たいせつなもの 投稿者: 雀バル雀
むかしむかし、あるところに夫婦がおりました。
彼らは貧しく、朝から晩まで働けど働けどいっこうに暮らし向きは楽にはなりません。

「ねぇ、浩平起きてよ〜。もう朝だよ」
「う〜ん…あと3半刻だけ寝かせてくれ…ぐー」
「だめだもん!早起きは三文の得なんだよ!」
「う〜…たかが三文くらいいいじゃねぇかぁ…」

…まあ、こんな調子で二人は貧しい暮らしの中で精一杯頑張ってました。
これも、厳しい生活の中でも決して笑顔を絶やさない奥さんのおかげです。
彼女のおかげで男もどうにか希望を棄てずに生きてこれたのですから。

しかし、ある年の暮れに…

「はあ…世間はクリスマスだと浮かれているのに、俺は瑞佳にプレゼントの1つさえ買ってあげられないなんてなぁ…」

男は愛する妻に、日頃の感謝の気持ちを込めて素敵なクリスマスプレゼントを贈ってやりたかったのです。
けれど、年を越すのさえやっとという程貧乏でしたから、もちろんそんな余裕はありません。
自分の甲斐性の無さを男は嘆きました。

「ちくしょう!金さえあれば!……こうなったら!」

男は思いつくや否や、無け無しの生活費を掴むと家を飛び出しました。

目指すは…そう!

「おばちゃん!3枠ながしに全額!!」
「はいよ」

今年最後のG1レース、有馬記念に男は全てを賭けたのです。だが…

「……ちくしょう!●川の予想に頼った俺がバカだった!!」

大●の予想は大外れ、プレゼントを買うお金どころか今後の生活費さえ手元に残りませんでした。


その日は満月で、聖夜に相応しい明るい晩でした…

「あ〜あ…瑞佳になんて言おう……」

自棄酒で酔っ払いながら、ふらふらと歩いているうちに、いつのまにか町外れの川まで来てしまいました。

「……」

男が思いつめた様子で川を眺めていると…

「随分と落ちこんでいるみたいだね?」

まだ若い一人の僧侶が人懐っこい笑顔で近づいてきます

「僕でよかったら相談に乗るよ?」
「……やめておけよ、持ち合わせなんて無いぞ」
「いやいや、御仏の慈悲に叶う事だからね。御代など要求しないよ」

「……実はな…」

男は僧侶に洗いざらい打ち明けました。

「…なるほど…そういうことかい…」
「畜生…どうして俺はこうも貧乏なんだ!」
「……」
「金さえあれば!…金さえあれば、あいつに新しい反物だって買ってやれるのに!…俺みたいな不甲斐ない男と結ばれたばかりにあいつに苦労させて…」
「……」
「畜生!金さえあれば、俺はあいつを…どうしてなんだ?…くそっ!」

