温泉ばとるろいやる!(8)  投稿者:変身動物ポン太


<前回までのお話(再び浩平視点)>
オッス!オラ浩平!
話がこんがらがってきた人(大半がそうでは?)の為に第1話からストーリーを簡潔に説明するぜっ!

まずはオレが福引で温泉宿の宿泊券を当てた所から始まるんだが…
住井と詩子の陰謀で長森・茜・澪・繭・七瀬・みさき&深山先輩も同行する事になった訳だ。(第1話だよ)

まあ…その事については結構ありがたいかもしれないが…この旅にはエラいおまけが着いてきてしまった。
それは…沢口(南です)率いる「脇役ボーイズ」の面々だ。…何故かシュンも居るけどな。
で…奴らはヒロインに囲まれてるオレと住井を妨害すべく立ち上がったと言うわけだ。(第2話だよもん)

一方…オレ達の方はと言うと…もちろんメンバーがメンバーだけに順調とは言いがたかった。

バスの中で戦闘があったり(第3話なの♪)着いた隣町の旅館の名が『髭』だったり(…第4話です)
旅館内で髭とその兄の兄弟ケンカがあったり…(第5話みゅ〜♪)
…茜とみさき先輩のこの旅の目的が、幻の温泉饅頭(直径2m(笑))だった事も判明した。(第6&7話なのよ!)

そんなこんなで…ついに舞台はメインの露天風呂に移るわけだな、うん。(…説明省きすぎだと思うぞ)
では本編スタートだっ!




『温泉ばとるろいやる!』


ROUND8「露天風呂では…?」





「ぐはあ…重かった…」

オレは旅館に着くなりそう言ってロビーのソファーに体を投げ出す。

「…お疲れ様です」
『よく頑張ったの♪』

茜と澪がそう言ってくれる…ああ…ようやく帰ってこれた…。
と、言っても永遠の世界から帰ってきたわけではない。(そりゃそうだ)
例の温泉饅頭屋から帰ってきたのだ。

「さすが浩平君…「幻の饅頭」、担いでくれるなんてやっぱり優しいね♪」
「…みさきが半分食べてもまだこれだけ余ってるとはね」

…直径2mの饅頭を持って。
まあ…深山先輩の言ってる通り半分はみさき先輩が平らげたわけだが、それでも十分重い。
どうすんだ?これ…

「…残りは私が食べます」
「やはりそう来るんかいっ!」

饅頭の引き取り先も決まったようだし…さてこれから…

「…覗かないで下さいよ」

…いや、まだ一言も言ってないんですけど…


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で、ようやく自分の部屋に戻ったオレ。
しかし…そこには伸びている髭兄弟(まだおったんかい)しかいなかった。

「…?住井は…?」

…多分覗きにでも行ったんだろう、うん。(きっぱり)
見つかっても自業自得だしな、ほっとこう。(それでいいんかい)
オレは…真面目(?)に温泉に浸かりに行くとしよう、色々あって疲れたしな。

「えーっと…浴衣は何処だ?」

オレは着替えようと部屋の中で浴衣を捜す。…どうやら押入れの中のようだな。
だが…オレは開けた押入れの中でエラいもんを見つけた。

「……ビデオカメラ?」

…何故にこれがこんな所に?まさか監視カメラ?…んな訳無いか。
ここはオレ達男どもの部屋だから、盗撮用に仕掛けられている事もありえないしな。
…ん?

「待てよ…?」

<思考開始>
…盗撮…オレ達の部屋…盗撮…オレ…温泉…着替え…
…温泉饅頭(←関係無い)…みさお(←全然関係無い)…壊れSS(←おい)
…はっ!まさか!?
<思考終了>


「氷上かああああーーーーーーーーっ!!??」


…覗かれてるのはヒロインズだけでは無さそうだ…ぐはっ。

複雑な思いと共にオレは露天風呂に向かうのだった…
ちなみにビデオカメラは電源を切り縛っておいた。…後で住井に売りつけよう。(おい)


================


で、露天風呂に着いたオレ。
ふむふむ名前は「熊の湯」か。……ベタだな。(うるさいもん byポン太)
オレは「男湯」と書いたのれんをくぐった。


…ちなみに着替えのシーンは誰も期待してないと思うのでカットだ。(そりゃそーだ)


もったいぶるのも何なので…オレは早速露天風呂の中に入る。

…周りを岩で囲った露天風呂。

…空は快晴。(まだ昼間なのね)

…あたりはひっそりと静まりかえっている。

う〜ん午前中が午前中だっただけに…のんびりしてしまうな
他に誰も居ないのか周りには立ち上る湯気しか見えない。

と、オレの視界にこの温泉の説明書きが入った…何何?

