本当の自分 NO.1 投稿者: ブラック火消しの風
ブラック火消しの風「よろしければお読みください。」
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浩平「おい、お前たちだな?智を・・」
健一「さあ?知らないけど。」
浩平「貴様ら!許さーん!!」

 ガン

健一「こんなものなのか・・いけるぞ和也。」
和也「よし!」

 ガン、バキ、ドカ
 ・・・・・・・
 ・・・・

浩平「く・・くそ・・」

 俺は気を失った・・・

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浩平「(なんだ、この・・・あ!あれは、俺。)」

浩平「くそ、お前たちが、お前たちが!みさおを!」
おじさん「何を言ってるのかね?病気で死んだんだろ?
     私たちのせいじゃないよ?ククク。」
浩平「くそ、このやろー!」

 ガン、バン

おじさん「いい加減にしろ!」

 ガン

浩平「ううう、みさお、・・・」
おじさん「まったく、子供の分際で・・・」
 
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浩平「力が、力がほしい、誰にも負けない力が・・・誰も助けてくれなくても、
   やさしさに頼らなくてもいい、力を・・・」

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 俺の中の全ての記憶がパズルのように組合わさった。
 俺の、真の目的も・・・

浩平「待て!帰るにはまだはやいぜ?」
健一「なに!ああ、うわああああ・・」
和也「や、や、やめてくれ、なんでも言うから、頼む。」
浩平「そんなことはもういい、死ね!」

 ガン

和也「・・・う、うう。」
浩平「まだ、死んでないのか。」
シュン「やめるんだ!」
浩平「また、じゃまするのか?」
シュン「君を止める。」
浩平「今度は、殺す!」

 ガン、ガッ、ドッ、

浩平「へえ、だいぶ強くなったじゃないか。」

 浩平は顔から出てる血を拭い、喋った。
  
シュン「ててて、まさか、僕の方が強くなったと思ったのに。」
浩平「あまいな、人のために何かしようというやつに負けるかよ。」
シュン「・・・・・・君にやさしさはないのか。」
浩平「やさしさなんか信じてるやつに負けるかよ!」
シュン「ずいぶんやさしさにつっかかるね。」
浩平「・・・・」
シュン「何で君はやさしさを信用しないんだ?」
浩平「本当にやさしさを持ってる人間なんかいないからだ。」
シュン「そんなことはない!この世にやさしい人の心がわかる人間
    はいっぱいいるさ。君の考え方は間違っている。」
浩平「いないさ・・・なら、なぜ、みさおを助けてくれなかったんだ!
   やさしい人間がいっぱいいると言うのなら、みさおを・・・
   誰も助けてはくれなかった。」
シュン「・・・・・・」
浩平「わかるか?お前に、やさしさなんかじゃ誰も助けれない、
   助けてはくれない。」
シュン「(彼を動かしているのはこういうことだったのか。)」

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ブラック火消しの風「読んでくださった方、どうもありがとうございます。
          それでは失礼します。」