光・・・届く日 投稿者: 変身動物ポン太
ある日の屋上


「なあ、みさき先輩。ひとつ聞きたいんだけど・・・・。」

「何、浩平君。」

「みさき先輩の目って・・・・ホントに何も見えないんだよな。」

「そうだよ。」

「じゃあ・・・・・・朝日とか、夕焼けとか・・・・・光も見えないのか?」

「うーーーん・・・・見えると言うより感じる事は・・・・出来るかもね。」

「”かも”?」

「そう言う感じがするんだよ。・・・・何となくかもしれないけどね。」


・・・・・みさき先輩は・・・・ホントに暗闇の中にいるんだな。


次の日


「みさき先輩。」

「あっ、その声は浩平君だね。・・・どうしたの?」

「ちょっと目をつむってくれるかな?」

「私は目を開けてても、閉じてても同じだよ。」

「いや・・・取りあえず頼む。」

「なんだかよく分かんないけど・・・・分かったよ。」


・・・・・これで通じるかな?


「えっ!?・・・浩平君、急に抱きしめるなんて反則だよ〜〜〜〜〜。」

「・・・・・・・」

「何か言ってよ〜〜〜・・・・・って、えっ・・・・・・。」


ちゅっ


・・・・・通じたかな?


「・・・・・えーっと。」

「・・・・・浩平君。」

「みさき先輩・・・・分かってくれたかな?」

「・・・・多分ね。」

「少しは・・・・何かを感じてくれると嬉しいんだが。」

「・・・・・感じたよ、浩平君の心の光を。」


・・・・・ふう、良かった


「でも・・・・ひとつ不満があるよ。」

「な、なんだ!?」

「今度キスするときは・・・・まぶたじゃなくて・・・・別の所がいいな。」

「・・・・・ぐあっ。」


 ―――――――――――


心が通じ合わせる

それは

お互いの心の光を届け合うこと

それならば

誰にでも、どんな人にでもとどくから・・・・・



全ての人の心に・・・・・光が届きますように


END
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ポン太「・・・・何も言わないでください。訳分かんないのはポン太も同じです。(TT)」
雪ちゃん「苦し紛れのSS・・・・みたいね。」
ポン太「・・・みさき先輩SS書くのは初めてだったし・・・今週はいろいろやってて忙しかったし・・・あうあう。」
雪ちゃん「今週もこれ一本だけなのね。」
ポン太「えーっと・・・来週こそあのSSを続きを・・・・書きたい。」
雪ちゃん「・・・・・・はあ。」

1999.6.19