<前回までのあらすじ(再び澪ちゃん視点☆)> 『こんにちわ、久しぶりにあらすじに登場の上月澪なの』 『前回は愛しの折原先輩が氷上先輩に襲われてピンチだったの』 『でも私が前もって放っておいた助っ人が助けたみたいなの…これも愛の力なの♪』(違うぞ) 『そして・…折原先輩は屋上へ向かったみたいなの』 『もちろん私も屋上へ向かってるの…そしてこれが・…最終決戦なの!』 『……今回はぜったい負けないの!そして・・…』 『今度こそ折原先輩オークションを開催するのーーーーーー!!!』 ・………で、繭はどうした上月澪 『う・わ・ぎ7』 ”愛と感動の上着争奪大戦なの!(後編)” たたたたたっ 一人の少女が廊下を走っている・…廊下を走ってはいけないと小学校の時に・… 『そのネタは前回もう使ってるの』 くっ・…ナレーションにツッコミを入れるとは… じゃなくて、走っているのはこのSSの一応の主人公、上月澪のようだ。 『一応じゃなくて正真正銘の主人公なの!』 ・…前回、前々回と出番ほとんどなかったような気もするが・…本人が言ってるから間違いないのだろう。 ・…で、彼女は屋上へ向かっている・…そう、最終決戦(?)の地へと… しかし・…浩平ばかりでなく彼女の前にも敵(?)が立ちはだかるわけで・… 「・……待っていました」 屋上へ進む階段手前・…そこで一人の美少女が澪を待ち構えていたようだ。 『・…やはりここにいたの・…里村先輩』 「はい・…ずっと待っていました…上月さん」 そう・…待っていたのは里村茜…前回争奪戦(う・わ・ぎ4)の勝利者だった。 睨み合う折原浩平上着争奪戦最強のライバル・・…って、繭はどうしたんでしょう? 『椎名さんなら・…青い何かを目撃した瞬間・…どっかへ消えたの』 ・…?青い何か? と、その時どこから… 「ぎゃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!!!」 獣のような悲鳴が響いてきた・…なるほど。(汗) 上着より習性か・…。 <折原浩平上着争奪戦途中経過-2> 椎名繭:習性により脱落 で、対峙する二人。 「・・…どちらからでもかかってきてください」 澪を挑発する茜・…近距離格闘戦には自信があるのだろうか? もしかして長いお下げを振り回して攻撃するとかだろうか? 「・…しません」 じゃあポン太の予定してる次回作のようにピンクの傘で戦うんだろうか?(←マジです) 「・…やりません」 ひょっとしてその辺の男子生徒を引っこ抜いて戦うのか? 「・…それは七瀬さんです」(んなことするかっ!byナナピー) それならば・…って、ナレーションが浩平化してどーするんだ。(どーにもならない) 取りあえず解説、解説。 って、いつの間にか茜一人しかいないようですね。 「・……上月さんに逃げられました」 なるほど。 「・…あなたのせいです」 ・…はっ?私が?私が悪いのかっ!? 「・・…はい(怒)」 ・…気づかなかった君も悪いと思うけど・…(汗) 「……問答無用です」 どかっばきっどげしっ! ぎゃあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!! って、何でナレーションがキャラにどつかれなあかんのだああああぁぁぁーーーーーっ!!?? 「・・……精進が足りません」 ・…茜、それはキャラが違う。 <折原浩平上着争奪戦途中経過-3> 里村茜:作者の陰謀により脱落 ───────── <注:ここからの()内は澪の心情を表してます> で、我らが主人公、上月澪ちゃんはと言うと・・・・ (危なかったの…でも運良く脱出できたの…これも愛のなせる技なの♪) …それは違います。 ともかく澪ちゃんは屋上へ向かう階段を意気揚揚と元気に上っていきます。 (もう邪魔する人はいない筈なの・…今日こそ折原先輩の上着をゲットできるの♪) そして澪ちゃんは扉の前に立ちます。 まずはスケッチブックを確認、もちろん頭のリボンも確認。 (おっけーなの!じゃあ上着奪取に・・…れっつごうなの!) バタンッ 屋上の扉を開け放つ澪ちゃん・…その視界の先にあったものは・… 「おっ?澪じゃないか」 (愛しの折原先輩なの!じゃ・…上着頂きます…なの♪) 浩平に飛び付こうとする澪ちゃん・…だったが、とある声がその行動をさえぎった。 「あっ、誰か来たと思ったら・・…澪ちゃんだったんだね」 (えっ?その声は・・…「屋上の主」川名先輩なの!) そう、浩平に寄り添うようにして・・・・みさき先輩が居たのだ。 (うかつだったの……ここは川名先輩のテリトリーだったの) て、テリトリーってあなた・…(汗) (あああああ……今日は川名先輩に負けてしまったの…・)えぐえぐ 取りあえず澪ちゃんは負けたと思って硬直してます。 いさぎよいですね。