あの頃のあたしは無敵でした。
誇れるものがありました。
揺るがないものがありました。
未来を信じることができました。
明日が楽しみでした。
がんばれば、叶うと思っていました。
夢見ることが、できました。
正しいことがある、って…ずっと…
そして――
あっさりと砕けてしまいました。
もちろんいまでも…いいえ、これから先も
決して戻らないでしょう。
それでも
待ちつづけるつもりです。
いまも
そして
これからも――。
――20分先の、七瀬留美へ
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おまけバカSS
『SSのジャン!』
・同人死闘編
「カカカッ!SSは勝負だぁ!」
「なに言ってるの。SSは心よ」
「お、おまえは『宅手楠飯店』の跡取娘、宅手楠ポニ子!」
「ポニ子じゃないもん!なんなのよこの設定は?」
「いや、やっぱりムネがデカイもん同士だし…キリコかなぁと」
「あ、そ。…で、今日は?」
「おう。私の超国宝級SSで愚民どもを啓蒙しようかと画策中なのだ」
「それでわざわざ同人誌作ったってワケ?アホちゃう?あんたの本に金払うヤツがいるわけないでしょ」
「ククク…ひがめひがめ。こっちにはとっておきがあるんだ」
「な、なによ?」
「じゃーん。『みさき先輩×長森×繭×茜×七瀬×澪×雪ちゃん×誌子×広瀬』チャンプルー18禁SSだぞ!」
「うわ、いかにもリピドーの赴くままに作ったバカ本ねぇ」
「カッカッカ。どんな手を使っても売れればいいんだ!」
(夕方――)
「…………あ、茜やみさきさんの人気が…落ちたのかな…あはは…」
「これが現実なのよ」
「…うう…やはり南くんを出すべきだったか…」
「だから、この在庫の山が現実なんだって」
「…うううう…うぇ〜ん」
「はいはい、泣かないで。売れなくても、その努力はいつかきっと報われるからさ。ね?」
「うわーん。ポニ子ー!」
(数ヶ月後――)
「カカカッ!SSは勝負だぁ!」
「まだ言ってるの?この前の失敗を全然糧にできてないみたいね」
「そんなことはない。前回の反省を活かし、今度はこれだ!」
「…?」
「じゃーん『浩平×住井』のやおいSS。これで婦女子のハートをゲットだぜ」
「………」
「カッカッカ。どんな手を使っても売れればいいんだ!」
(おしまい)
えっと2/27にほんとに『好き好きINサンシャイン』に出店します(笑)
K-01です。
Kanon本(200円)とポニ子本売ってるんで、よかったら遊びに来てね(^^)http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/8321