帰り際、茜が一言、ぽつりという感じでこう呟いた。
「・・・・あの娘、あなたと似てます」
「えッ?」思わずオレは振り返って茜を見た。
その時の声がまるで、、雨の中、一人淋しそうに、哀しそうに、、、
ずっと佇んでいた、、あの暗い茜の声だったからだ。
・・・茜は淋しそうだった。あの悲しさと辛さを一緒にしたような目で、
じっと地面を見つめていた。そして、また一言、その言葉を口にした。
「・・・あの子、あなたと似てます」
・・・あなたと似てます・・・あなたと似てます・・・
それが何を意味するのか分からなかった。
ただ、ずっとその言葉が頭の中で反芻しつづけた。
あとでこの言葉の真の意味を知り愕然となるのだが、、、
その時は全く気付いていなかった。いや、
気付いたとしてもどうにか出来た事ではなかったのだが。
「・・それはどういう・・」そのことを問いただそうと思った。
・・・けれど。。。どうしても、訊けなかった。なぜだか分からない。
とにかく訊いてはダメだ!そう思った。と、その時
「茜さん、今日はホントにありがとうなの!」
車の中から元気な声。娘の声だった。その声に茜はいつもの、、
物静かではあるが決して暗くはない、、、茜に戻った。
「・・いえ」
「うんっ!また今度あうの!」
「・・・楽しみにしてます」
そして茜も帰っていった。オレはしばらくそこに呆然と立ちすくんでいた。
・・・あなたに・・・あなたに・・・・
「父さん?」はッと我に返る。
「おっと。ゴメンゴメン」
・・・あなたに・・・似てます・・・
「で、今日は何を茜とああ長く話してたんだ?」
「内緒なの」
「うーん。料理のこととかか?」
「秘密なの」
「分かった。オマエの好きなヤツのことだろう」
単刀直入に言う。分かっていたのだ。茜は何も言わなかったが、
何となく分かった。何故かは分からない。
「う〜」顔を真っ赤にして(と言っても助手席の方は見なかったが)
肩を軽くぽかりとたたく。こいつにはウソはつけないらしい。
母親にそっくりなその行動に俺は思わず笑ってしまった。
「う〜」泣きそうになっている。
「冗談、冗談」
・・・・結局、家に着いたのは12時をはるかにまわっていた。
━━━━━━━━━━━━━つづく(かも)
で、結局どうなっちゃうんでしょう。こいついらなかったかも。
ていうか、あとから伏線になる予定。ならないけど。多分。
茜〜!!!何故独身!!!それはやっぱり茜ファンが泣くから?
乞うご期待。はしないように。
だめだから。コレ終わったらパロ書こう。きつくなってきた。
感想なの
◎YOU殿
で、結局此処は女子校になったのか(笑)
ていうか、男子生徒かわいそすぎ〜
でもわらかしてもらいました。“最高”!!!
で、女子校になったあとは?あとは?
ていうか、やっぱり生き返ってた由依って不死身かい!
◎いっせ殿
なんつーか。澪ネタ多いね。でもイイのが多くて
嬉しいていうか。最高なのです。澪でもオレの妹そっくりなんだよね。
ちょっとヤダって言うかさ<それはオマエの勝手だろ
なんか、、澪って大人だなぁ。今のオレより<ダイジョブか?
いいなあ、コレ。次回はシュン君を頼みます!<ってオマエわがままだぞ!
◎雫殿
ぎゃはははっはっ!!!何も探索してねェ〜!!
必死か!ていうか繭スゲェぞ。茜も。
七瀬ってば何勘違いしてんだろ。
とにかく最高だ!!!!続きィ〜!
◎ここにあるよ?殿
あれ?シリアスじゃなかったのか?まぁイイや。
わはははははは!!!!七瀬必殺技炸裂!
死ぬのか?浩平!ガンバレ浩平!
◎藤井勇気殿
繭〜!!なんかほのぼの系でいい感じです〜
このまま続きお願いしますよ!お願いですよ!
繭よりシュン君が読みたいオレ
◎澪殿
なんかなぁ、、、みずか?
イイなァ〜、、、永遠の世界への入り口かぁ、
みさおと瑞佳が混じってるよねェ、、浩平の考えじゃあさ、、
ていうか、作品の感想じゃネェ!コレじゃぁ
ていうか、長編散文詩みたいでカワイイなァ!!!
もっと詩を書いて下さい!
◎自分のこと
つーかさぁ、、、本編より感想の方が長くない?