注1:このSSはポン太のSS「激突!!」の外伝です。(って、言っても「激突!!」分かる人が何人居るのか(汗)) 注2:このSSはポン太のSS(以下略)。でもキャラは壊れてます。(笑) 注3:このSSはポン太の(以下略)。ですがP雪ちゃんが何故か出てきます。(爆) 注4:このSSは(以下略)。当然浩平は不幸です。(笑) 注5:こ(以下略…って、おい)。話がわからないと言う方は「りーふ図書館」で激突!!外伝1〜3を読んで下さい。(なげやり) …えーっと説明(になってないような気がするが)はこれくらいでいいかな… では本編にどーぞ♪ ================= ………季節は12月 ……屋外に出るのが非常にしんどい季節になったとオレは思う。 …それは寒いからだ。 が、今オレは…… びゅうううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーっ 木枯らし吹く運動場に立っている……… 「…どうした折原?顔色が悪いぞ?」 「そうだよ浩平…何か変な物でも食べたの?」 『大丈夫なの?』 「…浩平…棄権するなら今のうちです」 「みゅ〜〜〜♪」 「ぎゃああああーーーーーっ!!」 「んあ〜〜〜」 …いつものメンバーと共に。 それは何故か…理由は主催者二人の次の言葉を聞けばわかるかもしれない…(おいおい) 「浩平君、みんなそろったみたいだね。…じゃあシュン君そろそろ始めよう」 「そうだね川名先輩…始めるとしようか…中崎高校名物『屋上への競争』を!」 「「『「おおーーーーーーーーーーーっ!!!」なの』」」 「……はい」 「みゅ〜〜〜♪」 「んあ〜〜〜〜!」 ………そう、今屋上への競争の火蓋が切って落とされたのだ! ちなみに何故シュンとみさき先輩が主催者なのか……それは。 「今回はいつもにまして負けられないんだよ!」 「そうだね…僕らのテリトリーがかかっているからね」 ………勝った者に『屋上の主』の称号が与えられるからだった! 〜激突!!外伝4〜 『決定!屋上の主!』(前編) 発端は3日前に遡る…… だだだだだだだっ! 「くそー!今日の長森はしつこいなー!…こうなれば仕方ない…」 だよもん星人の執拗な「掃除するんだもん攻撃」に耐え兼ねたオレは、寒さにも関わらず… ばたんっ! …屋上へ逃げ込んだ。そして… 「あっ…サボり魔“二名”発見」 「ううっ…浩平くんヒドイよ〜〜〜〜」 「…僕はサボり自体関係無いけどね」 そこにはみさき先輩とシュンが居た。 オレはその光景を見て…ある考えが浮かぶ。 「…確かにこの二人が屋上にいる事自体は当たり前なんだが…」 二人一緒に居るのは…何か違和感が思いっきりある。 普通に見れば美少女と美男子が二人っきりで屋上に居る…ラブロマンスでも始まりそうなものだが… 「で、シュン君!ここは私のテリトリーだって言ってるんだよ!」 「ふっ…悪いがここは僕と折原君の愛の巣…譲るわけにはいかないんだ」 「シュン君には“軽音部室”って言う巣があるじゃないの!」 「あそこは一昨日から改装工事中なんだ」 …訳の分からん言い争いをしてたりするんだな。 って、屋上の領有権言い争っているとは…なんだかな…。 取りあえずオレのやるべき事は… オレはみさき先輩の肩をガシッと掴むとこう言う。 「シュン…悪いが今回はみさき先輩の肩を持たせてもらうぜっ!」 …って言うか、シュン。お前と愛の巣を作るつもりはこれぽっちも無い。 当然二人の反応はこうなる。 「折原君そんな!」 「う〜〜〜、やっぱり持つべき者は浩平君だよね♪」 愕然とするシュンと喜ぶみさき先輩。 ふっ…これでニ対一だ。今回は騒動にならずにすんだ…オレは安心して…。 「甘いわ!折原!ここは乙女のテリトリーなのよ!」 「違うもん!ここは私と浩平がお昼を食べる場所だもん!」 …甘かった、練乳蜂蜜ワッフルより…は甘くないが(当たり前)とにかくオレの考えは甘かった。 屋上を狙う者は他にも居たのか…って、長森はともかく七瀬には屋上イベントは無かったような… 「ふっ…屋上で一人物思いにふける…乙女でしか成せない技よ」 ………未だに無駄な努力を怠ってないらしい。(おいおいおいっ!) で、その後… 「みゅ〜〜〜♪」 「…私も屋上イベント欲しいです」 『なのなの♪』 「ふっ…男住井!