大宴会(クリスマス編) 投稿者: 秀さん
ある晴れた昼下がり
浩平はせっせと掃除している
「ふふふ・・・ふっふははは〜今日は楽しみだぜ!!」
時々このように奇声を発しながら
何でそんなに浮かれているんだ浩平!?
「今日は長森と二人だけのクリスマスの夜・・・くっくっくっくっ飯食った後・・・あんな事やこんな事を・・・ふっふははは〜」
なるほどそう言う事か・・・(汗)

・・・・・・・・・・・・・・・・・
「よしっばっちりだな」
夕方無事掃除をしおえた浩平は満足そうに呟く
そんな時
「浩平いる〜?」
玄関から瑞佳の声が聞こえた
「おぉ〜長森か〜よく来たな入れよ」
浩平は上機嫌で玄関まで行き瑞佳を出迎えながら言う
瑞佳:「うんっお邪魔しま〜す」
詩子:「へっへ〜お邪魔します」
茜:「・・・お邪魔します」
みさき:「浩平くん、お邪魔するね」
澪:かきかき『お邪魔しますの』
留美:「お邪魔するわ」
繭:「みゅ〜みゅ〜」
住井:「よぉ〜折原邪魔するぜ」
南:「おっお邪魔します」
瑞佳の後に続いて続々と詩子や茜達が入ってくる
『あっあれっどうなってんだ・・・』
浩平は一瞬錯乱し瑞佳に詰め寄る
「おっおい長森これはどう言う訳だ!?」
瑞佳:「浩平、ごっごめんね〜来る途中に柚木さんに会っちゃってそれで・・・」
詩子:「折原は酷いよねクリスマスパーティするんなら呼んでくれなきゃ駄目じゃない」
「ちょっちょっと待て、だからって俺は呼んだ覚えは無いぞ!!」
詩子:「気にしない気にしない、ちゃんとパーティーに必要なものは買ってきてあげたんだからいいじゃない」
「くっなんでそうなるんだ!!」
どうやら来る途中に瑞佳は詩子に捕まりクリスマスパーティーの事を喋ってしまったらしい
詩子はじゃあみんなも呼んで乱入すると言い出し何故か住井と南まで呼ばれたらしい・・・
しかも人のいい事に買い物までつきあったらしい
『くそ〜俺の予定が丸潰れじゃないか〜』
浩平は泣きたい気分だった
そりゃそうであるなんせ今日は瑞佳と二人っきりでパーティーをして
ムードが盛り上がった所であんな事やこんな事をするつもりだったのだから・・・
「ふっ邪な考えを持ったからさ浩平」と何処からともなく声が聞こえてくる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

