ぼくらの冒険 投稿者: 雀バル雀
わはははは!

「う〜、うそじゃないもん!!」
「ばかだなぁ、みずか。UFOなんているわけないだろう。3年生にもなって、こどもみたいな事言うなよ」
「だって、むらやまくんも3組のあきなちゃんも見たって言ってたもん!」
「みずか…おとなになろうぜ。ゆめをみてていいのは二年生までだ。TVの見すぎだよ」
「『うちゅうけいじごっこ』ばかりしてるこうへいには言われたくないもん・…って、きゃああイタイイタイ」
「いつからそんななまいきな口がきけるようになったんだ?え?」

ぎちぎち

「イタイイタイ!…こうへい〜!!ゆるして〜!!」
「わはは!どうだ?新技のSTFのいりょくは?ぎぶあっぷしたらゆるしてやるぞ!」

ぎちぎち

「ぎゃああああ!!…ぎ、ぎぶあっぷ!!」
「おまえみたいなウソツキの言う事なんてしんようできないなぁ…そら!」

ぎちぎち

「ぎゃあああ!!」
「わはは!ウソは身をほろぼすんだぞ!」

ばこおおん!!

「ぐああ!!…だ、誰だよ!?…って、せんせい!?」
「浩平!!お前また長森を苛めて!!」
「ちがうよ!遊んでただけだよー。な?みずか」
「うええええん!せんせー」
「あ!コラ!せんせいに言いつけるなんてひきょうだぞ!」

ばこおおん!!

「ぐああ!!…た、たいばつはんたい…」
「うるさい!浩平…今日という今日はみっちりお灸をすえてやる!こい!!」
「わああ!!…ごめんなさ〜い!!」

<放課後…>

とたとた…

「まってよー!こうへいー!」
「うるさい!せんせいにチクりやがって!…おまえなんかもうぜっこうだ!」
「ごめんなさい」
「……」
「あやまるよ。…だからゆるして?」
「……」
「ね?」
「…わかった。ゆるしてやるけど、そのかわり」

どさ

「ぐえ!…こ、こうへい〜重いよ〜」
「うるさい。そのかわり、おまえはいっしょうぼくのこぶんだ!…かばんを持つくらいとうぜんだ」
「う〜…子分じゃないもん」
「ばか!こぶんのくせにくちごたえするんじゃない!いくぞ!」
「うえ〜ん、子分じゃないもん〜」
「わははは、てぶらのせいか、心もあしどりもかるいぜ!」

たたたたた


「あ〜ん!まってよー!走らないでよー」

とたとたとた

「おそいぞー!みずかー」

たたたたた

「にもつが重いんだよ〜!ゆっくりあるこうよ〜!」

とたとたとた

「やだよ!いそがないとガンダムが始まる…って・…え!!??」

どしん!!……どさ!

「いたいよ〜。急に立ち止まらない……って、どうしたの?」

「……」
「こうへい?」
「みずか……ぼく……ゆめを見ているのかな?」
「?」
「それとも…せんせいになぐられて…あたまオカシクなったのかな?」
「?…何を言ってるの?…空になにかある……って、えええええ!!!」
「……」
「……」
「……みずか…アレ…あの金色の…ぴかぴか光ってるの…」
「…UFOだ…よ……UFOだよUFOだよほんとにUFOだよ!!!」
「……あ!?」
「と、とんでっちゃった!!」

ばこん!

「い、いたいよ〜」
「みずかが大声だすから、UFOおどろいてにげちゃったじゃないか!!」
「ちがうもん!わたしのせいじゃあないもん!」
「うるさい!おうぞ!うらやまのほうがくだ」

