みゅ〜ろ♪わん その2 投稿者: 天王寺澪
「みゅう…(汗)」

チキン頭にトラ刈りに骨男。いや〜っ
ていそうの危機みゅう。おわりみゅ〜っ

「ルミ姉!ルミィお姉ちゃ〜ん!」
「おっなんだあ?こいつ」
「もう一人姉ちゃんがいるってよ…きゃはははっ」
「呼べ呼べ〜っ来たら二人まとめて…ぐぇへへへぇっ」

みゅうみゅうみゅう!

まゆが力いっぱい叫ぶと聞こえるもうん。
このあいだは月からでも帰ってきてくれたもうん。

みゅうみゅうみゅう!

「うるせえぞチビっ…さあこっちへカモ〜ン極楽だ」
「ジェントルでナイーブなお兄ちゃんたちとキメようぜ〜」
「みゅう!手を離すもうんっ」
「おっ…思ったより…へへへ」
「うわああああああああああああああああん!」
「ぐあっ…みっ耳が…」

ばきっ

「うぐっ」
「ほおら良い子だおとなしくなったぁ」
「おいおいブラザー、力入れ過ぎだぜ」
「ひゃははっいけねえ。この腕メンテしたばっかだ」
「…う〜」

口んなか血でいっぱい。ごはん先に食べてよかった。
みゅう。でもいやだ。触らないでみゅう。
いやあああああああっ

ドガツ

「!」

まゆを殴ったチキンが地べたに転がってる。頭ふまれて。ピクピクピク。
ふんでるのは…黒いコート…。

「何をしてる?」
「みゅう(^O^)!」

ルミ姉だあっ!やっぱりルミ姉来てくれた〜っ
もう安心だもうん。
せんしゃでもかくだんとうでも負けないみゅう〜っ

「こっ…これが自慢の姉ちゃんかっ」
「おほぉ…べっぴんだぜぇ」
「…こんな時間にここで何をしてるのか聞いている。繭」
「みゅ…う…」

わたしに聞いてたんだ。
ルミ姉怒ってる。わたしに怒ってるみゅう。

「おいおい?」
「ぼっ…僕たち無視?そりゃあんまりじゃないのシスター」
「なんだおまえたち…まだいたのか」
「ほぉっ」

トラ頭が近づいてきた。笑いながら。
きっと死にたいみゅう。

「怪我をしたくなければ帰ることだ」
「ひゃっはっ!聞いたかい兄弟?」
「おもしれえなあ。丸腰でよ〜っ」
「俺たちのこの腕見て言えよ姉ちゃん」

ごっつい腕。つくりもの。さいぼーぐ。
いっぱいいっぱい血を吸ってる感じ〜っ

「後ろから前から俺のドリル突っ込んでやるぜ〜っ」
「へっへっ…ブラザーは生きて殺して…二度楽しむからなあ」
「最後は頭も…持ってかえっちゃうよ〜ん」
「部屋でまたそれ使っちゃうんだぜ。えへへへへ〜っ」

みゅう、トラ頭の腕が動いたような。
目に見えないっ…でも平気。

「どっか〜ん…あれ?」
「おっ…がはぁっ」

二人でなぐりあってるみゅう。
ルミ姉じっと見てるだけ。ただ髪の毛きらきら。

「なっなんでおまえ…ぐはっ」
「手が勝手に…ぐほぉ」
「やめ…げほっ」
「うごっ」

グシャッ メリッ バキッ ゴスッ

そのうち倒れて動かなくなった…みゅう…合掌。
あっ…そうだっ

「みゅう♪」

たたたたたっ
ここが勝負。ルミ姉の胸に飛び込むもうん。

「みゅ〜っ恐かったみゅ〜〜〜っ」

うえええええええんっ
うええ…うえ………。
うっ…。

ルミ姉何も言わない(汗)
ゆっ…ゆっくり顔を上げるみゅう…。

「…繭」

うぐっ…やっぱり睨んでるう〜っ(T_T)

「ごまかしてもだめだ」
「みゅう(汗)」
「こんな時間に外で何をしていた」
「みゅうううううっ」

それからこってりおしおきされたもうん(;_;)
でも家に帰ったら…あっ…ミュー!
ミューが走ってきたっ!直ってる〜っ!

「クププッ」
「みゅ〜っみゅ〜っ♪」
「…」

あっルミ姉。そのまま部屋へ入っちゃう。

「ルッ…ルミ姉っ」
「…ん?ああ…茜に頼んだんだ」
「みゅ…」

ぺこり。ありがとう。

「おまえの気持ちはわかる。でも…無茶はいけない」
「みゅっ」こくん
「あの三人は殺さなかった。これからもおまえに用心てやつを教えてくれるだろう」
「うぐみゅっ(ToT)」
「おやすみ。繭」

うん。わかってる。思わずミューを抱きしめる。
でもこんどはちゃんとがんばるもうん。

「おやすみなさい…みゅう」

その日は久しぶりにミューとおしゃべり。わあい♪
けっかおーらい。みゅう。おやすみ〜(^o^)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
みゅう。おしまい。
感想少しだけみゅうです。

>うとんたさん
もののけ七瀬の歌詞が笑いました。いえあの歌のイメージだけは覚えているので。

>雀バル雀さん
長森家…年とともに頻度が増すが可笑しい。最後の爽やかさがいい味出してます。
瑞佳の慌てかたはやっぱりだよもん星人かも(^^;感想どうもでした。

>火消しの風さん
このシリーズは独特の味わいがあって好きです。○×ブレード…は今回なかったですが、
全体を貫く透明な悲しさ、雰囲気が何ともいえません。次回も楽しみにしてます。