれぇ』
『んっ、どうしたんだ?』
『俺のカツが一切れ足りないんだ』
『落としたのか?』
『そんなわけないだろ。どこの馬鹿がカツを落とすんだよ』
『じゃあ、どうしたっていうんだ?』
『いや、昨日寝る前には確かにあったんだよ。おかしいなあ』
『そこらへん探してみろよ。もしかしたら本当に落としたのかもしれないぜ。おまえ寝る前にちゃんと
おさらにふたをしたのか?』
『落とすわけないって言ってるじゃないか。ちくしょう、あと一週間もこのままかよ』
『しかし、不思議だな。カツが無くなるなんてこと普通ないよなあ』
『そうなんだよ、あーあ、俺のカツ、どこ行ったのかなあ。このままじゃ頭すかすかだあ』
『もしかして、みさき団長に食われたんじゃないのか?』
『よせっ!。や、やめてくれよ、冗談になってねーぞ』
『す、すまん。今の事は忘れてくれ』
『くそっ、てめえーどうしてくれるんだよ。もうまともに眠れないじゃねえか』
また馬鹿な事を、と俺はその時は鼻で笑い飛ばしました。
でも、みさき団長が俺がいる方を向いて動きを止めた時、俺はその話が冗談だと思えなくなっていたんです。
ぐきゅるるるー。
ぐきゅるるるるるー。
ぐきゅるるるるるるるーーー。
気が付くと、俺は走り出していました。
腹の音が、どこまでもどこまでも着いて来るようで、全力で、死に物狂いで逃げ出していたんです。
そして、次に意識が戻った時、俺はあの森の中で倒れていました。

「そういう訳だったの」
「すみません。俺、あの時どうかしてたんです」
「そうね、この件は私に任せておいて。他言は無用よ」
「はい。あの、副団長」
「なに?」
「・・・俺、またここにいてもいいでしょうか?」
「当たり前じゃない。体力が回復するまではゆっくり休養しておいてね。直ったらばりばり働いて
もらうんだから」
副団長は優しく微笑みました。
いつもはみさき団長を叱ってばかりですが、こういったところもあるんですね。
「それと・・・、盗み聞きしているあんた達は、三日間不眠で食料馬車の見張り役よ」
「げっ」
「ばれてた」
「み、三日間・・・」
厳しい面もしっかりあるようです。

