【17】 温泉ばとるろいやる!(14) |
<前回のお話(ついに出た氷上シュン君視点←おい)> やあこんにちわ、この14話の真の主人公の氷上シュンだよ。 …全然違う?ただのあらすじ担当?…うーん、残念だね。 もし僕が主人公だったら折原君とあんな事やこんな事を…(おいこら) …そんな怖い顔しなくても良いじゃないか。分かったよ、話を元に戻そう。 前回のお話は…折原君の朝の話だったね。 彼が目を覚ますと…何と自分のすぐそばにパジャマ姿の長森さんの姿が!? さらに折原君の布団から里村さん以下ヒロイン4人がぞろぞろ… そして当然始まる痴話喧嘩! …かと思いきや、あっさりヒロイン達の策略だと判明してジ・エンドだったんだね♪ それが元で今まで後手に回ってた長森さんが折原君と急接近…ふふふ、またライバルが増えたようだね。(おい) 今回はその続き…どうやら2日目の午前中のお話のようだね。 それじゃあ…本編スタート!…って所かな。 さて…次の罠の準備しとかなきゃね。(また罠はっとるんかい!) 『温泉ばとるろいやる!』 ROUND14「ばとるろいやる卓球大会!(発端編)」 「と、言う訳で選択肢を選んでください」 「…いきなりそう言われても何が何だか分からないんだが茜」 オレは今、朝食を取った後の宴会場に居る。 んでこの後どうしようか考えていた所に…いきなり茜が現れたわけだ。 マジで訳が分からないオレの脳裏に選択肢が浮かぶ。 @この後どんな行動をしますか? 1:純情可憐な美少女、里村茜さんと一緒に甘味食べ歩き(おーる激甘)に出かける。 2:究極人型汎用兵器、ななぴーこと七瀬留美さんと死闘を繰り広げる。 3:世界最強大食い物体、川名みさきさんと奢りまくり食べまくりツアーに出かける。 4:史上最高のマイペース娘、柚木詩子さんと夜まで不毛な討論をしてみる。 ………おい。 「まともな選択肢は無いのかああああぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!!???」 「誰が究極人型汎用兵器よおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーっ!!!???」 ようやくやって来た七瀬(広瀬を倒したらしい)とツッコミを入れるオレ。 さらに向こうで繭に構っていた長森もこっちにやってきた。 「そうだよ!“5:健気な幼馴染、長森瑞佳さんとテーマ『猫と牛乳と私』で語り合う”の方がましだよ!」 「お前も変わらんわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!」 その声を聞きつけて次々とやって来るヒロイン(その他含む)達… 「みゅ〜…“6:椎名繭と一緒にてりやきバーガーを求めて放浪の旅”」 『“7:妹にしたいヒロインNo.1、上月澪ちゃんにお寿司を奢る”なの』 「“8:美少女部長、深山雪見率いる中崎高校演劇部に入部”っていうのはどうかしら?」 「“9:おねの真のヒロイン、氷上シュン君と永遠の絆を結ぶ(はあと)”とかはどうだい?」 「「「“10:おねの縁の下の力持ち、俺達脇役ボーイズに主人公の座を譲る”」」」 (↑さあ…皆さんならどんな選択肢を選びます?(爆)by作者) ……………おい。 「んな選択肢選べるかあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!!」 はあはあはあ…いくらオレがヒマでもそこまでは… 特に選択肢9、10辺りは死んでもやりたくないぞ。 …で、いつの間に現れたんだ氷上&沢口(南です)&中崎&南森…(汗) 「仕方ありません…やはり勝負して一つに絞るしかありませんね」 オレのボヤキを聞いてそんな事を言い出す茜…いや、誰も選ぶって言ってないんですけど。 ってゆーか、温泉に来たのに何でこんな事してるんだオレ? 「…昨日の騒ぎで壊れた露天風呂ですけど…復旧は夕方まで無理だそうです」 …さいですか、だからみんなこの宴会場に集まってるわけね。 