激突!!(発端編) 投稿者: 変身動物ポン太
今日もオレと長森は、学校への道を全力疾走していた。

「浩平ー、起きたときにはあんなに余裕があったのに、今なんで私達走ってるんだよー。」
「朝の天気予報で、今日は槍がふるって言うような予感がしたから、20分見続けていたんだが・・・。」
「そんなこと、天気予報で言うわけないよー。」

そんなことを言い合いながら、学校までの1500メートルを駆け抜ける・・・と、
「あっ、浩平!曲がり角だよ!気をつけて!。」
「おうっ、まかせろ・・・んっ?。」

どごん!びきばきどどーん!
「ぎいゃああああああああーーーー!」

「おっとっと・・・うむ、被害はなさそうだ。いくぞ、長森。」
「・・・・ごらあああ・・・おりはらあああああ・・・・・・。」
地獄の底から響いてくる様な声が、オレを足止めさせる。
見ると壁に頭をぶつけて、ヒビを入れさせている七瀬が居た。
「あ、あんたねぇ・・・乙女に出会い頭に手刀三段突きかますなんて、目茶苦茶よ・・・・。」
三段突きをくらって、吹き飛んだ所に壁があったらしい。
しかし、あの一瞬で手刀三段突きだと見抜くとは・・さすが七瀬だ。
「ふっ・・・乙女をなめないでって・・んな場合じゃない・・・。」・・ぱたり。
「うーむ、手刀三段突きでも立ち上がってくるとは・・・・やはりウルトラパイルドライバーで・・いや七瀬は接近戦は得意だし・・。」
次の手を考えるオレの頭脳に、長森の叫び声が響く・・・。
「うわぁー、七瀬さん頭から血が吹いてるよー!!!」

傷ついた七瀬を保健室に運んだオレは二ヶ月ぶりの遅刻をした・・・・・。

もうすぐ最後のホームルームが終わる・・・。
「よーし、今日はみさき先輩と屋上への32回目の競争の日だな!今日は勝たなければ・・・。」
ちなみに現在の戦績は7勝6敗18分けである。引き分けが多いのは、しばしば深山先輩が(みさき先輩を捕獲するために)罠を仕掛け、二人とも罠にかかってしまうためである。
みさき先輩が勝つと、都合3日間の先輩の昼食代をオレが払う。
オレが勝ったら、なでなで100回+なにか(?)。ん、なにかって・・・いえない・・とても言えない。(なんなんだー!!!byポン太)
現在金欠病のオレに3日間の先輩の昼食代なんて払えない・・・勝つしかないのだ。
勝てば・・・・うおおおおおお!!!(だからなんなんだー!!!byポン太)
周りの奴が妙な目でオレを見ているが気にしないのだ!(あ、茜も冷たい目を・・これは気にする・・)

「うおーし、今日はおわ・・どうわあああああ!!。」」

何か言いかけた髭を横に突き飛ばし、扉へダッシュ!っと?

ずどばきごごーーーーん!
「うわああああ!!!!」
「きゃあああああ!!!」
誰かと頭突きしてしまったらしい・・。
「いたいよー。」
おや、このセリフは?
「みさき先輩、なんでオレの教室に・・・・?。あ、深山先輩・・・」
よく見るとみさき先輩の襟首を深山先輩がつかんで持ち上げているらしい・・・・。
・・・猫じゃないんだから。おまけに親友を盾にするなよ・・・。
「うう・・雪ちゃんひどいよー・・・あっ浩平君。今日の罠は机に仕掛けてあって教室を出る前に捕まっちゃったんだよー。だから今日の試合は無しだと言いにきたんだよー。」
机か・・・・どんな罠なんだろう・・網とかとりもちとかの、ポピュラーなのはもうやめたみたいだしなあ。(最近は深山特製みさき捕獲マシーンとか作ってるし・・・。)
ふと、きづいた。
「あのー深山先輩。ひょっとしてオレの机にも罠が・・・。」
「あるよ。競争は条件は一諸にしないとね。」
「えっ、でもさっきは何も・・・っておおう!」
後ろを振り向いたオレの目には・・・・・。
オレの机から生えた巨大パンチを顔面に喰らってのびている髭と南(なぜに・・?)の姿が写った。

オレと深山先輩とみさき先輩は三ヶ月ぶり(3人ともなぜか同じだった)に職員室に呼び出された・・・・。


その日はなぜか激突の多い日だった。
それがあんな事件を引き起こすとは思っていなかった・・・・。

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はい、変身動物ポン太です。まだ事件は始まってません。
・・・ギャグものなんですが・・・七瀬・・・すまない・・。(キャラにも一応謝る)
もちろんファンの方、ごめんなさい。
そう言えば、ONEの中では普通人の深山先輩をここではとんでもない人にしてしまった・・・。
どーしよー。

@@@@緊急企画−ばやん様を救え!ー@@@@
(このコーナーはポン太の独り言(?)です。見たくない方は飛ばしてください)
ポン太:このまえ、りーふ図書館が改訂されましたのでタクティクスのSSを読んでいたら・・・。
裏ポン太:”南君の悩みー2− ”のあとがきでばやん様が大ピンチって事ですか。
ポン太:ばやん様のSSは、南を持ち上げたり落としたりと面白いからなあ・・・。
裏ポン太:”集団リンチだ南君”にも参加したいですしね。(火責め、水責め、電気責め〜♪)
ポン太:と、いうわけでピンチになったら救出作戦を決行しようと思ったのだが・・・。
裏ポン太:問題は茜様が”「私が沈めたいんです。」”と言ってる事なんですね。(”南君の悩みー3− ”より)
ポン太:茜様には逆らえないし・・大先輩を見殺しにはできないし・・
(しばらく二人の間に沈黙が流れる・・・。)
ポン太:・・しかたない、あの手を使うか・・・。おい裏ポン太。
裏ポン太:な、なんやねん。
ポン太:我々も(?)伊達に変身動物を名乗っているわけではない。変身しろ。
裏ポン太:ま、まさか、ばやん様に・・・・(大汗)
ポン太:そう、み・が・わ・り・♪ばやん様は助かるし、茜様も気が晴れるしで一石二鳥。
裏ポン太:うわああああああ!!いやじゃああああ!!!!

こうして・・・変身した裏ポン太は強制転移させられた・・・・。
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ばやん様、勝手にこんなコーナー作って、すいません。
でも、もし良かったらこの身代わり使ってやってください。


・・・・そう言えば、裏ポン太戻ってくるまで助手無しか・・・・。(戻ってこないかもしんない)
どーしよー。

と、言った所で今回はおしまい。みなさん、また今度お会いしましょー。

1998.12.7