輝け!第一回男子人気投票!(その4) 投稿者: 変身動物ポン太
今回はいきなり男子人気投票本部からである・・・。

「中間発表・・・・張り出し用の奴、出来たわね・・・・。」

「あなたの予想通りの結果になったみたいだね♪」

「全然違うわよおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーー!!!!!」。」

「そう言えば・・・・あなた教室でなんか話してなかった?」

「はあはあはあ・・・えっ?べ、別に何も話してないわよ・・・。」

「ふ〜〜〜ん。ま、いいけどね。」

「じゃ、柚木さん。これ張り出してきて。」

「りょーかい♪」

・・・・・時間は少し戻る。


第4話 ”中間発表!!”

4日目

私はいつも朝に弱い・・・・と思ってます。
今朝も教室に入ったのは時間ギリギリでした。
そして・・・・教室に入って気づいたこと。

「・・・・今日の教室の雰囲気は何か違いますね。」
思わず呟いてしまうほど・・・・教室の雰囲気はいつもと変わってました。

熱気があふれている・・・・とでも言えばいいのでしょうか。

ここ2、3日前からそんな感じだったでしょう。今日はその熱気が5割増しのようです。
ひょっとして・・・アレのせいでしょうか。

「茜。おっはよ〜〜♪」
最近一週間ほど、連続して遊びに来ている詩子が挨拶してきました。
「おはようございます。」

「ねえ、茜は誰に入れるの?」
「誰って・・・・あの投票のことですか?」
昨日、詩子にワッフルに釣られて手伝ったアレの事ですね。
「茜の事だから・・・・折原君に入れるとか?」
「・・・・まだ決めてません。」
「ふーーーん、、まだ決めてないんだ。」
ニヤニヤしながらそう言う詩子・・・・・気持ち悪いです。
でも”じゃあ、私に一票入れて♪”とか言わなくなったのは・・・・良いんですけど。

「今日は中間発表だからね。なかなかいい雰囲気になってきてるわね♪」
「そういえば・・・・いろいろ手伝わせた割には、最後の仕上げだけは手伝わせてくれませんでしたね。」
私が手伝ったのは、集計の一部と張りだし用の紙の調達くらいで・・・・結果の書き込みはさせてもらえなかったんです。
「あれ?そうだっけ?」
とぼける詩子。そんな詩子に私は詰め寄りました。
「・・・・・手伝ったのに、結果を教えてくれないなんてひどいです。」
「茜・・・・興味ないとか言ってた割には、やたら聞きたがるね。」
気にならないと言ったら嘘になりますけど・・・・・・。

「お昼には張り出されるから、それまで待っててね♪」
結局詩子に、はぐらかされてしまいました。一体どんな結果になったのでしょうか?


私が席に着くと、
「あ、茜さん。昼休みに男子人気投票の中間発表が有るそうだから・・・・一緒に見に行かない?」
私の前に座っている・・・・沢口君でしたか?(違うぞ、茜)その彼が声を掛けてきました。
「・・・・嫌です。」
「そ、そう・・・・・。」
沢口君は(違うって)がっくりした様子で前を向いてしまいました。
何故か彼に話しかけられると・・・いえ、彼以外の男子生徒にも私はこんな風に素っ気なく答えてしまいます。
・・・・一人だけ例外がいるような気がしますけど。

「んあー、今日は早く授業を終わるぞー。」
クラスの担任の渡辺先生が、4時間目の授業を終わらせた時・・・・。
「茜、学食に一緒に行かないか?」
その例外が私に声を掛けてきました。
「・・・・食事に行くなら、行きます。」
「・・・・他に学食で出来ることが有るのか?」
「浩平なら見つけかねません。」
「・・・・否定はしないが。」
普通ならここまで言い合えないですから・・・・・・。


「そう言えば、この先の掲示板に人気投票の中間発表が張り出してあるんだったよな。」
学食に行く途中、浩平が言いました。
「はい。」
「ついでに見に行くか。」
「・・・・・・はい。」
私も少しは・・・・興味があったようです。

「うわっ!凄い人だかりだな。」
「前に進めません・・・・。」
掲示板の前には少なくとも2、30人は居たでしょう。
「オレは何とか見えるが・・・・茜は無理か。」
「はい。」
「肩車してやろうか?」
「・・・・・嫌です。」
「残念だ。」
・・・・・本気だったんでしょうね。

結局、浩平が人混みをかき分けてくれたお陰で私は掲示板を見ることが出来ました。
そしてその結果は・・・・・・。


「・・・・意外だ。」

「・・・・意外ですね。」

「髭も意外だが・・・・・。」

「彼ですね。」


この時、私は浩平に票を入れようと思いました。
・・・・気になる人が票が少ないままでは嫌ですから・・・・・・。

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<2年◯組 男子人気投票 中間結果>


一位 渡辺 茂雄  10票

二位 沢口     8票

三位 折原 浩平  5票

四位 住井 護   4票

四位 中崎 勉   4票


その他       5票

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「俺は南だあああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!」

・・・・・合唱


第四話 完
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ポン太「目茶目茶スランプだああああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!ろくなSS書けねえええぇぇぇーーーー!!!!」
雪ちゃん「うるさいわよ。」
さくっ
ポン太(重傷)「・・・今度は斧ですかい。(と言いつつ頭から血飛沫)」
雪ちゃん「6日ぶりのSSUPの割にはつまんないからね。」
ポン太(重傷)「仕方ないだろ・・・・今、風邪なんだよ。」
雪ちゃん「前から半月も立たない内に、また風邪引いたの?」
ポン太(重傷)「・・・今度の風邪は腹にきたからな、いま絶食中なんだ。一日一食でしかもお粥のみ、辛いです。」
雪ちゃん「暴飲暴食のツケが回ってきたわね・・・・。」
ポン太「しかし、6日の間の皆さんのSSUP数が30以上か・・・・・全部読めるかな?」

雪ちゃん「このSSの内容だけど、全校に票が回った割には・・・・中間発表の得票数が少なくない?」
ポン太(あっさり復活)「さすがの詩子も全ての女子に票を配ったわけではないので・・・・こうなったと思って頂ければ。それにまだ半分以下ですぜ。」
裏ポン太「それでも一クラス分以上はいってますな。」

ポン太「まてつやさん、今回のネタ提供どうもですぅー!」
雪ちゃん「どのネタなの?」
ポン太「一番最後の大ネタ。」
雪ちゃん「・・・・じゃあ、ポン太は今回何にも考えてないのね。」
ポン太「そのとーーり。( ̄∇ ̄)」
雪ちゃん「威張る事じゃないでしょ・・・・。」

ポン太「じゃあ、今回はここまで。」
雪ちゃん「次のUPは・・・・不明みたいね。」
裏ポン太「では、皆さん。」

3人「またね〜〜〜〜。」

1999.3.10