幸せな猫 投稿者: 雀バル雀

みなさん猫、好きですか?

…私?
私は連中が大嫌いです。

だって、連中不景気なんて知らん顔。
私ら人間様が必死で働いている時だって、猫たちは遊び呆けているんですよ。
国民年金だって払ってないくせに…将来への不安なんか微塵にも感じさせずに幸せそうな顔をして…

まったく…許せません!

…とまあ、そんなアンチ猫党の私ですけど、今日は珍しく猫のお話をするつもり。
最近ネタも尽きてきましたしね。

これは友人の友人が知人から聞いたほんとうにあった話なんだそうで
彼は私に似て正直者ですから、きっとそのとおりなのでしょう


…信じるかどうかはあなた次第ですけどね。


とある街に猫の一家がおりました。

猫の一家はやさしい老夫婦の家で、それはそれは可愛がられながら幸せに暮らしておりました。

「みゃ〜ん…おかあさーん!」
「こら!…また妹を泣かして!」

ぽか

「うにゃ!…ちがうよ、じゃれてただけだよ」
「あんたこの前もそう言って、みさおの顔引っかいてたじゃないの!」
「ちがうよ!本物のベアクローのいりょくはこんなもんじゃすまないくらいの切れあじなんだよ!…『恐怖の包丁』って…」

ぱこん

「うにゃ!」
「屁理屈はいいの!…みさおに謝んなさい」
「うん…ごめんな、みさお」
「…ぐす…うん…いいよもう」

…まあ、こんな調子で親子3人仲良く暮らしておりました。

しかし、幸せな日々は唐突に終わりを告げます。
おじいさんが病気で突然亡くなると、気落ちしたおばあさんもすっかり元気を無くして病床に臥せってしまいました。
猫達は必死におばあさんを慰めましたが、おばあさんの病気は悪くなる一方です。
それでも猫達は必死におばあさんを慰め続けます。
おかあさん猫はおばあさんのお顔をぺろぺろ舐めつづけます…早く病気が治るよう、祈りをこめて。
幼い妹猫はおばあさんがの枕元でじっとしています…寒くないように、さみしくないように
お兄ちゃん猫は一生懸命お歌を歌いました…みゃーみゃーと
…でもうるさいのでおかあさん猫に怒られてしまいました。

それでも、おばあさんの病気は悪くなる一方で、もうどうしようもありません
だって猫ですから…

そして、おばあさんの病状を聞き付けた道楽娘が突然家に舞い戻ってきました。

「へへ…おかあさんただいま〜♪」
「…詩子…なにしに戻ってきたんですか?ゴホゴホ…あなたは勘当の身なんですよ」
「もちろん、おかあさんの看病をするためだよ」
「…嘘です…おじいさんのお葬式にも参加しなかったような親不幸者のあなたにそんな殊勝な真似は…」
「あれから心を入れ替えたんだよ。ね、一緒に住んでイイ?」
「嫌です…」
「………ほら、おかあさんの大好きなワッフルだよ!」
「私は素晴らしい娘を持ちました」

…病気で心細くなったおばあさんはいとも簡単に道楽娘を許しました。

もちろん道楽娘の狙いは財産のみです。

「ふふふ…おかあさんの弱点なんて全て知り尽くしてるよ。ちょろいね♪」

ほくそえむ道楽娘の呟きを聞いても、猫達にはどうすることもできません。
だって猫ですから…

…やがておばあさんも病気で世を去り、残された家も土地もすべて道楽娘の名義になってしまいました。

「こんなボロ屋、さっさと処分しちゃいましょ♪」

道楽娘は相続した財産を全て処分して、都会の愛人と一緒になるつもりでした。
都会で暮らすにはお金がかなり要ります。

「この家のものは1つ残らずあたしのものなんだから、ついでにぜーんぶ処分しちゃおう」

おじいさんの大きな古時計も、おばあさんが形見に残してくれたお人形も、思い出の品まで全部、二束三文で売り飛ばしてしまいました。

…もちろん、猫の一家もです。

猫達はもちろんずっと一緒にいたかったけど、どうすることもできません
だって猫ですから…

おかあさん猫は近所の老夫婦の家へ
幼い妹猫は、かわいいので街一番のお金持ちに高額で買い取られていきました。

そして、お兄ちゃん猫一匹だけ残りました.

「こんなぶさいくな大飯食らい、誰も買わなくて当然かな?」

お兄ちゃん猫はその言葉を聞いて怒りましたが、どうすることもできません。
だって猫ですから…

やがて解体屋が来て家を全部とりこわしてしまいました。
もう、お兄ちゃん猫に残されたものはなにもありません。

お兄ちゃん猫は悲しみました。
毎晩、毎晩、泣きました。

そして、道楽娘とに連れられて都会引っ越すことになりました。

都会は夜でもぴかぴか明るい、夢のような場所です。
最初のうちは好奇心で寂しさを紛らわすことができても、やがて飽きてくるとまた寂しさがこみ上げてきます。

猫は毎晩泣きました
やさしいおかあさんを想って
かわいい妹を想って
死んでしまったおじいさんやおばあさんを想って
懐かしい故郷を想って
もう、二度と戻らない日々を想って

みゃーみゃー
みゃーみゃー泣きました

「柚木さん…こいつ毎晩うるさいよ」
「じゃあ、沢口君今度捨ててきてよ」
「俺は沢口じゃねー!」

猫は愛人宅のベッドに向かって毎晩鳴きました
…もしかしたらこれは言葉無き猫の抗議だったのかもしれません

でも、そのせいで猫は町外れの空き地に棄てられてしまいます
もう冬も近かったので、ほんとはせめて春になるまでは家に置いてほしかったのですが、どうしようもありません
だって猫ですから…

知らない町に、たった一人で放り出された心細さをあなたは知ってますか?

