大宴会(正月編/前編) 投稿者: 秀さん
一月一日・・・元旦
今日浩平は瑞佳と二人で初詣に来ている
浩平はいつもの格好で来ているが瑞佳は晴れ着を着ての登場だった
年始めと言うのに神社の中の人影はまばらだった
と、言うか無いに等しい
その神社のの中を二人は歩くなんかいい雰囲気
浩平はそろっそろっと手を瑞佳の肩へまわそうと動かしている
『クリスマスの時は散々だったが今度こそは・・・』
『ひっひっひっこの後はあんな事やこんな事を・・・』
年明けから煩悩全開の浩平であった
そして今まさに瑞佳の肩に浩平の手が触れようとしたその瞬間
???「おぉ〜りぃ〜はぁ〜らぁ〜くぅ〜ん」
???『明けましておめでとうなの〜』(喋っているつもり)
・・・どかぁ〜!!!・・・
振り向こうとしたした瞬間にその声と共に凄まじい衝撃が浩平の背中を襲う!!
そしてその衝撃で浩平はおよそ100m先にある賽銭箱にめがけて転がって行く
???「きゃ〜!!」
・・・どかっ・・・
前を行く晴れ着を着た女の子を跳ね飛ばして・・・
瑞佳:「こっ浩平〜」
詩子:「お〜凄い凄い」
澪:『面白いの』
その声の正体は詩子と澪だった
茜:「・・・二人共やりすぎです・・・」
少し遅れて茜がとてとてと歩いてきた
・・・どか〜ん・・・
それから少しして浩平が賽銭箱に衝突した
浩平:「いってぇ〜」
???:「おぉ〜りぃ〜はぁ〜らぁ〜」(怒)
浩平:「へっ!?」
賽銭箱にぶつかり頭を抑えている所に先程跳ね飛ばした女の子が立っていた
浩:「なっ七瀬!!」
留美であった・・・
留美は肩を震わせ浩平の前に立っている
留美:「年明けそうそうよくもやってくれたわね〜」(怒)
浩:「怒るな七瀬!そんなに怒った顔してたらせっかくの可愛い顔が台無しだぞ」(汗)
留:「えっ!?」
浩:「ほっほらお前は乙女なんだろ?だったらこれぐらいで怒るなもっと心を広く持たないと乙女じゃないぞ!」(汗)
留:「ぐっそうね・・・わかったわ・・・でも次は容赦しないからね!!」
浩平は怒れる留美を上手く誤魔化して怒りを静める事に成功した
瑞:「浩平大丈夫?」
そこに瑞佳が駆寄ってきた
浩:「あぁ〜なんとかな・・・しかし何故柚木がここにいる!?しかも澪と!?」
詩:「えへへ〜それはね私と茜が初詣はいちいち有名所に行くのが面倒だし近くで済ませようとしてここに来る途中で澪ちゃんと会ったのそれでじゃあ澪ちゃんも一緒にって言う事になってね」(笑)
茜:「・・・はいそう言う事です」
澪:『そうなの』
浩:「それは分かった・・・しかし体当たりはないだろう!!」
詩:「えっだって折原ったら長森さんに変な事しようとしてたし〜それで「長森さんが危ない」って・・・」
浩:「あのなぁ〜いつ!どこで!俺が長森に変な事しようとしたんだ!?」
詩:「いまさっき・・・浩平の手の動きが怪しかった」
澪:『あやしかったの』
瑞:「ほんとうなの?浩平?」
浩:「だぁ〜違う!!」
どうやら二人に体当たりを食らう原因を作ったのは浩平自身にあったらしい
留:「じゃあそれの巻き沿いを食った私はどうなるの?」
詩:「えへへ七瀬さんごめんね、まさかその先に七瀬さんが居るとは思いもしなかったから・・・」
留:「あはは・・・」(苦笑)
巻き添えを食った留美はただ苦笑いするしかなかった・・・
茜:「浩平・・・明けましておめでとう御座います」
浩:「明けましておめでとう・・・茜」
いきなり茜が年始めの挨拶をして来たので思わず返す浩平
勿論その後はみんなで挨拶を交わし賽銭箱に小銭を放り込んでと一連の作業を済ませ
神社を出た・・・
浩:「じゃあな〜」
詩:「またね〜」
浩平と瑞佳はその後正月映画を見に駅の方に歩いて行った・・・
それを見送る4人
詩:「ふふふ」
ふと詩子が何かを思い付いたのか怪しげな笑みを浮かべた
澪:『???』
留:「???」
茜:「詩子・・・また何か悪巧みしてますね?」
詩:「あっ茜〜悪巧みじゃないわよ〜とってもいい企画を思いついたの」(笑)
茜:「詩子の場合は悪巧みと言います・・・」
詩:「茜〜酷いわそれじゃ私が年がら年中悪巧みしているみたいじゃないの〜」(汗)
茜:「そうです・・・違いますか?」
詩:「あぅっまあいいわ・・・善は急げって言うし・・・行くわよ皆」
茜:「・・・仕方ないです付き合いましょう・・・」
澪:『はいなの』
留:「えっ皆って・・・私も??」
詩:「当たり前じゃない!!」
留:「あぅっ・・・」
こうして茜達を巻き込んだ詩子の「とってもいい企画(悪巧み)」が発動した・・・