浩:「・・・」
浩平はジュースの入ったグラスを握り締め耐える
目の前では狂喜の宴が繰り広げられていた
しかもみんな何故かハイテンション・・・
住井は何故か阿波踊りを始めるわ南は歌を歌い出すわ
澪は手持ちのスケッチブックでお絵描きショーを始めるわ
繭はしきりに瑞佳にじゃれついてるわで何がなんだか判らない状況である
そこに
・・・ぺたぺたぺた・・・
いきなりみさきが浩平の顔を触り出す・・・
浩:「???」
みさき:「おいしそうな肉マンだよ〜」
浩:「なっ??!!」
そう言ってみさきは口を広げて浩平の顔にかじりついてこようとしている・・・
浩平「せっ先輩どっどうした・・・うっさっ酒臭いぞ!?」
そう言いながら浩平はなんとかみさきから逃れたが酒臭かったのが気になった・・・
詩:「当たり前じゃない、お酒のんでるんだから」
浩:「なっなにぃっ!!」
詩:「あら、私達が買いこんで来た物の中身見てなかったの?」
浩:「なぜ、酒なんだよぉ〜」
浩平はそう聞きながら住井や南がハイテンションになっている
原因がこれにあったっと気付いた
詩:「今日はクリスマスよ、無礼講に決まってるじゃない無礼講と言えばお酒よぉ〜」
『なんで、酒やねん』と突っ込みを入れたくなる浩平
詩:「折原と長森さんだけは不思議と避けるように手をだしてなかったんだけどね」
浩平は周りを見回す確かに自分と瑞佳以外はどうやら飲んでいるようだ・・・
詩「くすくす」
『だっ駄目だ〜こいつら・・・』
そこに再び・・・
みさき:「待て〜肉マン〜」
・・・がしっ・・・
みさきがしがみついて来た
浩:「うわっせっ先輩」
浩平は再び逃れ間を置く
しかしみさきは居場所がわかるかのように追い掛けてくる
何度か逃げ回るうちに留美にぶつかってしまった
浩:「わっわりぃ〜七瀬」
留:「・・・」
留美はすくっと立ち上がり・・・・
浩:「七瀬?」
留:「おらぁ〜純真な乙女にぶつかっておいてすまんで済むかぁ〜こらぁ〜すまんで済んだら警察いらんわぁっ!!!」
浩:「なっ七瀬、お前まで・・・」
どうやら留美は酔うとからみ酒らしい
留:「受けて見ろ〜乙女の怒り!!」
浩:「なっ七瀬よっよせ、よすんだ!!」
留:「乙女乱舞!!」
留美の怒りの咆哮が浩平を襲う
凄まじい蹴りとパンチの乱打
それを見ている住井は・・・
住:「いいぞ〜もっとやれ〜浩平なんかぶっ飛ばせ〜」
まるで積年の恨みを晴らすかのように留美を応援している
浩:「ぐはっ!!」
留:「ふんっ今度からは謝り方に気を付ける事ね!」
ようやく留美からの激しい攻撃が終わり床にボロ雑巾のように崩れ落ちる浩平
そこにみさきが再度襲いかかったのは言うまでもない・・・
所で瑞佳や茜はどうなったのだろうか・・・まったく出てないぞ(汗)
茜:「・・・」
瑞:「・・・」
澪:『・・・』
何故か瑞佳、茜、澪の三人は無言で見詰め合っている・・・
瑞:「あっあの〜里村さん?」
茜:「・・・どうぞ」
澪:『どうぞなの』
終止無言な二人に耐えかねたのか瑞佳が声をかけると茜がグラスに
並々とビールを注いで瑞佳に差し出した・・・
瑞:「えっ駄目だよ、私達未成年だからお酒は駄目だよぉ〜」
茜:「・・・私のお酒が飲めないとでも・・・」
澪:『飲めないの?』
瑞:「はぅっ・・・」
茜:「さぁ〜ぐぐっと・・・」
澪:『ぐぐっとなの』
茜は瑞佳を見据えて飲めと言って来る・・・妙に威圧感がある
と、そこに・・・
南:「さっ里村さん好きだぁ〜」
酒の勢いで南が告白してきた、しかも勢いをつけて抱きつこうと勢いよく突っ込んでくる
茜:「・・・嫌です」
・・・どか〜ん!!・・・
茜は拒絶しながら南の抱きつき攻撃を避けた
激しく壁と熱いキスをしてしまった南・・・・哀れすぎ( 涙)
南:「そっそんな〜わぁ〜」
壁と激しいキスをして顔面が赤く腫れ上がっている南は泣きながらどっかに行ってしまった・・・つくづく哀れだ南君(合掌)
茜:「さっそんな事よりも・・・長森さん・・・さぁ〜・・・」
澪:『さぁなの』
瑞:「はぅ〜わかったよ〜」
茜は南の事など気にしないかのように再度瑞佳に迫り瑞佳は負けて
ぐいっと飲み干してしまった・・・
あぁ〜もう止まらない・・・
パーティ会場はまさしく修羅場とかした・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2階・・・由起子の部屋・・・
「くすくす浩平くんは楽しいお友達が沢山いるようね・・・良かったわ」
浩平の保護者である由起子は窓の外を眺めながら下から聞こえてくる騒ぎを聞いている
実は宴会の途中に仕事先から帰って来ていたのだか
楽しそうな宴会の場を見て浩平には声もかけずこっそりと2階に上がって行ったのだ
今はワインの入ったグラスを片手で揺らしながら窓から見える風景を眺めていた所だ・・・
「くすくす、もう浩平くんは一人立ちしても大丈夫かもね・・・」
まるで誰かが側にいるかのよう呟く・・・
「だってあんなに楽しいお友達もいるんだしね・・・・ねっ義姉さん・・・」

こうして狂喜の宴と共に夜は深けていく・・・
次の日浩平以外皆は二日酔いで死んでいた事は言うまでもないだろう・・・
ちなみに浩平は留美の乙女乱舞とみさきの噛み付き攻撃を受けたせいで死んでいた・・・

・・・終劇・・・・

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こんちゃ〜(^^)
う〜ギャグに初挑戦してみました〜
でも面白くないかな・・・・(汗)
しかも長いっす(滝汗)
う〜やっぱ私はギャグは無理なのかも・・・(T^T)

ごめんなさい詩子の名字の漢字が間違ってました(^^;
訂正版を上げなおしました(^^;
すいませんですm(__)m

感想頂けた方へ>
感想ありがとうでした〜(^∇^)
毎回喜んでます(^^)

では〜(^^;

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