まだ幼いのに、誰も知らない場所で一人ぼっちで寂しくて
けれど冬の寒さは容赦なく猫に襲いかかります

猫は悲しくて
寂しくて
寒くて
怖くて
お腹が空いて
おかあさんが、妹が恋しくて
「自分は世界一不幸な猫」だと思って

みゃーみゃー泣きました

そこは決して人通りの多い場所ではなかったけれど、日に数十人ほどは通ります。
でも、たいていの人は猫がいることさえ気がつきません
都会の人はみんな忙しいですから…

何人かは猫に気付いて、そして口をそろえて皆こう言いました…「可哀相な猫だね」って…
けれど、誰も猫を拾ってはくれません

何日か過ぎたある日…一人の女の子が猫に気付きました

「わあ!汚い猫さんだよ」

猫はショックを受けました。
だって、猫は『自分は世界一可愛くて、素晴らしい血統の猫』だと思ってましたから
全く…思いあがりもいいところです

でも、猫が自分の体を改めて見まわして納得しました。
雨露に打たれて尻尾まで泥ダラケで、毛並みは乱れてほんとにみすぼらしい姿だったからです。
女の子は、唯正直に言っただけなのです

猫はがっかりしました。
『こんなみすぼらしいかっこうの猫をいったい誰が拾ってくれるんだろう』…そう嘆きました。

すると…驚いた事に、その子は猫を掴むと胸に抱いたのです。
自分のお洋服が汚れることなんてまるで構わず、猫が寒くないようにしっかり抱きかかえると自分のお家へ連れて帰りました.

そして、お風呂場で猫をごしごし洗いました

「ふみゃあ」

すっかり綺麗になった猫は、さっきとは見違えるほどでした。
…あいかわらずぶさいくでしたけどね

猫は女の子のお家で飼われる事になりました。

「よしよし、きょうからお前のお名前はこうへいだよ」
「ふみゃあ」

猫は浩平と名づけられました。

「よ〜し、こうへい。みんなにしょうかいするね」
「ふみゃあ」

なんと!そのお家には浩平の他にも3匹も猫がいました

都会のお家はとっても狭いので、猫を飼うのすら難しいのに
女の子は優しい子でしたから、どうしても困っている猫達をほおってはおけなかったのです。

一匹はみさきという目の見えない猫でした
一匹は澪という鳴く事の出来ない猫でした
一匹は繭というまだ幼い猫でした

浩平はすぐにみんなと仲良しになりました。

女の子は猫達を凄く可愛がってくれましたし、猫達も女の子が大好きでした
浩平は大好きなみんなと一緒に幸せな日々を過ごしました

数年後…

浩平も他の猫達も、飼主の女の子もみんなすくすくと成長します
でも、あいかわらず楽しい日々を過ごしていました
みんな、ずっとこんな幸せな日々が続くと信じていました

けれど

永遠に続く幸せなんてありません

その年は町の人みんなが元気がありませんでした。
もうすぐクリスマスだというのに、みんな沈んだ顔をしています。

「もうすぐクリスマスだな」
『パーティするの』
「ごちそう楽しみだね」
『ケーキもなの』
「みゅー♪」

バブルがはじけて株が急落し、町が失業者であふれかえっても浩平達には関係ありません
だって猫ですから…

だけど、人間は不景気とは無関係ではいられません
女の子のお父さんも冬のボーナスがでず、家計は苦しくなります

「なあ、留美」
「なによ、護」
「…瑞佳の飼っている猫なんだが…一匹は…」
「はぁ〜仕方が無いかぁ〜。…瑞佳、後で悲しむだろうな」
「しょうがないさ…来週、俺が棄ててくるよ」

