「浩平ー！　朝だにょー！」
今日も今日とて、瑞佳は浩平と朝の激闘を繰り広げる……のだが。
「うう……あと３ルピアだけ……」
それはインドネシアの通貨だ。
「駄目だにょ！　学校に遅刻するもん」
「なら３モルでいいから……」
……化学なんて嫌いだ。
「いい加減に起きるんだにょ！　えいっ、こうなったらなにかしてやるもん」
「なっ……！　本気でやるのか！？　そのなにか」
「このなにかはすごいんだにょ。浩平なんてひとたまりもないもん」
「よ、よせ！　もう起きた、もう起きたから！」



「全く今日も朝から慌ただしい目覚めになってしまったじゃないか」
「はあっ……誰のせいだにょ」
「なあ、ところでお前今日なんか変じゃないか？」
「え？　普通だに……だよ」
「言い直すな」
「言い直してなんかないもん！　浩平がおかしいんだにょ……」
　（沈黙）
「やっぱおかしいじゃないか」
「はうっ……」



「決まったぞ！　今日からお前は『だにょもん星人』だああああ！」
「ええええええ！」



「……いいかも（ぽっ）」
「いいのかっ！？」

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はい、高砂ですにゅ。
試験中ですにゅ。なにやってるんでしょうかにゅ。
でも伝染りますよね、思わず。