お・か・し戦記2  投稿者: はにゃまろ
<注意>
この世界はアンパ○マンっぽい世界です。
ONEキャラは基本的に人間っぽいです。
ギャグです。

<キャスト>
パタポ連合軍の傭兵、魔剣士大盛りにんにくキムチラーメン:七瀬留美
パタポ連合軍の傭兵、雷光の特大チョコパフェ:上月澪
山葉堂帝国の謎の戦士、死を呼ぶくりーむ色の堕天使スペシャルワッフル:?
パタポ連合軍分析班、苺クレープ:南
パタポ王国筆頭執事バナナクレープ(通称バナ爺):住井護
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第2次ワッフルクレープ戦役は熾烈を極めた。
山葉堂帝国とパタポ連合軍の戦力はほぼ互角であり、戦いはしだいに泥沼化していった。
山葉堂帝国の精鋭ホイップ&カスタードワッフル部隊の進軍に、対するパタポ連合軍は脅威の
季節限定マロンマロンデラックストッピング砲で反撃を行い。双方共に壊滅的な打撃を被った。
両軍の死者は2000ワッフル、3500クレープ、負傷者は23000ワッフル、18000クレープにも上り、
戦場となった土地は半年の間、くりーむの匂いが消える事はなかったという。
しかし、戦局が膠着状態に陥り始めた頃、突如それは現われた。
砂糖をふんだんに使い、練乳を練り込んだ蜂蜜を惜しむことなくふり注いだ、忌むべき悪魔が。
山葉堂帝国の切り札、死を呼ぶくりーむ色の堕天使 スペシャルワッフルが戦場に降臨したのだ。


≪お・か・し戦記2 大盛りにんにくキムチラーメンは乙女の夢をみるか?≫

ここは戦場です。
今日も良い天気。空はびっくりするほど晴れ渡っています。
こんな日は絶好の戦争日和ですね。
みんなはりきって戦っているようです。
どちらも正々堂々と悔いの残らないようにがんばりましょう。
おや、でもなんだか様子がおかしいようですね。ちょっと覗いてみましょう。
「奴だー。奴が現われたぞ」
「奴に敵う筈がない。もうお終いだー」
どうやら戦場に奴が現われたようです。

-パタポ連合軍作戦本部テント-
「隊長っ、奴が現われました」
「ぐむむむむー。奴が現われたと言うのかっ」
「奴には、あの死を呼ぶくりーむ色の堕天使スペシャルワッフルには、すでに三つの騎士団が壊滅させられています。たいちょー、どうしましょー。家には年老いた両親と七人の子供がいるんですよ。
まだ死にたくないよー」
「ええーい。そんな事かんけーない。ここで撤退するわけにはいかーん」
「でも、でも死んじゃいますよ。たいちょー」
「うーん、そうなんだよねー。死んじゃったらどうしようもないんだよねえ。どうしよっかあ」
ばさあっ
その時、作戦本部テントの幕がいきおいよく開きました。
「話は全部聞かせてもらったわ。ここは私達にまかせて」
『まかせるの!』
「そ、そなた達はーっ!」