仕方のない事です
女の子も猫達も大きくなるにつれて食費もかさみます

両親は娘の幸せそうな寝顔を見ているとなんだかやるせない気分になります。
せめて娘にだけは直前までこの事を伏せておこうと約束しました。

でも、その話を浩平が聞いている事にはてんで無頓着でした
だって猫ですから…

浩平は悩みました。

「いったい誰が棄てられるんだろう?」

女の子が誰を選ぶのか…それを考えると浩平は怖くてたまりません
だってせっかく手に入れた幸せを捨てて、また一人ぼっちに帰るのです。
そんなのごめんです

「みさき先輩は大食いだから、まっさきに候補にあがるだろうな」

でも、みさきは目が見えないから女の子が手放すとは考えられません

「澪なら…あいつはよく食器を割ったりして怒られているから…」

でも、澪はネズミを見ると逃げてしまうほど臆病な猫ですから、こちらも考えられません

「繭は…あいつはかんしゃく持ちでよく泣くから…」

でも、繭はまだ小さいのでこちらも考えられません

「…………」

結論は…1つでした

浩平はこれ以上考えるのが怖くなって、寝床に飛びこんで誰にも聞こえないように泣きました

でも、悩んでも浩平にはどうすることもできません
だって猫ですから…

次の日から…
浩平はエサを食べる元気もありません
みんな心配しましたが、どうすることもできません

「浩平君、ごはん残すんなら私が全部食べちゃうよ?」
『元気ないの』
「悪いものでも食べたのかな?」
「みゅ?」

女の子も浩平の様子がおかしい事に気付きました

「どうしたの、こうへい?」
「みゃあ」
「お腹でも痛いの?」
「みゃあ」
「『みゃあ』じゃわかんないよ」
「みゃあ」

女の子が浩平に顔を近づけて様子を伺っています。
浩平も女の子をじっと見つめていました。

浩平は女の子が大好きでした
もし女の子が猫だったら、迷わずお嫁さんにしたいくらい大好きでした
だから、どうしても浩平は女の子と離れたくはなかったのです

その日の晩、浩平は女の子の寝室にこっそりと入りました。
みんなには内緒です。

女の子の母親に寝室に入る事を禁じられてましたから、浩平もここの部屋に入るのははじめてでした

「……」

女の子のベッドに飛びあがると、しばらく女の子の寝顔を眺めていました。

浩平は自分が棄てられないよう、一生懸命女の子に甘えるつもりでいました。

「毎晩顔をぺろぺろ舐めてあげようかな?…自分のことを忘れないよう祈りをこめて」
「それとも、毎晩枕元でじっとしてようかな?…寒くないように、寂しくないように」
「それとも毎晩歌を歌ってあげようかな?…いやいやそれはうるさがるだろう…」

…でも、女の子の無垢な寝顔を見ていると、そんな自分が卑しく思えてきす
それにそんなことをしたからといって、自分だけをひいきしてくれるはずもないのです

誰か一人を犠牲に出来るような子だったら、浩平もこの子をこんなに好きになることもなかったでしょうし

「…きっと…苦しむんだろうな…」

浩平はそう呟くと、寝室からそっと出て行きました
何かを決意を秘めた表情で…

翌日以降も浩平は元気がないままでした…
いや、というよりも女の子の前でだけは元気がない“ふり”をしていました
他の猫達の前では、いつもの元気な姿です


そして、約束の日の前日…

浩平は女の子に辛い選択をさせる前に、自らここを立ち去ろうと考えていしました
それが一番妥当な形だと考えたからです

もちろんみんなと別れるのはたまらなく悲しかったけど、それでも大好きな女の子を苦しめるよりはマシだと思ったのです
だから、立ち去る前にせめてみんなに会って、心に刻み付けておくことにしました。

浩平は、まずみさきに会いにいきました。

「…みさき先輩」
「やだよ浩平君…これは私のごはんだよ」
「そうじゃなくて」

みさきはごはんのことしか頭にありません。
無心でごはんを食べているみさきは幸せそうだったので、浩平はその姿を心に刻み付けておくことにしました

次に、澪と繭に会いに行きました

「みゅ〜♪」
えぐえぐ
『こわいの』
「みゅーっ!」
『やめてなの』

繭は「みゅー」という名のネズミとお友達のヘンな猫でした
澪はネズミを怖がるヘンな猫でした

繭はお友達の「みゅー」を澪に紹介しているのですが、澪は怖がって泣くばかり
はたから見てると繭が澪を苛めているようにも見えます

なんか一番この2匹らしい光景だったので、浩平はその姿を心に焼き付けておくことにしました。

最後に女の子に会いに行くつもりでした。

だけど、浩平は女の子の顔を見るのがどうしても辛くて…
それに浩平の心の中には大好きな女の子の思い出で一杯でしたから

だから、お別れもせずにここから立ち去りました…


それから数日が過ぎました…今日はクリスマスイブです

もちろん不景気だから、いつもの年のような派手なイルミネーションもありません
子供達もプレゼントは買ってもらえません

けれど、やっぱりクリスマスイブです
やりくりが苦しいなりに…いや、苦しいからこそみんな精一杯明るく振舞いました
もしかしたら、いままでのどの年よりも楽しいクリスマスだったのかもしれません…

