パーティー 投稿者: シン
「ただいま、茜。」
やっと、帰って来てくれた。だから、今は
「おかえり、浩平。」

「実は、由起子さんに俺の持ち物全て破壊されて困っているんだ」
「買うんですか。それも今日中に全部。」
…要するに、由起子さんに捨てられたベッド等の生活道具一式を
今日中に買おうと言う事だった。
「流石に早いな茜。その通りだ。と言う訳で付き合ってくれ。」
「えっ、浩平君、今のって告白!?うわぁ、いい場所に居合わせちゃったなぁ」
「し、詩子、いつからいたんですか!」
「ただいま、茜ってところよりももっと前から話してたじゃない。忘れてたのね」
「完璧に忘れてました。」
「ひどいなぁ、っとそれより今のって告白でしょ。」
「うるせぇぇぇ、てめえはすっこんでろぉぉぉぉぉぉ」
「詩子、今の会話をどう聞いたら告白に聞こえるんですか?」
「しょうがないなぁ、暫くはすっこんでてあげるよ、じゃあね。」
「浩平、詩子はなにか企んでます」
「ああ、あいつがあんなに簡単に引っ込むなんて、裏がある以外の言葉は無いな。
 そして、それがなにかわからない以上」
「避けれないなら堂々と行きましょう」
と言うか下手に避けようと思うのは時間の無駄という事は良く知ってます
「じゃあ、付き合ってくれるんだな」
「ワッフル一つで手を打ちましょう。」
「了解、それなら安いもんだ。」

「で、先ずはベッドかな。」
「ところで、荷物は送ってもらうのですか」
「そりゃそうだ、自分で持っていきたくても流石に無理があるからな。」
「じゃあ何から買っても一緒ですね」
「ん、でも気分的には先ずベッドだろ」
「そうだね、浩平は寝相悪いから、大き目のを買わないとね」
「うおわぁ、長森っ、何故ここにっ!」
「詩子さんが教えてくれたよ、〔浩平君が茜とデートするよっ〕って。」
「や、やられた、まさか長森を呼んでくるとは」
「へえ、浩平君って寝相悪いんだ、知らなかったよ」
「なんでみさき先輩まで?大体先輩商店街の方は来れないんじゃなかったか?」
「しょうがないから私が連れて来たのよ」(By雪ちゃん)
「…」
「浩平?」(By長森)
「………」
「分かっていると思いますけど、詩子はこの程度では止まりません。」
「今度はかなり嫌な予感がする、例えばみゅーみゅー言う奴が来たり、
 戦う乙女が来たり、男性陣は沢口(笑)が来たり、住井が来たり……」
「俺は南だっ」
「みゅー、みゅー。」
「折原っ、復帰したなら学校に来い、お前留年確定だぞ」(By住井)
なかなか凄いです浩平、今度からは不幸のニュー○イプと呼んであげます。
「うるせえっ、てめえら全員すっこんでろぉぉぉ」
「浩平、そんなに叫んだら喉こわすよ。」(By長森)
「長森さん、折原の奴も彼女が出来たことだし、僕と付き合ってくれませんか」(By住井)
「はぁ、なんかもうどうでもよくなってきた。茜、ワッフル買って帰ろうぜ」
「でも、今日はどこで寝るんですか?」
「仕方ないから同じ布団で寝よう。」
「えっ!?」(By長森)
「うわぁ!」(Byみさき先輩)
「ち、ちょっと正気なの!?」(By深山先輩)
「………(絶句)」(By南&住井)
「みゅ〜?」(説明不要)
「………嫌です」(同じく説明不要)
「う〜ん、やっぱりなぁ、じゃあ野宿」
「何故家の中で寝ないんですか」
「貧乏だからお家がないんだよ」(Byみさき先輩)
「そうなんですか?」
「みさき先輩っ!(怒)」
「冗談だよ」
「はあ、疲れる」
『買い物に行くの』
「ああ、行こうか」
澪ちゃんだけは見事に溶け込みましたね
「くっ、くる、奴が来る、○い流星のシャ○が…」(By浩平)
どうやらまたニュータ○プ能力が発動したようですね。
『どっちかって言うと戦乙女ヴァ○キリーなの』
「ガ○ォークにもファ○ターにもなれないけどね」(Byみさき先輩)
さっきから伏字ばっかりで良く解りませんが…(自分も使った事は忘れました)
「うおらぁぁぁぁぁぁぁ、誰が戦う乙女、赤い○星だこらぁぁぁ」
グシャァ
……………………………………
見事な跳躍からの踵落としです七瀬さん
「み〜お〜ちゃぁぁん」
返り血に染まった顔をゆっくりと澪ちゃんの方へと向ける
ビックゥゥ
あう〜、あう〜〜
怯えてますね、とめましょう
「七瀬さん、澪ちゃんは見逃してあげてください。」
「里村さん今なにか酷い事考えなかった?」(By七瀬)
「気のせいです」
「くっ、やるな七瀬、ナイスな蹴りだったぜ。これなら女子プロNo1だ。」
「一兆回死んでタンポポの種にでも生まれ変わって
 永遠の世界に飛んでったまま帰ってくるなっ。」
何故七瀬さんが永遠の世界の事を知っているのでしょうか?
「それはさておき、家具はどうするんですか、浩平。」
「ああ、帰ろう。」
「寝させませんよ」
「えっ、結局一緒に寝る事になったの?」(By詩子)
「お前のせいでまともに買い物も出来なくなったんだよ、
 だから今日は茜の布団で一緒に寝る事になったんだ。」
「なってません」
「へえ、なんか凄い事になったみたいね。じゃ、2人とも頑張って。
 さ、皆、そういう事らしいから邪魔しちゃまずいよ、かえろう。じゃあね。」
相変わらず人の話を聞いてませんね
「だから、一緒に寝ません」
「サンキューな、詩子。」
「どういたしまして。」
…やっぱり似てる。人の話を聞かないところが特に似ている。
「凄い事にもなってません。」
まあ、これで全員帰ってくれるのはありがたいですけど
………
「かくして皆去っていった。」
「浩平、なんで説明口調なんですか?」
『説明しなきゃ読者がわからないの』
???…澪ちゃんはまだ居たんですか
「という訳で、3人で買いに行こうか」
「全然どういうわけかわかりませんけど、そうしましょう。」
『いていいの?』
「もちろんです。」
「澪まで気を使うなよ。」