               ・
               ・
               ・

「ちくしょう!みうしなったー!…みずかが走るのおそいからだ」
「かばん2つもあるんだもん」
「こぶんのくせにくちごたえするな!」
「子分じゃないもん!」
「とにかく、うらやまにちゃくりくしたみたいだ!さがすぞ!」
「ええ!!…だってだってもう夕方だよ!」
「そんなのかんけいない!UFOがにげたらどうするんだ!」
「でもでも、はやくおうちに帰らないとおかあさんが心配するもん!」
「だいじょうぶだ。…ははーん、おまえほんとはこわいんだろ?」
「えっ!……ち、ちがうもん!こわくなんかないもん!」
「むりするなよ。こどもははやくおうちにかえりな。ぼくがUFOをはっけんしてゆうめいじんになっても、いままでどうりにつきあってやるから」
「こどもじゃないもん!!」
「よおし、じゃあしゅっぱつだ。…みずか」
「なに?」  
「おまえをたいちょうとして、『ながもりUFOちょうさたい』を今からけっせいする!いいな?」
「え?わたし!?わたしがたいちょうなの?」
「そうだ。おまえにはそれだけのうつわがあるんだ。ぼくのきたいにこたえてくれ」
「うん!がんばるよ」
「よーし出発だ!…もくひょう『おうごんのうんこ』!」
「『おうごんのうんこ』?」
「あのUFOのこーどねーむだよ」
「やだあ」
 
<裏山にて…>

「ながもりみずかが〜♪うらやまにはいると〜♪」  
「こうへい…」
「おりはらこうへいも〜♪あとからはいる〜♪」
「ここから先、道がないよ〜。林だよ〜」
「みずかが林に入ると〜♪」

どん!

「きゃあ、こうへい、おさないで〜!」
「ひからびたヤモリがおそってくる〜♪」

ぽい

「きゃああ!!へんなモノ投げないで〜!!」
「ヤモリの次はゴキブリだ〜♪」
「いやあああ!!ご、ごきぶりがー!!」
「みずかは、すでではらい落とす〜♪」

ぐい

「いやああああやめてええ!!…う、うえ〜ん」
「ゆけ〜♪ゆけ〜♪ながもりみずか〜♪」
「うえ〜ん!こうへいのばかー!」
「どんとゆけ〜♪」
「えぐっ、ひっぐ、うぐぅ」
「わはは…これぞぼうけんだ」
「ううっ、ぐす…」
「なんだ?これくらいのことで泣くなよ。…もうしないから、な?」
「ぐすっ…ほんと?」
「おう」

 
「でも、あれってほんとにUFOなのかな?」
「『おうごんのうんこ』だよ!」
「どっちでもいいよ…ねぇ?」
「なんだ、いまさら」
「だって…ふつにかんがえたらUFOなんているわけないもん」
「こどもはゆめをもたなきゃだめだぞ」
「ね〜!やっぱりかえろうよ〜」
「ここまで来てひきかえせるわけないだろう。…いやならもうかえれよ」
「やだよ!一人じゃこわいもん」
「よわむしだなー。じゃあ、ついて来るしかないだろー」
「いやだよ〜、うちゅう人に見つかったらどうするんだよ?」
「だいじょうぶだ。うちゅう人なんてぼくがやっつけてやる!」
「…わたしを守ってくれる?」
「安心しろ。こぶんをまもるのは、おやぶんとしてとうぜんのぎむだ。」
「じゃあ、じゃあ、こうへいといっしょに行く」
「お、おい、あんまりくっつくな」
「えへへ」
  
  
「『おうごんのうんこ』をはっけんしたら、きっとぼくたちゆうめいじんになるな」
「そうだね。そしたらTVにもでられるよね?」
「あたりまえだ!きっとTVにでて、げいのうじんなんかとも話ができるぞ!」
「じゃあ、光GENJIにも会えるかな」
「あえるあえる。そうりだいじんやてんのうへいかにだってあえるぞ」
「ゆめがふくらむねよね」
  
           ・
           ・

「…暗くなってきたね」
「こわいのか?」
「うん…すこし」
「よし!じゃあ」
「『じゃあ』?…帰るの!?」
「バカを言うな!…ここまで来てすごすごとひきかえせるもんか!」
「…………」
「なんだよ?その目は」
「…ううん…」
「いくぞ!」
「うん…」
  
(数時間後…)