『お金さえあれば、大好きな妻を幸せにしてやれるのに』
そう思うと男は悔しくて涙が出てきました。

それを見て、すこし考え事をしたあと、僧侶はこう言いました。

「…分かった。お金さえあればのかい?」
「あん?」

僧侶は右手の尺杖を構えると、しばらく何事か念じています。
それを男は神妙そうな顔つきで眺めていました。

やがて、僧侶は唱えるのをやめ、こう命じました。

「いいかい?今度月が雲から顔を覗かせた時に、できた君の影の股間のあたりを掘ってみるといい。…そうすれば今後君が貧乏することはないはずさ」
「へ?」

狐につまれたように呆けた顔をしている男を見ると、僧侶は、くすり、と笑いました。

「でもね、それで君がほんとに…」

僧侶の言葉が終らないうちに、ふっ、と月明かりが雲で遮られ…そして月が再び現れた時には不思議な事に僧侶の姿はもうありませんでした。

あまりの事態に男は戸惑いました。
しかし、半信半疑ながらもとりあえず僧侶の言うとうりにしてみることにしました

ざく ざく ざく

「はあはあ、いったいここに何が……ん?……こ、これは!?」

なんと!そこには2つの大きな金の『玉』が埋まっていました。
男はさっそくそれを換金し、莫大なお金を手に入れました。

もう、貧乏な生活とはおさらばです。
      

「瑞佳ー!プレゼントだぞー!」
「わあ!こんな高価な着物を!…浩平また無駄遣いして…」
「ははは!…いいじゃないか、金なんて腐るほどあるんだからなぁ」
「……」

…確かに暮らしは裕福になりました。
もう、昔のように生活に困るようなことはありません。
食事も住居も最高の物が用意され、召使を大勢雇って仕事も全て彼らに任せ、毎日遊び呆けていました。
それは誰もがうらやむ、夢のような生活でした。

だけど、奥さんの顔からは日に日に笑顔が消えていきます。
かつての貧しくとも笑い声に満ちた暮らしはすっかり影を潜め、代わって毎晩放蕩を続ける男の下卑た笑い声が
響くようになりました…

「わははは!…みんな、今日は俺のおごりだからな!じゃんじゃん飲め!」
「きゃーっ!ご主人様素敵ー!!」
「ははは!晴香ちゃんも素敵だぞ」
「由依、酔っ払っちゃいました〜」
「おうおう、じゃあ俺と一緒に寝ようぜ、な?」
「いやん…旦那様目つきがいやらしいですぅ」
「浩平様、こんな貧乳ほっといて私とイイコトしません?」
「い、郁未ちゃん!『イイコト』ってなにかなぁ?」
「ふふふ…な・い・しょ。答えは寝室で、ね?」
「ちょっと郁未!ご主人様はの今日のお相手はあたしよ!」
「違いますぅ、由依ちゃんです」
「わはは!俺様がみんな平等に可愛がってやるぜ!」

人の心とは弱いものです。
あれほど一途だった男の瞳も今ではすっかり曇り、毎日の自堕落な生活は男の精神を退廃させてしまいました。

「がはは!俺様はキングだ!!」

しかし…
この様な生活はいつまでも続くものではありません。
浪費が更なる浪費を生み、莫大な財産も遂にすっからかんになってしまいました。

気付いた時には後の祭。
財産目当ての取り巻き達は潮が退くように消え去り、残ったのは元のボロ屋と莫大な借金…そして、疲れ果て笑顔を忘れた奥さんだけでした。

男は激しく後悔しました。

「ああ!俺はなんて愚かだったんだろう…お金なんて使ってしまえばそれまでじゃないか!そんなあたり前のことさえ気付かなかったなんて…」

しかし、いくら後悔しても失ってしまったものは元には戻りません。


ある日の晩…
男が酔っ払って歩いていると、町外れの川辺リにたどり着きました。

「ここは…いつかの…」

以前僧侶に出会った時と同様に、その日も満月の明るい夜でした。

時折月が雲に隠れて、そして再び月光があたりを照らし始めた時…

しゃらん!

なんと!尺杖の音が響くと同時に、月明かりに照らされた僧侶が姿を現したのです。

「お、お前はあの時の…」

あの日から10年以上も経ったというのに、僧侶はあの時の若いままの姿でした

「やあ、ひさしぶり」

まるでひさしぶりに出会った友人に声をかけるような気軽さで僧侶は話しかけてきます。

「…あまり元気が無いみたいだね。どうだい?幸せにはなれたかい?」
「この様子を見りゃ察しがつくだろ!…金なんていくらあっても幸せにはなれねぇって事が身にしみたよ」
「そうかい」

笑顔で話しかけてくる僧侶に、男はいつしか心情を告白しはじめました

「…金回りがよかった頃は俺もいろいろと面倒を見てやったのに、連中ときたらこちらの懐が空っぽになればあっさりと……『金の切れ目は縁の切れ目』とは良く言ったもんだ!もう俺は金輪際人間なんて信用しねぇ!」

