『決意』(改訂版) 投稿者: 雀バル雀
もう嫌だよ…




こんこん

(「みさき〜お客さん」)

「…………」




…いつまで続くの?




こんこん

(「みさき〜、寝てるの?…ごめんなさいね深山さん。みさきったら、ずっとこんな調子で…」)

「…………」



雪ちゃん?



こんこん

がちゃ

「どうしたの雪ちゃん?」
           
            
            


「あははは!それはいくらなんでも大げさだよ〜」

「だって…あんた、あんなにわんわん泣いてたから」

「う〜〜っ、わんわんなんて泣いてないよ〜〜。ちょっとだけだよ〜」

「そう?…まあ、いい年した女が迷子になったぐらいで泣きべそかいてたなんてねぇ」

「雪ちゃん…いじわるだよ…」

「ごめんごめん。じゃあお詫びになんか食べに行こっか?」

「え?」

「大丈夫!今日はあたしのおごりだから、好きなだけ食べなさい」

「…う、うん。じゃあハンバーガーが食べたいな」

「わかったわ。お姉さんにまかせなさい!」

「うん!雪ちゃん大好き」

「ふふふ…現金ねぇ」



がらがらがら

「それじゃあ行ってきます〜」

「みさき、ホラ、杖忘れてるわよ」

「…え?いいよ、雪ちゃんと一緒だから」

「…そう…」

          *


「…みさき?」

「…………」

「みさき?」

「…………」

「…あのさ、みさき…そんなに手、強く握ると痛いんだけど…」

「え!?…あ、あはっ…ごめんね雪ちゃん」


ワンッ!


「きゃあああ!」

「ちょっ…みさき。落ち着いて、ただの子犬よ」

「…え!?…なんだぁ、いきなりでビックリしたよ〜」

「…………」
       
       *


「ボスでいいのよね?」

「うん!ここのハンバーガー美味しいんだよね」

「あれ?…この店来た事あるの?」

「…この前…食べたんだ…」

「一人で?」

「……うん。…あ、ここだね」

とたとた

「み、みさき!ここのドアは…」

「え?…きゃあ!」


ごん


「…………」

「馬鹿ね…ここの自動ドアはボタンを押さないと開かないヤツなのよ」

「…………」

「大丈夫?まあ、みさきは頑丈だから平気だろうけど。それよりもドアのほうが壊れてたりして?ハハハ」

「…………」

「…みさき?」

「…………」

「ホラ、しっかりして、ね?」

「…うん…」

      *

ざわざわざわ…

「いらっしゃいませ!ご注文は何になさりますか?」

「雪ちゃんお願い、ね?」

「自分の分くらい自分で注文しなさいよ」

「…うん…」

「ご注文は?」


「…………」


「……あの?…」


「…………」


「…………」


「…………」


「……お客様?」


「…………」

「ごめんなさい、セット二つ!飲み物はコーラでお願いします。…みさき、なにやってるのよ?」


「かしこまりましたー。…オーダー入りまーす!」


「…………」

「…みさき…」

「…メニュー…読めないんだ…」

「…そう」

「…ごめんね」

「…………」


<川名家の門前で…>

「雪ちゃん、今日はごめんね…」

「…………」

「ここでいいよ。…ここからは…自分の家だから。もう…」

「…………」

「……そ、それじゃあね。おやすみなさい」


「…みさき、待って!」


がし


「ゆ、雪ちゃん?」

「…なんで言わなかったの?」

「………?」

「メニューが見えないのなら、どうして店員にそう言わなかったの?」

「…………」

「そんなことでどうするの?」

「…………」

「いつまでも、あたしが付いていってあげられるワケじゃないのよ?」

「…………」

「…みさき…」

「…今度は、今度はちゃんとするから、ね?」」

「…………」

「…ね?雪ちゃん」


「…いつよ?…」


「え?」


「『今度』っていつよ!?あんた何度誘ってもこう言ってたわよね、『また、今度』ってね!…外に出かけたって聞いた時、やっと…やっと『自分から1歩を踏み出してくれた』って…なのに…」

