消えた、いや、旅立ったと言った方が良いだろうか、
とにかく今、俺の傍にはみずかがいた。
でも、記憶と予感があった、
遠い国に置いてきた“彼女”に関する記憶
そして、“彼女”にまた会って「ただいま」と言ってやれる予感が。
それは両方とも夢には無かったものだ。だからこそ、確信が持てた。

「このせかいは、もうおわっているんだから。」
「どういう事だ？」
「いったとおりだよ、とにかく、おわらせることができないっていうこと。」
「でも、別の場所には行けるんだよな？」
「うん、むこうにいくきなの？」
「ああ、向こうには“ＯＯ”が待ってるから」
「むりだとおもうけど、だいたい、どうやっていくの？」
「夢で見てた時とは違って、明確な記憶があるから、そいつを頼りにするよ」
「むりだよ、それだけじゃこの“くうきょ”なせかいからはぬけられないよ」
「空虚な世界、か、あれ、そう言えば、……」
「どうしたの？」
「空虚な世界からは何も生まれないって、終わっているって、そう言う事か。」
「…？どういうこと」
「終わっているなら、始めればいい。
　空虚な世界が嫌なら、創ればいいんだ、
　あの、総てが存在する世界に続く橋を、材料が無いんだったら、材料からでも。」
「………そう、こうへいくん、おとなになったんだ、かっこいいよいまのこうへいくん
　それとね、もう、ざいりょうはそろってるはずだよ、
　こうへいくんのこころのなか、それとわたしに」
「最後が良く解らなかったけど、とにかく後は橋を作るだけってことだな。」
「…もう、いっちゃうんだ、さっききたばっかりなのに…」
「ごめんな、確かに、昔だったらずっとここにいたんだろうけど、
　今は、そばにいてあげたい人がいるんだ、だから、さよならだ、みずか。」
「うん、でも、やっぱりさみしいな、こうへいくんがいくんだったらわたしもいっていい？」
「来れるのか？でもそうしたら長森はどうなるんだ？」
「だいじょうぶ、わたしはむこうのせかいではあなたのいちぶだから、
　もうずいぶんまえにきりはなされてこっちのせかいでまっていたけど。」
「じゃあ、俺はかなり昔から不完全な状態だったのか？」
「うん、そうだよ、やっぱりきづいてなかったんだ。」
「ああ、言われるまで気付かなかった、っていうか今でも実感が無いな」
「そうだよね、だって“おもいやり”っていうぶぶんからできたんだもん
　だからながいこと、じぶんかって、とかいわれたでしょ。」
「そうだったのか、じゃあ、この世界は？」
「ここは、どうやってできたのかはわかんない、
　ただ、わたしがおくられてきたときにはもうあったよ。」
「そうか、まあ、そんな事はどうでもいいか、じゃあ、一緒に行こう、
　俺の、いや、違うな。“俺達”が、元からいた世界へ。」
「うんっ。」

…
………
……………

眩しい程の光が目を焼いた
目を閉じて、開けると、学校があった
そして、人がいた
みずかはいなかったけど、かわりに、大勢の生徒が。
「よお、折原、おまえ１年もどこいってやがったんだ？」
え？
「あれから１年もたったのか」
「ああ、おかげで俺等はもう卒業間近って奴だぜ」
向こうの世界とこっちでは時間の進み方が違ったのか。まるで浦島太郎だ
だけど、
「戻って来たよ、ＯＯ、１年分の償いは１生賭けてでも返させてもらうからな。」
そうつぶやいて、俺は歩き出した

彼女が居る場所を求めて

彼女が居そうな場所に向かって

彼女と２人で過ごす、輝く季節へ、と

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ふっ、マジだぜ。って言うか俺に似合わず、どシリアス。
「う〜ん、わたしがメインなのは、うれしいんだけど」
「ああ、物凄く見にくいぜ、醜いアヒルの仔だぜ。」
相変わらずくだらないギャグを言う奴だな
まあともかく確かにみずかを前面に出したおかげでちょっと見にくいな。
「だいたいヒロインいないし、ＯＯってだれっていうかなに？」
「ごめんごめん、６股かけたからあれは全員なんだ。」
「へ〜、すごいね〜、フラグ立ったんだ〜」（←みさき先輩乱入）
立つ訳無いだろそんな奴ほっとけみさき先輩
『ねえ、シン、要するに永遠の世界って何なの？』（←澪も乱入）
「よくわかんないけど、せかいはもとからあった、ってことかな。」
「でも、世界の事は解らなかったけど、俺の思いやりが欠如していた訳と
　ちびみずかの存在、更にどうやって帰ってきたかまで考えるとは、やるな、シン」
『１年掛かりで橋を作って帰ってきたの』（笑）
「みずかちゃんを材料にした特注品だね」
「怖い事をサラッと言う人たちだ」
「冗談だよ」
いや、実はこれには致命的な欠陥がある。これを書いたのは茜をクリアした直後だったんだが、書き終えてみさき先輩をクリアしたらなんとびっくり、卒業式さっ！
「シンはいつも詰めが甘いんだよ」
う〜ん、同じ時期に戻ってこない以上この期間の話はどうしても甘くなるよなぁ
ごめん、みんな。ここでも実力不足で。（誰か一人にしぼれば良いのか）
『いつもの事だから気にしてないの。ところで、まだ設定が良く解らないの』
あ、ようするに、中途半端な状態だと強制的に忘れさせられるんだけど、
「想いや思い出が強かったから忘れられなかったんだね」
みさき先輩冴えてるな、その通りだ
『でも、橋はどうしたの？まさかあの後現実的に……かなり嫌な光景なの』
「あの“はし”と“ざいりょう”は、たとえばなしだよ」
「あそこで１年も橋を作ってたりしたら俺だって嫌になるぞ」
で、澪、このＳＳの出来はどうだ？
『シリアスを書いたのは認めるの、でもまだ皆には遠く及ばないの』
ああ、それは俺自身が痛感してるよ。もっと上手くなりたいんだけどな、
「そろそろ感想に行かないとページが無いよ」

＞神楽有閑さん、げんきだよ
　　まだ繭はクリアしてないけどこの直後に帰ってきてくれるといいなぁ。
　　＠ちょっと私物化、メールありがと〜「うれしかったよ〜」
　　　！？みさき先輩に乗っ取られた？
　　気に入ったフレーズは、
　　繭、強くないんだよ〜わたし絶対に忘れないよ・・・おかあさん。
　　です。って結構長いなぁ。

＞北一色さん、ＢＬＵＥ ＲＥＡＦ３〜人事発表〜
　　笑えるところもあったけど今回は本当につなぎっていう感じがしました
　　次回に期待大…なんかヤバイ事書いてる気が…ごめんなさいっ

＞ＷＩＬＹＯＵさん、みさきロボ<前>
　　みさき先輩と混ざった後が爆笑でした、でも、雪ちゃん百円儲け！？

＞雀バル雀さん、幸せな猫
　　えっと、感想ですね、…凄く良いとしか言いようが無いです。
　　あの夫婦の名前さえ気にしなければ、
　　でも浩平ネコは行ってしまったんですねぇ、最後に瑞佳を助けて…。
　　もっかい私物化、『メールありがとうなの元気が出たの』…今度は澪か！？

＞北一色さん、ＢＬＵＥ ＬＥＡＦ４〜男はつらいよ〜
　　ファンじゃないけど雪ちゃんが怖いよ〜
　　「鬼だからね、雪ちゃんは。」以上、みさき先輩のコメントでした。

飽きた
「じゃあもうおわりなの？」
まあ、そうなるな。じゃ。