-カツカレー補給所-
ここでは今週の調理班三人が、でっかい鍋を囲んで補給用の新しいカツカレーの支度をしています。
古くなったカツカレーは定期的に新しいものに交換しなければなりません。
おいしいカツカレーを用意しないと『だめだ〜、力がでない〜』状態になってしまうので、大変重要な
仕事なのです。
全体の四分の一とはいえ50人分のカツカレーを作るのは、さすがに大変そうですね。
調理班のみんなは大忙しのようです。
「みさき団長、そんなに覗きこまないでください」
「うん、わかったよ」
「わかったのならちょっとは下がってくださいよー」
「もう少しだけ。ねっ」
「弱ったなー」
「みさき団長、副団長はどうしたんですか?」
「うん、今はちょっと用事があるんだよ」
「なんか、うれしそうっすね」
「雪ちゃんがいるとここに来れないからね。これ雪ちゃんには内緒だよ」
「まいったなー」
「あのー、みさき団長。その手に持った大鍋はなんっすか?」
やっと、みさき団長が背中に隠していた大鍋に気付いたようです。
「えっとね、味見役が必要なんじゃないかなって思って」
「・・・みさき団長、毎回こんな事してるんですか?」
「雪ちゃんが忙しい時だけだよ」
「副団長はいつも忙しいと思うんですが・・・」
「あの、みさき団長。少しだけですよ」
「うん、一杯だけでがまんするよ」
「「「はぁーーー、まいったなー」」」
みさき団長は頭を抱えている三人組を尻目に、あっという間に大鍋一杯空っぽにしてしまいました。
「まだまだ味に深みが足りないよお」
「それは仕方ないっすよ、みさき団長」
「そうですよ。まだ作ったばかりなんですから」
「これから一晩じっくり煮込まなきゃ完成しませんよ」
カレーは一晩寝かせる、常識ですよね。
「それからね、お肉入れた方がもっと美味しくなると思うな」
「みさき団長、カツカレーに肉は要らないんじゃないでしょうか」
「あのね、カツカレーのカレーって具が入ってないよね。私、思うんだけどあれって普通のカレーの
ルーを具だけよけて使ってるんじゃないかな?。時々、お肉が混じってる時があるんだ。そんな時って
幸せだよ。べつにそれがいけないって言ってる訳じゃないんだよ。カツカレーはカツがおっきければ
具はかえって邪魔なだけだよ。それに、わざわざカツカレー用に具のあんまりないカレーを作っても
おいしいカレーにならないよ。だから、普通のカレーのルーを使ってもいいと思うんだあ。
でもね、もしもカツカレーばっかり注文があったら、普通のカレーは具がごろごろしちゃうんじゃない
かな?。そこがちょこっと心配だよ」
本当にそうですよね。でもカツが小さくて具がないカツカレーは最悪ですね。やっぱり、
でっかいカツがでーんとほしいところです。
「そ、そうなんですか?」
「だからお肉はいれた方がいいと思うよ。ルーの味がぐっと上がるんだけど、だめかな?」
「やっぱりだめですよ。肉が入ってる人と入ってない人で喧嘩になりますよ」
「この傭兵団に全員分も肉を入れる余裕はありません」
「だからね、お肉を塊ごとたこ糸で縛っておいて、それを煮込めばいいんじゃないかな?。
程好く煮えたら引き上げちゃえば誰にもわからないよ」
「そっかー、なるほど」
「それをみさき団長が食べるんですね」
「うん!」
みさき団長はとってもうれしそうにうなずきました。
調理班の三人はまた頭を抱えています。
「あの、ちょっと相談してきますから待っててくださいね」
「絶対カレーに手をつけないでくださいよ」
「手をつけたら副団長に言いつけますよ」
三人はみさき団長を残して奥に引っ込んでいきました。無知って恐いですね。
「えーと」
考え中です。
「ちょっとだけならわからないよね」
やっぱり。

-補給所奥-
調理班三人組が相談しています。
「さて、どうする」
「うーん、僕はみさき団長の言う事も一理あると思う」
「確かに肉が入ってるのと入ってないのじゃ味が段違いだぜ」
「しかし、肉はどうするんだ」
「カツ用の肉使えばいいじゃん」
「そうそう、あれだけ沢山あるんだから一人当りの量はそんなに減らないよ」
「でも、こんな事副団長にばれたらえらいことだぞ」
「大丈夫だよ。それにみさき団長の頼みじゃ断われないよ」
「俺も賛成。みさき団長の笑顔のためならなんだってしちゃうもんね」
「しかし、副団長の了解を得ずに勝手なことはできない」
「君、副団長派だったんだ」
「な、な、な、なに言ってるんだ。私はそんなやましい考えをいだいた事は断じてはないっ」
「気にすんなよ。この団にはみさき団長派と副団長派しかいないんだからよ」
「そうそう、自分に正直になろうよ」
「・・・私は・・・別に・・・そんなんじゃなくて・・・純粋に・・・雪見副団長を・・・
いや、みさき団長だって・・・でも・・・一筋で・・・」
「ほっとくか」
「多数決2対1でけってーだね」
「みさき団長、今行きまーす」
「きっとすごく喜んでくれるよ」
「・・・だから決して不純な気持ちは・・・いつも影ながら・・・この命惜しくないです・・・
いつかきっと認めてもらう日が・・・」
きりがないので省略しますね。
「・・・子供は三人がいいな」

