七瀬留美・暗殺計画(1) 投稿者: サクラ
プスッ

「はぁう〜〜〜〜〜」

学校に来て着席した直後、お尻に鋭い痛みを感じた
私は立ち上がって椅子をよく見た。だけど椅子には何も無かった

「あれ?確かに何かがお尻に刺さったと思ったんだけど?」

その時、折原と瑞佳教室に入ってきた。時刻は8時29分、ギリギリね

「おはよう折原、瑞佳」
「おはよう七瀬さん」
「おう七瀬、今日も一段と男らしく見えるぞ」
「あんた・・・・・死にたいの?」
「・・・・・言い過ぎだったみたいだ」

キーンコーンカーンコーン・・・・

「あ、じゃまた後でね浩平」
「俺達も席に着くか」
「そうね」
「???」

折原が不思議な顔をしている、どうしたんだろう?

「どうしたの?」
「いや、多分見間違いだろう、何でもない」
「????」

ガラガラガラ

担任が来たみたいね。それよりさっきの折原のセリフ、気になるわね

起立、礼、着席〜

プスプス

「はぁう〜〜〜〜〜〜〜」

またしてもお尻に鋭い痛みを感じた。ううん、まだ痛みを感じる
私の不自然な行動に気がついたのか、折原が話し掛けてくる

「おい七瀬、尻が痛いのか?」
「何でそんな事が分かるのよ?」
「いや〜、さっきお前の尻に画鋲みたいな物が刺さっててな、まさか本当に画鋲とは思わなかったぞ」

さっきの折原の気になるセリフはそういう訳だったのね
それにさっき椅子を見た時、何も無かった訳が分かったわ。だって、私のお尻に刺さってたんだもん、そりゃぁ、何も無いわね。あははははは〜って、気付いたんならそう言わんかいッ!!

「教えろッ!!アホッ!!」

とっさに叫んでしまった。・・・・・しまったぁー!!まだ髭先生の話の途中だったんだぁ〜。クラスのみんなが私を見てるよ〜。
・・・・・・・乙女のイメージがぁ〜・・・・・(泣)

「んぁ〜、どうかしたのか七瀬?」
「先生!!七瀬さんが泣いてます!!」

隣の席の子が先生に何か言ってる。でもそんな事より、私の乙女のイメージが、乙女のイメージが・・・・・(泣)

「保健委員、七瀬を保健室に連れていってやれ」
「・・・大丈夫です、一人で行けます・・・・クスン・・・・・(泣)」

お尻をおさえながら私は教室を出た。・・・乙女のイメージが・・・(泣)
私は精神的にも、肉体的(お尻のみ)にもダメージを受けた

そんな事を考えているうちに保健室に着いたみたい

・・・・・・・・・・(七瀬、保健の先生に画鋲を抜いてもらっている)

「大丈夫?7個も刺さってたわよ?」
「・・・・あんまり大丈夫じゃありません」
「そ、そう(汗)、なら少し休んでいきなさい。
でも、7個もきれいに刺さっているなんて、誰かが故意に置いたのかしら?(独り言)」

・・・・・・・もしかして私、命を狙われてるのッ!?

<続く>
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どうも皆さん、今回で3回目のサクラです。
いやぁ〜、一回で終わらせるつもりだったのに続き物になってしまった。(汗)
まだ3回目なのに、連載なんかかいてんじゃねー!!と思いの皆さん。ごもっともです。
このSSはいつまで続くか分かりませんが、大目に見てください。
それでわッ!!