(そう言う問題じゃないの) そんな澪ちゃんに構わずにみさき先輩は言葉を続けます。 「そう言えば…澪ちゃんに渡したい物があるんだよ」 その言葉に澪ちゃんは我をとり戻したようです。 (えっ?何なの?) 少し困った澪ちゃんは、みさき先輩の隣に居る浩平を見ますが・… 「澪、良かったな。みさき先輩が何か奢ってくれるぞ」 「違うよ〜〜〜」 いい加減な事を言って笑ってるだけです。 そんな事をしている間に… 「はい、これだよ」 澪ちゃんの手にみさき先輩から何かが手渡されました。それは・・… (これって・・…上着なの!ひょっとして・…?) そんな澪ちゃんの心を見透かしたようにみさき先輩が言います。 「そうだよ、澪ちゃんが探してた浩平君の上着だよっ♪」 (ええっ!何でなの!?何で知ってるの!?ひょっとして電◯なの!?先輩は◯波使いだったの!?) 澪ちゃんは混乱のあまり訳わかんない事を(心の中で)叫んでます。 そんな澪ちゃんに浩平がちょっと照れながら言います。 「いや、オレが汗かいてたのをみさき先輩が目ざとく気づいてな・…」 「目ざとくなんかないよ〜〜〜〜」 「『澪ちゃんにまた上着を洗濯してもらったら?』なんて言うんだよな…」 「だって…澪ちゃんなら、浩平君の為に心を込めて洗濯してくれそうだと思ったからね♪」 「だからって・…こんな寒いのに無理やり脱がすなんて・…みさき先輩極悪人だよ」 「うー、真似しないでよ〜〜〜〜〜〜」 こんな二人のやり取りを聞いてた澪ちゃんは・・… (洗濯・…そうだったの…・最初はそれが目的だったの) (大好きな折原先輩の上着を洗濯してあげる…それが嬉しかったの) (でも…いつのまにか…オークションの方が大切になってしまったの…) (私は…間違ってたの?) ……澪ちゃんの心に少しずつ変化が現われだしたようですね。 「で、みさき先輩に渡してもらう事にしたわけだな」 「ホントなら浩平君が渡せば良いのに・…照れちゃって♪」 再び・…澪ちゃんは考えます。 (そうなの・…この上着は…私と折原先輩の絆の証だったの・…) (初めて折原先輩と出会ったときの・…大切な思いでの証なの) (・…今やっと・…私がこの折原先輩の上着に執着していた理由が分かったような気がするの…・) ・…もう澪ちゃんに邪な考えは無くなったようですな。 そんな澪ちゃんに浩平とみさき先輩が言います。 「じゃっ、そう言う訳で・…オレの上着の洗濯・…頼めるか?」 「私からも・…お願いするよ」 そして澪ちゃんは・・… うんっ! ………二人に飛びっきりの笑顔でそう答えたのでした。 ちなみにみさき先輩にも通じた様です。 (早く帰って折原先輩の上着を洗ってあげたいの♪) 初志に立ち戻った我らが澪ちゃん。 きっと明日には…浩平の上着は…戻ってくるでしょう。 (今日は精一杯心を込めて洗うの♪) ごしごしごし・…… 「澪・・…きれいになったのは良いんだが・…シワだらけだな(汗)」 『ごめんなさいなの』ぺこぺこ ・…澪ちゃんの愛情いっぱいのシワを沢山付けて♪ 「う・わ・ぎ」完結なの♪ ---------------------------------------- <おまけ> 「ふっ…なかなかやるじゃないか」 「君もだね…沢口君」 「俺は南だあああぁぁぁぁーーーっ!!!」 ・…南VSシュンは未だに戦い続けていたりして。 「・…詩子、次回は協力してください」 「任せといてっ♪」 ・…茜はまだ諦めていない様だ。 「みゅ〜〜〜〜〜♪」 「ぎゃあああーーーーっ!!!」 …繭は上着の事を完全に忘れているようだ。 ポン太「はっはっは〜〜〜〜〜〜〜!ようやく終わったぜ!」 雪ちゃん「あら?何この書きかけのSSは?」 ポン太[あっ!?それは見ないでっ!」 雪ちゃん「”『う・わ・ぎ』リターンズ”って・・・何?」 ポン太「・…見なかった事にして(泣)」 …で、このシリーズはまだまだ続くかもしれない… おしまい(?) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ポン太「わーーーーい!終わったぞ〜〜〜♪」 雪ちゃん「お疲れ様…って、最後のアレは何?」 ポン太「取りあえず計画と言うか何と言うか…まあそんな感じ」 雪ちゃん「ホントに書くつもりかしらね」 ポン太「しかし…自分で言うのもなんだが…終わりが強引だった。( ̄∇ ̄;;;」 雪ちゃん「ギャグからいきなりほのぼのに変わってるしね」 ポン太「で、次回作はホントに連載で行くつもりです」 雪ちゃん「このSSはシリーズ物だったからよね」 ポン太「ついでに言うと…また壊れSSだったりする(爆)」 雪ちゃん「…いいの?ギャグばっかり書いて…」 ポン太「…もうシリアス書けんかもな…(TT)」 ポン太「そりではまた今度♪」 雪ちゃん「またね〜〜♪」 1999.11.21