-カツカレー補給所-
「・・・」
「・・・」
「えーと」
「・・・」
「・・・」
「冗談だよ」
「・・・」
「・・・」
「だめかな?」
「・・・全部」
「・・・食べちゃった」
「あのね、ちょこっとだけならいいかなって」
「・・・50人前」
「・・・食べちゃった」
「ほんとにちょこっとだけって決めてたんだよ」
「・・・副団長を」
「うん・・・」
やっと自分達の過ちに気付いたようです。二人とも副団長を呼びに走っていきました。
「えーと、ご飯がほしかったかな?」
贅沢言ってます。
「あのね、満腹ぷくぷく」
よくわかりませんね。

「そ・れ・でっ」
「お腹、一杯かな?」
「ねえ、みさき」
副団長が優しく声をかけました。
「なにか言うことある?」
「えーと。雪ちゃん、もしかして怒ってる?」
「一週間晩飯抜き」
「えーーーーーーーーー!。雪ちゃん、ひどいよーーーーーーー」
「うわーーー」
「副団長っ、それだけは勘弁して下さい」
「俺達、ぜんっぜん気にしてませんから!」
「本当です!。まあっっったく、気にしてません」
「あ、あいつら〜。みんなに話したわねぇー」
どうやら救護班がうっかり口をすべらしてしまったようです。
「どうか、みさき団長にちゃんとした食事を与えてあげてください!」
「俺達の飯が半分になってもかまいません!」
「「「副団長、みさき団長にはいつも満腹でいてほしいんですっ!!!」」」
「うれしいよー。みんな、ありがとう。そんなに私の事を心配してくれるなんて、
本当にうれしよ。みんなの気持ちはぜったい無駄にしないよ」
「みさきーーーーーーーーっ!」
どっかーーーん。

こうして、団員の暖かい協力のもと、みさき団長は満腹な行軍を続けていったのでした。
太陽はあたりをやさしく照らし、遠くそびえるモンブラン山にはまだ粉砂糖のような
雪がきらきらと輝いている。そんなうららかな春の日の出来事でした。
そして、満腹団長と不機嫌副団長、腹ぺこ団員達が山葉堂帝国の皇女ワッフルフルに拾われるのは
はるか三ヶ月も先の事でしたとさ。
めでたし、めでたし。

「雪ちゃん。手、大丈夫?」
「この石頭!・・・もういや」
がっくし。

<追記>
いなくなった残りの四人の団員もちゃんと帰ってきたそうです。
眠りにつく前に腹の音が聞こえてきて、朝起きたら、カツが一切れなくなってたんですって。
みなさんも、寝る前にはしっかりおさらにふたをしましょうね。
じゃないといつのまにか空っぽになっているかもしれませんよ。

