【32】 あの日の思い出
 投稿者: パル <haluo@mvj.biglobe.ne.jp> ( 謎 ) 2000/3/14(火)23:31


 「もう、こんな時間なのか・・・」
 穏やかに過ぎていく時間。
 町外れの小道を歩いていると、時間の流れが穏やかに感じる。
 「あれ?」
 のんびりと歩いていた俺の後ろから、誰かが声をかけてきた。
 「ん、月城か」
 そこにいたのは、同じクラスの月城 蛍だった。
 「うん、なにやっているの?」
 「散歩、月城は?」
 「私も、散歩。一緒してもいい?」
 「別にかまわないぞ」
 「うん」
 今まで歩いていた道を、今度は月城と一緒に歩く。
 ただそれだけなのに、なにかが違う気がした。
 「かわうそ・・・」
 「なんだ、突然」
 「ねぇ、かわうその挨拶ってなにかな?」
 「なんだそりゃ」
 「ほら」
 そう言いながら、月城は道端の看板を指差した。

 『笑顔でかわそう挨拶』

 とそれには書いてある。
 「・・・・・・」
 「・・・あれ?」
 月城は、自分の犯した間違いに気づいたのか、首を傾げてきょとんとしている。
 「何処に、かわうそと書いてある?」
 俺は、月城の顔をぐいっと引っ張って、看板のそばまで近寄る。
 「えーと・・・」
 月城のことだ、”かわそう”と言う部分を”かわうそ”と間違えたに決まっている。
 「だいたい、かわうその挨拶ってどんなんだ?」
 「どんなんだろうね」
 「ちょっと気になるな」
 「うん」
 
 これは、月城と過ごしていた、高校時代のちょっとした思い出。
 今でもたまに思い出すことがある。
 そして、そのたびに考えることがひとつある。
 かわうその挨拶って、どんなんだ?
 という疑問を・・・。


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 蛍のぼけネタSSです(^^;;
 と言うか、自分の経験談(爆)なんですけど(^^;;
 今日、何となく見た看板をこう読んでしまったので(^^;;

 ちょっとだけ感想

>本望  ひささん
 なんか、佐織が良い感じ(^^
 でも、みんなあれ見てたんですね、前回の(^^
 慌てる瑞佳を想像すると、なんか可愛い感じがしました(^^

>勿忘草色の瞳 スライムさん
 これは、新シリーズですね?
 榴ちゃん、ちょっと危ない性格のような気がするのは気のせいでしょうか?(^^;;
 幼い頃に別れた親友との再会、どんなふうになるのか楽しみです(^^
 でも、澪が胸大きくなってスタイル良くなっていたらヤと言うのは、同感かも(^^;;

>ホワイトデーの悲劇(後編) 変身動物ポン太さん
 みさき先輩、やっぱり最強ですね(^^
 プロフェッサーの野望、また失敗とはちょっとだけ可哀想かも(^^;
 七瀬と浩平、雰囲気良かったです(^^

>旅立ち みのりふさん
 なつきSS、頑張ってますね(^^
 髪を切って、自分を変えようとするなつき、
 ”思わず寝たふりをして目を閉じる”
 と言う部分が、なんか良かったです(^^

 今回はここまでです(^^;; 
 あう(><)感想書いている間に投稿がある(^^;;;
 でも、今回はこれだけです(^^;;

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 では(^^/~^