空色のクレヨン 投稿者:  パル
 第一話 新学期

 今日から、私は最上級生。3年生になる。
 ”おはようなの”
 教室に入り、みんなに挨拶をする。3年生はクラス替えがないから、みんなとは仲良しだった。
 「あ、澪おはよ!」
 私の親友えんちゃんが、机の前まで来た。
 「知ってる?このクラスに、留年した生徒が編入されたんだって!」
 ほへ?
 私が、何か考えるような仕草をすると、えんちゃんにはその意味がちゃんと伝わっていた。
 「ほら、窓際にいる生徒。知らない人でしょ?」
 その人を見たとき、きっと私はその場所に駆け出した。
 「ちょっと澪!!」
 えんちゃんの声が聞こえたのか、その人が振り向いた。そして私を見て、一瞬げんなりとした表情を作った。
 「・・・何で、お前と一緒なんだ・・・・」
 その人は、肩を落としてがっくりとしている。
 ”おはようなの”
 「あぁ・・・」
 「澪の知り合い?」
 「澪の知り合いか?」
 二人同時に聞いてきたので、簡単に説明する。
 ”先輩と、友達なの”
 「・・・」
 「・・・」
 「俺は、折原浩平。あんたは?」
 「私?私は、遠藤 玲子。みんなはえんちゃんて呼んでるわ」
 「えんちゃん?」
 「それより、先輩は、澪と知り合いなんですか?」
 「まぁな」
 「何で、留年したんです?」
 「・・・実は、だな・・・・」
 先輩の話だと、何でも大きな病気をして入院していたらしい。一言、言ってくれれば、お見舞いに行ったになんか、悲しかった。
 でも、何でだろう?何か違和感があった。去年の間、先輩のことを考えた覚えがない。入院したら、きっと気づいたはずなのに・・・。
 「どうかしたのか?」
 先輩は、優しく私の方を見ている。何となく安心する場所。それがここにある。
 ”なんでもないの”
 スケッチブックに素早くそう書いた。思い起こせばあの場所で、あの子にあってから、ずいぶんと時間が経っている。あの子は今頃何をしているのだろうか?私は今でもあの子を待っていた。
 「げ、担任は、髭か・・・」
 先輩の嘆きが聞こえた。私と同じ場所に先輩がいる。それが何となく嬉しかった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 皆さんこんばんは、パルです。
 今回は、澪視点のお話です。しかも、別の人のED後の澪の話です。一応、茜ED後のお話です。しかも続き物です。
 澪の行動を見ていると、何となく幼い感じがしますが、その中で、どのような事を思っているか考えて作っています。
 なんか、澪が別人みたいになってしまうかもしれませんが、よろしければ、最後までつき合って下さい。

 それでは、感想です。

 >ここにあるよ?様 ONE−輝く季節へ 始まりその6
 平穏な日常・・・。良いなぁ・・・。しかし、浩平と長森はお互いエアホッケーの必殺技を持っているんですね。しかも、使用制限までするところを見ると、普段から仲良く遊んでいるような気がしました。

 >将木我流様 感想SS番外編3『新年なのだよ!』編
 感想ありがとうございます。風邪ですか?お体の方、大事にして下さいね。健康には、くれぐれも気をつけて。

 >天ノ月紘姫様 川の流れに その4
 記憶の矛盾が他人にあるうちは大丈夫という茜の発想は、なんか斬新でした。まだまだ、色々な世界の捉え方ありますね。

 >いいんちょ様 闘え!七瀬改(中略)その1・2・3
 すいません、タイトル略した上に、一つにまとめます。
 茜の過去が、気になります。一体何をしていたんだろう?それに、いつまでもおさげに固執する繭が可愛かったです。
 次回予告の二人も、いい味を出していますね。次は、ヒロイン大戦ですか、観客席から応援します。頑張って下さい。

 >変身動物ポン太様 感想SS今日は雪が降ってて寒い(マジで)
 感想、ありがとうございます。始めのSSは、3番目が好きです。
 それにしても、今日は珍しく愛知も大雪でした。本当に寒いです。それと、遠い空の・・・は、現在考え中。ネタが浮かんだら、別の話も作りたいとは思っています。
   忘却者達への鎮魂歌(レクイエム)その1
永遠の世界に対するイメージは、なんか相手のキャラの時によって微妙に変わります。永遠の世界そのものに対する自分の考えも、色々あるので、人それぞれで良いと思います。
   激突!!外伝2 良く晴れた冬の朝には
 やったーー!!プロフェッサー雪ちゃんの話だ!この話、面白くて好きです。しかし、茜が今回悪の科学者みたいになっていますね?主のためなら、何でもする・・・。怖いです。

 >ニュー偽善者R様  ほんとにあったら怖い話
 その4の運転手の気持ち、切実にわかります。それと、その5。これは本当に怖い話です。
  こんな幸せな日常 2
 本当に、幸せですね浩平。しかし、大人になってから見る朝の幼児番組。たまに見ると新鮮かもしれません。それに、牛乳を飲む儀式。この一家らしくてほのぼのしてました。
  ONE猫 第5幕
 ごめんなさい、タイトル略させてもらいます。とらわれた座敷童・・・。確か、うしとらにそのような話が・・・。この展開だと、仲間になるのは人間だけではなさそうですね。それにしても、100話・・・。まだ先は長いですね。頑張って下さい!

 >かっぺえ様 オネクスト第5章
 みさき先輩に、真の芸人魂を見た!!確かに、あの台詞、先輩の場合ボケだと気づきにくいです。それと、詩子。本当に○ズみたいで、危ないです。茜の七瀬への台詞、きついです。結構、毒舌ですね茜・・・。

 >まねき猫様 ある日の翌日(中編)
 最後の二人って、誰です?全然わかりません!それに、さりげなく葉っぱネタが入っていて、もしかしたらそちら方面の人ですか?でも、思いつかない・・・。あぁ、凄く気になる!!

 >ブラック火消しの風 新しい生活 NO4
 最後で、浩平が少し思い出しそうで、続きが気になります。瑞佳が、凄くけなげな感じがして、可愛いです。何とか、幸せになって欲しいです。

 >雫様 白い迷妄
 感想ありがとうございます。確かに、あれ以上は、許せません!!でも、結局はラブラブなんですね?最後の台詞から推測すると。

 >まてつや様 繭とサラダ
 みさき先輩が、優しくていいです。あの人なりに的確なアドバイスをしたのでしょうが、結果が・・・。華穂さん哀れです・・・。でも、きちんと食べる辺りが、優しい人ですね。

 と、取り合えず、ここまでです。多分、抜けている話があります。ファイルの整理が上手くできていなくて、なんか抜けてしまっているんです。
 「多分じゃなくて、絶対抜けてるよ!」
 おや?
 「こんばんは。悪戯好きな、みさおです」
 ・・・。
 「次からは、私も手伝うから、感想頑張ろう!」
 はい・・・。反省してます。
 「感想、書いてもらうと、嬉しいよね?」
 とっても、感謝してます!!なんか、嬉しくて、またSSを書いてみたいと思います。
 「だったら、きっと他の人も嬉しいと思うよ」
 本当に?
 「まぁ、多分だけど。でも、頑張って、書いてみようよ!」
 はい!
  「と、言う訳なので、感想書いて下さった方々、ありがとうございますね」
 て、みさおが言ってどうする?感謝の台詞をみさおにとられてしまいましたが、今日はこれにて失礼させてもらいます。

 PS 今日はこの地方、雪が降って寒いです。皆さんも風邪等には充分気をつけて下さい。それでは・・・。