ぽつ ぽつ ぽつ 

「…………」
「わぁ!こ、こうへい!雨がふってきたよ」
「・・………」
「ねぇ、もう帰ろうよ!…UFOはあきらめようよ!」
「・・………」
「こうへい〜」
「…ごめん…みずか…」
「え?」
「…ぼく…うそついてたんだ……かえりみちがわかんなくなっちゃったんだよ…」
「えええええええ!!」
「ごめん…みずか…」
「どうするんだよ?…じゃあ、わたしたちもうおうちには帰れないの?」
「…………」
「…そんなのいやだよ〜!」
「…………」
「どうするんだよ!…こうへいのばか!」
「・・……うっ…」
「…?…こうへい?」
「……うっ…うぐぅ…ごめんな、ごめんなみずか…」
「…こうへい…」
「ごめんな…ぼくがへんにいじになったから…こんな目に…」
「…もういいよ。…だから泣かないで、ね?」
「…うぐぅ…ぐすっ…」
「わたしもひどいこと言ってごめんね…」
「……ぐすっ…うん…」
「…わたしこそごめんね…わたしがたいちょうなんだから、まよったのはぜんぶわたしのせいなんだよ」
「……・…」
「…だから泣かないで、ね?」
「…うん…ごめんな、みずか…」
             
              ・
              ・

「雨…やまないね…」
「うん…」
「…でも、ここならぬれないですむから大丈夫だよ」
「……」
「…雨がやんだら…帰り道をさがそうね?」
「……」
「…いま…何時かな…」
「……」
「……」
「……」
「……」
「…なぁ、みずか…」
「ん?…どうしたの?」
「…おまえ…どうしてぼくなんかとなかよくしてくれるんだ?」
「え?」
「…知ってるんだろ?…ぼくはおとうさんもおかあさんもいない…」
「それがどうかしたの?」
「…みずか…」
「わたしはこうへいといっしょに遊びたかったんだよ。おともだちになりたかったんだよ」
「・……」
「こうへい泣き虫でさびしがりやだけど…だけどほんとはやさしくておもしろいから、だからわたしはこうへいと…」

がさっ

「え?」
「い、今音がしたよ!?…だれか来たのかな?」

がさっ がさっ がさっ がさっ

「ほら、やっぱり足音だよ!…こうへい、わたし達助かるよ」
「ま、まてよ!…」
「どうしたのこうへい?」
「こんな山おくに人が来るわけないだろう?…もしかしたうちゅう人じゃあ…」
「ええええ!」
「ばか、おおごえだすな!」

がさっ……がさっ がさっ がさっ

「わわわ…こ、こっちに気付いたみたいだよ、どうしよう!」
「……」
「う、うちゅう人に捕まったら…どうなるの?」
「…きっとうちゅう人の星につれてかれちゃうんだ…この前やおいさんがTVで言ってたんだ…」
「いやだよ〜 こ、こうへい逃げようよ」
「……」

がさっ がさっ がさっ がさっ

「ねぇ!こうへいってばー!」
「……」

がさっ がさっ がさっ がさっ

「早く逃げようよ!」
「…みずか…先に行けよ…」
「え?」

がさっ がさっ がさっ がさっ

「こうへい、どうしたんだよ?」
「…ぼくがうちゅう人をここでくいとめるから…みずか、お前ははやく逃げろよ」
「ばか!こうへいみたいな弱虫がうちゅう人に勝てるわけないよ」
「このまま二人ともうちゅう人に捕まってしまうよりはマシだろ?」
「いやだよ!こうへいが逃げないんならわたしも逃げないもん」
「…こぶんのクセに、おやぶんの言うことが聞けないのか!」
「わたしはたいちょうだもん!…たいいんを守るのはたいちょうのぎむだもん!」
「…みずか…」

がさっ がさっ がさっ がさっ

「…さよならみずか…由起子おばさんによろしく!」

ばっ

「こうへい〜!!」

だっだっだっ

「しねぇ、うちゅう人!!…おりはらキッーーーク!!!」

ばきい!

