鏡 (後編)  投稿者:変身動物ポン太


<全壊(字違う)までのあらすじ>
屋上で住井が、白雪姫で出てくる例の鏡になり果てていた!
・・・・・・・・・以上。(おい)



《はっはっは・・・さあどんどん聞くが良い。何でも答えてやる!》
白雪姫で有名なかの”何でも見通せる鏡”こと”鏡な住井君”(違う)がそう叫ぶ。
その時だった!


バタンッ!


いきなり扉が開いた!


「誰だっ!?」
そこに立っていたのは・・・・・・・・



繭ちゃん悩殺の青い二本のお下げ・・・・
コンクリートをも打つ抜く突っ張りを繰り出す拳・・・・

「話は全部聞かせてもらったわよ!」

そう、史上最強の乙女志望少女・・・・七瀬留美その人だった!



って、まずいやん・・・・オレは奴から逃げてここに来たんだぞ!?(前編参照←手抜き)
ど、どうすれば良いんだ!?


@選択肢を選んでください

1:屋上から紐なしバンジーを慣行する

2:みさき先輩に戦ってもらう

3:なんとかして沢口(←南だっ!)のせいに出来ないか国連で(何故に?)会議する

4:『鏡な住井君』を使って何とかする




・・・・・・2や3も捨てがたいが(おい)やはりここは・・・・・


「住井君!私からも質問が有るわっ!」

・・・どうやら七瀬の眼中にオレは無いらしい。
神様、ありがとうございます。
これからは10日に一回は仏壇に祈る事にしよう。(・・・って、仏壇は違う)


《いや・・・・俺は住井君では無いのだが・・・》
「そんな事どーでもいいわよっ!」

鏡な住井君は悲しそうだった。(何故分かるんだ?)

「じゃあ私の質問を言うわよっ!」
《えーっと・・・なるべく「鏡よ鏡よ鏡さん・・・」で始めてほしいんだが》
「そんな事どーでもいいわよっ!」

鏡な住井君は凄く悲しそうだった。(だから何故・・・?)

しかし・・・七瀬の質問って何だろう・・・・多分・・・・。


「この世で一番乙女なのは誰っ!?」


・・・・やはりそうたか。多分というか絶対お前では無いと思うぞ。
「誰なんだろうね、浩平君」
「ひょっとしたらみさき先輩かもしれないぞ?」
「ふふふっ・・・冗談でもうれしいよ」
と、オレとみさき先輩が話していると・・・・ん?


《い、いやそれは・・・・・その・・・》
おっ?鏡な住井君が困ってるぞ?・・・・どうしたんだ?
「どうしたのよっ!早く言いなさいよ!」
ひょっとして「広瀬」とか言う答えじゃ無いだろうな・・・?(多分違う)
もしそうだったら奴は明日の日の出は拝めないだろう・・・・・成仏してくれ。(それだけかい)


《わ、分かった・・・・言うぞ》
覚悟を決めたのか(何のだ)鏡な住井君は答えを言うことにしたようだ。

ゴクッ

オレはつばを飲み込み次の言葉を待つ。

七瀬は拳をぎゅっと握り、鏡な住井君を睨み付けている・・・はっきり言って怖い。
自分のアイデンティティが架かっているだけあって必死だ・・・って言うか他の生き甲斐見つけろよ。

「うーん、大盛りカレーがなかなか来ない時のような緊張感だよ・・・・」
・・・・みさき先輩も先輩なりに緊張しているようだ。



そして・・・・その答えは・・・・











《それはヤプロドッパリ島のクリンスビア・B・カルンボート嬢だあああ!!!!!》










「「誰じゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!????」」






とんでもなかった。







「あっ、あの人だったんだ」
「って、みさき先輩知ってるんかいーーーーーーー!!!!!」






さらにとんでもなかった。(みさき先輩が)






呆然としているオレの前に七瀬が現れた。
「か、川名先輩・・・だったわよね?この人」
「そうだが・・・・どうしたんだ?」
「さっきの人の居場所・・・・教えて貰いたいんだけど・・・」
「えーっと、七瀬さんだっけ?ここに住んでるはずだよ」
みさき先輩がいつ間に用意したのか一枚の紙を七瀬に渡す。

「ありがとう!」
七瀬はそう言って・・・・

だだだだだだだだだだ!バタンッ!だだだだだだ・・・・・

凄い勢いで走り去っていった・・・・何だ、突然?
と、七瀬の捨てぜりふが風に乗って聞こえてくる?



