遠い空の向こう。私がいる世界・・・
「やっぱり、あやまりに行こう!」
この前、一人のお姉さんに、迷惑をかけてしまった。悩んだ末、私は謝ることにして、そのお姉さんと出会った場所へと向かった。
「この前は、ごめんなさい!」
屋上で、一人寂しく立ちつくしていたその人に、私は謝った。
「誰?」
「私は、この前、えーと、驚かせてしまって・・・」
上手く、言えなかった。なんて説明したら良いんだろ?
「この前・・・。あぁ、もしかして、突然になくなった子?」
「いぇ、いなくなったというか、私、実は幽霊なんです」
「・・・・」
「・・・・」
「本当?」
「はい」
「・・・、ふふ。幽霊さんが、わざわざ、謝るの?」
「だって、悪いことしたら、きちんと謝らないといけないって、お兄ちゃんが言ってたから・・・」
「そうなんだ。えーと、幽霊さんは女の子だよね」
「はい」
「この前は、さすがに私も驚いたから、取り乱したけど、いいよ、許してあげるね」
「本当!」
「今回は、特別だよ」
「ありがとう!」
私は、嬉しかった。そして、ここに来た、もう一つの目的を果たそうと思った。それは、このお姉さんに聞きたいことがあった。
「ねぇ・・・お姉さん?」
「?」
「お姉さん、良かったと思うこと、あります?」
目が見えないと言う状態で、良かったことがあるのだろうか。私は、それが知りたかった。
「あるよ」
「何です?」
「ご飯がおいしく食べれる事かな」
「・・・」
からかわれているのかな?それとも、本気なのかな?
「あのね、普通にご飯を食べていても、おいしいときと、そうでないときがあるよね?」
・・・。そう言えば、病院で一人で食べていたご飯はおいしくなかった。
「ご飯がおいしい時は、良かったときだと思うよ」
確かに、病院でも、お兄ちゃんがいるときに食べていたご飯はおいしかった。
「最近は、毎日おいしいご飯が食べられるから、よかったよ」
そのお姉さんは、優しい笑顔でそう言ってくれた。
「ありがとう」
私の質問に、きちんと答えてくれたんだ。その時、誰かが階段を上ってきた。
「お姉さん、またお話ししてね」
他の人が来るより一足早く、私はその場から姿を消した。
「みさき、そろそろ帰るわよ」
「雪ちゃんだね」
「今誰かいなかった?」
「幽霊さんが、いたみたい」
「あんた、頭大丈夫?」
「ほんとなのに・・・」
「はい、はい!!!!」
「どうしたの雪ちゃん?」
「な、なんでもない・・・・、何でもないから・・・、早くここから、逃げましょう!」
「え?」
「こ、子供が、空に浮かんでる!!お、お化け!!」
「だから、その子とお話ししてたんだよ」
「・・・・」
「雪ちゃん?」
私は、お姉さんが嘘つきじゃないと証明するために、姿を見せたつもりだったけど・・・
「まさか、気を失うなんて思わなかったな」
遠い空の向こう。お姉さんが、気づくのを見届けてから、私は戻った。少し、悪いことしちゃったかな?
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「皆さんこんばんは。みさおです。今回は、私は悪くないよね?えーと、少しは、悪かったかなって思うけど・・・。では、感想です、感想です」
「最初は、ペルソナさんからです」
>ヒトはそう簡単に変われる物じゃないんだっ!
途中までの繭が、想像できません。凄く変わったと思ったら、元に戻る。この子も色々と、頑張っているみたいですね。
>innocent world 第3話
茜に、思いをきちんと伝える。確かに、ずっと一緒とあの時言えなかったから、嬉しいですね。
>同第4話
MOONはやったこと無いので、何とも言えないですが、波乱の予感!続き、頑張って下さい。
>ダイエットは大変だ
みさき先輩らしいというか・・・。浩平がそれにつき合ったらどうなるか、見てみたい気もします。
>福引き
いったいどうやって永遠の世界の切符を手配したのか、気になります。しかし、一度ぐらいは福引きで一等を出してみたい物です。
「次は天王寺澪さんです」
>NEURO−ONE 19
ぐー。いいところで終わってます。2NDと、詩子の会話が、まだ波乱の予感を含んでいて、まさに手に汗握り読んでます。
ついに、彼女の登場。この後どうなるのか、楽しみです。
「えーと、変身動物ポン太さんです」
>忘却者達の鎮魂歌(6)
結局、幼いときの約束に揺り回されていたんですね。みずかと、みさおの。
忘れると言うこと、思い出すと言うこと、なんか、せつないですね。
>感想SSネタ尽き寸前!おまけSS
感想ありがとうございます。「みゅ」の暗号が今回のお気に入りです。
>激突!!第2章 1
プロフェッサー雪ちゃん復活?してないですね、まだ。南、ここでも哀れです。しかし、浩平はいつもあんな写真を持ち歩いているのかな?