「うがぁ……んあ〜、なにするんじゃあこのガキ」

「わわわ…ぜんぜんきいてない〜」
「こうへいー!にげてー!!」

「夜遅くに、こんなとこでなに遊んでるんだ! んあ〜お前たち名前は?」

「うわ〜!離せ〜!!このヒゲ星人め〜!」
「こうへい〜!!」

「んあ〜、失礼な連中だなぁ…両親に突き出してやろうか?」

「え?」
「こ、こうへい……その人…う、うちゅう人じゃないみたいだよ」

「『うちゅう人』?…んあ〜、何の遊びだ?」

「だ、だまされるなみずか!こんな山おくにぐうぜん人が通りかかるなんてことがあるもんか!…正体をあらわせうちゅう人め!」

「わはは!…ワシが宇宙人?小僧、マンガの見すぎだぞ」

「うるさい!うちゅう人はみんなそう言うんだよ」

「だいたい『山奥』といっても…お前達ここがどこだか分かってるのか?」

「え?」
「だっ、だってわたしたち何時間も…」

「んあ〜ここは高校のすぐ裏の雑木林だぞ」

「…な、なんだって〜!」
「え〜!」

「もしかして…お前達迷子なのか?」

「……」
「……」

「んあ〜どうした二人とも…お、おい?」

ばっ

「うわあああんん」
「こ、怖かったよ〜!!」

「おうおう…分かったから二人とも泣くな、な?…お家に連れて帰ってやるから」

             ・
             ・

(数年後…裏山にて)

たったったっ…

「は〜ん、遅れちゃうよ〜」
「負傷した七瀬が足手まといで間に合わねぇ!」
「ケガさせたのはあんたでしょうが!!…それにしてもよくこんな抜け道知ってるわねぇ」
「子供の頃偶然見つけたんだよ」
「『おうごんのうんこ』捜索の途中でな」
「なによそれ?」
「懐かしいね。…浩平が付けたUFOのコードネームだよ」
「UFO?」
「隣町にヘリポートがあるだろ?ここの上空を通過する時、たまにヘリに西日が全反射してぴかぴかに輝いて見える事があるんだ。…長森のバカがそれをUFOと勘違いしやがってな。…『ながもりUFOちょうさたい』なんてもんまで結成して俺まで巻きこんでここでUFO捜索なんてやらかしてな…」
「違うもん!勘違いしたのは浩平だよ!それに浩平が無理やりわたしを誘ったんじゃないの!」
「しかも迷子になってな…なんせ子供の頃だったんでこんなちっぽけな山でも富士の樹海くらいだだっ広く思えたんだよ。…あのあとこいつがわーわー泣いて大変だったぜ」
「う〜違うもん!違うもん!…わーわー泣いてたのは浩平だよ!」
「幸いにもウチの高校の教師が偶然通りかかって保護してくれたんで、無事に済んだけどな。…全く世話の焼けるやつだよ」
「浩平には言われたくないもん!!」
「ふ〜ん…昔からあんた達ってこんな感じだったのね…なんかうらやましいな…」
「?…七瀬さん今なんか言った?」
「う、ううん!…それより早くしないと遅刻するわよ」
「そだね…急ごうよ、浩平」
「おう!」

  <おしまい>


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あるてみす2 『自分』    

(前回まで…ELPODVに叩きこまれた雀バル雀。彼がそこで見たものは!)

「な、なんだ!?このボケ面野郎は?」
「ふふ…私は私…もう一人の『雀バル雀』さ」
「バカを言うな!!私はこんな野茂みたいな顔してないぞ!!」
「ふふ…人はえてして自分というものを知らない。これからお前の本当の姿を教えてやる」
「……こ、これは!?」
「分かってるんだろ、お前が書き散らしてきたSS達さ」
「うがぁ!や、やめろー!!…イヤだーー!!」
「恥ずかしい?」
「恥ずかしいに決まってるだろ!…どうしてこんなコトするんだよ!」
「ふふ…過去のSS達の復讐さ。お前は彼らに謝罪しなければならないんだ」
「う、うるさい!私のSSのクセにぃ生意気だぞー!」
「反省したかい?」
「誰がそんなもん!」