「この人に弟子入りすれば私も世界最強の乙女よ!・・・・オホホホホホホホホホホ・・・・」



・・・・・・・そう言うことかいっ!
って、何でみさき先輩こんな事知ってるんだろう・・・・・?

「企業秘密・・・うぐぅ!?」
「だからそのネタはまずいっ!後のセリフもまずいっ!」

取りあえずみさき先輩の口を封じたところで・・・・オレは三度”鏡な住井君”に向き直った。

《今回の俺って・・・・陰薄くないか?》

奴は訳のわからん心配をしていた。

「大丈夫だ、元から薄いから」
《・・・・・・・》

鏡な住井君はもの凄く悲しそうだった。


さて・・・次の質問でも考えるか・・・オレがそう思ったとき・・・

「みさき〜〜〜〜!!!!そこに居るのは分かってるのよ〜〜〜〜〜!!!!」

あっ、深山先輩だ。相変わらずでかい声だな。
その声を聞いたみさき先輩が、ささっとオレの後ろに隠れる。

バタンッ!

凄い勢いでドアが開き、深山先輩が屋上へ乗り込んでくる。
「みさき・・・やっぱり屋上で折原君とラブラブ(絶死語)してたのね!」
「してないよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・多分だけど」
・・・・”多分”が嬉しいぞみさき先輩。

と、深山先輩が壁に掛かってる鏡に気づいた。
「?・・・こんな所に鏡があったかしら?」
「ああ・・・これはですね・・・」
オレが説明しようとする前に・・・・・”奴”は勝手に喋りだした。

《はっはっはっ!そこの美しいお嬢さん(←深山先輩の事)俺がかの有名な”何でも見通せる鏡”だ!さあ、何でも聞くが良い!》

「・・・・・」

深山先輩はしばらく”鏡な住井君”をジッと観察していたが・・・・
「折原君、どこにマイク付いてるの?」
・・・・・やたら現実的な事を聞いてきた。さすがおね随一の常識人だ。

「えーっと・・・・付いてないと思うんですけど」
《だから俺は”何でも見通せる鏡”だっ!》
取りあえず反論するオレ達。

「よほど精巧なメカニズムなのね・・・うーん」
・・・・聞いてないし・・・何か目が怪しいし(汗)・・・


「・・・ミッションルームへ持ち帰って調べてみようかしら?」


えっ?今何とおっしゃいました?・・・・って、ミッションルーム!?
あっ・・・いつの間にぐるぐる眼鏡と白衣を装着してるんですかーー!?
これではまるで・・・

「雪ちゃん・・・・プロフェッサー化しちゃったみたいだね」

みさき先輩がボソッとこう言った。
作者め・・・展開が思いつかなくなったのでプロフェッサー雪ちゃん出したな。
(ちなみにプロフェッサー雪ちゃんに関しては、りーふ図書館に置いてあるポン太の”激突!!”シリーズをご覧ください・・・多分読んでも分かりません(笑))

《はっ?何をするんで?って・・・あわわわわわ、壁からはずすなーーー!!》

必死の叫びも空しく・・・

《やっ、やめろーー!!どこに連れて行くつもりなんだあああーー!?これは誘拐だああーー!!》
「うふふふふふ・・・・調べがいがありそうな素材だわ」

”鏡な住井君”は誘拐(?)されてしまった・・・・・。
そして屋上に響く最後のセリフ・・・・




《事件は現場で起こっているんだああああぁぁぁーーーー!!!!》






再び静かになった屋上・・・・オレは澄み切った青い空に向かってこう思う。




住井・・・・・


パクリはやめようぜ・・・・・





・・・・・・・・・オチなし!(駄目やん)


END

<おまけ>
その1

「ヤプロドッパリ島・・・・って、何処にあるのよ〜〜〜〜〜、川名先輩に貰った地図も訳分かんないわよ〜〜〜〜〜〜!!!!」
・・・・七瀬が困っていた。


「みさき先輩、さっきのヤプロドッパリ島って何処にあるんですか?」
「えーっと・・・・銀河系の中心付近にある惑星にだよ♪」
「・・・・・地球外かい!」



その2

次の日・・・・教室で

「んあ〜〜〜〜〜〜、今日は住井は休みか・・・」
(や、やはり奴は・・・・住井だったのかあああーーーー!!??)

・・・・・・それはプロフェッサー雪ちゃんだけが知っている。


おしまい
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ポン太「・・・・つまんないね」
雪ちゃん「つまらないわね」
ポン太「・・・・・・・・・・・・・・・・・撤収!」だだだっ!
雪ちゃん「あっ、逃げた・・・・はあ」


ちなみに、今回の投稿も代理人が代わりにやってます(^^;