リレーSS第2話「いつものはずの日常で…」 投稿者: 藤井勇気
道ばたに無造作に置かれていた……いや、残されていたと言うべきだろうか…。

オレは澪のスケッチブックをを鞄にしまい、長森と共に学校に到着した。
えもいわれぬ不安を、胸に抱きながら………。


「…上月さんのクラスなら1−Cよ」

一限目の授業が終わると、すぐさまオレと長森は深山先輩のいる
3年の教室へと向かった。演劇部部長の深山先輩なら、部員のクラスぐらいは
知っていると思うからだった。

とりあえずは、澪にこのスケッチブックを返さなければならない。 
さすがに遅刻ぎりぎりで来たので、朝渡すことは出来なかった。
仕方なく、今の時間に返しに行こうとしているわけである。

「早く澪ちゃんに返してあげないとね」
「そうだな」
そんなことを話しながらオレと長森は、一年の教室へと続く廊下を
速い足取りで進んでいた。

「どうしたの瑞佳?彼氏と一緒にサボリ?」
ふと、後ろからそんな声が聞こえる。
振り返るとそこには、紫色の長い髪に独自の癖が付いた女生徒が、
いたずらっぽく笑いながらオレ達を見ていた。

「誰だお前?」
オレは少しいぶかしく思い、長森を後ろにさげ。その女生徒を睨みやった。
「あら、な〜んか無愛想な彼氏ね、瑞佳」
「ちっ違うもん晴香さん!浩平はそんなんじゃないよぉ〜」
声を荒げて長森がオレを押しのけて、その女生徒の前に進み出た。
「長森。お前の知り合いか?」
「そっか、浩平は知らなかったっけ。隣のクラスの巳間晴香さんだよ」
「よろしくね、瑞佳の恋人さん♪」
「はぅぅぅ〜〜〜……、違うって言ってるのにぃぃ〜〜〜………」
長森の顔がみるみるトマトのように、真っ赤になっていく。なんなんだ長森の
やつは……?。

「ところであんた達、一体なに急いでるの?」
しゃがみ込み手で顔を覆っている長森を無視して、巳間がオレに話しかけてきた。
「いや、別に急いでたって訳じゃないんだが……ちょっと1−Cに
 用があってな……」
「ふ〜ん1−Cねえ…。なんだか解らないけど、わたしもついてって良いかしら?」
顎に手を当て、少しつり目がちな目を虚空に漂わせていた巳間が、
突然オレにそんなことを言って来た。
「はあ…?ついてくるだあ?」
「別にあんた達の邪魔はしないわよ。わたしもなんだか妙な胸騒ぎを朝から
 感じているし……。もしかしたら、あんた達の用事とやらと関係してるかも…」
「…たくっ、好きにしろ。おい長森っ!いつまで座ってんだ、さっさと行くぞ」
「う、うん、ごめん」
オレに促されて、慌てて長森が立ち上がる。

「それに……1−Cの担任は良祐だしね。ちゃんと職務をしているか
 確認してあげないとね♪」


…こうして、晴香を途中で加え、オレ達三人は澪が居ると思われる1−Cへ
と向かった………。(続く)


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 勇気「なんか書いてしまいましたリレーSS、いけだものさんこんな感じで如何でしょうか?」
繭ママ「なんか中途半端なところで終わっちゃいましたね」
 勇気「でもまだここまでなら、ギャグにも出来るし、シリアスにも
    出来る範囲でしょう。あのままスケッチブックを拾って、
    瑞佳とふたりで澪を探すため学校を行かず、他のキャラを出せなくなるよ    まだましでしょう?」
繭ママ「そりゃまあそうでしょうけど…澪さんは校内にいるんですか?」
 勇気「それは次の方が決めて下さい。誰かにさらわれてしまったという
    設定でも良いし、もしかしたら教室にいるかもしれないし…
    とりあえず僕の役目はここで終わりです」
繭ママ「…無責任ですね」
 勇気「リレーSSってそんなもんじゃないんですかね〜。これが初めてだから
    なんとも言えませんけど」
繭ママ「もし校内で話が進むのでしたら、わたしの出番はありませんね……」
 勇気「いや…ひとつだけあります……」
繭ママ「なっなんでしょうか!?」(目が輝いてる)
 勇気「学食のおばちゃん」(きっぱり)
ドフゥッ!!
 勇気「へへっ……良いパンチもってやがんな、お母さんよ………」
繭ママ「…感想に行きます」


雫さん
>校内ミスコンテスト(その5)
乙女の力が澪を粉砕!て言うか、反則じゃないですかこれ?(^_^;

茜ロボはハズレでしたか…。う〜ん、じゃあなんなんだろう?次は浩平と茜の
対決だと思うから、浩平に勝ち目はあるだろうか?

案子群僧よりまだ大福男の方がましですね(^^)

静村 幸さん
>夏の日C
久しぶりですね♪前は静岡の話をして下さり、ありがとうございます\(^o^)/

茜の食欲も気になったのですが、「MANANI」でアルバイトしてた子って、
同じ「同棲」キャラの佐伯恵ですか?(深読みしすぎですか?)

後書きの方は別にまずくはないでしょう♪
元々このネタって、しーどりーふさんの「詩子でぽん」からあったんじゃないですか?
他にも色々な方がやってるし、静村さんと郁未の掛け合いも面白いですし(^O^)
でも何故パートナーが郁未?僕は郁未好きですから嬉しいですけど。

ここにあるよ?さん
>ゲームセンターONE!!2
なんとなくSSでも後書きでも、ここにあるよ?さんはみさき先輩に
尻に敷かれている感じがしました(^o^)惚れた弱みですか?(爆)

いちごうさん
>ファースト・キス
ええ話や〜└(TOT)┘いや、ちょっとマジで最後の辺り、眼がうるうる
しちゃいましたよ!ええ、こう言うことに嘘はつきませんですはい!。

でも今自分が続けている「これもまた一つの日常」といちごうさんのSSと
比べると………じっ自分のSSがあまりにも恥ずかしいですぅぅぅぅ〜〜(*T_T*)ちなみに僕のSSの方は、繭とエッチした後のルートで書いてます(*^_^*)

偽善者Z
>浩平犯科帳 第二部 第二話
ああっ!歴史の勉強してないから、全然登場人物が解りません(大馬鹿)



 勇気「ところでリレーSSは続けていきたいですね」
繭ママ「そうですね、火消しの風さんが発案して、いけだものさんが
    第1話を書いて、第2話を藤井さん。他の方にも書いていただきたいです    よね」
 勇気「みんなでなにかをやろうというのは、良いことだと思うし」
繭ママ「そう言うわけで、皆さんも出来たらご参加して下さい♪」
 勇気「それでは皆さん、失礼しま〜す♪」