…………

(続いて…MINMESV)

…………

「これは……・SS?」
「そうだ…タクSSコーナーの新作SSだ。…どれどれ…」

>うとんたさん『海へ行こう』
あう〜繭がぶるまだよ。(笑)でも繭って小学生だったの?
なんか季節はずれ(そうでもないかな)なネタだけど、私は結構好きだな
うとんたさんペース速いし、もっとたくさん読みたいなぁ

>PELSONAさん『SA・YO・NA・RA』
実は私は電話の主は****だと思ってたんだけどな(笑)まあ、PELさんだからこのまますんなりと終るとも思えないし。タイトルの意味も気になる。
しかし、やっぱりPELさんのSSは独特の後味が…(笑)

>まてつやさん『続・おめかし』
繭の巫女さん姿も見てみたいなぁ(切実)
はぅ〜…繭、俺の天使〜♪(笑)

>PELSONAさん 『innnocent world』 エピソード6

ええ!『最終決戦』!?…もうすぐ終るんですか?全百話という約束は嘘だったんですか?(笑)
ひどいです!繭と浩平のラブシーンだってまだ出てないじゃないですか!(笑)
晴香もなんか死にそうな予感がするし…(笑)ひどいよ〜

>てやくのさん『光と影』
あの…『光』はともかく『影』は?(笑)
いまんとこドタバタコメディという気が…
「Hi Rose」=「HIROSE」には笑ったなぁ

>かっぺえさん『変わり行くいつも』後編

この前はメールありがとうです!
C子ちゃんが結構カワイイんで好きな作品なんですよ、コレ
いいんじゃないですか、こういう終り方も。私は結構好きですよ
これの前日談(つまり浩平が消えちゃう)SSもあるんですかね?
それでは!そのうちかっぺえさんのHPも遊びにいきますんで

>北一色 『ONE英雄伝説3』

艦隊戦の描写がお上手ですね。見習いたいものです(汗)
しかも艦の名前がこっててすばらしい!
七瀬じゃなくてナナセの猪武者っぷりも面白かったなぁ

>うとんたさん『永遠横断ONEクイズ』
またまたてやくのさんだ♪ハイペースですねぇ
早く人間になりた〜い♪アニメの主題歌なんて、よく知ってますね(笑)
さて、葉子さん23歳で少女って…おっと、前このネタ書いて酷い目にあったんだっけ(汗)
しかし、この調子で進んで行ったらニューヨークにたどり着くのは果たして何時?

>WATTSさん 『一方その頃…広瀬 5話』

真希ちゃんへの愛にあふれてますねぇ(笑)
結構いい娘じゃん、真希ちゃん。
そういや確かにあのスカートの脹らみは不自然といえばそうかも

>PELSONAさん 『全國甘味王選手権』

……くっ、私はちゃんと感想かくぞ(笑)

どうして「国」じゃなくて「國」なんですか?…以上!(笑)

>PELSONAさん  『全國大食い選手権』

……か、書くぞ、感想!(笑)

みさき先輩なら番組ウケすると思うんだけどなァ(ルックス、意外性、盲目、ボケたコメント)

>PELSONAさん 『パッへんベルの…』

ああ、あの曲ね。…私のカラオケの18番さ。


…冗談だよ。
もちろん知ってるよ。「がぶのみしたいときー!」のCMのバックで流れてるバロックの名曲だよね。
ウチの電話の呼び鈴もこの曲だしね

あ、感想まだだったね…ん〜と…

>うとんたさん「永遠横断ONEクイズ」

あぅ〜頑張れ、うとんたさん。PELSONAさんに負けるなー(笑)
浩平の「お前はふられたんだ」には大笑いでした。
しかし、やっとクイズが始まりますねぇ
次回も楽しみにしてます

>奈伊朗さん「繭の特別なみゅー 5」

はじめましてです。奈伊朗さんがご無沙汰してる間に、ここでご厄介になっている雀バル雀という者です
どうぞよろしく!
んー感想ですけど、とりあえず4までリーフ図書館で読んでからね。

