「お〜〜い、七瀬。ヒマだから何かして遊ぼう。」
「うるさいわね、見て分かるでしょ。今、窓の外を見ているのよ。」
折原浩平がいつものように、七瀬留美にちょっかいを出している。
「そんな事どうでも良いだろう、いつものように豪快に電話帳でも引き裂いてくれ。」
「そんな事私がいつやったのよっ!」
ばきっ(ゲーム中では殴ってません)
「おー、それでこそいつもの七瀬だ。」
・・・・・いつもながらアホな掛け合いだ。
そんな二人のほうを見ていた瑞佳と佐織の会話より。
「ねえ・・・・あの二人って漫才やってるみたいだね。」
「うん、そうだね。」
「と、言うことは浩平がボケで七瀬さんがツッコミだね。」
・・・・・そうだろうか?試しに立場を逆にしてみよう。
――――――――――――――
「折原ー、ヒマだから何か遊ばない?」
「ふっ、見て分かるようにオレは今、七瀬の机に罠を仕掛けているのだ。邪魔しないで貰おう。」
「そんな事どうでも・・・・・良くないわよ、ボケッ!」
げしっ
「・・・・いいツッコミだ、七瀬。」
ぱたり
――――――――――――――
こんな感じかな?・・・・・って、逆になってないやんけ〜〜〜〜〜!!!!!
という所で突然放課後。(おい)
七瀬留美は相変わらずの部活巡り。その後を浩平が小判鮫のようにくっついている。
注:小判鮫・・・・本来鮫の仲間では無いが、鮫やその他大型の魚類の腹にくっついて生活しているポン太みたいな奴である。(説明になってなような気が&私は魚類かいっ!byポン太)
「・・・・ねえ。」
「・・・・ん?」
「どうして後ついてくるの?」(この後あたりからオリジナル入るよん♪)
「そうだな・・・七瀬が男を襲わないように警戒・・・。」
「襲うかっ!」
ぼこっ
「・・・・ふっ、いいパンチしてるぜっ。」
「それは住井君の唯一の笑いネタじゃない!あんたがそれを取ったら彼に何が残るのよっ!」
「うーーーん、繭を狙う妖しい住井君ぐらいだろうか?」(狙ってないです)
「Rネタはキャラにとって最終手段なのよっ!」
・・・・・・あの〜〜お二人さん、向こうの角で住井君泣いてますけど。
「しくしく・・・・。」
そんなこんなで部活に行くことも忘れて(七瀬のみ)、廊下で漫才を繰り広げる浩平と七瀬に怪しい影が迫ってきた・・・・。
ちょんちょん
浩平の肩をつつく怪しい影。
「うむ、住井君の運命やいかにっ!って所だな・・・・ん?、誰だ?美男子星人−折原浩平の肩を気安く叩く奴は?」
「誰が美男子星人よっ!」
律儀に突っ込む七瀬と振り返る浩平。
その二人の耳にこんな言葉が入ってくる。
「あの〜〜〜〜、私は◯◯芸能のポン太と申しますが・・・・あなた達面白いですね。」(何故こんな奴がここにいるのかというツッコミは却下)
「「へっ!?」」
この出会いが二人の運命を変えていく・・・・・・。
・・・・・・・・・・
(ここからは予告編風になります(何故に))
・・・・ひょんなことから漫才師への道を歩む事になってしまった浩平と七瀬っ!
「え〜っと、コンビ名は『美男子星人と野獣』で決定だな。」
「誰が野獣なのよっ!」
・・・・彼らの笑いは世間に訳の分からない風を送り込むっ!
「どうも〜〜〜、『ルミ&コーヘー』です〜。今日は一段と不気味だな、ルミっ♪」
「相方にいきなりそう言うこと言うかああああぁぁぁーーーーー!!!???」
「あっ、持病の腰痛が・・・。」
「訳わからん誤魔化しをしないでよーーー!!!」
・・・・彼らの人気は鰻登りに上がっていくっ!
「やっぱり面白いのは『ルミ&コーヘー』だよな。『SUMII&MINAMI』なんてだっせーよな。」(って、何で奴らまで漫才師に・・・)
「ルミのボケは最高に面白いよな。」
「・・・・・私はツッコミよ〜〜〜〜〜。(滝涙)」
・・・・そして、彼らは(ある意味)頂点に立った!
「今年の流行語大賞は・・・・・・”殺人的におもしろくないわよっ!”です〜〜〜〜〜♪」
ほぼ日本人全員「なんでやね〜〜〜〜〜ん!!!!!!!」
・・・・しかし二人の間には亀裂が・・・。
「ルミ・・・・オレはもう駄目だ。お前にボケもツッコミも取られてしまったからな・・・。」
「浩平・・・・。えっ?何処に行くの?」
「さよなら・・・・ルミ。お前なら一人で出来るさ・・・・。」
「こ、浩平・・・・消えないで〜〜〜!!」
・・・・自らの不甲斐なさの為、永遠の世界(?)に消える浩平、残された七瀬。
「浩平・・・・一人では漫才出来ないよ・・・・。あなたがいないと・・・。」
・・・・そして七瀬の(相方としての)浩平への重い(字違う)が絆となった!
「お待たせっ!ボケのルミっ♪」
「わ、私はツ、ツッコミよおぉぉぉぉーーー!!!」
スパカーーーーーン
再び巡り会う二人・・・・・そして始まる新たなる伝説が・・・・・。
『ルミ&コーヘー〜掛け合い伝説が始まる〜』
近日公開!
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「・・・・っていうのはどうかな?雪ちゃん。」
『次の演劇の内容はこれで決まりなの』
「・・・・却下よ。」
「『何でやねーーーーーーーーーーーん!!!!!!!』」
・・・・・・お後がよろしいようで
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ポン太「二週間ぶりのSSUPだああぁぁぁーーーー!!」
雪ちゃん「訳の分からないSSUPしてるわね・・・。予告編とか言ってるけど・・・・書いてあるの?」
ポン太「書いてないです。多分”読みたいっ”って言う人は居ないだろうし・・・・。」
雪ちゃん「多分じゃなくて絶対居ないわよ。」
ポン太「しくしく・・・・。」
裏ポン太「この後に、SSをもう一つUPするそうです。お楽しみに〜〜〜。」
1999.4.24