リレーSS第7話 (似た者同士) 投稿者: 藤井勇気
先輩達と別れ、再び澪を探すオレと長森。食堂をぐるりと回っていると、
またもや見知った顔の生徒がいた。

「よっ茜」
「…浩平ですか」
テーブルの端に茜と、見知らぬ女性徒が並んで座っていた。
「里村さんもお寿司食べにきたの?」
「…はい」
「で、隣にいるのは?」
「申し遅れました、わたくし3年の鹿沼葉子と申します」
その人…鹿沼先輩はゆったりとした物腰で、オレ達に挨拶した。そのひょうしに
肩に掛かったブロンドが、音もなく滑り落ちる。同時に甘い匂いが鼻につく。
「…浩平、なに鼻の下伸ばしてるんだよ」
「べ、別に見惚れてなんかいないぞっ!」
「ふ〜ん」
なんだよ、その疑いの眼差しは……。

「浩平もお寿司を食べにきたのですか?」
不穏な空気が流れ始めたのを知ったのか、茜が話題を変えてくれた。
「いや、確かに寿司は関係してるんだが、それを食べる方を差がしててな」
「?」
「早い話が、澪を探してるんだ。知らないか?このスケッチブックを届けようと
 思ってな」
茜と鹿沼先輩に、澪のスケッチブックを見せる。ついでに最後のページも。
「その方かどうかは解りませんが、同じスケッチブックを持った生徒が
 由依さんと一緒にあちらのテーブルにいたと思います」
「ほんとか鹿沼先輩!でも由依って誰だ?」
「由依さんはわたしの知り合いで、リボンを付けた元気な女の子です。
 会えば解ると思います」
「そうか、ありがとう先輩、茜、長森行くぞ」
「……」
「なに膨れっ面してるんだ、置いてくぞ」
「…わかったよ」
何故か機嫌の悪い長森をつれ、澪らしき人物がいるテーブルへ向かおうとして、
もう一度、茜達の方へ向き直った。
「…茜。さっきから気になったんだが」
「なんですか?」
「お前の食べてる寿司って…」
「…おいしいです」
「いや、そうじゃなくて…どう見てもそれって、ご飯の上に板チョコが乗って
 るようにしか見えんのだが…」
「いけませんか?」
「いや、悪いってわけじゃないけど…」
「ちなみに練乳をかけると、もっとおいしくなります」
「そ、そうか……」
オレは改めて茜の甘党の凄まじさに、これ以上の言葉がでなかった。
「あの〜鹿沼先輩。その上に乗ってるのって…」
「エビフライです」
…オレの横で、今度は長森が鹿沼先輩に寿司の具を聞いていた。

暫く…寿司は食べれないかもしれないな………。


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 勇気「また書いてしまいましたリレーSS。今度は茜と葉子さんの登場です」
繭ママ「前回失敗したくせに懲りないですね」
 勇気「後は郁未と由依が出れば、MOON.ヒロインが全員出た事になりますね」
繭ママ「わたしは?」
 勇気「いいの?出しても?二度と表に出られないような、すんごい内容に
    なりますよ?」
繭ママ「…やっぱりいいです」
 勇気「では感想♪」

だよだよ星人さん
>新世界だよもん教!劇場版3
郁未が七瀬の母親だったんですか〜、似てますしね(^-^)
そう言えば住井はもう出ないんでしょうか?

>新世界だよもん教!劇場版4
みさき先輩の安否が……。茜が葉子さんの側で「…母さん」と言うシーンは、
読んでいて心が痛みました(TT)

スライムさん
>悪あるところに必ず正義あり(4th)
ビールにスルメって…乙女のする事じゃないよ七瀬、しかも未成年(^-^)
内部の浩平達は、結構シリアスな展開ですけど、外の七瀬達はお気楽ですね(^^;
まあ、「悪あるところ〜」と「Moonな〜」と分けてあるからなのかも
しれませんが。

神野龍牙さん
>第二弾
う〜ん、神野龍牙さんのこう言うSSがあるから、長森ファンが増えるんでしょうね〜♪
読んでて、なんだか心が温かくなるような気持ちになりました(^o^)

T.Kameさん
>高根の花だよ...七瀬さん(中崎、男になれ)4回目
人気投票は七瀬が一位ですね♪でもこのままいくと、浩平が七瀬シナリオに入って
しまうことになりますね〜、さあどうする中崎、南森(^0^)

南君の励まし会…良い友達を持ったな南君(笑)

>あっ、もしかしたら笑わすことができなかったからって
>茜が浩平をもらうなんて言い出すのでは?
そーか!そう言う手もありましたね♪迂闊だった…(^^)
でも茜はただあの状況を、楽しんでいるだけなんですよ(^^;;


 勇気「ふう、終わった…」
繭ママ「ちょっと藤井さん」
 勇気「それでは皆さん、ここで…」
繭ママ「感想が少なくありませんか?」
 勇気「(ギクッ)だ、だって最近SSの投稿数が多くて、とても全部は…」
繭ママ「いいわけですね」
 勇気「クッ…」
繭ママ「たとえ一言でもいいから、書くべきです」
 勇気「じ、時間が…」
繭ママ「そうやって逃げるんですね」
 勇気「……」
繭ママ「さあ、感想を書きましょう」
 勇気「…そうですね」
繭ママ「解ってもらえて嬉しいです」
 勇気「ピアOャロといOっくすやろっと♪」
繭ママ「コラーーーーーーーーーーッッ!!!」
 勇気「あっそうだ、将木我流さん。お母さんの名前は別に使っても良いですよ。
    「華帆」じゃなくて「華穂」ですけど、好きなように変更しても
    OKですよ。もう「かほ」でも「あほ」でもお好きにして下さい♪」
繭ママ「あほはないでしょう!あほはっ!」
 勇気「それでは、感想あまり書けませんでしたけど、失礼しま〜す」
繭ママ「人の話を聞いて下さーーい!!」