イベントなら俺に任せろっ!」(←何か違う) 「んあ〜〜〜〜〜」 七瀬を追いかけてきた繭、もう帰ってる筈の茜、部活をサボったらしい澪、イベントと言う言葉に引かれて現れた住井、振って湧いたような髭(おい)……奴ら全員が屋上の領有を宣言したのだった。 …そんなにココ(屋上)って良い場所か…?今の時期は目茶目茶寒いんですけど… しかし始まる大論争。 業を煮やしたオレは…ついに禁断の言葉を口走ってしまった。 …って、言うかこのシリーズではお約束だが。(それを言ってはいけません♪) 「よしっ!こうなったら『屋上への競争』で白黒付けるぞっ!いいなっ!?」 …そして満場一致でそれに決まったのだった。 ちなみにスタート地点は運動場… ・・・・・・・ ちなみにこれもお約束なのだが… 「ふふふ…久しぶりに面白い実験ができそうね」 …物陰からオレ達を見張る怪しいぐるぐるメガネ少女が居たのは言うまでも無い。 ―――――――――――――― 「ふははははっ!折原!先に行くぜっ!」 「んあ〜〜〜〜〜〜!!」 最初に昇降口に飛び込んだのは参加理由がイマイチ分からない二人組…住井&髭だった。 そして… どっかあああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーん!!! 「ぐはああああーーっ!!??地雷かああぁぁぁぁーーーっ!!」 「んあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!出番がああぁぁぁーーーーっ!!」(それが参加理由か…) …最初に脱落するのも奴らだった…お約束だな。 って、罠!?と、言う事は… 「出たな!プロフェッサー雪ちゃん!」 そう…『屋上への競争』名物である「プロフェッサー雪ちゃん特製捕獲用(?)トラップ」。 これがオレ達に向けて牙を剥いてきたのだった! ……が、今回の参加者は伊達ではなかった。 「けんぱの女王を舐めないでほしいもん!」 鮮やかなステップで地雷をかわしていく長森っ! 「おりゃあああああーーーーーっ!!!」 「みゅ〜〜〜〜♪」 どっかんどっかんどっかん! …地雷を物ともせず突っ走る七瀬っ!………と、そのお下げに捕まる繭。(おい) お前らホントに人間かっ!? 「…南君お願いします」 『お願いなの』 「任せてください里村さんっ!おりゃーーーーーーーーーっ!!」 ぐわーーーーーーーーん!!! …沢口(南だよ)を使って地雷除去する茜&澪のコンビ。 沢口(南だって)…相変わらず報われない奴… 「そして地雷を「美味しいよ〜〜〜」と言って食べるみさき先輩…」 ごっち〜〜〜〜ん☆ 「浩平君…嘘言うと頭突きしちゃうぞ」 「言う前に頭突きしてるやん…」 …取りあえずオレ達は屋上への競争歴が長い事もあり、罠をかわす事が出来たようだ。 だが… 「本番はこれからだな」 「うん…雪ちゃんがこれくらいで引き下がるわけ無いよ」 オレとみさき先輩は顔を見合わせてそう言い合う。 競争は…まだまだ序盤なのだ。 って…シュンは何処行った? ――――――――――――― …ここは地下50メートルにある雪ちゃん専用ミッションルーム。 白衣にぐるぐるメガネという格好の深山雪見―――― ――――中崎高校最強のマッドサイエンティスト、プロフェッサー雪ちゃんがそこに居た。 「ふふふ…楽しくなってきたじゃないの」 …はたして『屋上の主』の栄冠は誰の手に!? って、言うか生き残る奴はいるのか!?(おい) 後編に続くっ! ============================== ポン太「…『激突!!』シリーズ書くのって…7月以来だな…(しみじみ)」 雪ちゃん「多分どんな話だったか…覚えてる人、ほとんどいないでしょうね」 ポン太「しかも外伝ともなると何と10ヶ月ぶり…ある意味幻のシリーズだなあ、これ(^^;;;」 雪ちゃん「でも全然SSの出来は進化してないわね…逆に退化してるかも」 ポン太「…うぐぅ」 雪ちゃん「で、後編は考えてあるの?」 ポン太「全然考えてないっス( ̄∇ ̄)」 雪ちゃん「………(怒)」 惨劇 ポン太(棺桶に片足突っ込んでる)「…じ、次回投稿は「温泉…」の第3話です…」がくっ 雪ちゃん「…クリスマスSSは書くのかしら?」 1999.12.21