*一方その頃*
「なんで澪ちゃんは残ってるの?」(By詩子)
「え、澪ちゃんこっちに来てないんだ!」(Byみさき先輩)
「ねえ、やっぱり尾行なんてよくないよ〜、」(By長森)
「みゅ〜(尾行することが面白いらしい)」
「瑞佳、この子つれて帰ったほうがよくない?」(By七瀬)
「大丈夫よ、この子の感覚だと、ストーカーじゃなくて、
 純粋に遊びのようなものだと思うわ。」(By雪ちゃん)
「みゅ〜、みゅ〜♪」

*そんな事とは露知らず*
「先ずはベッドですね」
「一緒に寝よう」
「寝ません。」
『一緒に寝るの』
「行きましょう」
見事にかみ合ってないけど、今はそれすらも楽しい。1年振りの再会だから、
今は何をしていても楽しく思えるだろう、
「茜?」
「なんですか?浩平」
「やっぱりとりあえずはステレオだな。」
「時間を空けてから訊いても無駄ですよ。」
『一緒に寝るの』
澪ちゃんがさっき開いたページをまた開く。
「ワッフルを浩平の家で食べるくらいなら良いです。」
私の言った声は自動車の音に消されて届かなかったかもしれない
『チョコレートがいいの』
澪ちゃんには聞こえていたようですね
「激甘ワッフルがいいです」
「澪、ちゃっかりしてるな、まあいい、よし、今日は俺のおごりだ、食いまくってくれ。」