ごちそうの匂いがあたりに漂ってるのに、浩平ははらぺこです
家々から暖かい笑い声が聞こえてくるたびに、浩平はやるせなくなります

「きっとみんな今ごろ家で楽しいクリスマスパーティやってんだろうなぁ…」

浩平は悲しくて…みゃーみゃー泣きました

そんな泣き声も、街中に響くクリスマスソングにかき消されてしまいます


…やがて、空から真っ白な雪が降ってきました。

道ゆく恋人たちや子供たちは大喜びでしたが、浩平にとってはただつめたいだけの雪です

寒くて
空腹で
悲しくて
寂しくて
みんなが恋しくて
女の子に会いたくて

「自分は世界一不幸な猫」だと思って

みゃーみゃー泣きました
でも、
どんなに泣いても泣いても涙はかれることを知りません
泣けば泣くほどどんどん悲しくなります

浩平は、みんなのことを思い出して寂しさを和らげようとしました

幸せそうにごはんを食べているみさき
みゅーと楽しそうに遊んでいる繭
わんわん泣いている澪

そして…女の子の笑顔

でも、ますます悲しく思えて仕方がありません
思い出があまりにも素敵すぎて…

…やがて夜がふけて…家々の明りも消えて…喧騒も消えて…
街の人々の祈りの声を最後に…静かな聖夜が訪れます。

ただ雪だけが静かに降り積もる街を、浩平はふらふらと歩いていました
…最後を迎える場所を求めて…

気が付くとそこは町外れの空き地でした
…浩平と女の子が初めて出会った思いでの場所です

「…ここで…いいか」

まるで他人事のように呟くと、誰にも触れられていない雪の絨毯を踏みしめながら1歩1歩進んで行きます

そして、そこで…

「…汚い…女の子だよ…」

いつから彼女はそこにいたのでしょう…
雪が覆い被さって真っ白になった姿でも、ところどころに泥ダラケになったお洋服が顔を覗かせています

今日はクリスマスだというのに…ぼろぼろにみすぼらしくて…
でも見間違うはずもありません。

浩平は一目散に雪の中で蹲っている少女に駆け寄ります

「みゃー! みゃー!」

浩平には分かりました

「この子に選べるはずがなかったんだ…誰かを捨てるくらいなら…」


猫の代わりに自分が出て行ってしまう…そんな子でしたから


「みゃー! みゃー!」

必死で女の子に呼びかけますが、ぴくりともしません
胸が上下しているので辛うじて生きてはいるのは確認できましたが…このままでは時間の問題です
ムリもありません。この寒い中こんな場所にいたら凍死してしまいます

「みゃー! みゃー!」

必死の呼びかけにも反応しません
なんとかしようと浩平は一生懸命でした

顔をぺろぺろ舐めました…目を覚ましてくれるように、祈りを込めて
みゃーみゃーお歌を歌いました…びっくりするくらいの大声で

…でも、どんなに頑張っても女の子の吐息は弱々しくなる一方…どうしようもありません
だって猫ですから…

だから、女の子が寂しくないように膝元に潜りこんでじっとしているくらいしか…もうそれだけしかできません

いつも二人は仲良しでした
一緒に遊んで、一緒に笑って…けんかもときどきはしましたけど、やっぱり二人は仲良しでした

この寒い世界にぽつんと暖かい場所
浩平はそこで女の子の顔を眺めながら…優しくて寂しげなその表情を眺めながら

「こんなに想われた猫なんて、世界中どこを捜したっていやしないさ…」

自分は世界一幸せな猫だと思って

浩平は…みゃーと鳴きました。


…………

…………


翌朝空き地で一人の少女が倒れているのを、通りかかった人が発見しました
危険な状態でしたが辛うじて一命はとりとめたそうです

皆不思議がりました
だって、あんな寒い晩に雪に埋もれてたら…大人だって凍え死んでしまいますから

「きっと神様が女の子を救ってくださったんだ」

結局そういう結論に行きつきました。
猫が女の子を暖めたなんて誰も考えもしません

…だって、猫なんてどこにもいなかったんですからね



このお話は、これでお終い。
私が知ってるのはここまでです。


そうそう!
もし、みなさんがぶさいくで可愛げのない大飯食らいの猫を見かけたら、こう伝えてあげて下さいな

「こうへい、ありがとう。…そして早く帰って来てね。みんな待ってるよ」

女の子がそう言ってたよ、ってね。

  <おわり>


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*弁解…この4話は寝不足でかなりハイになってる時に書きました。あとで読み返して死ぬほど後悔しましたが、時間もないのでコレで行きます。ご容赦を…
(PELさん&ポン太さん、ごめんね)

苺しぇぃく! その4

(前回まで)…日本一のSSを決める『卓手楠賞』の一時選考を何故か突破した雀バル雀。まぐれか?それとも実力?

<数週間前…>

ガヤガヤ…

「こういうアシスタント同士の飲み会ってのもいいわよね」
「そうそう、気心の知れ会った者どうしだしね…法事で集まった親戚のノリよね」
「そーいやこんどの『卓手楠賞』どーなるのかな?」
「ウチのポン太なんかさぁ、張りきっちゃって『雪ちゃんSSで天下取ったる』って気合入れまくりよ」

「…………」

「偽善者お兄ちゃんだって頑張ってるよ」
「WILYOUなんか去年の雪辱を!ってスゴイ大作で挑むんだからぁ」

「…………」

「ねぇ、ポニ子のほうはどう?」

「“ポニ子”じゃないもん!…あ、あたしのところは…」

トントン

(「ちょっと雪ちゃん…ポニ子んとこってあの“雀バル雀”よ!」)
(「そんなことたずねたらかわいそうだよ」)
(「そ、そうね…」)

「…………」

<数時間後・・繁華街>

「うぃ〜…ちくしょー!」

どんっ

「何処見て歩いてんじゃあ!…このポニ子がぁ!」

「うるさい!ポニ子じゃないもん!」

どが ばき ぐしゃ

「ぎゃああああ!!」

「…ちくしょう…なんであたしがあのバカのせいで形見の狭い思いしなきゃなんないのよ!…こうなったっらなにがなんでも『卓手楠賞』に挑戦させてやる!」

<それから数週間後…SS神社にて>

ぱん ぱん

「なにとぞ雀バルのSSが二次選考も突破しますように…っと」
「わはは!神頼みなんかせんでも、この天才雀バルが二次選考ごときで落ちるワケないだろう」
「…だといいんだけどね。今考えるとどうしてあのヘボSSが認められたのか、すんごく疑問」
「ふっ…天才とはいつの時代も理解され難いもの…まあ私の伝説はこの賞を境に始まるというわけだ…ガハハ!」

「バカなこと言わないでよ!」

ばこん!

