遠い空の向こうから 夕焼け 投稿者: パル
 遠い空の向こう。私がいる世界。今日も、お兄ちゃん達の様子を見るために、遠い空から降りてきた。
 「ゆーやけこやけで ひがくーれーてー」
 ふよふよと、目的もなく漂っていると、どこからか歌が聞こえた。
 「やーまのおてらのかねがーなーるー」
 学校の屋上から聞こえてくる。きれいな声だけど、何となく悲しさが伝わってきた。誰だろう?私は気になっったから、声のする方向へ向かった。
 「えーと、続きって、何だったかな?」
 屋上では、おしとやかそうなお姉さちゃんが、一人でいた。どうやら、この人が歌っていたみたいだった。
 「おててつないで、みなかえろ」
 私が、教えてあげる。これは、私の好きだった歌。だから覚えてる。
 「あ、そうだった。でも、誰かな?」
 そのお姉さんは、私の方を見て・・・、無い。見当違いの方向を向いている。
 「私は、こっちだよ」
 少し脅かしてみようと思って、後ろに回り込んだ。
 「えーと、誰なか?」
 「・・・・」
 私は返事をしない。少しいじわるをしようと思った。
 「・・・、誰もいないの?」
 そのお姉さんは、きょろきょろしている。こっちを見たはずなのに、私のことに気づかなかった。今の私は、人の瞳に映ることが出来る。それでも、このお姉ちゃんは気づかない。
 「酷いよ・・・」
 「・・・」
 「誰もいないの!私を、一人にしないでよ!」
 なんか様子がおかしい。私は、どうしようか、わからなくなった。
 「あれ、みさき?」
 その時、誰かが来た。私は急いで姿を消して、事の成り行きを見守った。
 「雪ちゃん・・・?」
 「どうかしたの?」
 「・・・、今ここに誰かいなかった?」
 「誰もいないよ?」
 「・・・、じゃぁ、さっきのって誰?」
 「誰かいたの?」
 「多分。声しか聞こえなかったけどね」
 「誰かの悪戯じゃないの?でも、みさきが目が見えないのを知っていて、そんな悪戯をするとしたら、最低ね!」
 目が見えない?
 「でも、浩平君なら、やりかねないよ。何となくだけどね」
 「まぁ、あの子なら、やりかねないわね。でも、許せるけどね」
 「そうだね。これもなんとなくだけど」
 そうだったんだ・・・。私が軽い気持ちでやったことは、このお姉ちゃんを、苦しめてしまった。私は、悪い子だった・・・。

 遠い空の向こう・・・。私は反省していた。さっきのお姉ちゃんに悪いことをしてしまった。もし、今度あうことがあれば、きちんと謝ろう。脅かさないようにして・・・
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 「皆さん、こんばんは。みさおです。私のSS、いかがだったでしょうか?今回は、少し悲しい話になってしまったと、パルが反省しています。それでは、感想です」

 「まずは、ニュー偽善者R少佐です」
 >ONE猫 第8幕かまいたちの刃 前編
 みゅーは、出るならかまいたちと予想できたけど、あれと絡めるとは、思いませんでした。(うしとら)
 繭と、華穂さんは打ち解けることが出来るのでしょうか?それが気になります。
 >ONE猫 第9幕かまいたちの刃 中編
 かまいたちに関するお話。確かに真空という理由だけでは、決着できない何かがあります。妖怪の仕業というのも、少しはあるかもしれません。今回の感想は、後編を読んでからと言うことで・・・
 >偽善者の恐怖館 病院編−2−
 確かに、恐怖館です。怖いです。今でも、入院だけはしたくないと切実に思っていますから・・・。夜の病院を歩き回ろうなんて、怖いことは出来ません。
 
 「次は、まねき猫さんだね」
 >ある日の翌日(後編)
 そうか、この兄妹だったんだ。自分の予想は完全に外れました。
主役を影から支える。確かに、脇役の仕事ですね。頑張れ住井!

 「えーと、将木我流さんでいいのかな?」
 >感想SS番外編4・・・・
 感想ありがとうございます。某S〇Kを元ネタに?と言うことは、斬り合いですか?とにかく、頑張って下さいね!