あの一言で、隠れていた皆も出てきて(一番初めは椎名さんでした)
まるでパーティーのような大騒ぎになりました。だから逆に
「この際パーティーにしましょう浩平の復活祝いです。」
と提案したら全員参加、総勢11人の大所帯になった
「どうやって、戻ってきたんですか?」
今の私の話は他の9人が聞いても何の事か分からないでしょう。
「どうやって、か。良く憶えていないんだけどな、
 夢で見た景色の中に、みずかがいたんだ」
「長森さんですか?」
「ああ、あいつのちっちゃい奴だ、盟約の相手だったんだ、ちびみずかが。
 で、お前が呼ぶ声がしたから、そっちの方に向かって歩きつづけただけ、かな。」
「みずかさんは?」
その平和が破られるのは
「ぎゃははははははは、ん!?酒がねえぞぉ〜〜酒持って来〜〜い」
一瞬だった
「なっ、七瀬、酔っ払ってやがるな、」
「みゅ〜〜〜〜、みゅ〜〜¥@><*+>うみゅ」
人の発音できない言葉まで話せるとは、椎名さん、実は凄いです
「椎名まで酔っ払ってるのか、長森とみさき先輩は無事か?」
「へ?わらひ?ら、らいりょおうらおもん」
大丈夫じゃなさそうですね
「………くらいよ〜こわいよ〜おなかすいたよ〜雪ちゃ〜ん、浩平く〜ん」
「だ、だめだ、もしかしてこれは、“全滅”!?」
「やったな南、作戦は成功だ。」
「ああ、見事な作戦だったな住井、酔っ払わせて女の子をゲットしようとは」
「いや〜、お前が酒を調達出来たからこその作戦勝ちだぜ。」
「死ね〜住井〜」
「ゆ、柚木、何故無事なんだ!?」
「えいっ、4の字固め改式、8の字固め〜(どんなだ?)」
バキボキベキガキ
「ぎゃああああああああああ」
悪い事は出来ないものですね、詩子は昏睡状態を一気に通り越すような
酔い方をすると凶悪になるのですが(つくり)、それを作為的に引き起こすとは……
「う、ま、まさか深山先輩も…」
………………………………………………
「くー」
寝てますね
「ほっ」
「とするにはまだ早いっ」
寝てたのは澪ちゃんですね
「みさきっ、いつまでそんなバレバレの変装してるの」
ぐにーーーーーーー
「い、いたいんでふふぇど」
「まだ変装を解かない気?じゃあ仕方ないわね、必殺、ア○ンストラァーッシュ」
ズバァーッ
「グフッ」
流石はアバ○先生直伝の○バンストラッシュです
「あいつら2人は無事に生きて帰れるのか?」
「気にしたら負けです」
「っていうかまともなのは何人いる?」
「2人だけです。」
「意識がある奴は何人だ?」
「あの直後に椎名さんと長森さんは寝ましたし、住井君と南君は気絶しました。」
「11−1−4−2=4。俺達を除くと詩子、深山先輩、みさき先輩、七瀬か。」
「ついでです、その四人も眠らせましょう。」
「はい?」
トスッ×4 ドサッ×4
「……………」
「これでようやく静かになりました。」
「茜、酒…呑んだのか?」
「呑んでません」
大体話してました、それも浩平と
「そうだよな、一緒に話してたよな。……まぁ、静かになっていいか。」
「はい」

…そして、朝
「…すごいです、浩平」
「ああ、すごいな。」
「どうしますか?」
「長森と深山先輩だけ起こそう」
なるほど、無難ですね
「私は深山先輩を起こします」
「じゃあ俺は長森だな」
「深山先輩、起きてください」
「長森、朝だぞ起きろ」
………
「起きませんね、でも」
「でも、なんだ?」
「2人だけの朝というのも、悪くないです」
言ってしまってから後悔した。物凄く恥ずかしかった。
「そうだな、それも、戻ってきた1日目とは、な。」
よかった、浩平も同じ気持ちで。
「浩平、大好きです。」
さっきより、もっと恥ずかしかった
「ああ、俺もだ。」
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「強引にまとめましたね。」
おおっ遂に茜が…
でも、良い出来だろ。
「強引にまとめたところを除けば良い出来です。」
そうだろそうだろ、じゃあ出そう、早速出そう。

高砂逢介さん、m(__)m
 こっちもそんな良い名前がある訳じゃないから気にしないでください
 大体こっちはオリキャラ自体出してないんだし。

やったー、ずるしたけど流星け〜ん
「ずるだけどね」
『大体1日で五本も出すなんて非常識なの』
コソコソ
「シンくん、もしかして、逃げようとしてる?」
『このまま帰してあげるの』
「わかったよ」
コソコソ