【121】 『ONE』の舞台裏だよ
 投稿者: たかひろ(Tire)猫 <maskotcm@kyuushu.interq.or.jp> ( 男 ) 2000/4/11(火)08:45

「ふう…。やっと浩平が永遠の世界に行ったよ……」
「めでたし、めでたしなの」

「でも…、また戻ってくるつもりらしいよ」
「うっそぉ」
「私たちが、待っていると思いこんでる、って噂だよ」
「えぇ〜?じゃあ『Fin』の後も演技しなきゃいけないの?」
「…嫌です」
「うぅー。せっかくハンバーガー、ひとりじめしたのにぃー」

「だいたい、浩平って、ケダモノよねー」
「そうよ!あぁ、今、思い出しても腹が立つ!
 昼間の教室で、中出しよ?信じられる?」
「サイテー!」
「おまけに、いきなり、口でさせるなんて、どうかしてるわよ」
「ウッソー!」

「まったく、乙女をなんだと思っているのよ…」
「七瀬先輩、乙女じゃないの」
「なんでよ!失礼ね、『なのなの娘』の分際で」ポカッ
「ぐすっ……。乙女は、バージンなの。だから、先輩、乙女じゃないの」
「………………………」ポカッ
「…痛いの」

「私も、教室で犯されたよ〜」
「先輩は、目が見えないって、嘘ついてたから、おあいこなの」
「目が悪いのは本当だよ〜」
「でも、見えてるの」

「澪ちゃんも、しゃべれないふりしてたから、おあいこだよ」
「……ひどいの、ひどいの」ポカポカポカ
「繭ちゃんも『みゅー』しか話さなかったよ〜」
「浩平よりも、フェレットの『みゅー』の方が、好きだもぉん」
「まあ…ね。フェレットの方が、浩平より紳士的よね」

「嘘つきといえば……、茜、あんたもでしょ」
「…違います」
「幼なじみの私が断言するわ。『あの人』なんて絶対いなかったわよ」
「え?忘れてしまったんじゃないの?」
「いたら、忘れるもんですか!」

「茜…、真相は?」
「…『あの人』は、架空の人物です」
「うっわー!茜ってば、悪女」
「すっかり、浩平信じてたよ」
「男を手玉にとれるわね…」
「…だまされる程度の男に、ろくな人はいません」
「筋金入りね…」

「…ただ……、誕生日プレゼントをもらう前に、消えたのは誤算でした」
「何か貢がせる気だったの?」
「はんばーがー♪」
「あんたは、だまってなさい!」ポカッ
「……うぅー……。暴力女……」
「なんですってぇ?」ポカッ
「みゅー!」

「虐めないの!」
「でも〜、浩平の毒牙にかかってないのは、
 この中では、詩子ちゃんと雪ちゃんだね〜」
「部長の立場を利用してセクハラできたんだけどね」
「私は、毒牙にかかってもよかったな」
「どうして?」
「ああいう単純そうなバカは、使い道ありそうじゃん」
「………」
「無いと思うよ…」

「まあ、戻ってくるとして、最後まで、健気な女を演じるしかないよね」
「ラーメンを、頭から、かけてあげるの」
「…この子、よっぽど根に持っているようね」
「じゃあ、私は、『退学おめでとう』って言ってあげるよ〜」
「…何か貢がせます」
「あんたら、鬼ね……」

「さて、じゃあ、そろそろエピローグの撮影ね」
「私の目薬、知らない?」
「あんた、目薬ないと、泣き真似できないの?」
「いつでも泣けるもぉん」
「泣き真似、得意なの」
「簡単だよ〜」
「……みんな、すごいこと言ってるよ」

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なんだか、ひどいもの、書いてしまったような気がする。
でも、こういう話って、きっと誰か、書いているよね?
あまりにもひどすぎて、書かない、かな?