「…………」

「お母さんから聞いたわよ…あの日から1歩も外に出てないそうね…」

「…………」

「どうして白杖を持たないの?」

「…………」

「あの杖がなんの為にあるのか、知っているわよね?」

「…………」

「注文の時だってそう。…恥ずかしいワケじゃない…」

「…………」

「何黙ってるのよ?」

「…………」

「なら、私が代わりに答えてあげる。『目が見えないことを皆に知られたくないから』…でしょ?」

「…………」

「学校じゃないのよ。…みさきが光を取り戻せたあの学校じゃあ…」

「…私は……私は誰かに迷惑をかけたくないんだよ…目が見えない事で特別扱いされたくないよ…」

「…そんなの誰だって一緒よ」

「…………」

「誰だって迷惑なんかかけたくないわよ…そんなの言い訳にならない」

「…………」

「そんなことでどうするの…また逃げる気?」

「…………」

「どうなの?」


「…雪ちゃんには…分からないよ…」

「…………」

「…雪ちゃんには…雪ちゃんには分からないよ!私がどんな思いをしてるのか!私がどんな気持ちで!…どんな気持ちで…」

「…………」

「苦しいんだよ!みじめなんだよ!…ただ目が見えないというだけで、ヘンな目で見られて…」

「…………」

「みんなが私をじろじろ見るの、分かるんだよ!目が見えなくったって分かるんだよ!目が見えなくったって聞こえるんだよ!…『良い子にしてないと、あのお姉ちゃんみたいになるよ』って…私なにか悪い事したの?」


「もうイヤなんだよ!…雪ちゃんに私の気持ちなんか絶対に!…絶対に…」



「…で?」


「…………」


「みさきの気持ち?…分かるわけないでしょ。…だって……だって、私は目が見えるんだから…」

「…………」

「家なら確かに快適でしょうねぇ…誰もみさきのことを『障害者』扱いしないものね」


「…帰って…」


「…みさき…」

「帰って…帰って……お願いだから早く帰って!!」

「……………」

「帰って!…帰って!帰ってったら!!」



「…そう…分かった…帰るわ…」


「…………」


「…でもね、これだけは言わせて。…あんたの目はもう、治らないのよ…」

「…………」

「…じゃあね。おやすみ」

「…………」

        *

ばたん!

どさ

「…………」


もう嫌だよ…


「…浩平君…どうしてみんな…」


浩平君…浩平君なら分かってくれるよね?


「…何処行っちゃったの?…」


どうして私を一人にするの?…ずっと側に居てくれるって…


「…………」


…いつまで続くの?


「…………」


もう嫌だよ…こんなの…


「…………」


目さえ…見えたなら…


「…………」


捜しに…行ける…のに…


…………


……・・・・・・
     

      ・
      ・

(「こら〜、みさき!私の給食食べたのあんたでしょ!?」)

(「ひがふひょ〜!ははひ、ひらなひよ〜」)

(「その口に入っているのは何だ〜?」)

(「ごくん!…く、口の中、 なんのこと?」)


小学校の時だね…平凡な毎日、でも楽しかった。


(「く〜〜、こうなったら私だって!」)

(「あああ!!それ、私のプリン!!う〜〜ひどいよ、雪ちゃん!」)

(「ふん!おかえしよ」)


ふふふ…雪ちゃん大人気無いなぁ…。





あれ?でも…





(「ううう…楽しみに最後まで取っておいたのにぃ〜…食い物の怨み!みさきアタッ〜ク!!!」)

(「ぐはあ!…ず、頭突きぃ!…お、おのれ、みさき〜〜!!」)

(「ひゅ、ひゅきひゃん…はおひっぱりゃにゃいで〜〜!!」)

(「これでも足りないくらいだ〜〜!!」)


…………



どうして?



声…だけ…?


そんな…どうして?…どうして?



どうして!?



がばあ!

はあはあ…


夢…?


「…………」


…まさか


「…私は…」


思い…出せないの?…あの頃のこと…


「…私は…」


忘れちゃうの?…あの学校のことも…


「…私は…」


「…………」


「…そんな…」




もう…戻れない…



<翌日…>


目さえ…見えたなら…



「たしか…ここを真っ直ぐ行くと…交差点で…」

チリン チリン

「え?…ど、どこ?」


「うわ!ぼっさっとしてんじゃないわよ!」


………


「…ごめんなさい…」

   *


目さえ…見えたなら…



「…コーヒーの匂い…ここが喫茶店だとすると」

「…もうすこし行くとタバコ屋があって…そこから右に…」

プップー!

