七瀬留美・暗殺計画(2) 投稿者: サクラ
ガラガラ

私は教室に戻ってきた。すると折原と瑞佳がやって来た

「七瀬さん凄いね〜。私なら絶対そんな事できないよ」
「???何の事?」
「七瀬さん、今度町内でやる我慢大会に出て優勝するために、自分のお尻に画鋲をさして練習してるんでしょ〜。凄いと思うよ、本当に。確かに、優勝商品の猫の着ぐるみって欲しいけどね」
「何でそんな大会に出なきゃなんないの?それに、猫の気ぐるみなんて要らないわよ」
「え?だって浩平が言ってたんだよ。ね、浩平」
「な、何を言うか長森、あくまで可能性の話をしただけだぞ。勝手に断定系にするな」

あきらかに動揺してるわね。・・・・・・・・こいつは(怒)

「やっぱ殺すわ(怒)」
「ま、待て七瀬、話し合えばきっと分かり合える・・・・はずだ」

キーンコーンカーンコーン・・・・

「ほ、ほらチャイムも鳴ってるし、先生も来た事だから、その振り上げた拳を下におろしてくれ(汗)」

「ふんッ!!命拾いしたわね」

そう言って私と折原は席に戻った。
そして、座ろうとして椅子を見た時、私の目に『それ』は映った
・・・・・画鋲だ、しかも13個も。ご丁寧にちゃんと増えてるし
でも、この程度の罠にかかりはしないわ(前回はちょっと油断しただけよ)
私は何事も無かったように席に着き、授業を受けた

その後、何事も無く昼休みになった

「ふぃ〜、やっと昼休みだ。おい七瀬、これを昼休みと言うんだぞ」
「あんた、前も同じような事言ってなかったっけ?」
「多分それは、『テジャヴ』だ」
「・・・・・・違うわよ」
「まぁ、それは置いといて(置いとくなよ)、七瀬、今日は弁当じゃないのか?」
「今日は学食」
「なら一緒に食うか?」
「遠慮しとく」

折原と一緒に食べると、何されるか分かんないもの

「そんなに照れるなよ、可愛い奴だな」
「照れてないッ!!」

・・・・はッ!!しまった!!また叫んでしまったぁぁぁぁぁぁぁ
・・・・・・乙女のイメージが・・・・・・(泣)

「俺と一緒に食うのが泣くほど嬉しいのか?大袈裟な奴だな」

・・・・・もう、どうでもいい(泣)

私は折原に連れられて食堂に来た

「よしッ!!俺は定食にしよう」
「・・・・・私はカレーでいいわ」
「どうしたんだ七瀬?さっきから元気が無いけど?」
「誰のせいよ(怒)」
「誰だ?」
「おのれじゃッ!!」

・・・・・また叫んでしまった。でも、もういいや
2回もイメージが壊れてるし、2回も3回も一緒よッ!!(ひらきなおり)

「俺のせいか?う〜ん、何かした覚えはないけど、お詫びに俺が買ってきてやろう。七瀬は場所を取っておいてくれ、俺の場所もな」

私は二人分の席を取り、2、3分待つと折原が帰ってきた

「ほら七瀬、ヒレカツ定食」
「私はカレーって言ったんだけど?」
「ぐぁ、はめやがったな」
「・・・・はめてないって」
「しょうがない、俺のカレーと交換してやろう」
「あんたねぇ・・・・・」

バシャッ!!

「え?」

いきなり背中が暖かくなった、と言うかメチャクチャ熱いじゃん!!

「って、ぎゃぁぁぁぁぁ!!あっつ〜〜!!」

背中に手を当ててみた。するとビロ〜ンとしたものが・・・・・

「ラ、ラーメン?」
「どうでもいいけど、上着脱げばいいんじゃないのか?」

何がどうでもいいのよッ!!しかものんきに定食食べてるし
後で覚えてなさいよ、折原
・・・・とにかく上着を脱ごう

「ふぅ、熱かった。ちょっとあんた、私に怨みでもあるの?(怒)」

私に何か(多分ラーメンと思う)をかけた女の子は、ペコペコ頭を下げている
そしていきなりスケッチブック(どこから出したんだろう)に、文字を書き始めた

『ごめんなさいなの』
「澪、またやっちゃったな」
「折原、あんたの知り合い?」
「1年の上月澪、俺もこの前何かをかけられた。ちなみに澪はしゃべれない」

上月さんはそそっかしいって事ね

「で、上月さん、手が滑ったの?」
『足をかけられたみたいなの』

・・・・・・・もしかして、私を狙って?

続く?
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4回目の投稿のサクラです
・・・・・・・自分もこの後どうつないでいくのか分かりません(汗)
連載物を書いてみて分かった事があります、とても難しいです
連載物を書いてる人を尊敬します
そう言えば、『誰も知らない世界の片隅で』、『永遠横断ONEクイズ』ってどうなったんでしょう?好きだったんで続きを読んでみたいんですけど・・・・・人の事、どうこう言える立場じゃないですよね

あっ、そうだ。感想を書いてくれた皆さん。どうもありがとうございました