黒い心の炎 NO.16 投稿者: ブラック火消しの風
ブラック火消しの風「いつも読んでくれてる方ありがとうございます。
          それではよろしければ読んでください。
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 この夢は真実なのか・・・それとも夢のなかの出来事なのだろうか・・・
 まさかあいつは子供のときから俺のことを知っていたのか?。だが俺はあいつの
 ことを覚えていない。忘れたのか・・・無いのか・・・俺は考えたが記憶にない。

 ガチャ
 俺の家から小さい頃の俺が出てきた。そして隣の家から女の子が出てきた。
浩平「早く公園に行こう。」
瑞佳「うん。」
 二人の子供は手をつないで公園に歩いていった。
 俺も何か気になりあとをついていった。
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 二人は一緒に遊んでいる。二人ともとても楽しそうだった。
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 夕日がのぼり子供たちのお帰りの時間になった。
瑞佳「浩平君、帰ろ?」
浩平「・・・まだ、帰りたくない。もっと遊ぼ?」
瑞佳「・・・また明日も遊べるよ。だから今日は帰ろう?」
浩平「う・ん。でも・・・」
瑞佳「大丈夫、私、浩平君からはなれたりしないよ、ずっと、ずーっと、いつまでも
   一緒にいるから。今日は帰ろ?また明日も遊ぼうね。」
浩平「・・・約束してくれる?」
瑞佳「うん。約束する。本当は私ももっと遊んでいたいんだけど・・・しょうがないよね。」
浩平「約束だよ?絶対毎日遊ぼうね?絶対僕からはなれないでね?」
瑞佳「うん。」
 そして二人とも帰っていった。
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 これは本当に夢なのだろうか?それとも俺の過去にあったことなのか?
 もし過去のことならなぜ思い出せないんだ。そして本当だったら・・・
 俺から約束を破ったことになるのか?俺はとても複雑な気持ちだった。
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浩平「ん、ふう、ん?」
 俺はかけてある布団に体重を感じた。見ると瑞佳が布団にもたれて眠っていた。
瑞佳「スー、スー・・・」
 時間を見ると9時をまわっていた。
浩平「こんな時間か・・・この部屋で眠らせておくか。べつにいいだろう。」
 俺はふらふらする足どりのなか押入の布団をだしてひいて寝かせた。
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ブラック火消しの風「読んでくれた方ありがとうございます。また、見かけたら
          読んでください。」