キイイイ!!

「きゃあ!!」


「バカヤロウ!死にたいのか!」


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

ぶろおおお

「…………」

  *


目さえ…見えたなら…



はあはあはあ…

「あの〜、どうかしたんですか?」

「なんでもありません」

「体調でも悪いの?病院まで連れて行こうか?」

「へ、平気です」

「…どう見ても平気って様子じゃないぞ。どれ」


「触らないで!」


「え?…ご、ごめん」

「わ、私のほうこそごめんなさい!…一人で歩けますから」

「…………」




目さえ…見えたなら…


ざわざわざわ…

「な…か…ざ…き…え…き…はあ〜、やっと着いたみたい」


ざわざわざわ…


「え〜と、切符売り場は?…………ここの右だね」


ピーー!


『画面を、押してください』


「え?」

「え〜と…」

「…………」

「…………」

「遅えぞ!」

「…ごめんなさい」

「まったく…そこを押すんだよ」

「……?」

「だから、そこを押せってば!」

「……?」


どこ?


「日本語がわかんねぇのか?…ここを押すんだよ!」

ピッ  がちゃん

『切符をおとりください』

「あ、ありがとう」

「いいから早くしてくれ!後ろが詰まってるんだ!」

「…ごめんなさい」




目さえ…見えたなら…



はあはあ…

「このタイルに沿って行けば…」


どたどたどた…

どしん!

「きゃあ!」


「おっと!ごめんよ…急いでるんでね」


どたどたどた…


「…………」


「…………」



目さえ…見えたなら…



「…………」



目さえ…見えたなら…



「…………」



目さえ…見えたなら…



「……う…」



目さえ…見えたなら…



「……うぐ…」



目さえ…見えたなら…



「……うぐ…うう…うううう…グス…ううう…」



目さえ…見えたなら…



「…嫌…だよ…もう嫌だよ!…うう…」



目さえ…見えたなら…



(「みさき…あんたの目はもう、治らないのよ…」)



「!?」



雪ちゃん…?



…………



…そうか


(「どうして白杖を持たないの?」)


…………


だって…嫌だったから…

認めたくなかったから…



(「誰だって迷惑なんかかけたくないわよ…そんなの言い訳にならない」)



…………


そうだよね



(「みさきの気持ち?…分かるわけないでしょ。…だって……だって、私は目が見えるんだから…」)



…………


…ごめんね、雪ちゃん




…あの時…泣いてたんだね…




(「『今度』っていつよ!?)


…………


今だよ…雪ちゃん…浩平君…



「…すいません…」



行くしかないんだね…



「誰かお願いします!…手伝って…助けてください…おねがいします!」



逃げちゃ…ダメなんだね…



「お願いします…私は視覚障害者です!どなたか駅員さんを…お願いします」




決して優しくはない…この世界から…


       <おわり>

----------------------------------------------------------------------

苺しぇぃく!その7

(前回まで…雀バルとの約束を思い出した「長森EDで窓から外を眺めている青髪のポニーテール少女」…大ピンチ!<笑>一方雀バルVSPELSONA戦に突如割りこむ声が!それは…)


「あ、あの人…はにゃまろさん…」
「『SS貴族』と称される…稀代のSS作家が…」

「雅を解せぬ者はこれだからイヤじゃ。宴の席でこのような振舞い…躾が足りぬようじゃのぅ…オホホホホ」

「クッ…貴様か、はにゃまろ。…まあいい、今日のところは引いてやるよ。命拾いしたな、ウンチ君」

「ま、待ちやがれー!逃げんのか!?…クソッ、てめぇ邪魔すんじゃねぇよ!死にてぇのか?」

「おほほほ!雀バルとやら。そちは、ちとお仕置きが必要なようじゃのう…ホレ」

「わっ、わわわわわ!」

どしん

「見たか今の?」
「え、ええ…扇で雀バルの足元を…」

「な、なんで…?」

「ほほほ!勢いで投稿するのも結構じゃが、たまには校正をせねばならんぞ。でないと、ホレ、隙(誤植)だらけじゃ」

「う、うっせぇ!今度はこっちからだ!SS流星……」

「甘いのぅ…ホレ」

「え?…あ、あらららら」

どしん

「さあて、折角じゃから、まろの舞でも披露いたそうかのぅ…はにゃまろ風塵流・奥義『SSの舞』!」

*SSの舞…流麗な文体で知られるはにゃまろさんの華麗な技。その優雅な動きとは裏腹に、威力は絶大である。作者もなんどKOされたことか…(^^)

ばしいいいいいいいいいいん!!