「うがぁ!…い、石がぁ!」
「雀バル!…ち、ちょっとー…あんた達、いきなりなにするのよ!?」

「アンタみたいなクズ作家が卓手楠賞するなんて、口にするだけでも超生意気〜!」
「バッカじゃない?大賞は私達のPELSONA様に決まってるんだからぁ」
「PEL様と同じSS作家だっていうだけでも迷惑なのよぉ!さっさと引退しちゃえ」

ばこん! がん!

「こ、こらぁ!石を投げるなぁ!このぉ…なんなのよこいつら!?」
「うぐうう…お、怖るべしギャルパワー」

「やめたまえ!レディ達」

「え?」
「はん?」

チャンチャララララ〜♪ チャンチャラララララ〜♪・…

「え?…こ、この曲はパッヘンベルの…」
「きゃあああ!!PELSONAさまだぁ〜」

「…あ、あいつが…『SS界のプリンス』PELSONAさん!?…このBGM、どっから流れてるんだ?」
「彗星の如く現れ…短期間のうちに次々と傑作を生み出した若き天才SS作家…圧倒的なセンスと卓越したテクニック…なによりその“独特の後味”で読者をメロメロにさせるという…。う、噂どおりの人ね」

「レディ達よ…キミ達の気持ちは痛いほどよく分かる。だがどんなクズでも彼もまた私と同じSS作家なのだよ!彼を侮辱するというのは、すなわちこの僕をも侮辱するということなのだ!…判ったかい?」

「ごめんなさいPEL様…あたし達が悪かった…」
「あんなゴミを庇うなんて、PEL様って人間が出来てるぅ」

「ちょっとまてこらっ!人をクズ呼ばわりしてることには変わりないだろうが!」
「…でもたしかにPELSONAさんと雀バルじゃあ、橋本真也とヨネ原人を同じプロレスラーとして括るくらい失礼なことなのかも…」
「ポ、ポニ子っ!おまえまで…」
「だって…本当のことだし…」
「ううぅ…」

「ははは!判ってるじゃないかポニ子くん。なら話は早い!…ポニ子くん、僕のアシスタントをやってみる気はないかい?」

「え?」

「移籍金、契約金を含めて5000万だそう。キミにはそれだけの価値があるんだ!キミの今の境遇はまさに『掃き溜めの鶴』!…ちなみにそこのウンチ君は『掃き溜めの屑』!“全てのレディの味方”である僕にはそんな事態を放っておくなんで出来ないよ」

「え!?え!?…ウ〜ン…そこまで言われると断れないかも…」
「ウ、ウンチ君だぁ〜!?…おのれぇ…小学校時代の私のトラウマを突つきおってぇ…ふざけるなぁ!そんな横暴、ポニ子が納得しても私が許さん!」

「フッ…授業中ウンコ退席の常連にしてウンチクばかりこねるキミには相応しい呼び名じゃないか?なぁ、レディ達?」

キャハハハハハ!

「ウンチ君だって〜」
「体臭も臭いからますますぴったりじゃん!」
「HNもウンチ君にすればよかったのにぃ」

「くぅぅ!!!!!き、貴様らぁ〜!!…ふん!今さらなんと呼ばれようとももう慣れっこだよ…けどな、ポニ子は渡さん!こいつとは大切な約束があるんだ!」
「……(大切な…約束?…)…」

「じゃあどうする気だい?…まさか力ずくでこの僕を止める気かい?」

「そのまさかだよ。…はぁああああ」

「…この構え…なるほど、確かにキミもこの技が使えたはずだね」

「食らえっ!SS流星拳!!」

*SS流星拳…一週間で5本以上SSを書くという恐るべき高速拳。(「俺もこの技使えます」って人は報告してね<笑>)

「…フン…甘いな」

はあ はあ はあ

「当たらない…どうして?」

「スピードなら僕のほうが上だからね。…この技の弱点は使用後に極端に創作意欲が減退して書けなくなるということだ…当然そこに隙が生まれる」

「……!」

「…手数だけじゃあね。もっと球種を増やすようにしたまえ。たとえばこんなふうに…PELSONASS幻魔拳!!」

*PELSONASS幻魔拳…SSを読ませることで相手の精神にダメージを与える最狂のSS拳法。前回の“神凪版”との違いは稀に(笑)ハッピーな幻覚も味わせてくれるコト(大笑)

「ぎゃああああああ!!!」
「ジ、雀バル〜!」

「…フフ…キミにはステキな夢を見せてあげるよ…ウンチ君♪」

「うへへ…繭〜…ストロベリーワッフルとシェィクを一緒に食べた私達は、やはり結ばれる運命だったんだね…ゲヘヘ」
「雀バル〜!目を覚まして〜!!これは繭ちゃんじゃなくて狛犬よ〜」

キャハハハ

「バカでえ〜こいつ」
「石に欲情してやがんの。さいて〜」

「ハハハ!どうだい、ポニ子くん?…この惨めな姿を見れば決心もつくだろう?」

「…………」
「はあはあ…繭のおっぱい…ちっちゃくてカワイイ…」

「さあ?僕と共に行こう!輝かしい未来へ!」

「…………」
「…ヘヘ…ええやろ?…そこがええんか?…はあはあ」
「…いいかげんやめんかぁ!」

ばこん!

