【21】 ホワイトデーの悲劇!?(前編)
 投稿者: 変身動物ポン太 <ponta001@lily.ocn.ne.jp> ( 謎 ) 2000/3/12(日)23:30
注:このSSはポン太が以前投稿した「バレンタインの悲劇!?」の続きのような気がします。(確信持てよ)
  読んでおくと後々ラッキーな事があるかもしれないので読んでくれると凄く嬉しいです。(無い無い)


ここは学校内のとある無人教室、
中からぼそぼそとひとり言がする時…
その声に耳を傾けてみよう。

あなたは一つの物語を目撃する事になるだろう…
それが喜劇か…悲劇か…東京特許許可局になるのかは知らないが。(…最後の奴全然関係無い)


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前編「プロフェッサーの怒り?」


「何でこうなるのよおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


カーテンを閉め切った薄暗い教室の中、
唯一つけられた灯りの蝋燭に映し出された…影が一つ。

影はただひたすら絶叫していた。
その影の前のテーブルには…何故か沢山の手紙が積まれている。

…ほほう、ラブレターですかプロフェッサー雪ちゃん。
あなたも隅に置けませんねっ♪

「違ああああああああーーーーーーーうっ!って、言うか正体ばらさないでっ!」

…いや、題名で正体バレバレな気が…

「それは置いといてっ!」

…はい。
とにかくプロフェッサーは目の前の手紙のせいで怒っているようだ。
その手紙の内容はどんな物なんでしょう?
えーっと何々…

『あの難攻不落の七瀬さんを物にした折原…その原因となったお菓子を是非僕に作ってください!そうすれば長森さんは俺の物…くっくっくっく by立ち絵有り男』
『里村さんが身も心も僕の虜になるようなキャンデーをぷりーず♪ byサブキャラNo.1』
『ふふふ…折原君を物に出来るブツを近日中に頼むよ byONEの真のヒロイン』
『七瀬さん奪回用のお菓子を我々に! by永遠の世界の二人』

…こいつらって多分…
って、どうやらホワイトデーの注文のようですな。
で、何でこれでプロフェッサーは怒ってるんだろう?

「前回のバレンタインでどう言う訳か七瀬さんと折原君がくっついてから…こんな手紙が舞い込むようになったのよね…どこから情報が漏れたのかしら?」

ナレーションの問いを無視してそう続けるプロフェッサー…

「おかげで演劇部の練習はできないわ、研究は進まないわ、実験台は集まらないわ…良い事無しよっ!」

…最初はともかく後のはアナタ自身だけの問題な気が…(汗)
しかしそのナレーションのツッコミすら無視して彼女はボヤキ続ける…

「そう…そして何より…何より我慢できないのは…」

プロフェッサーは拳を握り締め…キッと夕日を睨みつけるっ!(…ここは無人教室では?)
そして彼女の怒りの最大の理由を…発した!


「何で私が他人の幸せばかりかなえなくちゃいけないのよ〜〜〜〜!!!!」


最大の理由は…単なる人の幸せの妬みだった。(おい)
…言うほど人を幸せにしてないような気がするんだけど。(汗)

「とにかく…今度の中崎高校のホワイトデー…このプロフェサー雪ちゃんの名にかけて…」

そう言ってプロフェッサーは壁の一枚の画像をピッと指差す!


「私が折原君からお返しを貰うわっ!」


何でそうなるねーーーーーーーーーーーーーん!
あ、七瀬さんが羨ましいからですね♪そして雪ちゃんも浩平のことが…

「それ以上言わないでーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

びりばきどがぐげばばーーーーーーん!!!
…な、ナレーションに突っ込むのは反則なのれす…(がくっ)

「ふふふ…そうと決まれば新たな作戦が必要ね」


…プロフェッサー雪ちゃんは今回は戦いの表舞台に立つようだ…


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さて…その頃、折原浩平とラブラブ(死語)の筈の七瀬留美嬢はと言うと…

「はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

…何故か教室で一人ため息をついているようです…あれ?浩平は?

「折原…何で一人で帰っちゃうのよ…」

彼女を置いて先に帰る浩平…なるほど、フラレたんですねっ♪

「違うわよっ!」

ごすうっ!

…うう…だから何でナレーションに突っ込めるんだよあんたら…

「これが乙女の力よっ!」

それがホントならプロフェッサーも乙女という事に…って、それは違うな。
どうやら七瀬さんは最近浩平が冷たい事に悩んでるようです。

「最近は繭をけしかける事もしないし…私の髪で遊んだりもしないし…はあっ」

…あの事…何だかんだ言って今では結構喜んでたようですな。

「明日はホワイトデーだけど…折原何も言わずに帰っちゃうし…はあ」

で、ため息ばかりの七瀬さん…彼女に幸せは来るのか!?
と、いきなり七瀬さんが立ち上がって…?

「決めた!こうなったら…意地でもお返し貰ってやるわっ!」

おおっ!急に立ち直った!さすが自称乙女だ!(関係ない)

「そう決まったら…明日の作戦の為の下準備よっ!」

だだだだだっ!

…そう叫んで走り去っていく七瀬嬢…良いんだろうか?


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で、その教室の教卓の下から…二つの怪しい影が出てきた。
…言わずとしれたこの二人である。

「中崎…やっぱり七瀬さんは折原なのか…」
「諦めるな南森!俺に良い考えがある」
「…またプロフェッサーがらみか?止めとこうぜ」
「ふっ…違うな。折原の奴を七瀬さんが嫌いになると言う俺独自の完璧な作戦だっ!」
「…ほう」
「と、言う訳で俺達も作戦準備だ!」
「…何だか目茶目茶不安なんだが…」

…どうやらこいつらも独自に活動するようである。


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最後に…全ての意味で元凶であるこの男は…なにやってるんでしょう?


「ふはははははははははははっ!ついにゲットしたぜ一日限定10匹の『幻のたい焼き』っ!」
「うぐぅ…間に合わなかった…」(←誰やねん)


…だから七瀬を置いて早く帰ったんかい!


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…おのおのの目的は決められた。(一名除外←おい)
はたしてホワイトデー当日はどうなる事やら…

「…雪ちゃ〜ん…ホワイトデーだから何か食べさせて〜」(おい)

…やっぱり彼女が鍵を握ってる。(またかいっ!)


前編 完(こんなんで終わりかいっ!)
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ポン太「…突貫で書いたから展開滅茶苦茶だなあ…今なら誤字脱字捜し放題ですっ♪( ̄∇ ̄)」(おい)
雪ちゃん「後編に続くわよっ♪」


2000.3.12