「ひっ!……」

「…ほほほ…もう1歩踏み込めば、そちの首は吹っ飛んでいたぞよ。…雀バルとやら、世はまだまだ広いぞ。これに懲りてあまり調子に乗らぬようにな」

「…だ、誰が…クソッ」

「…皆の衆…このような事態故、今宵の宴はこれで終いじゃ。名残惜しいではおじゃるがのぅ…オホホ…」

ザワザワザワザワザワ…

「わ!YOSHI兄貴ー!みんな帰って行くんですけど?」
「むぅ…これでは襲撃計画が台無し…クソッ」
「どうすんの?」
「…しょうがない!作戦変更だ!…なんとしても今日中に選考委員長を討たねば…」

<その頃…ポニ子>

「落ちつけあたし。…あの雀バルが大賞なんてジャンボがマスターズで優勝するよりも可能性が低いんだから。…そうよ、起きないから奇跡って…」

「…でも、あいつが最終選考に残っただけでも十分奇跡だし…運はおろかあの選考委員長まで推してるワケだし…」

(「一発だろうと10発だろうと遠慮無く。性の奴隷にでもなんでもなってあげるよ」)

「あたしのバカー!なんで、なんであんな約束しちゃったんだろう?…あーっ、覚えてたならどんな妨害工作でも考え付いたのにぃ…もう遅いよ…」

「…………」

「…しょうがないかな、一度や2度くらいなら事故だと思えば…。…うう、初めてがあいつじゃないのが、まだ救いといえば救い…」

「…まさか、本気で『へへ、性の奴隷かぁ…これから毎晩オールナイトパラダイスだなグヘヘ』とかまでは考えてないだろうし」

「…………」

「…たぶん…」


<一方…雀バル>

「イテテ…あのおじゃる野郎めぇ…今度会ったときにはSSデンプシーロールをお見舞いしてやる・・」

「いやいや、卓手楠賞作家が暴力事件なんて起こしたらマスコミが黙っちゃいないだろうし…。ふぅ…有名人は辛いぜ」

「そうだ!…折角街に出てるんだから、『アレ』購入しとこっと。ポニ子が泣いて喜ぶ姿が目に浮かぶぜぇ」

(イケナイ想像)

「あはぁ…雀バルぅ…あっ!」
「ゲヘヘ…ご主人様だろぅ?…ほれ」
「ああああ!!」
「ククっ、やっぱりポニーテールが感じるんだな、ポニ子?」
「あんっ…ポ、ポニ子…じゃない…もん…あっ」
「ほぅ…じゃあなんて名だ?」
「…め、牝奴隷です…ああ、そ、そこ!」
「よくできました!…じゃあご褒美をあげるから正直に言ってごらん」
「ハ、ハイ…ご主人様の…そ、その…」
「『その』?…なんだ?」
「…その…股間に申し訳なさそうについている臭そうなちっちゃなお坊ちゃんをあたしのここに…」

ばこん!