「……」

「いっそのこと全てを棄てて楽に生きたい…こんな腐った人の世を去ってどこか平穏な場所で安らかに暮らせたらどんなに素晴らしいだろう」

「じゃあ、そうするかい?」

「…へ?」

僧侶はまるで食事にでも誘うかのように平然と言ってのけたので、男は唖然としてしまいました。

「君がホントに望むのなら、僕がそれを与えてやってもいいよ」
「ま、マジで言ってんのかよ!?」
「ああ…ただし条件があるんだけどね」


僧侶の言った条件…

それは『ここから5里程行ったところにある層界山という山で、3日間下山せずに過ごせたら』というものでした

『層界山』…そこは標高も低く緩やかな山でしたが、「冥界への入り口」と称され誰も近づかない禁忌の場所です。

男も怖いとは感じていましたが、もう失うものの無い彼は迷う事無く山へ入っていきました。


1日目の夜…
男が山の頂上で瞑想していると、どこからともなく美しい女たちが現れました。

「ねぇ、こんなところで何してるの?」

女は優しく声をかけてきます
しかし、男はその声を無視しました。
この忌まわしい場所に女が現れるとしたら…それは魔物が人間を妖かすため姿を変えているのに他なりません

「無視するなんてつれないよ〜」
『お返事するの』
「みゅー!」

「…………」

「ねえ、こんな辛気臭い場所で座ってるのもバカバカしいよ。遊びに行こうよ?良いお店知ってるんだ」
『カワイイ女の子がいっぱいなの』
「みゅーっ♪」

「…………」

「ごちそうもいっぱいあるよ。食べ放題なんだよ」
『お寿司もあるの』
「てりやきばーがー♪」

「…………」

美女達は懸命に男を誘惑しましたが、既に俗世の欲望に感心を失っている男にはなんも効果がありません。
やがて空が白み始める頃、女達は諦めて姿を消してしまいました。


2日目の夜…
昨日と同じ場所で瞑想していると、今度は鎧姿の勇ましい武者が現れました。

「ちょっとそこのあんた、誰に断ってこの山に入ったのよ!?ここは神族の領地なのよ!汚らわしい人間風情が勝手に入ってはいけない場所なの!」
「うるせえ、そんなこと誰が決めた!」
「むかぁ…人間風情がぁ」

ばきい!

「うがああ!!…な、なにしやがる!この野郎!!」
「こんな美少女相手に『野郎』とはなによ!?謝んなさいよ!」

どがしい!

「ぐあああ!!…び、美少女…誰が美少女だぁ?」

ばきいいい!!

「うぎゃあああああ!!!」
「人間のクセに生意気なぁ、ぶっ殺してやる!!!」

それから男は一晩中武者に殴られつづけました
阿鼻叫喚が山々に響き、その悲鳴のおぞましさにに山の動物達は皆震え上がったといいます…
だが男は顔が原形をとどめない程痛めつけられても、決してギブアップしませんでした。
それほどまでに男の決意は固かったのです。

やがて空が白み始め、武者は諦めて何処かに立ち去って行きました。


そして三日目の夜…
今日が約束の最後の日、いやおうなしにも気合がはいります。
前日と同様、山頂で一心不乱に瞑想を続けていました。

前日以上に苦しい試練を覚悟していたのですが、意外にもその晩は何も起きずにただ時間だけが過ぎて行きます。

そして、もう半刻で夜明けという時、突如眩い茜色の光とともに美しい容の菩薩が現れたのです。
そのあまりの神々しさに男は我を忘れて見惚れていました。

「3日間よく頑張りましたね…。あなたの決意の程を験していたのです」

菩薩は静かに語りはじめました。

「1日目はあなたが世俗をどれだけ断ち切れたのか?2日目はあなたの覚悟がどれほどのものなのか?…そして3日目はあえて何も起こさずにいました。」

「……」

「…えてして人は、苦しい時には自分自身を律する事が出来ますが、一度平穏に触れればたちまち謙虚さを失ってしまう。…もしそんな人間に永久の平穏を与えたとすればたちまち堕落し増長してしまいます。……ですが、あなたなら大丈夫でしょう。…今日の様子を見て安心しました」