「ぐぎゃあああああ!!」

どて

「…PELSONAさん!…なんて酷いことすんのよ!」

「殴って気絶させるキミだって相当ひどいと思うんだけど…」

「うっ!…うう……」

「キミの目を覚まさせてやるためだよ。…何故キミはこいつなんかに拘るんだ?たかが一次選考を突破したくらいで浮かれあがってるようなこのダメ男に…。2次選考で惨敗してキミまで笑い者になってっもいいのかい?」

「…まだ落ちるって決まったワケじゃあないでしょ!…もしコイツが最終選考まで残ったら…その時は土下座して謝ってよ」

「いいだろう。…ただし!もし落選すれば…」

「ええ、あんたの好きにするといいわ…」

「撤回する気はないんだね?…ここは神前だ、SSの神様に誓えるかい?」

「当然。…このポニーテールにかけて誓うわよ!」

「フフフ…結果発表が楽しみだよ…アデュー!ポニ子くん」

「“ポニ子”じゃないもん!」

  ・
  ・

「…お前ってホント演技が上手いなぁ…PELSONAちゃん」
「“ちゃん”はやめろ、ポン太。…それにあれは演技なんかじゃない。あれもまた俺の人格の1つさ」
「『ペルソナ』だっけ?…なんにしても、どうして憎まれ役なんか買ってでたんだ?」
「…見てられねぇだけだよ。このまま二人のらぶらぶ話をえんえんとやられたら、見てるこっちが恥ずかしいぜ」
「やきもち?」
「…SS幻魔拳!!」

ぴきーん!

「…ゆ、雪ちゃ〜ん!ハアハア…」

「薔薇色の夢でも見てろ!バカ!」

<卓手楠賞…二次選考>
>うとんたさん 『プレゼント♪』

をを!さすがは『澪ちゃん爆乳推進委員会』会員だぁ!(いつそんなもんできた?<笑>)
これさえあれば澪ちゃんもぷるるんのぽよんぽよんだね(大笑)

>サクラさん 『レッツ スピーク ア ワード』

澪ちゃんの最後の「ありがとう」…きっとテレパシーだね(笑)
「浩平フィンガー」はウケました♪

>はにゃまろさん 『MOON.PRELUDE 月の欠片』〜断章〜

1つの独立した作品として読みました☆めちゃめちゃかっこいいよ〜
詳しくはメールで送ります

>変身動物ポン太さん 『雪ちゃんの朝』

この前は少しだけどお話しできて嬉しかったです。そして約束どおり雪ちゃんSS♪楽しみ〜
…どれどれ?ふ〜む…
(真面目感想)ポン太さんのみさき先輩の解釈には時折ハッとさせられることがあります。寝坊だとかレズ(笑)とかじゃなくて…

・「家の中では私が一人で行動出来るようにしたいんだよ。」

…さりげないけど…ものすごい説得力を持たせた台詞ですよねぇ・・・感心

(不真面目感想)雪ちゃんの妄想は潜在願望の露出なのである。浩平が好きというのも実はみさき先輩の気を惹くためなのだ!彼女の想いが叶う日は来るのだろうか?(大笑)

>  『一陣の…風』

冬は寒く冷たい季節。南国育ちの私には内地の冬はキツイの。でも…だからこそ春の到来を嬉しく思えるんですよねぇ…。優しく、そして暖かい“輝く季節”…さあて、我らが雪ちゃんはそのステキな季節をどんなふうに歩んで行くのでしょうか?春は誰にだって訪れるんだからね♪

>『演劇部は大変だ!』その1

読みながら爆笑してしまいました。お約束ギャグのあらしの連打に私はKO直前です(笑)
私も絆が欲しい〜

>PELSONAさん 『innocent world エピソード8』

ちなみに私はあのCMがキライです。岡村にあんなふうに励まされるとかえってむかつくよ。…別にCカードの査定審査で落とされた腹いせじゃないよ(笑)
…え?違うの…○雪?ごめん、6/6の私はあのゲームやってないから(笑)

さて、愛する浩平を殺してシュン君は郁未たちの前に立ちはだかる!果たして二人の運命や如何に!?