「イタ〜イ!だって正直に言えって言うから…」
「うるさい!雀バルJr.エンターテイメントの威力を味あわせて、2度と生意気な口を叩けないように躾てやる!」

「あ〜れ〜」


「…まあ、相手がポニ子というのがいまいちそそらないが、贅沢は言えないからなぁ。へへ、性の奴隷かぁ…これから毎晩オールナイトパラダイスだなグヘヘ…」

 ・
 ・

「いらっしゃーい!…あんら、雀バルちゃん。新作ビデオが入荷されるのは来週よん」
「よう、マスター!ヘヘ…今日の用件は…ズバリ!SM3点セット」
「…雀バルちゃん…どーせそんなの買っても使う相手がいないんでしょ…ダメよ、また一人SMゴッコなんかしちゃあ」
「あれはSとMの気持ちが両方味わえ…って、何言わせんだよ!」
「ホホホ…あいかわらず面白いコねぇ…なんならアタシが付き合ってあげてもいいのよん。や・さ・し・く・しちゃう」
「…あいにく先約があるの。…えっと、これとこれと…をっ!こりゃまたスゴイ!」
「アラアラ、これはダメよ。これは『ドラゴン殺し』って呼ばれる巨大バイブで、どんな太平洋でも壊しちゃうってシロモノよ。看板代りに置いてるだけなの」
「面白そうだから買う!」
「ハイハイ…相手の娘がカワイソウよねぇ…じゃあ、これ特別にサービスしちゃう」
「?…なにこの缶ジュース?」
「フフ…ホンジェラスから直輸入した“愛のドリンク『ストロベリーシェィク』”よ。これを愛する二人が飲めば…」
「をを!ファイヤー!ってか!?…おっちゃんもええもん持ってるやん」
「うふふ、いつもご贔屓にしてもらってるお礼よ。楽しんできてね☆」
「をう!」

<その頃…ポニ子>

ちゃらら ちゃっちゃら〜♪

『ラジオの前のみんな!一週間元気にしてたかな?…それでは行ってみよう!“ドリアン助河原のSSラジオ〜!”』

ちゃらら ちゃっちゃら〜♪

『…さあて、今週の一匹目の迷える子羊は…HN「まねき猫」!』

『ぷるるるるる…がちゃん…もしもし?お前は何の相談なんだ?学校で苛められてんのか?』

『(い、いえ…最近いいネタが思いうかばなくて…)』

『んだとぅ!苛められてもいないくせに電話なんかすんじゃねぇ!ドリアン舐めてんのかぁ!?ドリアンは臭くても果物の王様なんだぞぅ!くじけんじゃねぇ!…がちゃ。ツーツー…』

『次の迷える子羊は…HN「ケット・シー」!』

『ぷるるるるる…がちゃん…もしもし?お前は何の相談なんだ?学校で苛められてんのか?』

『(はい…兄貴が『ネコ娘』って苛めるんです。どうしたら…)』

『んだとぅ!自殺なんか考えてるんじゃねぇ!いいかぁ、ドリアンはトゲトゲで見るからに不味そうだけど、食って見てもマズイんだぞぉ!それでもドリアンは果物の王様なんだぞぉ!人生捨てんじゃねぇ!ドリアン食って元気だせよぉ!…がちゃ。ツーツー…』

『…頑張ってくれよ、ケット・シー。イジメなんかに負けんなぁ。…そうそう、ビックニュースだぜ!リスナーのみんな。なんと偽善者さんの『ONE猫』が無事100話完結したんだそうだ!すげぇよなぁ…みんなも連載キツイなんて言ってられないぞ!…それじゃあ今週のSSの感想だ!』

*では感想です

>北一色さん 『BLUE LEAF8』

いつもお参りありがとう。でもコレ以上物騒なものを持ちこまないでくれ(笑)
う〜ん…最近長森&浩平らぶらぶな展開を読んでると妙にイラツクのは何故だろう(笑)
B’zはいいなぁ

>Sasho 『Everlasting Days』〜終わらない日常〜 1話

へえ…1年の頃の話ですか。
これを書いたのはあなたがはじめてのような気もします。
入学式から居眠りとは…肝が据わっているなぁ

>Maturugiさん 『おねめ〜わく ふたたび』

誰だぁー!わ、私の愛天使を攫った外道はぁ!
…ああ、きっとあんなことやこんなことまで…ゆ、ゆるせん!(←『うらごろし』の後遺症です)
「みゅー」って鳴く猫ってかわいいぞ(^^)にゃんにゃん

>YOSHIさん 『がんばれ南くん!』その5

『SS3千世界・連!』は可能なのでしょうか(^^)ふぁいと!
しかし…いいところで終わりやなぁ
がんばれ南くん!もうすぐ完結だぞ(たぶん)

>ケット・シーさん 『終わらない日常』〜里村茜〜

Cry for the moon.…お月さまへのお願いって、たいてい届かないものです。
それでも茜は信じ続けるのでしょうね…
誰かを傷つけずに生きていくなんて不可能だけど、でも浩平は知ってるのでしょうか?
…こんなに彼女が苦しんでいることを。
茜を癒せるのは浩平だけ…せめて彼女が壊れてしまわないうちに…

>Maturugiさん 『長く、遠い森』

なんかええ雰囲気ですね。
元になった話ってなんですか?