えーっと…「単純泉」か…一般的な源泉だな。で、効能は…



「効能:みゅ〜ウ◯ルス、だよ◯ん病」



「なんじゃあそれはあああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???」


…しかも思いっきりパクリなので伏字使ってある…良いのか作者?(…良くないと思う、すいません byポン太)

と、オレの上げた叫び声に…湯気の中で何かが動いたような気がするぞ?
そう思ってその方向に顔を向けたオレの耳に…誰かの怯えたような声が聞こえてきた。

「だ、だ、だ、誰かいるの?」

どうやら手前にある岩の向こうで…誰かが湯に浸かっていたらしい。
しかも…声からして若い女性のものと見た!…って、おい。
ひょっとして…この「熊の湯」って混浴だったのか!?
も、もしこの声の相手が七瀬だったりしたら…


--------(妄想開始)---------

「お、折原!?アンタまさか…覗きなのね!?」
「ふっ…オレは氷上と違って(おい)男を覗くような趣味はないぞ、えっへん」
「アタシは可憐な乙女よおおおおーーーーーーーーっ!!!」
「乙女がそんな事するかああああああああーーーーーーーっ!!!」
「問答無用〜〜〜!!!」

どがばきごごーーん

「うぎゃあああああーーーーーーーっ!!!!」

--------(妄想終了〜)---------

…オレが明日の夕日を拝む事は無いだろう。(朝日だろ)
願わくば…みゅーの隣には葬ってくれるなよ七瀬…(何故裏山?)

そんなアホな事を思っていると…いきなり目の前にかかっていた湯気がさっと消えた。
そして…オレの前に居たのは…

「お、折原君?何でここに…?」
「オレもお前が何でここに居るのか聞きたいぞ…」

…そう、オレが露天風呂で出会ったのは…


ある時はクラスのまとめ役!

また、ある時は七瀬イジメの女番長!

また、ある時は女子人気投票の黒幕!

また、ある時は巧みに画鋲を使いこなす仕事人!


そしてその正体はあああああーーーーーーーーーっ!!!???




「出たなCG二枚サブヒロイン!」




「散々引っ張っといてその説明は無いでしょーーーーーーーーーーーーっ!!!」


グブシャゲバドゲガゴゴゴゴーーーーーーーーーーーン!!!


…冗談だよ、広瀬さん。


と、言う訳でオレこと折原浩平は露天風呂で広瀬真希と出会ったのだった…
…全裸で。


「あ、折原君の結構…」
「それ以上言うなっ!って、どこ見てんだ!」


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さて…一方その頃…(おい)

「みゅ〜、露天風呂♪」
「ふ〜ん、ここの露天風呂って「噴泉の湯」って言うのね」
「はあ…浩平何処行ったか心配だよ…」

…長森達は違う露天風呂に行ってたりして。


ROUND8 終〜了〜♪
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ポン太「と、言う訳でこの壊れSSの真のヒロイン広瀬真希嬢の登場だっ!」
雪ちゃん「えっ?ホントに?」
ポン太「次回からは浩平と広瀬のハイパーラブコメ劇場のスタートだっ!」
雪ちゃん「ええっ!?壊れギャグはもうおしまいなの?転地崩壊の前触れだわ…」
ポン太「…と、言うのは全くの大嘘♪( ̄∇ ̄)」
雪ちゃん「…(怒)」


惨劇


ポン太(自我崩壊)「うふふふふ…次回『露天風呂崩壊の危機!(仮)』お楽しみに…」がくっ
雪ちゃん「それではまた〜」


2000.2.3