『映画部作品=ONE&MOON.〜GS〜』4
投稿者: てやくの ; 投稿日: 3月20日(土)01時31分 削除
浩平は六忙星の上のいすに座っている、
「おはよう、浩平、調子はいいみたいね。」
暗闇の中から由起子が現れる
「ああ。」
「全ての記憶は固定されてるわ、月の王。」
(なんかラピュタみたいな名前、『月の王』って)by(天の声)
「・・・・・・詩子は?」
「さっき彼女から連絡があって、完全にマテリアル界に固定されたそうよ。アルミサエルに感謝しろって。」
「なんか間違ってる気がするが・・・一応こういっておくよ、そうか。」
「あなたには使命があるわ、・・・・分かってるわね?」
「・・・・・・無視するんだな、物まねは。」
「物まねは基本的に嫌いなの・・・・ごめんなさい、つっこみを入れる気にもならないわ。」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
「深山先輩は?」
「あなたの言いつけどうり、霊縛呪で縛って、マリアナ海溝の底に重りつけて突き落としといたわ、後二十日ぐらいで戻って来るんじゃないかしら?」
「ゆっくりできるのは後二十日か・・」
「ええ、その間に十分に力を付けてもらうわ。」
「瑞佳達は?」
「現在、LV3、ある組織の壊滅に行ってもらってるわ、一種の試験としてね。」
「中崎の部下達か?」
「ええ、これであなたの手をわずらわせなくてすむわ。」
「可哀想に、洗脳されてるのと大して変わらないな。」
「洗脳と言った方が正しい気もするわ。」
「・・・・・だんだん人間の道を外れてきてるな・・。」
「気持ちは分かるわ、でも、今はあなたが動くべきタイミングではないの。」
「・・・・・母さんの仇・・・。」
そのころの瑞佳・七瀬・茜
ある山の中にある何かの研究所・・・三人は全力疾走している。
「里村さ〜ん!なんで、あんなに人が追いかけて来るんだよぉぉ!」
三人は高槻のアジトに潜入し(殴り込みとも言う)・・・・・見つかっていた。高槻の部下(総勢399名(笑))に追いかけられている。
「里村さん!!これはどういういことよ!!ただの修行ついでの悪霊退治じゃなかったの?!」
「はい、元々の目的はこの組織の壊滅です。」
『はい?』
茜の素直な白状に状況が飲めない二人。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、どういうことよそれ!!」
「最初に浩平が襲われたときのこと、覚えてますか?」
「それが?」
「この人達はあの忍者達の方です。」
「も、もうあんたなんか信用しないわ・・・・・」
「それは光栄です。」
茜は七瀬を視線と声で挑発する。
「クッ!!」
「二人とも、なにバカなことやってるんだよ!!」
「七瀬さん、この人達をその刀できってください。」
「なに言ってるのよ、そんなことしたら・・」
「大丈夫です、霊力を込めた霊刀は、相手の精神にのみダメージをを与えます。」
「じゃ、じゃあ、・・・・」
(走りながらよく舌をかまないな、お前ら・・・・)by(天の声)
七瀬は振り返ると、追いかけてくる399名に向かって刀を構える。
「七瀬さん、ここは任せます。」
「ちょ、ちょっとまってよぉ〜!!ああっ、もう!!」
そのまま走り去っていく茜と瑞佳、七瀬は再度構え直す。
「ふぅ〜、七瀬流・乙女道・家元・七瀬留美、参る!!」
呼吸を整えると、七瀬は399名に向かっていく。
「はあっ!!」
「うがぁ!つ・・・・妻の佳子によろしく!!」(ちょっとさわやか)
(どんな死に際の言葉だ・・・)by(天の声)
七瀬は低く姿勢をとると、胴打ちをしかけ、一人目の腹を斬る、精神を切り裂き、実際には切れていないので、相手は気絶する。
「てぇい!!」
そして胴打ちの後の残心を終えないうちに、刀を振り上げ二人目の胸を斬る。
「ぐあっ!デアボも捨てがたい!」(意味不明)
七瀬が姿勢を立て直そうとする前に、後ろから銃弾(麻酔弾)が襲いかかる。
「はあぁ!!」
七瀬は銃弾に気付くと、剣気と霊気で銃弾をはじき返す。
「クッ!きりがない!」
そのまま銃を持っていた男に接近すると、刀身に左手をあてがい、銃身とその体を一緒に切り裂く。
「はうあぁ!!すずうたとKanon・・・・厳しいぜ!!」(重ねて意味不明)
「さすがは七ツ瀬之閃、そう簡単には折れないわね。」
七瀬は独り言を言いながら跳躍し後退すると、刀を肩に構え、ものすごいスピードで突進していく。
「七瀬真流、九襲猿神乙女牙突×5!!」
ヒュンヒュンヒュン・・・・・
七瀬の前から無数の剣影が光っては消える
どがががががががががががががががが!!
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ダム(?)無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
七瀬は一瞬にして残り(9×9×5)396人全員を蹴散らした。
「斉藤先生ありがとう・・・・(涙)」
技を終えると、七瀬は意味不明な言葉を口走った。
(こんな技、ありなんだろうか・・・・・)by(天の声)
「長森さん、この靴をはいてください。」
七瀬が研究所の中の忍者や警備員を全部蹴散らした頃、瑞佳と茜は既に外に出ていた。
茜はどこからか妙な丸い輪の付いた靴を取り出すと、瑞佳に差し出した。
「これは?」
「風火輪という空を飛べる宝貝です。」
「宝貝?」
「ちょっとした不思議な道具です。とりあえずはいてください。」
「う、うん。」
茜に促され、瑞佳はよく分からないと言った表情で靴を履く。
「精神を集中させて、空中を飛ぶイメージを思い浮かべてください。」
いわれたとうりに瑞佳が精神を集中させると、フワリと体が浮き上がる。
「うわぁ!」
茜は浮き上がった瑞佳にしがみつく。
「では、この研究所の真上まで飛んでください。」
「う、うん。」
茜は研究所の真上にたどり着くと、更にどこからか扇を取り出した。研究所の庭には『おいでませ・新生FARGO』と書いてある。どこかのソフトハウスのような言いぐさだ(激爆)
「それは?」
「宝貝・五火七禽扇です。」
「ごか・・・・・?」
「ごかしちきんおう。」
「それはどんな効果があるの?」
「巨大な衝撃波を生みます、これでこの研究所を消し去ります。」
そう言うと茜は扇を研究所に向かって思い切り仰ぐ。
どごごおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
一瞬、強い風が吹いたかと思うと、研究所が崩れ始める。
「すごい・・・・・。」
「我ながらなかなかの物です。」
そう言う茜のお下げはほどけ、金色の髪がばさばさとなびいている。
そして残ったのは巨大なクレーター。
「さて、帰りましょう、長森さん。大変楽な処理でした。」
「う、うん。」
そして七瀬は忘れられていた。
続いていいんだろうか・・・・・・・
一応続く