>ひささん 『終わらない休日』8話

前回が思わせぶりな終わり方だっただけに、今回の浩平とぷーとの遣り取りが微笑ましかったですね。
長森帰ってくるのかしら?物語は加速するのか?
次回も頑張ってくださいね

>から丸さん 『幻想猫の魔法』6話

詩子ちゃんと私の映画の趣味って一緒だったんだ(笑)
『残侠』は面白かったぞ(^^)

ラストの展開が泣かせるねぇ…兄貴
テスト頑張ってね(^^)

>PELSONAさん 『innocent world』 episode\

うむぅ…分かるような分からないような話でした(^^;
もう一回読んでみます

>サクラさん 『If・…氷上シュン』(1)

次回悪役で登場していただきますね(^^;
シュン君のホモ禍は人を不幸にするなぁ(笑)
思わず笑ってしまいました

>犬二号さん 『A煉巡回員の怠惰なる日常』二話

なんかすげー面白い(^^)
ずるずると引きこまれちゃいました。
しかし、『悪魔』って少年以外にもいるんですかね

>WTTSさん 『茜!茜!茜!』

これの生歌良かったっスよ(^^)確かに盛り上がらない歌だけど(笑)
じめっとしてて茜にゃぴったり(^^;

>桜 雅弓さん 〜永遠に追い求めるもの そして〜パート2

あら?HN変わったんですね。
私もみさき先輩に“ちゃん”付けで呼ばれたいなぁ

>壱弥栖さん 『おとめへの道』

おひさしぶりです(^^)
ひ、髭ぇええええ!!想像しちまったよ…うううううう
か、かわいい!(ぽっ)(^^;

>ここにあるよ?さん 『ONE〜輝く季節へ〜始まり1〜5』

HP開設おめでとうです(^^)
『竹取物語』ってなんですか?実在する競技なのでしょうか?(^^;
やっぱり二人は仲良しですね

>Maturugiさん 『おねめ〜わく ふたたび…続き』

ねこー ねこー (笑)
子猫は哀れ浩平の餌食に…次回は過激な展開につきメールのみだね(違うだろうけど)

>どんぐりさん 『今を奏でるピアノ その1』

この前はどうもでした(^^)
めちゃめちゃいいところで引きッスか?
続きを早く!早く!

>由代月さん 『佐織』vol.4

ラブラブっすねぇ…
次回からどんどん悲しい話になるんだろうなぁ…うぐぅ

>シンさん 『雨』(歌詞)

唯でさえ涙腺爆発ソングに歌詞がつけば無敵だね。
みんなで歌おう!そして泣け!(^^)

<業務連絡>
『SS拳法』が使えるのでしたら申告してね(笑)

>狂税炉さん 『アルジーの野望』

そうか!あれは茜の趣味がヘンなだけだと思ってたけど、そんな裏が(笑)
でも、どう続けるんだろう?お手並み拝見です(笑)

>ひささん 『終わらない休日』 9話

別れは辛いものよ〜♪
さて、じっくりたっぷりなこのシリーズもいよいよ佳境…には遠いかな(^^)
浩平の心理描写が丁寧で良いと思いますよ
お忙しいでしょうが頑張って(^^/

>Maturugiさん 『おねめ〜わくふたたび… 続きの続き』

畜生!期待はずれ(大笑)
てっきり子猫ちゃんたちがあーんなことや***なことを…

…嘘だよ(^^)繭が無事で良かった良かった(^^)
今度は違うシリーズですか?頑張って♪

>Sashoさん 『Everlasting days』 第二回

今回は瑞佳視点ですか(^^)
じゃあ次回は住井くん?
私も目玉焼きには醤油だな(^^)