…感想でしたね(汗)え〜と…
やはり今回の白眉は『不可視の力』の解釈でしょう。憎悪よりも愛情のほうが強いというなら、この狂った世界だって存在する意義もあるでしょうし。
それにしても、PELSONAさんの作品にはやはり独特の後味が…(笑)

>北一色さん 『替え歌』

この歌に目をつけてたとは・…さすがぺーさん!
個人的には浩平の歌だなぁ…ってずっと思ってたんで、同意見の方がいてすんごく嬉しいよ♪
『輝く時間を分け合った〜♪』のくだりなんかまさにそう。絶対にみさきさんへの心情だよね
必ず帰ってくる!って言ってたもんね…みさき先輩の時だけ<笑>繭の時は…ぷんぷ〜ん!(怒)
つーことでカラオケの時は是非歌わせてもらいま〜す…いいよね?(笑)

>サクラさん 『七瀬留美・暗殺計画 1』

昔、画鋲が足に刺さってるのにも気付かずに3日くらい過ごしたことがあった(笑)注射ですら泣くようながきんちょだったのに〜
連載、頑張ってください

>WTTSさん 『その頃…七瀬』

オフ会では声をかけてくださりありがとう♪カラオケには付き合えませんでしたけど、また機会があったらお喋りしましょうね♪
それから感想ありがとうです♪
をを!本編のシナリオと矛盾してない…お見事(そうか?<笑>)
七瀬がモロのビーナスと化す展開を期待してたのですが・・・(笑)

>狂税炉さん 『瑞佳とみずかと』 外伝(笑)

最近お気に入りのこのシリーズ。今回は番外編でしたね。
みずかのボケが冴えまくる冴えまくる(笑)浩平と突っ込みも的確で…瑞佳の嫉妬もわからんでもないよ(笑)

*私信…ポニ子についての質問の解答
あの男の子との関係については、たぶん最初で最後になるであろうポニ子SSで明かす予定です。
理不尽な解釈になるかもしれませんがご容赦を(笑)

>北一色さん 『BLUE LEAF』

青い…葉っぱ?う〜ん…どれどれ?
…ぶはあぁ!…繭のスクール水着!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はあはあ、卓手楠賞あげるよ(笑)

ちなみにTUBEは私も好き。コンサートにも行ったことあるし。
盆踊りみたいなメロディのへんな曲があるよね?アレが一番好き(笑)

>から丸さん 『幻想猫の魔法』三話

不自然というよりも独特の解釈ですね、新鮮ですよ♪
から丸さんは女性キャラの心情の描き方がすごくお上手。
「うんうん、この子が実際にいたらこんなカンジなのかなぁ」なんて考えながら読んでます♪
さて、気になる終わり方ですね。連載モノはこれからがキツイんですよ…頑張って(笑)

>北一色さん 『BLUE LEAF』2話

「絶海の死闘」って…怪獣映画のタイトルみたいだなぁ(笑)
繭を見捨てる浩平なんて嫌いだよぉ…今度SSで酷い目に遭わせてやるぅ(笑)
…を!澪ちゃんがお寿司握ってるよ(大笑)べらんめぇ口調で喋ってくれたら最高だね(笑)
サメは唐揚にすると旨いんだそうです<「鉄鍋のジャン!」参照>

>サクラさん 『七瀬留美暗殺計画』2話

*『誰も知らない…』
えっとですねぇ…某『SS神社』なる掲示板で得た情報によると…どうやらボ○になったそうです(笑)…あれ?それって『今にも…』のほうだったかな?今度神凪さんに訊いてみよう…私も続きが気になるんだよね。
それでは感想。
被害妄想進行中の留美ちゃん、それとも真犯人は実在するのか?
折原少年の出番は近い!かも(笑…嘘)
あいかわらず不幸だよ、留美ちゃんは…

>神楽有閑さん 『つなぎとめる想い』

これも以前読みましたね。「浩平さん」って呼び方が印象に残ったSSです。
それから舞ちゃんも登場(笑)今度は新作期待してるよ〜☆

*私信
必殺技の詠唱の台詞、あれは昔私が書いてたライトファンタジーからの転用です(笑)
「精霊達よ…我手に集いて七色の煌きとなれ…綺羅なる光の刃もて…」ってのが元です。

>ニュー偽善者Rさん 『来ない彼女と君の側』

「感想不用」といわれると書きたくなるなぁ(笑)
まあ、迷惑かもしれませんのでちょっとだけ…
「雰囲気がめちゃええです(笑)」…以上。
というのはあのBADED結構好きなんですよねぇ…なんか絵になるんですよ…
ああいう「カッコ悪い」振られ方って、う〜ん…好き(笑)

ONE猫のほうも頑張ってくださいです。目指せ100万話!!<そりゃムリだ〜!>

>いけだものさん 『雨の日』

1周年記念にはこの雀バル、惚れぼれしちまいましたよ(笑)今回も圧倒されるんだろうなぁ
どれどれ?…をを!
茜視点のSSとは…また難しい題材を上手く料理してますね。
らぶらぶっていいなぁ…うん、時代はらぶらぶだよ(意味不明)これからももっとらぶらぶ書いてくださいね

・どうでもいいこと 
愛々(誤植じゃないよ)傘…実は本編でも2度あったのよねぇ。どっちのシーンも印象深い。

・本当にどうでもいいこと
この前空き地で「里村茜ごっこ」(笑)してみました。すんげえヘンな目で見られて辛かったよ(笑)…茜の気持ちが良くわかった(嘘)

>幸せのおとしごさん 『思いよ届けなの』

オフ会ではどうもお世話様でした♪機会がありましたらまたお誘い下さいね☆

…文字じゃあ全てを伝えることは難しいのかもしれない…でもあきらめなければきっと…
文字の力だってたいしたモノだよ…少なくとも私はこのSS読んであったかい気持ちになれたからね
澪の気持ちが篭ってるんだからね…きっと届くよ。