-戦場-
「おい、おまえ行けよ」
「やだよ、おまえこそ先に行けよ。先陣を切るって言ってただろ」
「だっておまえ、こわいじゃないか」
「おれだってこわいよ」
「よし、ジャンケンで負けた奴が先に行くってのはどうだ」
「よーし、おそだしするなよー」
どうやら兵士達がスペシャルワッフルを前に作戦を練っているようです。
「ちょっと待ったー」
戦場に大きな声がとどろきました。
「あ、あなた方は!」
「ふっ、あんた達は下がってなさい」
『ここは私達にまかせるの』
「特大チョコパフェ澪殿と大盛り・にんにく・キムチ・ラーメン留美どの―」
「強調すんなー!。うう、なんで私こんな役なのよ」
『がんばるの』
二人ともやる気まんまんです。
「ともかく!、あんた達はすっこんでなさい。奴はこの戦場の乙女、大盛りにんにくキムチラーメン
留美が倒して見せるわ」
兵士達がざわめきました。
「乙女?」
「大盛りにんにくキムチラーメンが乙女?」
「大盛りにんにくキムチラーメンがねえ」
「そっかあ、大盛りにんにくキムチラーメンかあ」
「大盛りにんにくキムチラーメンも夢を見るんだ」
「でも、大盛りにんにくキムチラーメンじゃなあ」
「無理っぽいよ、大盛りにんにくキムチラーメンだもん」
「俺、大盛りにんにくキムチラーメン好きだぜ。利くんだよなー、あれ」
「あっ、俺、にんにくとキムチが取り放題の店知ってるぞ。味の方もなかなかでよー」
「えっ、マジ。どこにあんのか教えてくれよ」
ざわざわざわ。
「うがぁー、なんで私が大盛りにんにくキムチラーメンなのよっ!」
大盛りにんにくキムチラーメン留美が遠巻きに見物していた兵士達に向かって叫んでいます。
おや、特大チョコパフェ澪が大盛りにんにくキムチラーメン留美の後ろでスケッチブックを広げました。
ちらっ。
『臭いの』
ぴくっ。
大盛りにんにくキムチラーメン留美の動きが止まりました。
うん、うん。兵士達は大きくうなずいています。
ぎぎぃー。
みょうな音をたてて大盛りにんにくキムチラーメン留美が後ろを振り返りました。
「今、なんか出した?」
ぶんぶんぶん。
特大チョコパフェ澪は、おもいっきり首を振っています。
『そんな事ないの』
「一枚前のページ、見せてくれないかなあ」
『そんな事ないの』
「・・・」
『そんな事ないの』
大盛りにんにくキムチラーメン留美は物凄く優しい顔をして猫なで声で話しかけました。
「ねえ、そっちと配役、交代してくれないかなー」
『いや』
特大チョコパフェ澪は間髪入れずに見開きでキッパリと断りました。
ぐわしっ。
優しく肩に手を置くと大盛りにんにくキムチラーメン留美は満面の微笑みで頼んでいます。
「お・ね・が・い」
『いやなの、にんにくキムチ臭いの』
「にんにくキムチくさい臭いって言うなーーー」
戦場に咆哮が轟きました。
「乙女に向かって臭いなんて、許される事じゃないわ」
周りの兵士達はまた深く頷きました。
「大盛りにんにくキムチラーメンだもんなあ」
「しかたないよなあ」
「でも、俺あの匂い好きだぜ」
ぶおん!。
すいか程ある石が飛んできました。
がつん!。
ピクピクピク。
「あんたら脇役は黙ってなさい。死ぬわよ」
兵士達が怯えています。もっと優しくしてあげましょうね。
「上月さん、交代してくれるわよね」
『今は特大チョコパフェなの』
そうですね。楽屋ネタはいけません。七瀬さん減点1ですよ。
「こ・う・づ・き・さん」
『怖いの』
えぐ、えぐ、えぐ。
特大チョコパフェ澪はもう半泣き状態です。
「代えてほしいなー」
『交代するから許してほしいの』
てれれれてってってー。
突然、某有名あーるぴーじーのれべるあっぷ音が鳴り響きました。
「大盛りにんにくキムチラーメン留美は特大チョコパフェにらんくあっぷした!。乙女レベルが12に
なった。ぷりてぃー度が48あっぷ、・・・以下略」
でれでれでれでれでーでん。
今度は呪われた時のびーじーえむです。
「特大チョコパフェ澪は呪われた。大盛りにんにくキムチラーメンになってしまった!」
分析班の苺クレープ南君です。分析班の仕事をしっかりこなしているようですね。
たったったったった。
どうやら次の仕事を見つけたようです。大急ぎで走っていきました。
戦場での分析班の仕事はそーぞーをぜっするほど大変なのです。
南君がんばってくださいね。
「ずばしゃしゃしゃーん。会心の一撃。523ぽいんとのだめーじ・・・」

