変わらぬ日常と…  投稿者:変身動物ポン太




カシャアッ!
いつものようにカーテンの引かれる音と、そして目の奥を貫く陽光。

「ほらぁ! 起きなさいよーっ!」
「うう…あと3光年…」
「いい加減な事言ってないで起きるんだもん!」

ばさあっ

「って…何でファラオの仮面で寝てるんだよ〜〜浩平〜〜〜」

ビリッ

「ふはははは…昨日プロフェッサーと共同開発して作った仮面だ!驚いたか長森!」
「…浩平…また無駄な事に時間使ってるね…はあ…」

そう…今日もまたいつものような平凡な日が始まる…


 ―――――――――


たたたたたたたっ

「うーむ…今日はオレはかなり早く起きたはずなのに…何故走ってるんだ?」
「浩平が「今日の天気予報で澪が降るって言うような気が…」って訳わかんない事言ってずっと見てたからだよ!」

たたたたたたたっ

「そうなのか…オレはてっきり長森の化粧に時間がかかったとばかり思っていたんだが…」
「違うよ!…はあ…浩平の考えてる事って…いつも訳わかんないよー」

たたたたたたたっ

「ふっ…美男子星人の思考は誰にも読めないのだ」
「…意味不明だよ、浩平…」

たたたたたたたっ

「じゃあ長森…お前はいつも何考えてんだよ」
「えっ…?私は…えーっと…」

たたたたたたたっ

「うーむ…長森の事だから…多分猫の事でも考えているのだろう」
「違うもん!」

たたたたたたたっ

「じゃあ…牛乳の事か?「やっぱり牛乳は北海道産に限るよね」とかだな…」
「違うもん!」

たたたたたたたっ




「…私は…私はいつも浩平の事考えてるんだもん!」
「えっ?」




ぴたっ

「…………うっ」(顔赤い)
「…………あっ」(真っ赤)

じーーーーーーーーー(見詰め合ってる)

「……」(かなり顔赤い)
「……」(トマト状態)



 ――――――――――



………その日、二人は珍しく遅刻したそーな。


「長森が変なこと言うからだ!」
「浩平が変なこと聞くからだもん!」
「ぬーーー」
「うーーー」


………いつまでも変わらぬ二人に……幸あれ!



おしまい
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ポン太「うひひ…最近短いSSしか書いてないポン太です〜〜〜♪」
雪ちゃん「このSSって…この前書いた感想SSのおまけ…」
ポン太「そう、瑞佳への質問のやつ。アレの拡大版みたいなのです」
雪ちゃん「…ひょっとしてまたネタ切れ?」
ポン太「うひひ…そのとーり!えっへん( ̄∇ ̄)」
雪ちゃん「意味なく威張らないでっ!」


惨劇


雪ちゃん「…はあ…さっさと「温泉ばとるろいやる」の続き書いてよね」
ポン太(あの世行き寸前)「…も、もう書いてあるんスけど…」がくっ

1999.12.18