「ただ集まってるわけじゃないよ、暇つぶしと言う立派な目的の為だよ」 みさき先輩…それをただ集まってるだけって言うんだぞ。 「で、勝負の方法は…どうするのよ?」 七瀬のその一言に…早速沢口(だから南です)が反応した。 「そ、それは勿論…温泉と言えば卓球に決まっている!浴衣で卓球…温泉から上がった乙女達から立ち上る湯気…爽やかに流れる汗…。ああっ…これぞ漢の浪漫の一つ!」 身振り手振りも交えつつ熱血に語る沢口(…いい加減南って呼べよ)… …こんな所でそんな事言うとは…ある意味英雄なんだが… 「あほかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 (by七瀬) …ヒロイン(一部)の怒りを買うので注意しましょう。(おい) それじゃレッツ惨劇♪(おいおいおいっ!) ヒロインズ+浩平+中崎&南森(仲間割れかい)vs 漢・南明義 戦闘(というより虐殺)開始っ! ズガバキッドガッげしっずどどどど嫌だもんおらおら『嫌なの』にゃーんざっぱーんげしげし嫌だねゴイィィーーーン嫌ですバキガガごごーーーん!! K・O! そして一人の英雄が逝った…さらば沢口(最後までそれかい) 「…他の勝負の方法を考えましょう」 そう茜が言い、周りもみんな同意したようだな。 オレは…ホントは勝負自体どうでも良いんだけど。 そんな時だった。 くいくい 誰かがオレの浴衣の袖を引っ張る…誰だ? 「みゅっ♪」 繭か…何の用だろう? 「どうした繭、ひょっとして今すぐ大人の女にしてもらいたいのか?…しょーがないな」かちゃかちゃ 「みゅみゅっ!?」(ぽっ) 「ちょっと浩平!繭に変な事したら駄目だよ!」 茜と論争しながらもこっちを監視してたか長森…仕方ない、真面目に話そう。 「冗談だ…で、繭どうした?」 繭は少し頬を赤くして(…まんざらじゃなかったのか?)こう言った。 「こーへー…繭が浴衣姿で卓球したら喜んでくれる?」 繭が浴衣で卓球…うーん、どうかな〜、まあ… 「…それなりに喜ぶと思うぞ、オレは」 取りあえずオレは繭にそう答えた。 必死に球を追いかける姿なんかが可愛いと思うし…な。 そうオレが思った時… じーーーーーーーーーっ …複数の視線を感じるんですけど。 で、恐る恐る振り向いたオレの目に… 「浩平…浴衣で卓球して欲しいんだあ〜。はあ〜そうなんだ…」 「…仕方ありませんね」 「浴衣で卓球…よくよく考えたら乙女の本領発揮かも」 「卓球って…浴衣着てやるのがホントのルールだったよね雪ちゃん?」 「違うわよ」 『なのなの』 「みんなでわいわいするのって楽しいよね♪」 …何か会議が合意に達っしそうなんですけど(汗) その会議の後ろで… 「やったな中崎…七瀬さんの浴衣姿じっくり拝めるぞ」 「ああ…最高だよ南森…」 …脇役ボーイズの二人が涙流して喜んでるし…結局お前らも沢口と同じかい。 そして最後に…オレの肩を叩く奴あり。 「…折原君、やはり君とは勝負を通じて絆を深めないといけないらしいね」 「………相当に深めたくない」 …こうして温泉旅行2日目は卓球大会に決まった。 「うふふふ…乙女の必殺技の封印を解く時がきた様ね」 「ふっ…折原を手に入れるためには僕は何でもやるよ」 …手段を撰ばないハチャメチャな卓球大会に… ROUND14 終〜了〜♪ -------------------------------------- ポン太「う〜む、最近スランプ気味で調子が出ないポン太です」 雪ちゃん「この話…何で途中で切れてるみたいな感じなの?」 ポン太「私が卓球のルールをよく知らないので調べるまでの時間稼ぎなんてとても言えない( ̄∇ ̄)」 雪ちゃん「アナタって人は…(汗)」 ポン太「…ようやくこれでホワイトデーSSに移れるな」 雪ちゃん「それって…やっぱりギャグ?」 ポン太「ギャグは…書くだろうな。だって私だし(爆)」 雪ちゃん「こう言って自分を追い込むのね」 ポン太「最近そうじゃないと書けなくなってきたし…(TT)」 2000.3.9 |