「特大チョコパフェ、どこからどう見てもまさしく乙女だわ」
特大チョコパフェ留美は大満足です。
えぐ、えぐ、えぐ。
『重いの』
大盛りですからね。
『とっても熱いの』
さっきまで七瀬さんの頭上にありましたからしかたありません。
えぐ、えぐ、えぐ。
「はっ!、嫌な予感が。これはもしかして噂に聞く乙女の直感?。乙女レベルが12となった今
この直感、当たるわ」
『重いの』
大盛りにんにくキムチラーメン澪はもうのっくだうん寸前です。
ふらふらふら。
こけっ!。
ばっしゃーん。
七瀬さんに向かって大盛りにんにくキムチラーメンがぶちまけられてしまいした。自業自得ですね。
「やっぱり、さすがは乙女の直感ってぎゃー」
「熱い、熱い、熱いー」
ばたっ。
「大盛りにんにくキムチラーメン殿と特大チョコパフェ殿がやられたぞー」
「もうおしまいだ」
「逃げろー」
「撤退、てったーい」
こうして二人の戦士を失ったパタポ連合軍第三チョコクレープ団は総崩れとなり、山葉堂帝国軍に
敗北したのでした。

戦いは終わった。辺りにはチョコレートの匂いがただようだけで、動くものはなにもなかった。
いや、動くものはあった。その二つの人影はゆっくりと立ちあがった。
素七瀬「くっ、このままじゃ終わらないわよ。絶対に戦場の乙女の伝説を築き上げてやるわ」
えぐ、えぐ、えぐ。
素澪『にんにくキムチくさいの』
素七瀬「にんにくキムチくさいって言うなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

完っ!
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はにゃまろ「また書いてしまったではないかーーーーーー」
バナ爺「おいっ、続かないんじゃなかったのか」
はにゃまろ「君はパタポ王国筆頭執事バナナクレープ、通称バナ爺の住井護君!」
バナ爺「なんか説明くさい驚き方だな」
はにゃまろ「また付き合ってくれるの?」
バナ爺「しょうがねーだろ」
はにゃまろ「うう、バナ爺。迷惑かけるねえ」
バナ爺「そんな事よりなんで続編書いてるんだよ」
はにゃまろ「それがね、なんか結構好評みたいで続編読みたいって人がいたもんで。
      感想くださた方々ありがとうございます。また書いてしまいました」
バナ爺「でもおまえ、これ前回と続いてないじゃん」
はにゃまろ「あれから続けると連載になっちゃうからね」
バナ爺「無理だよなー。おまえ、なんにも考えてない脳みそウニだもんなあ」
はにゃまろ「そうなんだ。なんにも考えてないん脳みそウニなんだよー」
バナ爺「ちっ、認めやがった。んで、またこれ書くのか?」
はにゃまろ「うーん。この世界が舞台の単発物なら書けるかな?。まだ出てないキャラいるし」
バナ爺「やめとけ、続けるとだんだんつまらなくなるぞ」
はにゃまろ「うう、そうかもしんない。って事でネタがあったら書きます」
バナ爺「書くのかよ。永遠紀行の方はどうすんだ。おまえ、おかりなに相当うらまれてるぞ」
はにゃまろ「うぐっ。い、いや、3話通して読んだらなんか脈絡がなくって、と言うか話の展開早過ぎ」
バナ爺「それで、もうちょっとじっくり書こうと」
はにゃまろ「うんうん」
バナ爺「合間にこれを書いたと」
はにゃまろ「うんうん」
バナ爺「・・・」
はにゃまろ「・・・」
バナ爺「さっ、帰るか」
はにゃまろ「えっ、もう帰っちゃうの」
バナ爺「付き合ってらんねー」
はにゃまろ「まって、このパターンは」
バナ爺「勝手にやってろ」
はにゃまろ「おーい、・・・帰っちゃった」
上から急降下してくるおかりな。
ごっちん!。
はにゃまろ「ぐはああああっ、やっぱりー」
ちゃんちゃん