「そ、それじゃあ」

「はい、約束のとうりにあなたをに人の業から救ってあげましょう。苦しみの無い世界へ導いてあげます」

菩薩の言葉を聞いて、男は喜びました。

「…ですが、そのためには人としての縁を全て絶たねばなりません。…それでもよろしいのですね?」

『人としての縁を断つ』、その言葉に男は一瞬戸惑いました。
友人も知人もとうの昔に全て失いましたが、男にはまだ奥さんがいるのです。
残された彼女のことを思うと胸が痛みました。

しかし、男の決意はそれで揺らぐことはありません。

その代わりに、せめてこの世界から立ち去る前に一目彼女の姿を!と男は願いました。

菩薩はその言葉を聞き容れ、不思議な手鏡を与えました。
その手鏡は、持ち手が望んだものならなんでも映し出すという物です。

男が手鏡を手に取ると、奥さんがじっと座っている光景が映し出されました。
町一番の美女と詠われた面影は既に無く、疲れ果てた姿で…

その顔にはかつての輝くような笑顔の代わりに、悲しそうな諦めたような笑みを浮かべて
流れるように美しかった御髪には白いものが混じっています

「……瑞佳」

男は後悔しました。
本当は心の安らぎなどどうでも良かったのです。
ただ、奥さんの痛ましい姿を見てるのが辛かったから…
自分のせいで彼女をこんな境遇にまで貶めてしまったその罪の意識から逃れたかっただけなのです。

耐えられずに手鏡を返そうとした時、手鏡から彼女の声が聴こえてきました…

「……」

改めて男が手鏡を覗くと、何かを呟きながら、両手で古ぼけた櫛を撫でている奥さんの姿がありました。

「…その櫛は…」

男はその櫛に見覚えがありました。
昔…夏祭りで奥さんに買ってあげた安物の櫛です。
奥さんは金持ちになった後でも、男がどんな高価な櫛を買い与えても決してこれだけは手放そうとしませんでした。

男はふと、何故奥さんがそれほどまでにこの櫛にこだわるのかを知りたい、そう思いました。

すると、手鏡の光景が変わり始め、今度は別の光景を映し始めたのです。

「…これは…夏祭りの……櫛を買った時の…」

まだ結婚する前の若い二人がそこにいました。
二人ともお祭りだというのに粗末な格好で…だけどその表情は笑顔で、幸せに満ちていました。

「こんな頃もあったんだな…」

男が出店で櫛を買い与えました。

「あんなオモチャみたいな櫛でバカみたいにはしゃぎやがって…」

でも、後にどんなに高価な鼈甲の櫛を買い与えても、奥さんがこんなに喜んでくれたことはありませんでした。

そして、手鏡から二人の会話が流れてきました…

(「なあ、瑞佳…」)
(「なに?」
(「俺はこんな安物の櫛しか買ってやれないほど貧乏な男だ…」)
(「……」)
(「お前を嫁にしたいと申し出ている輩はいくらでもいるだろ?…もっと地位も財産もある男と結ばれたほうがお前は幸せになれるはずだ」)
(「浩平…」)
(「別れよう…。この櫛は俺からの餞別だ。瑞佳、幸せになってくれ!」)

(「……嫌だよ…」)

(「瑞佳…」)
(「わたし嫌だよ!…だってわたしは浩平じゃなきゃ!…浩平じゃなきゃ…」)

パリン!

