七瀬留美・暗殺計画(7)  投稿者:サクラ


>これまでのあらすじ

七瀬は最近、殺人鬼に命を狙われている事を知る。
そこで殺人鬼を捕まえるため、関係者を集める。
そして、折原と広瀬が殺人鬼の仲間と判明。

・・・え?ちょっと違う?(笑)
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・・・一体真犯人は誰なの?

「ねぇ七瀬さん、本当にごめんなさい」
「気にしなくていいわよ。悪気があったんじゃないなら」
「・・・許してくれるの?」
「ええ」
「・・・ありがとう。・・・・・・今度一緒に帰ろうねッ!!それじゃ!!」

・・・頬を染めていたけど、広瀬さんは本気で私の事を好きなのかしら?(汗)

「良かったな七瀬。男としては告白されて嬉しいだろ?」
「私は女よッ!!」
「・・・ね、ねえ、取り込み中悪いんだけど、あのロッカー怪しくないかな?」

瑞佳が見ている教室の真ん中には、いかにも怪しくロッカーがひとつあった。

「か、かなり怪しいわね」
「あ、ああ。・・・茜、いつのまにロッカーが動いたんだ?」
「・・・知りません」
「七瀬さんと折原君が言い争っている時にはあったよ」
「・・・という事は、だよもん長森が動かしたんだなッ!!」
「わ、私じゃないもん!!気付いたらそこにあったんだよ!!」

ギィ・・・

ロッカーがいきなり開いた。そしてその中から・・・美少年が現れた。

「・・・氷上・・・・・・」

折原に氷上と呼ばれた少年は、にこりと笑って挨拶した。

「みなさん、はじめまして。そして、久しぶりだね浩平君」
「氷上、何でロッカーに入っていたんだ?」
「そういう気分だったんだ」
「おもしろそうだね、今度私も入ってみようかな?」

・・・柚木さんが言う事って、本気か冗談かよく分からないわ(汗)

「氷上君・・・だっけ?どうしてそんな所から出てきたの?」
「それは君達が僕を求めていたからだよ」
「・・・あなたが真犯人って事ですか?」
「その通り」

・・・・・・こんな優しそうな少年が、何で私の命を・・・?

「七瀬さん、何で僕が君に悪戯したか分からないって顔をしてるね」
「・・・当たり前よ。今はじめて会ったのに」
「折原君に必要以上にくっつくからだよ」
「・・・・・・は?」
「僕は折原君が好きだから・・・」

・・・それって・・・まさか・・・・・・

「わ〜!?折原君ってホ●だったんだ〜」
「・・・嫌です」
「・・・浩平・・・信じてたのに」
「・・・折原、もてもてね」
「ちがぁぁぁぁぁぁう!!俺は●モじゃなぁぁぁぁい!!」
「昨日の夜は、あんなに激しかったのに・・・」(ポッ)
「へ〜、折原君って同性愛主義者だったんだ」
「・・・・・・嫌」
「・・・・・・浩平・・・もう私の役目は終わったの?」
「・・・・・・折原、お幸せに」
「頬を染めて誤解をまねくような事を言うなッ!!それに信じるなッ!!特に柚木!!」

・・・折原がここまで取り乱すなんて、氷上っていうこの少年、相当できるわね・・・(汗)

「ま、冗談は置いといて本題に入ろうか」
「え?冗談だったんだ・・・残念」
「心底残念そうな顔をするなッ!!・・・・・・茜も柚木に何か言ってくれ」
「・・・嫌です」
「・・・お、おい茜?」
「・・・迷惑です・・・近寄らないで下さい」
「あかね〜〜〜(泣)」
「・・・私は同性愛を認めません」
「え、そうなの?・・・・・・残念」

・・・何で柚木さんが、心底残念そうな顔になってるのよ・・・(汗)
・・・それに、何か最初と会話がずれているような・・・・・・


・・・あの氷上っていう少年は、本当に真犯人なのかな?


つづく



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どうも看板は・・・じゃなかった、こんばんは。17回目の投稿のサクラです。
「アシスタントの葵で〜す」

「ねぇサクラ、暗殺計画ってずいぶん久しぶりだね」
・・・2ヶ月ぶりかな?
「覚えている人いないんじゃない?」
・・・覚えていてくれたらうれしいです。

それでは、すべての皆さんにありがとう。