世界永遠滞在記〜誘拐編〜 投稿者: てやくの
パープーパープーパープー(笑)(パトカーのサイレン)

ある日、ある家に強盗が入った。
そして、今、強盗は、そのある家の二階に赤ん坊を人質に取り立てこもっている。
犯人の名は、天沢未悠

この物語の主人公は関西弁ですが、気にしないでください(爆)

「あ〜、人質とったんはええけど、どないしようこれから、お金ほしいだけやねんけどなぁ。」
未悠はやる気のない声を上げると、ベランダから外を見た。
外には警官や野次馬、その他諸々が集まっていて、視線は全て天沢未悠、彼女に向けられている。
「うわ、いっぱいあつまっとんなぁ。」
「おぎゃぁ、おぎゃぁ、うぎゃぁ!!」
困惑していた未悠の耳に赤ん坊の泣き声が聞こえる。
「あ〜、よしよし、お姉ちゃんはなんもせえへんから、な、お願いやから泣かんといてなぁ。」
(どないしよ、何とか泣きやまさなあかんなぁ、他人の子やから気ぃ使うわぁ)
未悠は何かに閃くと赤ん坊を抱き上げ高々と持ち上げた。
「高い高〜い。」
今度は足下まで持っていく
「低い低〜い。」
胸元まで持っていき、
「普通普通〜。」
赤ん坊は何の反応も示さない。
「つらいやないかい・・・・・。」
「おぎゃぁ、おぎゃぁ。」
「・・・・・・・なきやまへん。(うちって芸人の才能ないんかんぁ)」
「おぎゃぁおぎゃぁおぎゃぁ〜」
「・・・・・・・・・(ああ、どないしよ、どないしよ、なんとかせな。)」
「おぎゃぁ、うにょらぁ〜、おぎゃぁ!」
未悠が困っていると、今度は警察の声が未悠の耳に入った。
『犯人に告ぐ、赤ちゃん、浩平君の安否を確認したい、姿を見させてくれ!!』
未悠は仕方なさそうに顔を全部覆うマスクをかぶると、赤ちゃん(浩平)のこめかみに銃を当て、外からベランダの赤ん坊が見えるようする。
「おまえらなぁ、ちょっとでもいらんことしてみい、この赤ん坊撃ち殺すぞぉ!」
「あはぁ、あはぁ、きゃっきゃっ!」
赤ん坊(浩平)はなにが気に入ったのか、急に笑い出した。
「いや、なにこの子、他に笑うとこあったやろ。」
未悠は不気味がると、赤ん坊を抱えて部屋に戻った。
「うち、なめられてんのちゃうかなぁ?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「よう見るとかわいいやん。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・お母さんもうちのことこんな風に見とったんかな。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「子守歌でも歌ったろうか、ねんねんころ〜・・・・・」
「ぐご〜。」
「いや、寝るの早すぎ!!いびきかいとるし!!」
そんな風に浩平との時間を過ごす未悠の耳にまたも警察の声がきこえる。
『犯人に告ぐ!お前にも親御さんがいるだろう、これを聞いて考え直せ。』
「・・・・・って、おまえらまさか!!おかあさん?!」
『やあ、久しぶりだね。』
「おまえかい!!」
『僕のことは少年とでも呼んでくれ。』
未悠の親族として出てきたのは彼だった。
「死ねぇぇぇ!!!!」
未悠は少年に対して不可視の力を解き放った。
『おいたは駄目だよ。』
少年は未悠のはなった力を手でなぎ払うと、瞬時に未悠の目の前に現れた。
「お仕置きだよ。」
そう言うと少年の目の金色が濃くなり髪もうっすらと金色に染まる。

ばきぃ!!

瞬間、なにかがはじき飛ばされた・・・・・・・
「い・・・・・・痛いじゃないか。」
はじき飛ばされたのは少年だった。
少年の頬には拳の跡が付いており、そこから煙が上がっている。
「物理攻撃は効くんか・・・。」
「こんなに強くなって、父さんはうれしいぞ。」
少年は少年はヒュルヒュルと落ちていき、道路に落ちた。
そしてそこにパトカーが・・・・・・・・

どん!!

「あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、いっか。」
「おぎゃぁ、おぎゃぁ!」
「ああ!おきてもた!!あ!せや!!」
未悠はまたもなにか思いつくと、浩平を抱き上げこちょこちょとこそばしはじめた。
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「お、よろこんだか、こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「きゃっきゃっきゃっ!」
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「しつこい。」
「いや、この子しつこいってゆった!」
未悠は驚くと、浩平をベッドに投げた。
「・・・・・・・・・・・・。」
「気のせいかなぁ?」
「・・・・・・・・・・・・。」
未悠はそう言って赤ん坊を抱き直す。
「こちょこちょこちょこちょ〜。」
「ふん!!」
「鼻で笑うな!!こっちは一生懸命やっとんねん!!」


・・・・・・・結局、未悠の不可視の力の前に警察は歯が立たず、面の割れていない未悠はそのまま逃げ去ったとか・・・・・・・

『踏襲編』に続く・・・・・・・・かも。


「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」
てやくの「またまたおひさ!!てやくのです!!(デスクトップは月宮あゆ)」
妖弧雪見「おひさしぶりです。」
てやくの「はぁ〜。」
妖弧雪見「どうしたのよ、のっけから溜息なんかついて。」
てやくの「いやな、最初は3月発売だったろ?次は4月、今度は5月。」
妖弧雪見「ああ、おねや、MOON.のキャラの後輩みたいなのに当たる『あれ』ね。」
てやくの「Kan○n、このままいくともう一つの後輩達に追い抜かれるんじゃないかって。」妖弧雪見「もう一つって・・・・・ああ、鈴うた。」
てやくの「なんかKan○nの方はオープニング・エンディングついて、しかもおまけCDまでついてるそうだし。」
妖弧雪見「おまけが付くから遅れてるとか?」
てやくの「それってしゃれにならんから言わんでくれ。」
妖弧雪見「あ、ごめん。」
てやくの「デモを見たから遅れるのがよけいにつらい。」
妖弧雪見「確かにあのデモは良かったわね、何故おねのときにここまでできなかったのか・・・」
てやくの「それもなんかしゃれにならんぞ。」
妖弧雪見「あ・・・・・」
てやくの「ふぅ〜。」
妖弧雪見「まあ、元気出しなさいよ!!」
てやくの「それでは今日の(?)ゲスト。」(やる気なし)
妖弧雪見「天沢未悠さんで〜す!!」
天沢未悠「どうも〜。」
てやくの「ではそろそろ時間も押してきたので、お開きということで・・・・。」
妖弧雪見「ってまたんかい!!ゲスト来たばっかやんか!!」
てやくの「でもなぁ。なんかやる気ないし・・・・・・。」
妖弧雪見「そんな根性なしには・・・・これでもくらえぇぇ!!万物に宿りし古き強き力、我がもとに来たりてこの掌に帯び、鞠のごとくならん樽のごとくならん天幕のごとく張りて・・・・雷魂砲(ソールグラナート)!!」
ドゴォォ!!!
てやくの「ずいぶんと呪文の詠唱が速くなったな。まあ、我にはきかんが・・・まあ・・・・・・・・。」
天沢未悠「・・・・・・・・・・・・・・。」(あまりのことについていけてない)
妖弧雪見「なによ!!今度はなに!?髪の色の違う長森さんだ(さて、誰のことでしょう?)!!とでも言う気?」
てやくの「はぁ、言いたくないわけではないが、前回のこともあるし・・・・・・・・・・・・、まあいいや、天の風地の風よ百万の剣となり矢となりて、我が敵をうち砕かん、吹け(プローサ)!!陣風竜(イルドラーク)!!」
ばふぅぅぅぅぅぅ!!!
てやくの「ふう、勢い余って二人とも吹き飛ばしてしまった、では、これにておひらき!!」