>激突!!第2章 2
祝、復活!しかし、外道連盟、何で浩平をスカウトしたんでしょう。やっぱり浩平の本質は外道で、それを見抜いたのでしょうか?
「次は、ニュー偽善者R少佐です」
>ONE猫 第10幕
自分の意志に関係なく人を殺める。浩平の使命は、かなり重いみたいですね。相手が、ただの悪党なら良かったのに・・・。
>ONE猫 第11幕
狐。暗躍する悪の一味でしょうか?最後の澪の一言が、いかにも一つの事件が終わったという感じがして、好きです。
>緊急募集!なになぜONE猫スペシャル!
参加したいですね。取り合えず、現時点では希望と言うことだけ。良い案が浮かんだら、しらせますです。
>ONE猫 第12幕
謎な展開ですね。何も知らないと言うのは、ある意味幸せで、ある意味辛いことだと思います。浩平君頑張ってね!
>偽善者の恐怖感(3)
何処から、浩平は夢の中にいたんだろう?茜達と合ったときから、悪夢に取り込まれていたのかな?でも、怖かったです。
>ちびな悩み
確かに、あれは永遠の世界に行きたくなる話でした。今回も、クイズが解らない・・・。目隠し団員なのに、きついです・・・。
「今度は、雫さんです」
>おしょうがつ
渡り鳥茜ちゃん再び!しかし、詩子は・・・だったんですね。浩平と長森のやりとりもいいし、澪のお友達で・・・が、本当にとどめさしてますね。哀れです?
「次は、もももさんだね」
>浩平無用in 絆 2
南、哀れすぎる・・・。しかし、13階段とは・・・。澪も、細かいことにこだわりますね。
>大海原で遠泳を その5
それぞれの、決着がいいです。芽生える友情&愛情。やっぱり拳を交えてうまれた友情は無敵です。復活した浩平が、哀れでした。
「えーと、いけだものさんの番です」
>言い訳させてつっこみ茜ちゃん
感想、ありがとうございます。SS座談会楽しみです。
「次は、ばやんさんです」
>真希ちゃん感想オンリーは悲しいぞ
感想ありがとうございます。でも、この言葉はばやんさんに届くのでしょうか?2週間は長いですね・・・
「今度は、よねぴんさんです」
>2つの手
確かに、みさき先輩は体を使ったコミュニケーションが大切だと思います。特別な人と手を触れるだけで、色々な思いが伝わると、思います。
「さて、YOSHIさんのばんでし」
>はぐれ三匹(恋愛編)乙女チック・・・その2
澪、なのかな?最後にでてきたの・・・。でも、相手の意志無関係に愛をあたえられる・・・。この場合、羨ましいのかそうでないかと言われたら、後者にになるかな。
「えーと、いいんちょさんです」
>闘え!!七瀬改第4話その1&2
女の嫉妬は恐ろしいです。それにしても、七瀬に仕掛けられた罠。広瀬は何処から調達したんだろ?さらに、再び澪&茜がでてきて、波乱の予感です。
「今度は、まねき猫さんだね」
>かんそうだよ
感想、ありがとうございます。今回、みさおは、謝りましたよ。
>雨月物語 1
原作は読んだこと無いです。だから、これからどうなっていくのか、楽しみです。しかし、この世界だとみさお生きているんですね。でも、住井に嫁いでる・・・。何故?初めの兄妹のやりとり、良かったです。
「ふぅ、まだまだ続くよ、えいりさんです」
>恐怖の牛乳
気を失うほどの味ですか?牛乳以外にも何か入っていたのかな?なんか、某WAのマナシナリオを思い出してしまいました。
「次は、よもすえさんです」
>君の名は?「それは特別な」
自分、今澪の話書いてますけど、この子が他の人をどう呼ぶかは永遠の謎です。ラストの二人の仕草が可愛かったです。
「さてさて、次はWILYOUさんです」
>空色の重さ1&2
幼い子供にとって、病院は意味もなく怖い場所だと思います。それが上手に表現できていると思います。この子が出会ったのは、浩平なのかな?あの後の?今後の展開が楽しみです。
「お次は、吉田樹さんです」
>伝えたいこと 3
みさき先輩の心情がせつないです。それに、さりげなく見せた優しさ。澪に対する先輩の気遣いかな?それが良かったです。
「次は、もうちゃん@裏さんだよ」
>夢・・・・・・
なんか、ほのぼのして、良いです。最近、SSコーナーにみさおの出番が増えているような気がします。良いことです。
「最後は壱弥柄さんです」
>ちびみずかの永遠の世界
ちびみずかの抵抗ですか?浩平を帰したくないとはいえ、少しやりすぎのような気もします。でも、自業自得かな。
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「今日は、ここまでです。もし間で抜けてしまった人がいたらごめんなさいです。
次は、空色のクレヨン−6−の予定だそうです。では、またお会いしましょうね」