男は手鏡を地面に叩きつけると、菩薩が止めるのも聞かずに一目散に山を下って行きました。
号泣しながら…

       ・
       ・

…目が覚めると夜空に満月が浮かんでいました。

「?…ここは…町外れの川辺リじゃねぇか!?…どうして俺はここに!?」
「浩平、目が覚めた?」
「…み、瑞佳!?……お前どうして?…」
「どうして?じゃないよ〜…夜遅くなっても帰って来なかったから心配したんだよ!」
「へ?」

よく見ると男も奥さんも10年前の若い姿でした。
そう、あのクリスマスの晩のままです。

「…じゃあ…いままでのは全部…」
「なに寝ぼけてるのよ?…それよりもこんな所で寝てたら風邪引くよ」

その日は満月で、聖夜に相応しい明るい晩でした…
月明かりに照らされた奥さんの顔を、男はじっと眺めています。

「どうしたの?…お金のことならもう怒ってないよ」
「なぁ、瑞佳」
「ん?」
「今日は…クリスマスだよな?」
「そだね」
「…じゃあ、プレゼントをやる!」
「え!?…ちょ、浩平!」

男は奥さんの唇にキスをしました。

冬の川辺リは寒かったけれど、ふたりはそれからずっと抱き合っていました
満月の下で…


年が明けても相変わらず二人は貧乏でした。
けれど、二人は幸せでした。

どんなに働いても、やっぱり二人は貧乏のままでした。
けれど、二人の家からは笑い声が途切れる事はありませんでした。

いつまでも…

    <おわり>

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あるてみす1  『価値』

(前回までのあらすじ…FARGOによって攫われた雀バル、ポニ子、そしてSS作家さん達。さあ、どうなる?)

「班長、こいつどうします?この程度の能力では戦力にはとても…」
「雀バル雀か…しゃーない、燃えないごみとして処分しろ!…連れの女のほうは『精錬の間』に連れて行け」
       *
「う〜ん」
「気付いたみたいだね…雀バル雀君」
「ここは…?私は確かさっき……はっ!そういえばポニ子は!?」
「彼女は君を棄ててここから脱走したよ。…あれだけの能力を保持しているなんて、予想外だったね」
「そうか…(逃げ延びてくれよ…ポニ子)」
「他人の心配している余裕はないと思うよ。…僕が助けなければ君は処分されるところだったんだからね」
「てめえらに利用されるくらいなら、ごみとして捨てられたほうがマシだ!」
「そうかもね。そのほうが多分楽だと思うよ。……君達、彼を『精錬の間』へ案内してあげて」
       *
「君の相手は彼女達にしてもらうよ」
「……!…こ、こいつら…鈴木その子にサッチーじゃねえか!!」
「どうしたんだい?君はデータによると年上好みだそうじゃないか?」
「そ、それにも限度が……うわあああ!!く、来るなァ!!!」
「ふふ…じゃあ、僕に協力してくれるよね」
「ふ、ふざけるな!誰が貴様などにぃ!」
「……やれ!」
「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!」
        *
「…………」
「なんて目をしてるんだい?…僕を恨むなら筋違いだよ」
「…………」
「協力してくれたら、こんな目に逢わずにすんだのにね」
「・・………」
「さあ、書いてくれるよね。……僕と郁未のラブラブSS」
「だ…だれがそんなもん…書くかァ……い、郁未は私のものだぁ…」
「君は繭好きじゃなかったのかい?」
「繭も郁未も晴香も澪も長森も広瀬も深山先輩もポニ子も佐藤藍子も全部私のものなんだぁ…」
「…やれやれ、バカには勝てないよ。」
         *
(数日後…)
「さらに新たにSS作家を確保しました。洗脳が終了次第、計画を実行いたします」
「そう…」
「これがデータです」
「どれどれ」
     
  『極秘資料 SS-Files Vol.2』(敬称略)

>北一色『ONE英雄伝説2』
今回の反乱軍の意外な健闘には驚いた。スミイにアレほどの機知があったのかと思いきやアイデアマンは別にいたのか…
まあ、あの反乱軍のあのメンツでは正直結果は見えてるし(笑)なにかとっておきの秘策を披露してくれるのであろうか?次回も早く読みたい

