「みゅう…(汗)」
チキン頭にトラ刈りに骨男。いや〜っ
ていそうの危機みゅう。おわりみゅ〜っ
「ルミ姉!ルミィお姉ちゃ〜ん!」
「おっなんだあ?こいつ」
「もう一人姉ちゃんがいるってよ…きゃはははっ」
「呼べ呼べ〜っ来たら二人まとめて…ぐぇへへへぇっ」
みゅうみゅうみゅう!
まゆが力いっぱい叫ぶと聞こえるもうん。
このあいだは月からでも帰ってきてくれたもうん。
みゅうみゅうみゅう!
「うるせえぞチビっ…さあこっちへカモ〜ン極楽だ」
「ジェントルでナイーブなお兄ちゃんたちとキメようぜ〜」
「みゅう!手を離すもうんっ」
「おっ…思ったより…へへへ」
「うわああああああああああああああああん!」
「ぐあっ…みっ耳が…」
ばきっ
「うぐっ」
「ほおら良い子だおとなしくなったぁ」
「おいおいブラザー、力入れ過ぎだぜ」
「ひゃははっいけねえ。この腕メンテしたばっかだ」
「…う〜」
口んなか血でいっぱい。ごはん先に食べてよかった。
みゅう。でもいやだ。触らないでみゅう。
いやあああああああっ
ドガツ
「!」
まゆを殴ったチキンが地べたに転がってる。頭ふまれて。ピクピクピク。
ふんでるのは…黒いコート…。
「何をしてる?」
「みゅう(^O^)!」
ルミ姉だあっ!やっぱりルミ姉来てくれた〜っ
もう安心だもうん。
せんしゃでもかくだんとうでも負けないみゅう〜っ
「こっ…これが自慢の姉ちゃんかっ」
「おほぉ…べっぴんだぜぇ」
「…こんな時間にここで何をしてるのか聞いている。繭」
「みゅ…う…」
わたしに聞いてたんだ。
ルミ姉怒ってる。わたしに怒ってるみゅう。
「おいおい?」
「ぼっ…僕たち無視?そりゃあんまりじゃないのシスター」
「なんだおまえたち…まだいたのか」
「ほぉっ」
トラ頭が近づいてきた。笑いながら。
きっと死にたいみゅう。
「怪我をしたくなければ帰ることだ」
「ひゃっはっ!聞いたかい兄弟?」
「おもしれえなあ。丸腰でよ〜っ」
「俺たちのこの腕見て言えよ姉ちゃん」
ごっつい腕。つくりもの。さいぼーぐ。
いっぱいいっぱい血を吸ってる感じ〜っ
「後ろから前から俺のドリル突っ込んでやるぜ〜っ」
「へっへっ…ブラザーは生きて殺して…二度楽しむからなあ」
「最後は頭も…持ってかえっちゃうよ〜ん」
「部屋でまたそれ使っちゃうんだぜ。えへへへへ〜っ」
みゅう、トラ頭の腕が動いたような。
目に見えないっ…でも平気。
「どっか〜ん…あれ?」
「おっ…がはぁっ」
二人でなぐりあってるみゅう。
ルミ姉じっと見てるだけ。ただ髪の毛きらきら。
「なっなんでおまえ…ぐはっ」
「手が勝手に…ぐほぉ」
「やめ…げほっ」
「うごっ」
グシャッ メリッ バキッ ゴスッ
そのうち倒れて動かなくなった…みゅう…合掌。
あっ…そうだっ
「みゅう♪」
たたたたたっ
ここが勝負。ルミ姉の胸に飛び込むもうん。
「みゅ〜っ恐かったみゅ〜〜〜っ」
うえええええええんっ
うええ…うえ………。
うっ…。
ルミ姉何も言わない(汗)
ゆっ…ゆっくり顔を上げるみゅう…。
「…繭」
うぐっ…やっぱり睨んでるう〜っ(T_T)
「ごまかしてもだめだ」
「みゅう(汗)」
「こんな時間に外で何をしていた」
「みゅうううううっ」
それからこってりおしおきされたもうん(;_;)
でも家に帰ったら…あっ…ミュー!
ミューが走ってきたっ!直ってる〜っ!
「クププッ」
「みゅ〜っみゅ〜っ♪」
「…」
あっルミ姉。そのまま部屋へ入っちゃう。
「ルッ…ルミ姉っ」
「…ん?ああ…茜に頼んだんだ」
「みゅ…」
ぺこり。ありがとう。
「おまえの気持ちはわかる。でも…無茶はいけない」
「みゅっ」こくん
「あの三人は殺さなかった。これからもおまえに用心てやつを教えてくれるだろう」
「うぐみゅっ(ToT)」
「おやすみ。繭」
うん。わかってる。思わずミューを抱きしめる。
でもこんどはちゃんとがんばるもうん。
「おやすみなさい…みゅう」
その日は久しぶりにミューとおしゃべり。わあい♪
けっかおーらい。みゅう。おやすみ〜(^o^)
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みゅう。おしまい。
感想少しだけみゅうです。
>うとんたさん
もののけ七瀬の歌詞が笑いました。いえあの歌のイメージだけは覚えているので。
>雀バル雀さん
長森家…年とともに頻度が増すが可笑しい。最後の爽やかさがいい味出してます。
瑞佳の慌てかたはやっぱりだよもん星人かも(^^;感想どうもでした。
>火消しの風さん
このシリーズは独特の味わいがあって好きです。○×ブレード…は今回なかったですが、
全体を貫く透明な悲しさ、雰囲気が何ともいえません。次回も楽しみにしてます。