温泉ばとるろいやる!(3)  投稿者:変身動物ポン太


注1:このSSはかなり駄作です。…読み過ぎには注意しましょう。(おい)
注2:このSSはかなりキャラが壊れてます。…寛大な心をもって読んでください。(おいおい)
注3:このSSはついでに作者も壊れてます。…もし良かったら線香の一本でもあげて下さい(おいおいおいっ!)

…今日はコレくらいかな(何がだ)…では本編へGO!


<前回までのお話>
オッス!俺は暁のイベント野郎こと住井護だ!(おい)
さっそく前回のあらすじを説明するぜっ!
福引きで温泉旅行を当てた親友−折原浩平が俺に、「是非住井にプランを考えてほしいぜっ!」と頼んできたところから話は始まるのだが…。(誰が頼んだっ!?by浩平)
俺は知力の遂を結集して『せくしー折原君と行くらぶらぶ温泉ツアー(はぁと)』を考えた!(知力結集してその程度かい!)が…
…色々あって折原がヒロイン達にボコにされた…そんな感じだ。(ちゃんと説明せんか!)
じゃっ本編でまた会おうぜっ!(キラッ)





『温泉ばとるろいやる!』


ROUND3「席は何処かな?」




「おお、折原!ようやくこの集合場所に来れたようだな」
「……」

さっきの虐殺(前回を見てね♪)からようやく復帰したオレに対する住井の第一声がこれだった。
ちょっとだけ住井に殺意を覚えたのも無理ないだろう。

「さあ!いよいよハーレムの始まりだぞ!」
「おお!」

前言撤回…やっぱり住井はイイ奴だ。(おいおい)

「と、言うわけで温泉へはこの貸し切りバスで行くことにするぞっ!」
「何いいいいぃぃぃぃぃいーーーー!!!???」

よくよく見るとこの集合場所−学校の校門前−にどどーんとかなり大きいバスが横付けされていた。(気づけよ)

「住井……どうやってこんなもん調達したんだ?」
「ふっ……男住井、温泉ハーレムのためならばバスの百や二百、簡単に調達できるぜっ!」

親指をビッとたて、歯をキラッと輝かせそう叫ぶ住井…アンタは、アンタは…

「住井、アンタは最高だぜっ!」

ビッ

オレも親指をたてながらそう叫ぶ!もちろん歯も光らせてるぜっ!



「ちなみにバスの側面にはちゃんと『せくしー折原君と(以下略)』と書いた垂れ幕が…」
「んなもん付けるなああああああああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」


がさがさがさっ!


あわてて垂れ幕を外すオレ。
も一度前言撤回……やっぱり住井は危険人物だ。(…常識です by茜)

「可愛いのに…」

みさき先輩、誰に教えて貰ったか知らんが…絶対可愛くないぞ。




で、ようやくオレ達はバスの中に入ることが出来た。
が…いきなり聞き慣れた声が…

「んあー、全員乗ったかー?」
「ひ、髭えええええぇぇぇぇぇーーーーー!!!???」

…何で運転席に髭が…(汗)

「経費削減の為だ」

何故かうなだれてそう言う住井……経費って何だ経費って…


バスに乗った瞬間いきなりブルーになったオレと住井をよそに、おねヒロインズ(+α)は元気だった。

「澪ちゃんは私と同じ席ねっ♪…うふふふふふふふふ」
『何だか目が凄く怖いの』
「乙女は一人で窓の外を眺めているのが…って、ぎゃあああああーーーーっ!!!」
「みゅ〜〜♪」
「雪ちゃん、このシートふかふかだね」
「みさき…私の膝の上に座らないでくれる?」

うんうん…皆平和で何よりだな。

「誰が平和よっ!って、ぎゃああああ!!!!」
「みゅ〜〜♪」

聞こえない聞こえない……って、そう言えば長森と茜の声が聞こえないな…どうしたんだ?

「…浩平」

って、うおっ!?どこからか茜の声が!?
一体なんだっ!?電◯か!?そうだ◯波だな!?(おいおい)

「…後ろです」

と、思ったら後ろに茜が立っていた。しかも真後ろ30センチくらいの所に…
こいつは忍者か…(汗)

「浩平は…どこに座るんですか?」

いきなりそう聞く茜…別に決めてないんだが…まあ適当に…

「取りあえず運転席かな」
「…捕まります」
「天井なんかイイな」
「…落ちます」
「屋根の上は…」
「…寒いです」
「じゃあ茜の膝枕の上に…」
「…………はい」(ぽっ)

うむ、ちゃんとギャグに反応してくれると嬉しいぞ……って「はい」?
よく見ると茜は近くの席に座ってオレの方を見上げている。
ほんのり頬を染めて…こう呟く茜…

「…膝枕…して欲しくないんですか?」

ぷちっ

オレのどこかで何かが切れる音がした。ふっ…あっさりと限界だぜ…(早過ぎ…でもないか)
いくぞっ!れっつらぶらぶぅぅぅぅぅーーーーーー!!!!!
「茜ぇぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!!」

完全に我を失ったオレは茜に向かって全力疾走した!(…今、バスの中では?)
が…そう簡単に幸福は手に入る物ではなかった。

「浩平の浮気ものーーーーーーー!!!!」

げしぃ!