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・・・3時間後・・・
映画を見終えた浩平と瑞佳かが帰ってきた
今日は瑞佳がご馳走を作ってくれると言うので浩平の家にやって来たのだ
由起子は会社の同僚と年越し旅行に出かけて留守している
瑞:「おじゃましま〜す」
浩:「おうっ入れ入れ」
二人が玄関から居間の方に移動しようとした時
居間から明かりが漏れているのに気付いた・・・
浩:「あれっ由起子さん帰って来てるのかな?」
浩平はそう思いつつ瑞佳と居間の方へと向かった
・・・がちゃ・・・
浩:「由起子さんかえっ・・・・・」
浩平は由起子が居間にに居るものと思いドアを開け声をかけようとした瞬間
固まって声が出なくなった・・・
詩:「折原〜遅いぞ〜」
澪:『おそいの』
みさき:「浩平くん遅いよ〜」
留:「・・・」
繭:「みゅ〜」
住井:「よぉ〜折原〜邪魔してるよ〜」
南:「お邪魔してま〜す」
何故か詩子達が居間にいたのだ・・・
浩:「なっなっなんでお前達が俺の家にいるんだ〜!!」
詩:「なんでって?そりゃぁお正月だからでしょお正月とくれば新年会、新年会と言えば
宴会!決まりじゃない」(笑)
浩:「だからって何故俺の家なんだ?それに一体何処から入ったんだ?鍵は閉まってたはずだぞ」(怒)
詩:「それはね折原の家がちょうど宴会開くには良かったから」(笑)
そう言いながら詩子は笑顔でちょいちょいと庭の方に指を指す
浩:「だからって人の家に勝手に入りこみやがって〜んっ?」(怒)
浩平はいきり立ちながらも詩子が庭の方に指指しているのに気付いた
浩平は庭の方を見る別段変わった所は無いようだ
いや、あった・・・ガラス戸の所に・・・
浩平は近寄りよく見てみる・・・
ガラス戸の鍵がある付近にサランラップが張りつけてあった・・・
浩平はそれに触れてみる・・・
・・・ふに・・・
指は突き抜けサランラップは外へと飛んで行った・・・
浩:「柚木〜」(怒)
詩:「あはは〜気にしない気にしない」(笑)
浩平は振り向きもせず怒りを露にする・・・そこへ・・・
茜:「・・・私はよした方がいいと言ったんですが・・・」
いつのまにか茜が後ろに居た
浩:「うぉっあっ茜」
茜:「・・・お邪魔してます」
詩:「簡単簡単、ガムテープで割る部分を囲めば音も出ないし〜」
(注※ 良い子の皆は真似しちゃ駄目だよ(^^;)
浩:「おのれ〜」
詩:「さぁ〜主役も帰ってきたしみんな〜ぱぁ〜っといきましょう」(笑)
こうしてクリスマスに続き狂喜の宴が始まった・・・

・・・続く・・・

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こんにちは〜(^^)
こりずにまたもギャグに挑戦してみました〜(^^;
でも前振りが長すぎて2部構成に・・・(滝汗)
やっぱ私にはギャグは無理だったのか・・・(^^;
取り合えず次の後編でギャグは一旦撃ち止めにして
その次に書くSSは元のほんわか路線に戻した方がいいみたいですね(^^;
書いてみたもののそのまま封印してしまおうかと思いましたが
(理由は読み返して見てつまらなかったから)
敢えて出して見る事にしました(^^;
これ読んで気を悪くされた方がいたら申し訳無いですm(__)m
後編は前回のやつと似たようになる事請け合いです(滝汗)
はぁ〜想像力無さ過ぎ(^^;

前回のSSの感想ありがとうです〜(^∇^)
またもレス返せなくてすいませんです(^^;

では〜(^∇^)

http://www2.plala.or.jp/omo/