>神凪了『誰も知らない世界の片隅で…』
七瀬と浩平が幼馴染というアイデアは面白い。確かにこの二人が幼馴染だったらきっとこういう感じなのだろう。
浩平の家の前に倒れていた見知らぬ少女はちびみずかなのか…それともみさおなのか?
続きが気になるが…

>PELSONA『Meiden Wars』
ここまで書いて続きを書かないのは犯罪である(笑)
よって我らの計画の成功の暁には、氏には罰として『Medien Wars 全百話』を書いてもらうことになるであろう。

>PELSONA『SA・YO・NA・RA』
ストーカーに狙われる茜。(笑)花束の謎。揺れる女心。(笑)
これをどうまとめてくれるのかが気になるところだ。
茜の独白の内容からすると、このSSは小説版2巻の設定に元づいているようである。
…それにしても、氏の作品にはやっぱり独特の後味がある(笑)

>PELSONA『innocent world X』
今回の『永遠の世界が具現化した理由』には感心させられた。
確かにあれは浩平が生み出した世界なのかもしれない(だとしたら茜の幼馴染は?…)
「10種の神宝」の秘められた力とはいったいなんなのであろうか?そして教祖の目的は?
だんだん目が離せなくなってきた
余談だが、私も『さんようどう』と読んでいる(笑)

>SGV-417L『長崎皿うどん』
タイトルがへ…もとい随分と個性的な作品。
氏の作品を読むのはたぶん初めてだが、こういうノリの作品は個人的には好きだ
ちなみに皿うどんも個人的には好きだ(笑)

>YOSHI『がんばれ!南君 〜演劇編〜その2』
ますます不幸な南君…深山先輩も結構外道だ
究極の選択を押しつけられた彼に果たして明後日はあるのであろうか?
一度くらいは彼が幸せになれるようなSSが読みたい

>バル『食べかけのハンバーガー』
「繭の愛情表現」だったのか…なんとまぁカワイらしい
前作が個人的なツボにはいってたので期待してたが、今回はそれ以上に楽しめた。
みゅー♪(笑)

>うとんた『再会』
氏の作品のノリは雀バル雀氏の作品と結構近いような気がする(ヤツと一緒にされると不愉快かもしれんが<笑>)
かなり爆笑…次回はどの方向から攻めてくるのであろうか?
私の知っている範囲ではこのネタは意外にもこのSSが初めてだと思うが…

>変身動物ポン太『一瞬』
「雪ちゃん専門作家」を自称する氏だが…繭までこんなに上手く書けるとは…
前作『いっしょに歩こう』といい…さすがだ
我らの計画の成功のあかつきには氏の戦力はおおいに期待できそうだ

>いけだもの『いざ、お見舞いへ(前編)』
またしても茜は登場せず(笑)
今作の白眉はやっぱり詩子だろう。「あいつが一番書きにくい」(雀バル談)だそうだから、やはり氏はただものではない(笑)
さあて、浩平は果たして何を作るのであろうか?

>PELSONA『なぜなにONE』
そうかそうかそうきたかい…という感じ(笑)
あいかわらずハイペースな投稿を続けるPELSONA氏、球種の豊富さにはいつも感心させられる
さて、『永遠世界の概念』だが…『認識』という考え方からの考察は面白い。
ただ、筆者は論理的なものが大の苦手(汗)なのであんまり理解できてなかったりする。
最後に1つだけ…この世に矛盾の無いものなんてありはしない(笑)

>ブラック火消しの風『剣術修行ZERO No.2』
『剣術修行』の前日談の『ZERO』シリーズも早くも2作目
…なるほど、シュンの過去にはそういう事件があったのか…
「ZERO]は今回で終わりなのか、それともまだまだ続くのか?