>パルさん 『オオカミ少女』

「すずうた」全然進んでないなぁ(^^;
七海が自分のトラウマを克服していくようで、良かったなぁ
私も「ウンチ君」はトラウマ(大笑)

>犬二号さん 『A煉巡回員の怠惰なる日常』その3

『犬1号』さんも存在するんですか?(くだらない質問)
では感想(^^)

巡回員さんイイヤツですね(大笑)
MINMESとELPODの解釈は参考になりました(^^)
時間が限られてて大変でしょうけど、頑張って(^^)

>WILYOUさん 『鍵』

あっ!赤上さんだぁ(^^)
あれ?あだ名だったんですか?…ポニ子といっしょか(笑)

知らなかったほうがよかった世界ってありますよね(笑)

>ケット・シーさん 『終わらない日常』〜折原浩平〜

雨が悲しいわけじゃない
悲しいと思うのは浩平の心
そうですよね…やまない雨なんてないはずです

>北一色さん 『BLUE LEAF9』

らくがきって…『ぞーさん、ぞ〜ぉさん』(矢島晶子調)?(大笑)

ネタが全部分かってしまう自分がイヤだ(涙)
南ちゃんかわいそう(大笑)

(…はぁ…感想の量が…今回はここまで!)

ブチ <←ラジオを切った音>

「…はぁ…やっぱSSなんかに関わるべきじゃなかったのかな?…よく考えれば分かる事よね。あのバカがあたしの事大事に考えてくれてるなんて、思いあがりもいいとこだったのかも…」

「…………」

「…やっぱり辞めようかな?…」


<その頃>

「YOSHI兄貴ぃ…なんで俺らがあのバカ雀を尾行しなきゃなんないんすか?」
「神凪さん、兄貴のことですからきっと理由があるんですよ。ボクらは黙ってついて行きましょう」
「しかしなぁ…うとんた。選考委員長を殺るんなら正面から堂々とやりゃいいじゃねぇか?俺らのSS拳法ならあんなオヤジ一撃で…」

「分からんのか?…選考委員長にはな、ボディーガードがいつも目を光らせている。いずれも劣らぬ達人ぞろいだ…必勝を期すにはヤツが一人になったその時だ」

「しかし…それと雀バルになんの関係が?」

「うむ…実はだなぁ…」

「おっ、おい、兄貴、うとんた!…あれ」
「あ!雀バルに誰かが近づいて行く」

 ・
 ・

どたどたどた…

「…?」

「は、は、は、は、は、はじめましてーーーーーーーーー!!ジ、雀バル雀さんっスよね?」

「そうだけど…あんたは?」

「やっぱりー!…いや〜…苺しぇぃく!に書いてあった通りの風貌だ!お、俺タクSSの新人でSOMOって言います!…あ、あの…握手してください!お、俺先生のファンなんです!」

「はぁ…いいけど。ほれ」

「わあああ!!せ、先生に握手してもらったー!!うをーっ!うをーっ!」

「ははは!良かったなぁスモウ君。二度とこの手でセンズリなんかするんじゃないぞ」

「SOMOです!は、はい!もうケツだって左手でしか拭きません」

「うむ…近頃では珍しく感心な新人だなぁ。良い目をしているぞ」

「じ、実は俺先生のSSの感想を書いてきたんスよ。よ、よかったらどうぞ」

「をを!手土産持参とはますます感心なヤツだ。…どれ、こっちへ」

「はい!…(今だ!)隙ありぃ〜!!」

どごぉ!

「ぐはぁ!…こ、この技は…私の十八番の…う、うかつ…」

どさっ

「けっ!ざけんじゃねーよ。…てめぇのセンズリこいた手なんて…う〜っ、バッチイ」


*ゴマスリ感想
技の解説・・・・・・相手のSSをべた賞めして、「えへへ、そう?」と、油断したところを攻撃。(外道)
ネックローリングとは対を成す技。(笑)
使用者・・・・・・新人SS作家のSOMOが冷たい社会で生きて行くために編み出した技。(笑)
但し使用すると極端に友達が減る。(笑?)

 ・
 ・

「な、なんだ?…雀バルのバカがあの男に」
「く、車に連れこまれちゃいましたよ。兄貴」

「しまったー!く、くそっ、追えー!!」

   <続く>

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/8321/newpage68.htm