……どこからともなく現れた長森がオレに木刀での一撃を加えたのだ!
(なお、その木刀は七瀬の持ち物であることが後日判明)

「た…対空用の牙◯とは……や、やるな長森…」
こ、こうなったらオレも奥義”天翔龍◯”を放つしか……って、違うな。
…そんな事をオレが思ったときだった。

「……長森さん、邪魔するんですか?」

茜がオレをかばうように立っていた。
表情はこっちからは見えないが…多分静かな怒りに満ちているだろう。
しかし長森も負けてはいない。

「里村さんこそ邪魔だよ!浩平と一緒に座るのは私だもん!」

そう言って長森は七瀬の木刀を突きの構えに取る。

「…仕方ありません…争いごとは好きではないのですが」

茜も何処からともなくピンクの傘を取り出し構えをとる。こちらは下段に構えている。


ひゅううううーーーーーーーーーー


二人の間に一陣の風が吹き抜ける…って、誰だ窓開けた奴。

「折原…」
住井がマジな顔してオレに話しかけてくる。
取りあえずオレもマジな顔で答える。
「どうした住井」

「…お前は里村さんか長森さんどっちに賭ける?ちなみに今なら長森さんの方がオッズが…」
「…アホかっ!」

がすっ

アホな事ぬかした住井を一撃で葬る。
と、オレの耳にこんな声が入ってくる。

「雪ちゃ〜ん、やっぱり瑞佳ちゃんの方が有利だよね」
「…私が見るに里村さんの方が強そうだけど…」
『なのなの♪』
「乙女の勘では勝つのは長森さんね」
「みゅ…瑞佳おねえちゃん…」

…あんたらって…と、いけねっ!二人の様子見てなかった!

急いでオレは二人の方に向き直る。
幸いにも(?)まだ二人は向かい合っていた。

「浩平は……渡さないもん!」
「……浩平は私のものです」

……喜んで良いのだろうか?
「折原君モテモテだねっ♪」
詩子が後ろから気楽な声をかけてくる…いや、この二人だとどっち選んでも血見そうな気がする…。

「じゃあいくもん!」
「…行きます」

と、合わせたように二人が同時に動いたっ!



里村茜vs長森瑞佳……戦闘開始っ!


「はああっ!」
ぐおっ!

長森が神速の突きを繰りだすっ!

「…甘いです」
シュッ

僅かに上体をずらしてかわす茜!…素人の闘いじゃねーぞ…これ…(って、言うか今バスの中なんですけど…)
そしてがら空きになった長森の上半身に剣撃を…

「住井君シールド!」
「…へっ?」
ごすぅ!

…で、その一撃を住井で受ける長森…おいおいっ!
お返しに長森が放った攻撃を…

「…詩子バリアー」
「任せてっ♪はっ!」
ぱしっ

…詩子に真剣白刃取りさせる茜…おいおいおいっ!

ばっ
…そして二人は一旦離れて向かい合う…

「なかなか里村さんも強いんだね」
「…そちらもです」

…いや、強いのはお前らだけじゃねーぞ。

で、再び対峙する二人…それを見守るオレ達…
そしてまた二人が一撃を撃ち込もうと気を高め……



「みゅ〜〜〜、着いたみたい」



…熱戦(?)に水をさす繭の言葉。
……温泉に到着した?……いくら何でも早すぎるような気が…
慌ててバスを降りたオレは……周りを見て言った。

「……隣町やん、ここ」

…着くのが早いわけだ……つーか宿泊券をよく読まなかったオレが悪いのか。
呆然とするオレの後ろで茜と長森の声が聞こえてきた。

「決着はあとでゆっくりとつけるもん!」
「…望むところです」

…まだやる気かいあなたらは…


取りあえずオレは荷物を抱えて目的の温泉に向かうのだった…。

「浩平は私のものだもん!」
「…私のものです」
「みゅ〜〜〜♪」
『くっつくと暖かいの』

そう、4つの重い荷物を抱えて……って、お前らくっつくなああああああ!!!!

「やだもん!」
「…嫌です」
「みゅっ♪」
『なのなの♪』

……ううっ(泣)

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そして近くの茂みには…

「ふふふっ…到着したようだな。では中崎、南森、氷上…露天風呂へ先回りだっ!」
「「「ラジャー!」」…だね」

…どうやって来たのか分からないが『だんでぃー南君と行く覗き見ツアー♪』の面々が居たのだった…。


ROUND3 終〜了〜♪
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ポン太「ども、ポン太です。…ようやく温泉宿到着のとこまで話が進みました♪」
雪ちゃん「無理やり道中を短くしたような気がするけど…」
ポン太「…気のせいです( ̄∇ ̄;;;」
雪ちゃん「ふ〜ん…で、まだ先は長いみたいね」
ポン太「多分二桁話まで行くな…書ききれるか心配です」
雪ちゃん「にしても…折原君幸福過ぎない?…住井君不幸過ぎるし…」
ポン太「いや…浩平も十分不幸だと思うけど…住井は自業自得だしっ♪」
雪ちゃん「それもそうね」
ポン太「あっはっは( ̄∇ ̄)」

ポン太・雪ちゃん「それでは〜〜〜♪」


1999.12.27