>うとんた『替え歌です』
随分とハイペースな投稿だ・・
筆者はPS版東鳩をプレイしてないのでコメント不能

あとがきのこじつけはなんか面白かった

>神凪了『アルテミス第23話 鎖』

なんとなく第二部完!…といいたくなる終り方だ(笑)
しかし気をもたせすぎだぞ…鹿沼葉子の動揺といい
そういえば詩子はこれが初登場、彼女の活躍する場はまだ残っているのだろうか?
だいたいそれまでに世界が終ってしまうのでは(笑)

>WATTS『おまけSS 中崎町』

なかなか楽しめた。我らの計画が成就されたあかつきにはこのSSを●ュンソフトに強制製作させねばなるまい。(笑)

>幸せのおしごと『あの場所へ』
氏は謙遜されているがなかなかのデキだと思う。
川名みさきのSSは彼女の一人称で書かれる事が多いが、このSSはその中でもイイ線いってるほうだろう。

>はにゃまろ『永遠紀行 5』
ひさしぶりの「永遠紀行」だ。…ひさしぶりすぎて前作の内容を忘れてしまった(笑)
まあ、読んでいるうちになんとなく思い出したが…
はにゃまろ氏の戦力は相当のものなので、過労などで倒れられては我々が困る。(笑)
計画の遂行のためにも、氏には是非健康に気遣って欲しいものだ

>ひさ『終らない休日 第7話』
意外な展開である
まさかぷーのほうが永遠の世界に囚われていたとは予想外であった。もちろんぷーがメスだったのも予想外であったのだが…(笑)
さあ、次回はどんな展開を見せてくれるのだろうか?

>神凪了 『誰も知らない世界の片隅で… 2話』
七瀬ちゃん…マウントポジションは危険だぞ(笑)
氏の作品とは思えない程明るい展開である(失礼)この作品が氏の新しい境地を切り拓くのであろうか
そして目覚めた少女の招待は?…次回、(たぶん)全ての謎があかされる!(かも)

>まてつや『おめかし』
繭がかわいいから全部許す。(笑)
着ぐるみの繭ってきっとかわいいだろうなぁ、みゅー♪
広瀬SSも期待している

>神凪了『アルテミス 第24話 消えゆく世界の前触れに』

<「ヴァルキリーもアルテミスもやはりこの二人だったか…、もしかするとネタが被るかもしんないから早めにアレ書き上げよう」…雀バル氏のコメント(笑)>

浩平に再び訪れた「永遠」、彼の秘められた力が覚醒してようやく主人公としての活躍(笑)が望める回も案外近いのかもしれない。
『古き盟約』…そして『復讐』
今回でてきたこの2つのキーワード、またまた謎が増えた(笑)
まあ、だからこそ推測する楽しみもあるというものだが

>PELSONA『布教活動』
またまたPELSONA氏だ…ミンチーばり(下柳でも可)の登板間隔の短さだな(笑)
「どっちを選ぶかって?」…ふふふ、そりゃ私なら当然*********だよ!

>WATTS『姉妹ではない』
…なるほど…3少女か(笑)
歌えるなぁ…お見事!
我々の悲願が成就されたあかつきには是非『ONE替え歌製作委員会』の会長として活躍していただこう(笑)

>うとんた『永遠紀行ONE』
雀バル氏の『一発劇場!』シリ-ズ(そういや最近書いてないなぁ)とアホ臭さではイイ勝負(失礼、イイ意味でですよ<汗>)
氏のセンスはやっぱり味があっていいなぁ(笑)
さあ、誰がニューヨーク(あるいは富士山)までたどり着けるのだろうか?
続き、期待している。    
……以上!

「これだけの人材が揃えば、今後計画の遂行にはなんら問題は無いと判断されますが」
「そうだね。…後はあいつだけか…」
「いっそのこと処分なされては」
「いや、…あの根拠の無い自信と妄想癖を利用すれば、『殻』を突破することも案外可能かもしれない」
「では?」
「うん。…30分後、彼をELPODVへ」
              <続く>(このSSはフィクションです<笑>)

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/8321