シュン「こんばんは、よろしければ読んでください。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「なにしてるんだろう、あの子。」 「さあ・・・ま、まさか!徳川の埋蔵金を発掘してるのでは!!」 「それ、場所ちがうよ。」 「そうか。ならいいが。」 「ちょっと、聞いてみよう?」 「そうだな。」 長森が少女の近くに歩み寄る。俺も近くに行ってみた。 「なにしてるのかな?」 その少女は手を止めこちらを振り返った。 「きみ、なにか埋まってるのかね?」 少女は再び手を動かしはじめる。 「ん?これは・・・」 少女の近くにイタチのような動物の肉塊があった。 「この、イタチの墓、つくっていたのか。」 「みゅー。」 「ん?みゅー?」 「この、フェレットの名前だよね?」 「うん。」 「かわいそうに・・・死んじゃったんだ・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 俺は穴を見た。ほとんど掘れていない。 (少女の力では、こんなものか。) 「手伝ってやろう。スコップ、貸してみな?」 少女はスコップを俺に渡す。 ざくっ、ざくっ、ざくっ、 「こんなものかな?いいか?」 「うん。」 少女はフェレットを持つ。しかし、入れようとしない。 「どうした?早くいれな。」 「みゅー、みゅー、・・・・・・・うわーーーーーーーん。」 泣き出してしまった。 「よし、よし。泣かない、泣かない。ね?」 長森が泣きやませる。 「さあ、最後の別れを言いな、こいつも、もう、疲れただろう、静かに眠らせてあげな・・・」 「・・・ひっく、・・ぐすっ、・・・うん・・・」 少女はフェレットを静かに穴においた。俺はどんどん埋めていった。 「よし、ここに石をおこう。わかるようにな。」 「うん。」 「さてと、学校にいこうかな。」 「じゃあ、私たち、もう行くから・・・一人でもだいじょうぶ?」 「うん。」 行こうとすると服をひっぱられた。 「ん?どうした?」 「・・・ありがと・・」 「ああ、気をつけて帰れよ。じゃあな。」 俺たちは学校へと向かった。 「浩平・・・時間。」 「・・・し、しまった!!」 教室に入った。 「先生、これにはわけが・・・」 「折原、セーフだ。職員会議が長引いているらしくてまだ来ていないぞ。」 「ふう、よかった。ところで住井、明日の宝塚、マジロブライトにするか?」 「うーん、俺としてはエアグローブも捨てがたい。」 話をしているうちに先生が来て授業が始まった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 授業が終わり休み時間になった。新聞を読んでいると下が やけにさわがしい。そして、長森が走って俺の所に来た。 「浩平!!」 「さわがしい、予想がくるうだろうが!」 「それどころじゃないよ。今朝の子が下の階に。」 「なんだと?」 俺と長森は急いで下の階に向かった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シュン「どうも、感想の語らいです。 T.Kame殿・・・南、気になる存在ですね。次回、期待しています。 天ノ月紘姫殿・・・先輩がグルメだったんですか。あなどりがたし。 KOH殿・・・先輩のやさしさがでているように感じました。グッド!!」 シュン「読んでくれた方、感想をくれた方、ありがとうございます。 また、よろしくお願いします。それでは、失礼します。・・・」