>PELSONAさん 『なぜなにONE 番外編』

またですか(失礼)…このところ与田並(森田でも可)の登板間隔ですね(笑)
勉強になりました。 茜おねえさんの無愛想なところが実は結構好きなんです、続けてね♪

>神野雅弓さん 『〜果てしなき思いそして〜』

はじめまして!
「会話だけSS」…私なんかもうそれだけで何本書いてるんだろう(笑)
タイトルだけみたらシリアスSSかと思ったんだけど…
どたばたしてて、なんか楽しかったな♪

>いけだものさん 『いざ!お見舞いへ!』中篇
感想ありがとうです!
おや?ついに茜ちゃん登場ですか
しかし今回の主役はどう考えてもこの二人(笑)イイコンビやなぁ
ミルク粥って、旨いのかな?

>雫さん「おやこ」
おひさしぶりです!雫さん
「おかあさん」&「むすめ」に繋がるお話ですね
後で感想のメール送ります♪

>うとんたさん「別れ、そして」
こちらもめーるで送ります♪

(あわわ!テレホタイムがもうすぐ終了!ごめん、今回はここまで!!!)

「……はぁ…なんでみんなこんなに面白いSSが書けるんだろう?…」
「それに引き換え…私は……」

…………

(数日後…ELPODにて…)
「だいぶこたえたみたいだな…」
「……ああ……」
「でも、まだまだ謝罪してもらわねばならんぞ」
「……なぁ?…お前は私なんだろ?」
「そうだ」
「おかしいじゃないか?…私がこんなに落ちこんでるのにお前は元気だなんて・・・」
「そりゃそうだ。…私はお前のいわば『本性』だからな」
「?」
「人間の心はよく出来ていてな、どんな事態でも一応は受けとめられる。…『しかたがない』『運がなかった』『これが現実なんだ』などと考えることによってな。…そうやってデリケートな自分を守ってる」
「??」
「表面の人格を傷つけ、自虐を繰り返すことで自分の『殻』をより強固なものとする、そうすればより悲惨な現実にも耐えられるようになる。これが属に言う『強くなる』という事だ。……その『殻』の内側、つまり『本性』は外部の刺激をほとんど受けない、よってほとんど変化しないから普通はそれが殻を破って表面に出ることはない」
「……」
「だがな、たまに自分の殻を窮屈に感じる程肥大した本性を持つ人間がいる。きっかけさえあれば外に飛び出しかねないのがな」
「なんだと?」
「人間の本性というのはそりゃあ生物の本能に忠実でな、まあこんなもん剥き出しにしてたらとてもまともな社会生活なんて不可能。…もっとも、そんな例はほとんど無い。現代人の『本性』とはそれほどまでに弱化している」
「……」
「しかし、『殻』そのものを破壊する方法があれば別だ。『殻』…つまり表面の人格を弱らせ、『本性』に奮起させればそれは可能となる。」
「なに!?」
「雀バル雀がいくら精神的なダメージを受けても傷つくのは『殻』であるお前だけ、そしてこのELPODVは人間の『本性』に直接影響を与えて特化させる事が可能。ようするに私がお前に取って代わる事も出来るわけだ」
「冗談じゃねぇ!そんなことがあってたまるか!!」
「ふふふ…”俺”のように利己的な『本性』を抱えているあんた自身を恨むんだな。ははははは!」
           *
「ELPODV内被験体『J』、…『解脱』に成功しました!」
「へえ…意外な収穫だったね。可能性は数%も無かったのに。…まあ、SS書きよりも『兵器』としての才があったわけだ。」
「かなり強烈な思念の持ち主です。『性欲』と『破戒衝動』の塊ですね。」
「扱いやすそうでいいじゃないか。…一応『蓋』は閉めといてね。」
「了解…被験体『J』…S-Plug書き込みます」
「こういうの、ホントは趣味じゃあないんだけどね…僕らの崇高なる野望の為にはしかたがないんだよ。……これでまた郁未に嫌われちゃったかな」
                <続く>

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/8321