 「こんどは、まてつやさんです」
 >GTO・レッスン・1
 いつの間にか、髭が校長?でも、見事にGTOであてはまりますね、グレート・ティーチャー・折原って。
 >GTO・レッスン・2
 人を、脅迫して、ヒロイン大戦参加ですか?まてつやさん、結構外道ですね(嘘)!
 それはともかく、見えない選択肢をみるななぴー。今後の折原との関係が気になります。
 >GTO・レッスン・3
 浩平の教師ぶりが、グー!!頬を朱に染める七瀬が、可愛いです。しかし、みんな同じクラスなんですね。

 「次は、天ノ月紘姫さんだね」
 >川の流れに・・・その6
 ワッフルより甘い約束・・・。この言葉良いです。そうか、二人を選ぶのは、浩平と、幼なじみではなく、詩子がらみだとは思いませんでした。
 >茜の場合の照れる茜が、本当に可愛いです。それにしても、乙女という言葉で、出演してしまう七瀬と、その台詞。まだまだ、甘いですね、七瀬。

 「つぎは、天王寺澪さんだよ」
 NEURO−ONE 18
 物語が、クライマックスに向けて、加速していますね。レディCの正体。彼女だったんですね。自分の思っていた人物と違いました。でも、茜が無事でよかったです。

 「えーと、いちごうさんの番です」
 >漢字テスト
 しかし、浩平は自分のクラスメイトの姿を覚えていないのかな?そんなことを、ふと考えてしまいました。

 「次は、PELSONAさんだよ」
 >innocent world 第一話
 まず、感想、ありがとうございます。確かに、人は永遠に憧れます。永遠という言葉には、麻薬みたいな魅力があるみたいですね・・・。続き、頑張って下さい。
 >乙女への道
 いいな、この乙女転び。最初の出会いで、これをやっていたら、浩平はずっと七瀬に騙され続けたかもしれませんね
 >innocent world 第2話
 そうですか、茜END後の設定なんですね?これから、郁美達がどのように絡んでくるか、気になります。

 「つぎは、いいんちょさんです」
 >闘え!七瀬改第3話
 夢落ちですか?でも、面白かったです。みんなに正体がばれて、混乱する七瀬改。確かに、逃げたくなるでしょう。
 あと、住井の魂の言葉が、良かったです。
 >ななぴーと風邪直そう(感想)
 感想どうもです。確かに、爆発こそ、男の浪漫です。本当はこれにしたかったんですけど、さすがに浩平の台詞には出来ませんでいた。
 「こんどは、YOSHIさんだよ」
 >はぐれ三匹(恋愛編)住井の場合その6
 うーん、シリアスだなー・・・。一応、平穏に決着がついたみたいだけど、まだ続きそうだし・・・。頑張って下さいね。
 >はぐれ三匹(恋愛編)乙女チック・・・その1
 柚木はS。それを、判断できる少ない人生経験というのが気になります。それにしても、住井は遊びに命を賭ける男ですね。

 「次は、いけだものさんだよ」
 >たよりになります!折原浩平 3
 結局、七瀬の相談て、何だったんだろ?とにかく、浩平君ご愁傷様。相手が悪すぎましたね。

 「はぁ。はぁ・・・。えーと、てやくのさんの番です」
 >柚木詩子の優雅な午前
 いったい、詩子はみんなに、何をやったのか、気になります。
 それにしても、冷静に詩子を消し去る茜様。そのあとの会話がほのぼのして良かったです。

 「お次は、もももさんです」
 >大海原で永遠を 4
 しかし、ハンター達の行動が、それぞれ工夫してあって面白いです。取り合えず、浩平が復活したことだし、誰が優勝するか、次回を、楽しみに待っています。

 「さて、お次は加龍魔さんです」
 >Pilworld 時の狭間で 第8章
 新しい、永遠の世界の構造解釈ですね。3人で作り上げた世界。確かにそうかも?いよいよ、クライマックス、頑張って下さいね!

 「次は、吉田樹さんだね」
 >伝えたいこと vol2
 浩平の独白、長森とのやりとりがいかにもらしくて良いです。
 特に、「ひからびちょうよ」の一言が、らしいです。

 「次は、変身動物ポン太さんだよ」
 >忘却者達への鎮魂歌(4)
 みんな、悩んでますね?彼ですか・・・。相変わらず、彼は謎な役回りが多いですね。あっさりとは終われない。その言葉を信じて、続きを楽しみに待ちます。 
 >忘却者達への鎮魂歌(5)
 ついに、次回で終わりですか?消える前の自分が作った世界と言うことは、みんなに忘れられたくないと言う世界でしょうか?上手く表現が出来ないけど、この後どうするか、楽しみにしてます。

 「ではでは、ラストです。ここにあるよさん!」
 >ONE−輝く季節へー始まりその7
 相変わらず、ほのぼのな世界ですね。空き地を気にした浩平は、今後への伏線でしょうか?

 「これで、全部だと思うけど、もし、抜けていた人がいたらごめんなさい。ちなみに、対象は、パルが書いた。空色の・・・の第3話から、4話までのSSの感想です。
 さて、私は、空の向こうの世界に戻ります。またあいましょうね」