…その時こそ…二人は…

>変身動物ポン太さん 『雨が上がった後で…』

でも雨は降るぞ…いつか(笑)永遠なんてないんだからね
その時こそ二人の思いの真価が試されるのよ。
まあ、それでもこの二人なら乗り越えちゃうでしょうけど…二人を見守ってるステキな仲間だっていることだし☆

>高砂蓬介 『茜色の姉妹 第1章』 「発生」

予告篇ありがとね☆楽しみにしてましたよ
…こりゃコワイわ(笑)私だって『燕バル燕』とかいう作家が突然ここに投稿始めて、それが私のSSよりオモシロかったらそりゃしょっくデカイや(大笑)

…とまあ冗談はそのくらいにして。
あいかわらずキレイな表現をしますねぇ…感心♪
特にラストの…

・そして二人は、またゆっくりと階段を上りはじめた。

本編の内容とマッチしててグー!こういう意味深な文章…書いてみたいよぉ
続き楽しみにしてます。「彼女の扉を叩くもの」(こちらはもっと期待)も頑張ってね

>YOSHIさん 『がんばれ南くん』その4

連載いっぱい持ってるねぇ(三つ)『SS三千世界』使えますね…確かに(笑)
二人の美女(?)に狙われる南ちゃん…うらやましいけどカワイソ。
どうやってオチつけるんだろ?このシリーズ…

>TOMさん 『超人バロムONE』弐話(後編)

バロムONEの必殺技…いろんな意味でイカス(笑)
勉強になりました、今後の参考にさせていただきます…ふふふ(なにを?)

>神楽有閑さん 『げんきだよ』

こちらも以前読みましたね。
みあちゃん、いい子だよ〜みゅ〜♪

「やめんかぃ!気色悪い」

ばきいいいい!!

ぎゃあああ!!舞ちゃん殴らないで〜

>GOMIMUSHIさん 『D.S』 2章 Act3

をを!ヴァーミリオンがアリザちゃんだったとは。さすがのシュンもてこずるはずだ。
アクションシーンもそつなくこなしてますね。いやさすがさすが
私もこーいうの書いてみたいなぁ

>北一色さん 『BLUE REAF』3

ガキの頃まる1日無人島で過ごしたことがあるんですけど…なんかその時を思いだしました。
潮が満ちて帰れなくなったんですよねぇ…ハラへって死にそうだった。
魚って火がなけりゃあ食べられないんですよ…実際

このシリーズ最大の見せ場(勝手に解釈)の「夜」がはやくこないかな〜♪(笑)

>WILYOUさん 『みさきロボ』(前編)

浩平ロボの次いでみさきロボですかい?(笑)住井も面白いもん作るなぁ
もちろん「おっ○みさいる」やりますよね?…というよりやるんだぁ!(命令)
みさき先輩のおぱいなら原爆クラスだよ(笑)

      <今回はここまで!…うう、感想のほうがSS書くよりも時間かかる(泣)>


「…以上の作品です。この中から最終選考への選出を決定しましょう」

ガヤガヤガヤ…

 ・
 ・

「…まあこんなところですかな」
「順当ですなぁ…しかし、なぜこの…なんと読むんですかな?…この作家は酷いですなぁ」
「全く…一次選考委員はなにを考えてるのやら」

「…ほう…見せたまえ」

「あっ!委員長!…でも、こんな小学生の作文レベルの・・」

「キミの意見は訊いていない。いいから見せたまえ」

「は、はいぃ!」

「どれどれ?…ほぅ…いいじゃあないか…私好みだよ」

「へ?」

「私はこの作品を推すつもりだ。…反対意見は?」

「い、いいえ!」
「さすが委員長!お目が高いですなぁ…私もこのSSには注目してたんですよ」

「ふふ、そうか。…ではこれで選考会議を閉会する。以上!」

<夕方…>

「…う〜っ…頭がズキズキするぅ…PELSONAさんひどいよ〜」
「まったくよねぇ…大丈夫?これ以上バカになったら日常生活に支障がでるわよ」 (←PELさんのせいにしてる人) 
「うう…慰謝料請求してやるぅ」
「……ねぇ?それよりさっき言ってた『大事な約束』って…」

バタバタバタ

「雀バルさーん!ポニ子ちゃーん!た、たいへんよー!!」

「あれ?中島さん(私のアパートの大家さん<笑>。親切な方です)」
「ポニ子じゃないもん!…どうかしたんですか?」

「こ、これ見てごらんよ!電報が」

「また勝手に人の手紙を読んだんですか?…おじーでも死んだの?」
「…これ…もしかして二次選考の結果?…み、見せて!」

「…………」
「…………」

「やったじゃないの、あんた達!…あたしゃいつかはやると思ってたよ…ほら、なんとか言ったらどうだい?」

「…………」
「…………」

ばここここん!

「いてえええええ!!…ポ、ポニ子、突然なにするんじゃあ!?」
「痛い?…夢じゃ…ないんだね…ヤッタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

だきぃ

「わっ!わっ!…コラッ!抱きつくなぁ!!」

「あれあれ…まったく見せつけてくれるよ…ホホホ」

    <続く…このSSはフィクションです>

↓ウチのHPの隠しページ。『SS神社』もあります

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/8321/newpage68.htm