僕の描いた未来のシナリオ NO.1 投稿者: 火消しの風
シュン 「さて、語ろうか・・・」
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「まだ、存在しているか・・・」
  きえることが近い。それに気づいた俺は、
  人目のつかない森でその時を待つ。
「本当にきえるのか?俺は・・・」
「このままだと、きえる前に、死ぬな・・・」
  ここ数日の無食に疲労、いつきえるのか
  という精神不安。いくら俺でも限界はある。
「限界か。しかたない、何か食べよう」
  街へと向かうが思うように身体が動かない、
  かなり身体が弱っている。
  ふらふらとしながらもなんとか街についた。
  道端をふらふら歩いている俺に近づいてくる
  人影が見えた。
「あの、大丈夫?」
  声をかけてきた人物は七瀬だった。この声
  のかけ方だと、きえているな。存在が・・・
「ああ、俺なら大丈夫。親切にどうも。」
「そう、それならいいけど。」
  向かってた道に戻ろうとしてすれちがったとき
  俺の足がもつれ身体が大きく傾いた。
 がしっ!!
  ロープらしき物につかまったおかげで転ば
  ずにすんだ。
「ふう、助かった。なぜ、こんなところにロー・・」
  俺がつかんだ先を見た。・・・七瀬のおさげだ。
「やばい!!逃げろ!?」
  俺は風のように逃げ去った。
「いったー、ちょっと!あれ、いない。むかつく!
 ・・・なんか前にもこんなことがあったような?」
  しばらく走って逃げていた。ちょうどコンビニ
  まできたのでとまった。
「以外と、動くもんだな。」
  とっさの自分の反応に驚いた。
  コンビニで弁当等を買って食べ、休む場所を
  探すことにした。
  適当に歩いていたら、学校についた。
「裏庭に行こうかな。」
  裏庭にいき、芝生の上で寝っころがる。
  とても気持ちのよい風が駆け抜けている。
「ここで、きえるのも・・・わるくはないな。」
  ごろごろしていたら眠気がおそってくる。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
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 はっ!
  慌てて起きた。
「まだ、存在しているか・・・」
  横に人の気配がする。
「おはよう。こんな所で寝ると風邪ひくよ。」
  横には瑞佳が座っていた。
「なっ、俺を、覚えているのか?」
「えっ??」
「いや、なんでもない。」
「ねえ。」
「なに?」
「話したいことがあるんだけど、いい。」
「いいよ。」
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シュン 「さて、僕はもう、きえなきゃ。もし
      皆様が僕を覚えていてくれたら
      感想などお願いできるかい?」