『人魚姫なの』 投稿者: 雀バル雀
むかし、ある川に人魚の女の子が住んでいました。

「退屈なの」

その川に二人の子供が遊びに来ました。

「ゆけ、みさお!ラ・ケブラータだ!」
「きゃああ!お兄ちゃん押さないでぇ!」

どぼん

「きゃああ、おぼれるう!」
「み、みさお・・今助けるぞー!えい!」

ぼちゃん・・・・・ぶくぶく・・

「な〜んて、びっくりした?お兄ちゃん。あれ・・どこ・・?」

ぶくぶく

「大変!男の子がおぼれてるの」

<数分後・・>
「よかった・・お兄ちゃん無事だった・・・」
「みさお・・あれ?僕は・・」
   
   *   
  
「ふう、あんな浅い川でよく溺れる事ができたの。・・でも、あの子素敵だったの・・また会いたいの。・・・そうだ!魔法使いのおばあちゃんならなんとかしてくれるの!」

<魔法使いの家…>

「嫌です・・」
「お願いなの・・これつまらないものですが・・なの・・」
「・・わかりました。ようは人間になりたいんですね?」

魔法使いは山葉堂のワッフルで篭絡された。

「・・これは魔法のリボンです・・これをつけている間は、人間の姿でいられます。ですが、外してしまったらもとの姿に戻りますよ。あと、このリボン、赤くなったら要注意です。すみやかにエネルギー補給をしてください・・」
「どうするの?」
「・・お寿司を食べてください・・」
「分ったの。さっそく行ってくるの!」

すいすいすい・・

「あ、言い忘れてました。・・その魔法には副作用があって・・って、行ってしまいました・・・」

<数日後、公園のブランコで・・>
(「詐欺なの・・喋れなくなるなんて聞いてないの!・・よく考えたら男の子の家も知らないし・・。帰ろうかな?・・今ならクーリングオフだって効くはずなの。…あの魔法使いの婆ぁ、あとでぶっ殺してやるの!!」)

キイ・・キイ・・キイ・・

「おい、お前なにやってるんだ?」
(「え、嘘!あの子なの・・・偶然・・でも今喋れないの・・残念」)

  *

「じゃあな、来週絶対返せよな!」
『ばいばい』

とたとたとた・・・
キイ・・、キイ・・、キイ・・

(「嬉しいの・・優しい子なの・・来週が待ちどうしいの!」)

<数年後・・>

「澪、誕生日おめでとう。プレゼントだ、開けてみろ」
『リボンなの』
「どうだ、うれしいか?」
『嬉しいの』
「そうか・・・なら、つけて見せてくれ」
『今はダメなの』
「じゃあしかたがないな。今度のデートの時にはそれつけてこいよ」
『恥ずかしいの』


こうして人魚は男の子とずっと幸せに暮らしたそうな・・めでたしめでたし。
   
  <おわり>
----------------------------------------------------------------------「こんばんはです、雀バル雀です。そして・・・」
「はい、『長森EDのラストで外を眺めている青髪のポニーテール美少女』です。はあ…」
「 どうしたポニ子?そんなにドクター中松が落選したのがショックなのか?」
「『ポニ子』じゃないもん!…あのさぁ、『一窮さん その2』でさぁ…」
「ごめんなさいです!『長森が死んだ』と思われた方が多数いらっしゃったようで…危惧が現実のものとなってしまいました…。」
「実は長森さんは気絶してただけなんですよね。一窮達が勝手に死んだと思いこんでいた、というオチだったんです」
「『ラストのくだりを読めば分かるかな』と思ってたんですが…これも全て書き手の責任。私の文章力の無さが原因ですので…反省してます」
「次回からは気をつけなさいよ。……では、感想です」
>もももZさん『ブレイカーズ2』
「これの元ネタって…もしかして神坂一さんの小説ですか?」
「かな?」
「ん〜…それにしても、『精錬の間』かぁ…次回が楽しみ♪」
「さいてー!」
>北1色『ONE英雄伝説1.』
「はじめましてです!ぺーさん」
「『ぺーさん』じゃなかったらどうするのよ。」
「まあいいじゃないか。…いや〜配役がよかったですっよ」
「『疾風のみゅ〜』『沈黙提督』『鉄壁』どれもナイス!なかでも七瀬さんは、はまり過ぎです♪猪武者っぷりを発揮してくれそう」
「しかし『液体窒素で凍らせたバナナ』って…すごいネーミングだな。それに戦力
が偏りすぎるような…」
「続き、楽しみにしてま〜す♪」
>GOMIMUSIさん『DS』act6
「ファンタジーやSFって大変よね。だって世界観を自分で一から考えていかなきゃなんないし」
「うむ。まあ、それがファンタジーの醍醐味というやつだ。だが『DS』の設定のこだわり方は半端じゃないな。」
「ホント、すごいわよねぇ。」
「もっともソレを読者に理解させるのは大変だろうがな」
「…今回はコウの過去…もっとも重要な部分はまだ明かされてないみたいですけど
…重かったわねぇ。それでね、私***を***したのは**だと思うんだけど」
「…それは深読みのしすぎだろう。とにかく、次回も楽しみにしてます」
>神凪さん『アルテミス18.』
「…う〜ん…今回は少し読みにくかったなぁ〜」
「あんたが言うなァ!」
「まあ、そうだけどな。…『赤い月』の正体も気になるし…「アレ」をどう解釈してくれるのか今から楽しみ」
 *
「そういえばさぁ、今度連続モノ書くつもりらしいね、あんた」
「うむ。いいネタが思いついたんでな。たまにはギャグ以外も書いてみたいし」
「そんな時間があるの?『千代・大海物語』なんて連載始めたクセに。それに『マンガ拳法』の調査もあるし、DNMLもやりたいとか言ってたじゃない?」
「うぐう…それじゃあまた次回!今度も澪のSSです。んじゃ!」
「こらー!ごまかすな!…では、さようなら」



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