おわり
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はにゃまろ「ぱんぱかぱーん。お・か・し戦記専属後書きアシ決定おめでとー」
バナ爺「ふざけんなよ。こら」
はにゃまろ「ごめん、僕にはもう君しかいないんだよ」
バナ爺「おい、誤解をまねくようなこと言うなよ」
はにゃまろ「永遠なんかなかったんだ。すべては終末に向かっているんだ」
バナ爺「どうしたんだ?。変なもん食ったのか」
はにゃまろ「ジョジョーーーーーーー。第6部・・・」
バナ爺「・・・そっか。まあ元気だせよ」
はにゃまろ「悲しいよお。荒木カムバーーーーック」
バナ爺「さてと、今回ネタがベタだな」
はにゃまろ「ごめん、みさき先輩といったらこのネタしか思い浮かばなかったの」
バナ爺「発想が貧困だぞ」
はにゃまろ「ちなみにカツカレー団のみなさんは基本的に天丼マンみたいなもんです」
バナ爺「知らねー奴が着いてこれねーだろが」
はにゃまろ「うっそだあ。アンパ○マン知らない人間なんてこの世にいないよ」
バナ爺「あほっ、じーちゃんばーちゃんや外人さんや、赤ん坊とか最近のガキどもとか
沢山いるだろ」
はにゃまろ「そっかー、そうだよね」
バナ爺「おまえ、少しは考えて書けよ」
はにゃまろ「あー、あー、あー、えっへん。それでは説明しよう、アンパ○マンとは首から下は人間と
同じだが、頭の部分が顔の付いたアンパンだというアンパンから生まれた画期的かつべりーきゅーとな
ぷりちーキャラクターである。ポケモンや団子3兄弟なんて目じゃない(マジ)」
バナ爺「お、おい」
はにゃまろ「悪には我が身を犠牲にしてでも立ち向かう燃えたぎるような正義!。困ってる人には自ら
の顔を分け与えてお腹を満たしてあげるという、慈愛に満ちた心!。彼こそまさしく現代に降り立った
天使だと言えよう」
バナ爺「ちょ、ちょっと」
はにゃまろ「ただそんな彼にも弱点がある。顔を分け与えたり泥水がかかったりしてアンパンがだめに
なってしまうと『だめだ〜、力がでない〜。ジャ○おじさ〜ん』となってしまうのだ。ちなみにジャ○
おじさんとはアンパ○マンの生みの親であるこれまたべりーぐっどなナイスミドルである。さて、絶体
絶命のアンパ○マンだが、しかしそこは正義の味方。『アンパ○マン!、新しい顔だ!』きらりーん。
『よーし、力が湧いてきた』そこだ!、あーんぱーんち!」
ずがっ!
バナ爺「いいかげんにしとけよ」
はにゃまろ「ぐっ、いいパンチしてるじゃねーか」
バナ爺「トリップしてんじゃねーよ」
はにゃまろ「ご、ごめんなさい、まだショックが。と、ともかく、この作品はONEキャラ以外は
お菓子や料理が顔な人たちが住む世界が舞台です」
バナ爺「最初からそう言えよな」
はにゃまろ「でもONEキャラも実際どうだかよく分かりません。外見だけ人間説、頭に食い物乗っけてるというカレークック(正義超人)説、やっぱりほんとに人間説等さまざまな説があります」
バナ爺「ちゃんと決めとけよ」
はにゃまろ「ごめんなさい」
バナ爺「ところで最初の意味ありげなオープニングはなんなんだよ。ストーリーとなんか関係あんのか?」
はにゃまろ「あ、あれ。かっこよかったでしょ」
バナ爺「・・・それだけか?」
はにゃまろ「うん、一度やってみたかったんだあ」
バナ爺「そうかあ」
はにゃまろ「少しは関係あるんだけどね」
バナ爺「あのさあ、話は変わるけどこいつらみんな死ぬんだよな」
はにゃまろ「毎月7の日大サービス特盛りカツカレー福神漬け取り放題!私兵団のカツカレー達?」
バナ爺「あ、ああ。第1話のオープニングで、団長以下数名を残すのみって言ってただろ」
はにゃまろ「あの時はなんにも考えてなかったからなあ」
バナ爺「それでどうなんだよ」
はにゃまろ「うーん。悲しいけどこれ戦争なのよね。まあ、数名は生き残ってる事になってるけど」
バナ爺「でも、シリアスになるぞ」
はにゃまろ「そうなんだよね、困ったな。ほんとにシリアスになっちゃう。カツカレー補給したら生き
返るってのは・・・だめだよね」
バナ爺「だめだ」
はにゃまろ「ほんとにどん底になるからカツカレー団、次の出番ないかも・・・」
バナ爺「おい、それ以前に続けるのか?」
はにゃまろ「うっ、設定だけ作ってるけど、続くかもしんないし単発物だけかもしんないし今のところ
はなんとも」
バナ爺「そうかあ、がんばって死ね」
はにゃまろ「えっ、あの僕がんばれないかも」
バナ爺「じゃあな、がんばれよ」
はにゃまろ「おーい」
バナ爺「がんばれよー」
はにゃまろ「・・・アンパ○マンの古い顔ってどうなるのかなあ。誰か知ってる?」
・・・
はにゃまろ「えーと、ながながと失礼しました。それでは〜」